LONG COLUMN


Jeffに会いたい!
(何かの宣伝?)
総集編





招待状のない発表会
「ミニ定期便418 Jeffに会いたい!」より


Date: 2000-10-16 (Mon)

 なんでも書いてみるもんだ。

 実は、本日(10月16日)ハンドスプリング社VisorPrismVisorPlatinumの2機種の新Visor発表会があり、そこに、あの!Jeff Hawkinsが初来日するという情報は、複数のPalmNinja達からの報告で掴んでいたのだが、肝心の招待状が機長のもとにはない!
ほんのすぐ側まで、憧れのJeff Hawkinsが来ているのに会うことが出来ない!

 う〜ん、「空腹時に鰻屋の店先を素通りするような焦燥感」に、機長がイラついていた先週末、事態は日曜日になって急展開した。機長がJeff Hawkinsの熱烈なファンであり、きっと会いたがっているだろうと想像してくれた「某そっちの業界関係者」が特別に都合をつけてくれて、機長を、同発表会の会場に紛れ込ませてくれるという段取りをつけてくれた。やった〜!

 そして本日、ついさっき、機長は憧れのJeff に会うべく、都内某所で開かれたハンドスプリング社の発表会会場に紛れ込んできた!

 機長は、恋人と遭う前のティーンの少女のような、揺れる心を抱きしめたまま会場内を見渡した。すでに場内は記者達で一杯!その注目度の高さを伺わせる。最初に演壇に立った日本法人社長の小見山さん「この後、皆様お待ちかねのゲストが控えてますから、手短に行きましょう」と思わせぶりに語る。う〜ん、もうすぐ憧れのJeffに会える!正確には見られる〜!(入場が遅れたので、ずいぶん後方からではあるが、生Jeffには変わりない!)

 小見山さんの話は、おもにPalm OSとVisorの現状について語る。印象的だったのは、PDAシェアの話。どっかの出版社のデータだったと思うが、1年前の国内PDAシェアと、今年の国内シェアを比較したデータが、ステージ中央のスクリーンに映し出される。

 まず、1年前の国内PDAシェアが円グラフで表示される。

●1999年9月
WindowCE(40%)
PalmOS(16%)
その他の独自OS(44%)


 …うん、たぶん、「その他の独自OS」はほとんどがザウルスなんだろうな、と思いつつ見つめる。意外と、WindowsCEマシンはザウルスに追いついていたんだ〜!

 そして、1年後の国内PDAシェアの円グラフが表示される。

●2000年9月
WindowsCE(14%)
PalmOS(72%)
その他の独自OS(14%)


 …うををを!9月データというのは、m100やCLIEが出た後の、かなり新しいデータなんだろうな、と思いつつ、そのあまりに劇的な円グラフの変化に感動する。

 そして、ここで機長は「ある謎」に気付いていた。

 それは「WindwosCE」マシンと「その他の独自OS」マシンのシェアが、1年で劇的に降下しながらも、その両者の比率はあまり変わっていない、ということだ。うん?このデータ、実は適当に作ったんだじゃないの?という疑惑(ちゃんとした出版社のデータだったと思うので、そんなはずはないが…)が機長の頭の中をよぎった。
 でも、やがて、その数字の謎の意味は解けた。それは、続いて登場した、シェアを100%上限ではなく、実際の販売数グラフの中で表示した場合のデータだ。つまり、この1年でPDA市場は爆発的に拡大した。その数字を母数とした中でのシェアを表示したグラフだ。

 正確な数字は忘れたが、PDA市場の規模はこの1年で爆発的に拡大している。だから、1999年9月と2000年9月の販売数は、およそ数倍に膨れ上がっている。その中で「PalmOSマシン」のシェアは信じられないくらいの勢いで膨らんでいるのだが、「WindowsCE」と「その他の独自OS」の販売数はまったく変わっていない。その結果、それぞれのシェアは40%から14%に、44%から14%に落ちているのだ。これが、さきほど書いた数字の謎の正体だった。この1年で爆発的に増えたPDA市場はPalmOSマシンのみに支えられており、逆に言えば、「WindowsCE」マシンも「その他の独自OS」マシンも、人気がなくなったのではなく、PalmOSマシンのブームとは関係なく、地道に同じ割合で売れているだけなのだ。

