PAL078便
林檎爺さん物語(中)
〜熱い深紅の偽窓95 〜






 

Macintoshユーザ特別企画その2


SoftWindows95でHotSync




何はともあれ!
G3マックでのHotSyncに成功した!

そしたら次に挑戦してみたいのが
G3マック上のSoftWindows95からのHotSyncだ。



とくに機長の場合、
大名Palmを買ってしまった。

こいつは買ったらすでにFlashメモリ上に
J-OS IIIがインストールされている!
つまり、買ったその場から
日本語版Palm IIIとして使える!
ハードリセットしても日本語版Palm IIIのまんま使える!
・・・という
Macintoshユーザにとっては素敵なPalmなのだが、
何らかの理由でこの「すでにインストールされているソフト」を
交換したいと思ったら、自分の手で
Flash Builderを使って作業するしかない。

ところが、
このFlash Builder は
Windows上でしか使えない。
Macintoshで使うことは出来ない。

それに、現時点では
Windows版のPilot Desktopは
Macintosh版よりもいくつかの点で優れている!
(秋の暮れにはこの差を埋めてくれるMacintosh版も
リリースされる予定だが・・・)


というわけで、
とにかく、G3Mac上のSoftWindows95からの
HotSyncに挑戦してみることにした。

なんたって、G3マックの素晴らしいスピードは
機長の先代マックであるPowerMac8100では
16色表示でもストレスだらけでしか使えなかった
SoftWindows95をフルカラー表示で
いとも簡単に動かしてくれる。
さすがに本物のWindowsマシンには
かなわないとは思うが、
総メモリ数192MBという機長のG3 MT300の上では
まるで68Kソフトを触ってるぐらいの
微ストレスでスイスイと走ってくれる。
(※ただし、なぜかデスクトップアイコンだけは
256色だとトラブってしまうらしい・・・理由は不明)

さて、さっさくSoftWindows95を立ち上げて
実験に入る。

使ったソフトは
最新のPalm Desktop(標準Palm IIIについてきた)ではなく、
一世代前のPilot Desktop 2.0a

理由は、最新版だと日本語化の作業がうっとおしかったから。
Pilot Desktop 2.0aなら、何にもしなくても
日本語がスイスイ通ってくれる。

これをインストールして、
続いて、通常のHotSyncをしてみた。



ちなみに、シリアルポートの接続先は
「他のコンピュータ」というのを選んでみた。



※機長はCOM2=プリンタポートに
Cradleを接続している。


そしたら一発でHotSyncに
成功してしまった。

いとも、あっさりと!

いくつかのソフトもインストールしてみた。
これまたあっさりと成功。

Macintosh版に比べると安定しているらしく、
機長のMacintosh環境ではしばしばトラブルの元だった
Datebookデータのシンクロナイズ作業もあっさりと終了した。


なぜ機長のMacintosh環境で
Datebookデータだけがトラブりやすいのか、
いまだ原因は不明だが、
データ量の多さ、またはDatebk3のせい?では、
と勝手に思い込んでいる。


そのおかげで、
Macintosh版ではDatebookのみを
Custom HotSync設定で「Pilot Overwright Desktop」
デフォルト設定して、HotSync安定のために、
HotSyncスピードと母艦側からの
データシンクロを犠牲にしていたが、
Windows版ではそんな余計な設定をする必要もない。
おかげで、HotSyncがずいぶん早く終わってくれる。

また、Macintosh版では
Conduit関連の限界のせいで
大量データの転送でごくたまにトラブルが発生していたが、
(JFile最新版のリストアが失敗する原因も
これに関連しているらしい)

Windows版ではいともあっさりと成功してくれる。

たとえば、内蔵メモリ8MBという大名Palmを有効に使うため
星さんのページに置いてある
大容量の英和辞典・KdicDB (EDICT E-J) =1075KBと
和英辞典・KdicDB (EDICT J-E Kanji) =391KBを
インストールしようとしたのだが、
いずれもそのインストールに
Macintosh版では失敗していた。

PalmBuddyでも挑戦したが
やっぱりインストールに失敗していた。
そんな大容量辞書たちも
Windows版のPilot Desktopでは、
いとも簡単にインストールに成功
してしまった。

Windows版って凄い!
っていうより、Macintosh版がお粗末すぎるのだが、
最新のMacintosh版Pilot Desktopがリリースされるまでは
この手のインストールにWindows版は手放せない。

早くMacintosh版の最新Pilot Desktop出ないかな〜!


あと、Windows版のPilot Desktopで嬉しいこと。
それは、エミュレータ上にも係らず
わりと普通に立ち上がるってこと。
(機長の環境では6秒20)
Macintosh版のようにアイコンを押してから
アプリが実際に立ち上がる前に
いったん夏休み休暇をとってしまうなんてことは
絶対にない。

まあ、それでもG3になったおかげで、
Macintosh版のPilot Desktopも
まあまあ許せる速度にはなってきたが。
(7秒75)


じゃ。


林檎爺さん物語
つづく








98年9月5日



〆切迫る!9月10日




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