PAL050-A便 三代目の実力（その２）

98/5/7改訂版

　
いきなり三代目！





ところが、5月1日未明！

突然、これまで使ってきたPalm Pilotが悲鳴をあげた。

HotSync関係でのトラブルからごちゃごちゃ触ってるうちに、
オープニング画面の無間地獄にハマってしまったのだ。
こういう症状を迎えたのは、これまでで３回目。
そのいずれも、何度かの
「悪あがき（SOFTリセット〜機能拡張OFF）」を
繰り返した後に、
最後の決断としてハードリセットを行ってきた。

※【オープニング画面の無間地獄】

オープニング画面が点滅しながら ここから先に進めなくなる症状。 原因不明だが、これまで機長は 何度か経験した。 ＠

もちろんハードリセットの後には、
面倒くさい「およそ2MB分のリストア作業」が待っている。

こうなって機長は、
緊急的に新たなる決断を迫られることになった。

どうせ大変なリストア作業をこれから行うなら、
いっそのことPalm IIIに乗り換えてみては
どうか？

これまでの試用で、液晶センサーの敏感さなど、
Palm IIIの素敵さに気づき始めていただけに、
こうなると答えはひとつしかなかった。

機長は、自宅のデスクトップマシンのシリアルポート
（ちなみにうちはPortJugglerを挟んでる）から
旧型Cradleを取り外して、
替わりに新型Cradleを取り付けた。

実を言うと、この後機長は、
説明するのもうっとおしいくらいの
リストア＆インストールの失敗を繰り返してしまった。

技術的なことはわからないが、
あまりにも大量のデータをまとめて
送ろうとしすぎた無理がたたったらしい。

さらに、
何度目かの試行錯誤の末に
リストア＆インストールに無事成功した後で、
「HotSync用のユーザ名を変更したために
これまでの登録コードが使えなくなっている
シェアウェアソフトがいくつか存在している」ことに気づいて、
慌ててハードリセットでイチからやり直して、
ユーザ名を変更したりもした。

・・・とかなんとか、いろいろあった。
機長は、いかにも文系らしい思い込みと知識不足から
合計６回のハードリセットと
合計２０数回のHotSyncを繰り返すことになった。

（普通は、もうちょっと素直に行くはずだから
安心していいと思う。
でも、念のために「useraname」フォルダのバックアップは
必ずとっておくことをお薦めする。
それと、ユーザ名の変更には要注意！）

とかなんとかあった末に、
突然のデータ移植から一週間以上たった機長のPalm IIIは、
今ではすっかり機長の右腕として活躍してくれている。

一部ソフトが未対応だったせいによるトラブルも
出先で１〜２度あったが、
ソフトリセット＆すぐさまそのソフトを削除することで
事無きをえた。

てゆーか、それ以上に乗り換えて良かったな、って
今は心から思っている。

今のところ、「Wrapから開放されたこと」と、
それより何よりも「液晶画面の敏感さ」がたまらなく嬉しい。
気持ちいい。
入力がスイスイとはかどる！

そんなこんなで、機長のPalm IIIがついに動き始めた。

※【Memoryアプリはどこにある？】

使い初めて 「さっそく危険ソフトの削除」という事態を 屋外で迎えた機長が焦ったこと。 それは、見慣れた「Memory」アプリの アイコンが見当たらないことだった。 すわっ！トラブルか！ ・・・実はPalm III標準の 新ランチャーのAppメニューにある 「Info...」コマンドが、 かつての「Memory」アプリの 内容表示の役割を果たしている。 上のInfo...メニューを選択すると、 こういうダイアログが出てくる。 下のボタンを押すと、 表示方法を変えることが出来る。 （上図はレコード数表示） （上図はバージョン表示） 同メニュー内の「Delete...」が 旧「Memory」アプリが行っていた、 ファイルの削除を行ってくれる。 ここでアプリケーションを 削除することが出来る。 ＠

※【Palm IIIへの対応】

今のところ、 機長の環境では「ShiftHack 1.0」 「Pop! 1.3」「ClipHack 1.1」 「MenuHack 1.2」「SwitchHack 1.31」 そして「J-OS Pro 2.0.1b1」の ６つのHackの同時使用に成功している。 以前、「Pilotな日常」の増田さんから 教えてもらった通り、 機長お気に入りの「Datebk3 1.5c」も 無事機能している。 （※下の記事も参照のこと） ＠