 この数字を見ると思いだす。PDAのみならず、PCの世界でしばしば見受けられる「とにかく高機能のマシンは確実に一定数売れるが、こうした高機能マシンを買うガジェット好きはだいたい定数が決まっているので、その数字に騙されるな!」という、アメリカPC界の鉄則がまさに当てはまるように思える。PalmOSマシンは、この鉄則の外にいたから売れたのでは?と思う。

 とても知的な口調の小見山社長は、PalmOSマシンの爆発的なシェア拡大の理由を、主要5社による独自性の強いマシン達による競合がプラス要員だろうと、きわめて冷静に語った。そして、これが一番驚いたことなのだが、そうした主要5社のシェア数字を彼は発表した。再び中央のスクリーンに円グラフが表示される。データは、さきほどのデータと同じ「2000年9月」という最新データだ。このデータを選んだのが凄い。2000年9月といえば、m100とCLIEが同時に登場し、上から下から挟み撃ちされたVisorが苦戦していると思われる時期だ。小見山社長は、あえてそのデータをスクリーン一杯の円グラフに表示した。その結果は、予想通り、ソニー社の単独勝利だったが、僅差の2位にハンドスプリング社が続き、やや遅れてパームコンピューティング社、さらに少し離れて日本IBM社とTRG社が続いている。う〜ん、この数字は意外だった。ハンドスプリング社のマシンは、2000年9月の他社からの猛攻でもしっかりと耐え抜いていたのだ。逆に言えば、2000年8月までの売り上げは…

 最後に、小見山社長は現在Visorを扱っている店舗数の150を、年内には300店舗に拡大したい!という、薬のヒグチみたいな目標を語ってから、ゆっくりとこう告げた。

「それでは皆さま待ちかねのメインキャストの登場です!」


 冷静な口調だが、その瞳は熱い。

 そして、Jeffが登場した。

 【続く】


reference:

■ハンドスプリング,16Bitカラーを実現したPalmOS互換機を発表
■パムポケ:Handspringの新機種「Visor Prism」「Visor Platinum」発表会
■Visor-Japan.com:New VISOR!!





熱すぎる二日間の始まり
「ミニ定期便647 何かの宣伝?【その1】」より

Date: 2000-12-08 (Fri)

 以前、機長は、こんなミニ定期便を書いた。

■「ミニ定期便418 Jeffに会いたい!」

 それは、日本のPalm界が「パクスポ2000!」一色に盛り上がっていた10月の中旬のことだった。

 その頃、「Jeff Hawkinsが初来日するという情報は、複数のPalmNinja達からの報告で掴んでいたのだが、肝心の招待状が機長のもとにはない!ほんのすぐ側まで、憧れのJeff Hawkinsが来ているのに会うことが出来ない!」というジレンマ状態に当時の機長はあった。

 ところが、「機長がJeff Hawkinsの熱烈なファンであり、きっと会いたがっているだろうと想像してくれた「某そっちの業界関係者」が特別に都合をつけてくれて、機長を、同発表会の会場に紛れ込ませてくれるという段取りをつけてくれた」のだ。…という訳で機長は10月16日に都内某所で開かれていた「新型Visor発表会」に潜り込むことに成功した。(その時の模様はココにも一部書かれている)

 そこから、機長の熱すぎる2日間が始まった。というのも、話はトントン拍子に進んで、機長は「新型Visor発表会」の会場潜り込みに終わらず…【続く、予定】



Special thanks to Marugoto Palm! Web





待ち望まれた男
「ミニ定期便656 何かの宣伝?【その2】」より

Date: 2000-12-10 (Sun)

「ミニ定期便647 何かの宣伝?【その1】」
の続き。

 「新型Visor発表会」では、「皆さまお待ちかね!本日のメイン・キャストの登場です」というハンドスプリング社日本法人の小見山社長に続いて、壇上に「この日、誰もが、とくに機長が待ち望んだ男」が上がった。日本初来日になる、「Palmの父」と呼ばれる男、Jeff Hawkinsだ。これまでプロフィール写真で感じていた「やさ男」というイメージそのままの顔つきだったが、その顔の下についていたカラダはかなりの巨人だった。目測でおよそ2メートルほどはあるだろうか?「Palmの父」という言葉に不似合いな巨人が壇上を横切ってスピーチボックスの前に立った。



Special thanks to Visor-Japan.com

 機長は、ようやくJeffという男の現物を見ることが出来た感動のため、軽い目まいを覚えつつ彼の巨大な体躯が演壇の上にあったプレゼン用のノートコンピュータを不器用にチェックしている姿を、呆然と眺めていた。

 Jeffは、プレゼン用のVAIOノートを慣れない手つきで操作しながら、プレゼンを始めた。いわゆるPalmの歴史・概要、Handspring社の創設などに触れながら、現在のVisorの現状までを紹介。途中、VAIOのジョグダイヤル操作をトチって戸惑う場面もあったが、そんな時にも終始サービス精神に満ちた笑顔を忘れない男だった。冷静に語る知識人の顔と、優しすぎる笑顔がアンバランスな万年青年風の男のスピーチは続いた。

 続いて彼は、その日もっとも大切な用件について語り始めた。そう、新型VisorであるPrismとPlatinumの説明だ。カラー対応マシンであるPrismについては、このマシンのために誕生するだろうSpringboardモジュールの新しい可能性についても触れていた。そして、この後、機長は何度か目撃することになるのだが、「SoundsGoodという最新のMP3再生専用のスプリングもジュールを付けて、Prsim本体でカラーゲームをやるのが最高に楽しいんだ」と語った。ちなみに、カラーゲームはZap、再生されていた音楽はHandspring社の社員たちが組んでるバンドの演奏だそうだ。

 そんなJeffのプレゼンに引き続き、演壇上ではHandspring社プロダクトマーケティングマネージャーの中山嘉貴さんが、たった今発表された2機種についてのデモを続けいていた。

 そんなデモを見ながら機長は、2日ほど前の夜のことを思い出していた。それは「ある業界関係者」からのメールだった。

「2日後の昼間、機長は時間を作ることが出来ますか?」

 正直、その昼間に機長は仕事を抱えていたのだが、「もしも時間を作ることが出来るなら、この日のHandspring社の新機種発表会の会場に潜り込ませてあげるよ」という一文を読んで、すべての仕事スケジュールを殺人的なものにしてしまったとしても、この「2日後の昼間」のスケジュールだけはなんとしても空けなければ!と誓った。そして機長はその「ある業界関係者」にメールを送った。

「行きます!なんとしてでも行きます!詳細を!」

 もしも機長のメーラーに「EXPRESS」というボタンがついていたら、「送信」ボタンじゃなくそっちを押しただろうという熱い興奮とともに、その返信メールの右上についていた「送信」ボタンを押していた。やがて、返事が来て、機長は少なくとも、来日するJeffの半径数百メートル以内に接近することが出来ることになった。それだけでも機長は興奮していたのだが、そこにまた「別のある業界関係者」からのメールが届いて、機長の興奮はますますヒートアップすることになる。

【たぶん、続く、予定】





Jeffにアタック!
「ミニ定期便682 何かの宣伝?【その3】」より

Date: 2000-12-16 (Sat)

「ミニ定期便647 何かの宣伝?【その1】」
「ミニ定期便656 何かの宣伝?【その2】」
の続き。

 とにかく、「ある業界関係者」のおかげで、Jeffマニアの機長は、10月初旬に、新型Visor発表会のために初来日したJeff Hawkinsをこの目で生で見ることが出来た。そう、同発表会に忍び込むことが出来たのだ。

 さらに、その発表会の2日前、「別のある業界関係者」からも機長宛にメールが届いた。

 「新型Visor発表会の後で、Handspring社のRob Haitaniに単独インタビューしてくれる人を探しているんだが、引き受けてくれる?きっと、機長のことだからJeffにインタビューしたかったんだろうけど…」

 いや!Jeffは生で見られるだけでも十分だ!それよりも、Robとはこれまでパクスポなどイベントのたびごとに会話することはあっても、いつも時間がなくてゆっくりと話をしたことがない。機長はその頃の仕事のスケジュールがかなりタイトであったにも関わらず、この話を引き受けていた。