　
Datebk3もPalm IIIに完全対応





ところで、そんなこんなのうちに、
機長愛用のソフト「Datebk3」がバージョン1.5dを出した。
これはPalm III対応版らしいが、
これまでも機長のPalm IIIでは
Datebk3 1.5cで問題なく動いていた。

どこが変わったんだろう？
説明書を読んでも、

メインテナンスリリース： 「（コードの修正量としては）小さいけれど 重大な非互換性の問題」 （Fixes a small, but significant, incompatibility problem with the Palm III.） ＠

・・・ということだ。

機長はバージョン1.5cでもトラブったりはしなかったが、
1.5dへのバージョンアップをお薦めする。

【パーサーからの訂正報告】

ROBINさんからご指摘に基づいて 上記コメントの翻訳を書き換えた。 明らかな機長の翻訳ミスだった。 Fixes a small, but significant, incompatibility problem with the Palm III. 【機長の語訳】 「ほんのちょっと、マジでちょっぴり Palm IIIとの非互換性を解消しただけです」 【正しい翻訳】 「（コードの修正量としては）小さいけれど 重大な非互換性の問題」 ということで、 ROBINさんがメールで 指摘してくれたように、 「詳しい内容は分かりませんが 重大な問題なのだと思いますので、 PalmIIIユーザの方は旧バージョンを 使用されない方が安全なのではないかと 思います。 いかがでしょうか・・・？」 その通りです。 （機長代理）パーサー ＠

98.5.7　追加

と、訂正した直後に、
Pimlico社から
Datebk3 1.5eがリリースされた。

かなりのスピード更新だ。

で、この改訂版、何が変わったかというと・・・

（Detailsダイアログ内のTodoプッシュボタンを 使ったものは問題ないが、） メニューオプションやボタンを使った Todo項目が入力された場合、 そのTodo項目が翌日に移動しないという問題を 修正しました。 Corrects problem of todo's not being moved to next day if ALL todo's were entered using the menu option or button (as opposed to details view pushbutton). ＠

・・・だそうだ。
機長のPalm IIIでは未確認だが・・・。

どっちにしてもPalm IIIでDatebk3を使っている
ユーザーは要注意だ。





manaeにハマる





先日紹介した日本語インライン入力ソフトの
「manae」にハマっている。
まだ練習中なんだが、
ルールをだんだん覚えれば覚えるほどダイアログなしに
入力できる快感に浸りつつある。
でも、こっちの入力スピードが速くなるほどに、
今度はソフト的な変換スピードがもっと欲しくなってしまう。
・・・わがままかな？




FAXソフトを使わないFAX





機長の場合、
Palm/PilotでＦＡＸを送りたい場合が多い。
で、ずっとＦＡＸソフトを使っていたのだが、
試行錯誤の末に最近ではFAXソフトを捨てて、
通信ソフト〜NIFTY経由でFAXを使っている。

かつては「DBFax」を登録して使っていたが、
最近では「NfMail」※を使ってNIFTYに接続、
「F＋ファックス番号」送信※でFAXを送っている。
FAX送信に比べて送信速度も速いし、設定は楽だし、
テキスト以外送れないという制約以外は全然不満がない。
実際、Palm/Pilotからテキスト以外のFAXを送る必要も
とくに感じないので、これで十分だ。

※【「F＋ファックス番号」送信】

NIFTY-Serveでは、 通常相手のNIFTYアドレスを入れる場所に、 「F03-3333-xxxx」って感じで F＋ファックス番号を入れて電子メールを送ると、 相手FAXにテキスト送信することが出来る。 ＠

※【NfMail】

先日紹介した「HandMemo」の 漆畑さんが作った 「MailPilot」パッケージに入っている NIFTY-Serve専用メールソフト。 とにかく設定が簡単なので機長のお気に入り。 同じパッケージに入っている 電子メールソフト「eMpilot」も、 機能こそ必要最低限しか入っていないので 現在のPalm/Pilotワールドでは シンプルすぎるメールソフトだが、 その設定のシンプルさが逆に、 設定コンプレックスの強い 機長にとってはお気に入りの理由だ。 ココで入手可能。 ２つセットで1000円のシェアウェア。 ＠

じゃ。



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1998年5月6日