 「やります!なんとしてでもやります!詳細を!」

 これで機長は、思いがけず 新型Visor発表会の会場に忍び込んで生Jeffを見ることが出来る上に、その発表会終わりには、Robとの単独インタビューをすることが出来ることになった。こんな嬉しいことはない!タラッタラッタラッタ!と思わずステップも踏んでしまうほどに機長は舞い上がっていた。

 さらに、「別のある業界関係者」は、ついでだからと、「機長(私)がJeffと直接話をするための方法」を2つばかり伝授してくれた。

 1) 基調講演のあとには必ず質疑応答がある。そこで質問して強制的に会話する。

 2) 基調講演が終わったら、とにかく誰よりも早くJeffに迫って、これまた強制的に会話する。

 …このどちらかの方法なら、Jeffと話せるはずだ、と「別のある業界関係者」は教えてくれた。うん、Robとはゆっくり話せるとしても、Jeffとも是非話がしてみたい。絶対に話しかけてみよう!…と決意していた。

 そして、話は再び、それから2日後の新型Visor発表会が行われている都内の某ホテル大広間に戻る。演壇上ではHandspring社プロダクトマーケティングマネージャーの中山嘉貴さんによる新型Visor2機種のデモが終わったところだった。ステージには再び、待ちかねた人!「生Jeff」が上がった。

 ここでのJeffは、「EVOLUTION & REVOLUTION」 というキャッチフレーズのスピーチを行なった。「EVOLUTION=進化」はPlutinumを示し、「REVOLUTION=革命」はPrismを示す言葉だ。そして、彼はVisorPhoneに代表されるVisorのこれからのワイヤレス展開の未来について熱く語った。「熱く」と言ってもJeffは冷静さを失わない。楽しさと慎重さが入り交じった彼の口調は、これまで体験したことのない新しいカリスマ像を感じさせてくれた。

 そして、Jeffのスピーチも終わった。そして司会者がこう告げた。「それではこれより、質疑応答に移らせていただきたいと思います」

 来た〜〜〜〜!


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 機長がここでJeffと会話するための、もっとも堅実な方法!それがこの「質疑応答」なのだ。でも、葛藤していた。なぜかって?…新型マシンの発表会で質疑応答をするのは、たいてい新聞社やパソコン雑誌の記者だ。そんなところに機長が勝手に交じってもいいのか?…とか、頭の中でいろいろ考えているうちに、最初の質問者が手をあげて指名された。意外なことに記者じゃなくコンプマート名古屋店の錦さんだった。質問内容は「ワイヤレス方面の未来」に関するものだった。最初の質問者が記者さんじゃなかったことは機長にある種の勇気を与えてくれた何もしれない。

 やがてその質問と、Jeffのそれに対する解答が終わった。「他には?」 と司会者が会場内を見渡した。その瞬間に機長は思わず手をあげていた。ほとんど発作的に!どうしてもJeffと話をしたかったから!そこからはまるで、無音のスローモーションのようすべてが進行した。司会者がパクパクと口を開いたり閉じたりしながら機長の方を指差して、それに続いて、会場内のマイク係が、マイクを手に機長に向ってきた。そしてマイクを渡した。機長はそれを受け取った。一回だけ持ち直した記憶があるが、そのまま機長は立ち上がりざま、自動機械のように口を開いていた。

 「パーム航空の機長です」

 正直、舌がカラカラに乾ききっていたので、正確な発音で喋れたのかどうか不明だったが、場内を埋め尽くした数百名の記者たちのごくごく一部がこちらを振り向いたのが一瞬見えた。てことは、言葉はある程度正確に発音されているらしい。だが、あまり自信がない。いまだに、機長の視界は無音のスローモーションが続いている。「どうぞ」と、司会者が機長に向って何か催促したように見えた。とにかく何か言わなければ!何かを!何を言う?…そう!ついさっきまでは「あれも聞いてみよう!これも聞いてみよう!」と思っていたはずだが、そんな記憶は揮発性メモリーの中ですでに蒸発していた。でも、チラッと断片だけ見えた。これだ!これをひっつかんで言葉にしてみよう。とにかく喋らなければ!…

 「Graffitiという入力システムを開発したJeffさんに質問です。日本には、数字の書いたボタンだけを使って、こう片手で、ものすごい速さで文章を入力する若者たちが大量にいます。彼らの入力スピードは本当に速いです。こういう特殊な下地のある文化圏で、アルファベットだけのGraffitiだけでもよいとお考えでしょうか?」


とあるメディア関係者の人が驚いて撮影した「質問する機長の図」。わざわざ機長宛にこの画像を送ってきてくれた。大感謝!

 …と、だいたいこんなことを喋ったように記憶しているのだが、確証はない。覚えていることといえば、あまりにも勢いこんでいたために、息つぎするのを忘れていたことだけだ。どっかで息つぎしなきゃ!と思っているうちに、言いたかった文章は終わってしまった。もしかして、今の質問ってJeffを馬鹿にしてるんじゃないだろうか?とか、言い終わってしまってからいろんなことを考えていたが、すでに言葉は言い放った後だ。今更後悔してもしょうがない。後は待つだけだ。機長の質問にJeffが答えてくれれば、機長の夢だった「Jeffとの会話」は成立する!

 一人目の質問者のときと同様、ハンドスプリング日本法人の小見山社長が、Jeffの耳元で通訳を始める。これを聞いたJeffがどう答えてくれるのか?…と、思っていたら、意外な展開が起きた。Jeffの耳元で少しばかり喋った小見山社長が、思い直したように、そのレクチャーを途中でやめて、テーブルに置いてあったマイクを握った。そして喋り始めたのだ。

 「日本の携帯電話の特殊事情については、私からJeffに説明しておく必要がありますね」

 小見山社長の茶目っ気のある表情に、場内の緊張が一瞬緩んだ。そんな場内の反応をいぶかしがったJeffが、小見山社長の顔をチラリと見たが、同社長は気づかずにそのまま続けた。

 「これから、おいおい考えていく必要があるでしょう。現時点では、我々もCD-ROMにATOKをバンドルいたします。仮名からの漢字変換については、ATOKが有用でしょう」

 …と、そこまで一気に説明してから、小見山社長は笑顔で機長の方を捜して「こんな説明でよろしいでしょうか?」と聞いている。機長としては「Jeffに聞きたかったのに〜!」という気持ちで一杯なのだが、理路整然とジェントルに答えてくれた小見山社長に何をか言わんや、である。…とか思ってる間にも、会場内では次の質問への準備が始まりつつあった。機長にはもはやどうするすべもなく、「ありがとござい…」と、消え入るような語尾で言葉を締めくくっていた。正確には、マイク係が機長からマイクを受け取ったのだ。

 こうして、「別のある業界関係者」が教えてくれた「機長(私)がJeffと直接話をするための方法」のひとつは失敗に終わった。その後も質疑応答は続いたが、機長の中にその記憶はない。機長破れたり!…という無念の思いを抱きしめたまま、機長は長いようでおそらくは数十秒ほどだったはずのスローモーな時間を反すうしていた。

 そうこうするうちに質疑応答は終わり、そのまま発表会そのものが終わってしまった。…と、見る間に、遠く離れて見えるJeffらHandspring社首脳陣のテーブルには人だかりが出来ている。その輪はどんどん大きくなっていく。そんな訳で、機長がボーッとしている間に「別のある業界関係者」が教えてくれた「機長(私)がJeffと直接話をするための方法」その2までもが終わってしまった。万策尽きた!機長は会場を後にした。あとはRobとの単独インタビューにすべてを賭けよう!会場出口でお土産の紙袋をもらって会場を出ようとしたら、背後で「パーティ始まるぞ」という声が聞こえた。その声は誰だか知らない人の声だったが、これは神の声だった。機長はよくわかっていなかったのだが、会場の奥にもうひとつ大きなスペースがとってあって、そこで、立食パーティが始まったのだ。

 リベンジ!

 機長はそんなパーティ会場へと向っていった。





熱すぎた二日間!
「ミニ定期便696 何かの宣伝?【その4】」より

Date: 2000-12-25 (Mon)

「ミニ定期便647 何かの宣伝?【その1】」
「ミニ定期便656 何かの宣伝?【その2】」

「ミニ定期便682 何かの宣伝?【その3】」の続き。

 とにかく、「ある業界関係者」のおかげで、Jeffマニアの機長は、10月初旬に、新型Visor発表会のために初来日したJeff Hawkinsをこの目で生で見ることが出来た。そう、同発表会に忍び込むことが出来たのだ。

 【ここまでのあらすじ】 「Palmの父」とも呼ばれる男、Handspring社のボス・Jeff Hawkinsのファンである私、機長は、ことあるごとに「Jeff!Jeff!」と言い続けたことが功を奏して、「ある業界関係者」 のおかげで、10月初旬のJeff来日に際して、彼が基調講演を行なう新型VIsor発表会の会場に潜り込むことが出来た。のみならず、「別のある業界関係者」 のおかげで、Handspring社のRob Hainitaniとの単独インタビューの仕事を貰った。いずれも、発表会当日の2日前〜1日前の出来事だった。

 いざ始まった発表会の席上、機長はなんとかJeffに話しかけたいと基調講演後の質疑応答で手を上げるという暴挙に出るが、その夢はもろくも崩れ去った。もはやJeffと直接会話するチャンスはないのか?…と、思ったら新型Visor発表会の会場の隣りの部屋で懇親パーティが始まった。リベンジ!を誓った機長だ。

 さて、新型Visor発表会に続いて、「懇親パーティ」なるものが開かれることなど、機長は聞かされていなかった。これはチャンスだ!ここでなんとかJeffに話しかけよう!そう思った機長は、隣りの広間へと向った。細い回廊っぽい通路を抜けると、そこが懇親パーティの会場だった。さて、Jeffは?と場内を見渡すと…、会場内にはすでに物凄い数の人間が溢れていた。そんな溢れる人込みの中に頭一つ図抜けた大男が見えた。Jeffだ!

 Jeffは手に新型Visorを持ち、十数名のプレスカメラマンに囲まれて、パーティ会場の中央で笑顔を作っている。即席の写真タイムになっているようだ。その回りをさらに二十名近い記者たちが囲んでいる。さすが世界的再注目人物だけあって、おいそれとは近づける雰囲気じゃない!

 ふと横を見るとRob Hainitaniがいた。そこは、だだっ広い会場の入口あたり、細長い回廊上の部分で、会場内に入りきれない人々がわんさといる場所だった。そんなところにRobさんがいる。Jeffと違って日本人並の体形をし、日本人っぽい顔立ちのRobは、その水色のHandspringシャツ以外はごくごく普通のいでたちだったから、周囲の人も気づいていないようだ。なぜこんなところに?…と思ったら、Jeffが日本のプレスに囲まれている姿をじいっと見つめているのだった。じいっと、何かを感じながら彼は、Jeffとその周囲を取り巻く人々の群れを見つめていた。その場で、Robに挨拶した。

 Robはそれまでの感傷的な表情を、さっと明るい表情に変えて、「お久しぶりです!」 と返事をしてくれた。機長はさっそく今日の大事な用件について喋った。「今日これから、単独インタビューをさせてもらうことになりましたんでよろしくお願いします!」するとRobは、前回「Visorスタートアップガイド」に機長が書いた記事「Robユs Melody in Blue」を読んでいてくれたらしく、「私、日本語、あまりうまくないですか?」 と、唇をとんがらせながら聞いてきた。そう、その記事で機長はそう書いた。Robはそのことをずいぶん気にしていたらしい。

 この会場では、某雑誌の取材できていたポチさんやら、MuchyさんみのたんさんO-Yanさん らと会った。相変わらずJeffは大人気で近づけそうにないので、以上のメンバーでRobさんを拉致して囲んだ。で、みんなでRobさんに「Prismのお土産は?」と催促すると、「まだ作ってる最中なのでありません。今回日本に持ってこれたのはほんの数台です。ごめんなさい。その替わり、これを触ってみてください」 と、自分のマシンを見せてくれた。SoundsGood MP3 Audio Player がつきささったPrismだった。さっそく、Robさんの腕からかすめ取るように奪い取ってポチさんたちの写真撮影会が始まった。ポチさんはその場で改造したい!という衝動こそ抑えたようだが、このPrismにどうしてもBenchMarkを入れてスピードを測定したい!と言い出した。ふと見ると、Robが別のお客さんに捕まっていた。ここぞ、とばかりに一同でBenchmarkをインストールして、そのハイスピードに感動した。


Special Thanks to Visor-Japan.com…「Back Number(2000/10/11〜10/20)」にこの日の模様が写真入りで詳しい。なお、Prismの速度は223%と出た!速い!

 なお、ここでRobにはパクスポ2000!実行委員長のyashimac研修医(当時)さんから頼まれていた「パクスポ2000!」への出演を、みのたんさんと一緒にお願いして、無事快諾を得ることが出来た!「もちろんです!何時にどこですか?」

 とかやってると、そんな騒がしい我々の固まり近くにJeffの姿が近付いてきた。ををを!という空気だ。みんなで今度はJeffを取り囲んだ。やれ、サインだ!やれ握手だ、サインだ!という大騒ぎになった。人生でサインなんてものを一度も貰ったことのなかった機長まで、気がつくとVisorDeluxeを彼の前に差しだしていた。右手には現場でいつの間にか誰かが調達してけれたサインペンとともに。


Special Thanks to まるごとPalm!Web…「はみだしMini Report〜Visor発表会こぼれ話(10月17日) 」には、この日のこぼれ話がたくさん紹介されている。

 実はこのVisorDeluxeは普段使っているマシンではない。だから、ほぼ買った時のままだったりするのだが、それをJeffに差しだすと、彼は「おお!」と叫ぶや、スタイラスを抜き出して「これは一番最初のタイプの奴ですね。私たちはこれを気に入っていません。酷い出来でした。内緒にしてくれるなら、新しいものと交換してあげましょう!」と、右手の人差し指を自分の口まで立てながら語ると、その巨大な身体をねじ曲げるように、床に置いた自分のショルダーバッグの中を何かごそごそとかき回して、その中から取りだした最新式のVisor用スタイラスセットから一本を抜き出すと、その場で私のVisorに刺さっていた旧式のものとそれを交換してくれた。旧式のものはJeffのショルダーバッグの中に消えた。そして、機長のVisorDeluxeにはJeffのサインが黒々と書かれた。もう、何も思い残すことはない!握手をして、機長はJeffの前から離れた。


Special Thanks to まるごとPalm!Web

 と、今度は少し離れていたRobが帰ってきて、あらためて我々のことをJeffに紹介してくれた。「彼は、日本のfamousなユーザーサイトPalmAirLineの主宰者です」 とかなんとか紹介してくれた。機長のイラスト入り名刺(紙の奴!)を渡すと、ちゃんとお返しに名刺(紙の奴!)をくれた。名刺には日本語で「ジェフ・ホーキンス」と書いてあった。出版関係の人が、機長が「Visorスタートアップガイド」を開いて、前述の「Robユs Melody in Blue」をJeffに見せると、彼は何が面白いのか、Robの写真を指さして「Robユs Melody in Blue!...HaHaHa」と大笑いしている。こういう時は自分の英語力のなさを痛感する。もうちょっとニュアンスの話もしてみたいのだが、さっぱりダメだ。う〜む。

 こうして夢のような時間が過ぎて、懇親パーティは終わり、機長は会場であるホテルの別室に移った。そこでこれから、機長がRobに単独インタビューすることになっているのだ。Robとはこれまで節目ごとに何度か話しをしたことはあるが、改まってインタビューをするなんて初めてだった。それどころか、誰かにインタビューをするなんてこと自体が初めてだった。しかも、雑誌で!

 発表会と同じホテル内の会議室で、編集者のような人たちと待っていると、そこにRobがやってきた。機長が「インタビューは当然日本語でいいですよね?」と話しを向けると、「ハイ、あまりうまくはありませんが」 とRobは語りながらニヤリと笑った。「私は、日本が世界に感謝すべき人間が3人いると思っています。一人目はキリスト教を持ってきたフランシスコ・ザビエル、二人目は民主主義を持ってきてくれたダグラス・マsカーサー、そして三人目はPalmを持ってきたRob Haitaniです」…という、機長があらかじめインタビューの掴みとして考えていた下らない台詞から予定時間を大幅に越えることになるRobへのロングインタビューが始まった。この模様は、先日発売されたばかりの雑誌「Visorスタートアップガイド」の続編「Visorステップアップガイド」に収録されている。

 さて、機長はひとつ、とっても大事なことを皆さんに話していなかった。というのも、この新型Visor発表会とRobへのインタビューがあった日の前日、機長のもとにもう一通のメールが届いていたのだ。そのメールは、このRobへのインタビューの機会を作ってくれた「別のある業界関係者」ではなく、最初に機長をこの日の新型Visor発表会に潜り込ませてくれた「ある業界関係者」だった。彼はメールの中でこう語った。「発表会の翌日に、我々(出版社)はJeffにインタビューする権利を獲得しました。これは単独インタビューではなく、一定時間を決めて複数の人間で質疑をする、通称ラウンドテーブルと呼ばれるものです。ついては、Jeffマニアの機長さんにも是非この中に加わって記事を書いてもらいたいが、どうだろう?」

 そう、この日の翌日、今度はJeffに直接インタビューする機会を機長は貰ってしまったのだ!感動!感動!感動!こんないいことばかりが続いてもいいのだろうか?

 翌日、機長はお台場にある東京ビッグサイト内にある某会議室に向っていた。そこには、同出版社の記者たちを始めとする十名ほどの人間が集まっていた。ここに、Jeff Hawkins、Rob Hainitai、小見山社長(日本法人)の3名が、揃いのHandspringシャツを着て入ってきた。激しく焚かれるフラッシュ。しばらくデジタルカメラの静かなシャッター音が止まらない。


このラウンドテーブルの時の模様 (左からJeff Hawkins、小見山茂樹、Rob Haitani) Special Thanks to ASCII24…当日のインタビューの模様も紹介されている!

 シャッター音だけが聞こえてあとは無言の続く会場内。と、Jeffが最初に口を開いた。「このまま1時間、写真を撮り続けることにしますか?」…という彼の言葉から、およそ1時間のラウンドテーブルが始まった。昨日の単独インタっビューは基本的に自分の聞きたいことを聞き、喋りたいことを喋ればよかったのだが、今回は違う。機長以外にも10名くらいの記者達がいる。関係者に「何回ぐらい質問とか出来ますか?」と聞くと、「別に決まってないけど、一人1回か2回ぐらいかな、普通は…」 という答が返ってきた。昨日のようにダラダラと質疑している訳にはいかない。1時間のうちに巡ってくるたった1度か2度のチャンスを確実にモノにしなければならない。機長はまるでスナイパーのような目つきで、始まったばかりの質疑応答風景を見守った。

 アスキー社のI編集者の第一声をきっかけにJeffへのラウンドテーブル、いわゆる共同取材は始まった。次々とPC系の有名雑誌やウェブサイトの記者たちが質問していく。やはり質問はiモード関連に関わるものが多い。iモードの国でHandspringはどうやって成長しようとしているのか、iモードをどんな風に意識しているのか?…などの質問が続いた。もちろん、ワイヤレス通信の問題、Bluetoothへの対応の問題、対企業の問題、画面の解像度の問題などへの質問が続く。機長はチャンスを待った。機長は雑誌記者ではないので、ありがちじゃない、機長らしい質問をどうしてもしたかったのだ。

 結局機長は、二つほど質問をした。ひとつは「かつて自分たちで作ったOSは現在、他人のものだが、そのことでストレスを感じたことは?」という質問。もうひとつは「かつてあなたは、あるインタビューで、本当は脳についての研究をするのが夢だ、と語っていたが、いったいあなたはいつまでパームのための時間を割いてくれるのか?」という質問。その答は…。

 このインタビューはもともと、「PalmMagazine Vol.3」 の記事を書くためのものだった。で、実際、同誌にはその時の記事が出ているのだが、今回発売された同じアスキー社のムック「Visorステップアップガイド」にも、Robへの単独インタビューとは別に記事を書かせてもらった。量的にはこちらの方がたっぷりと書かせてもらった!…というわけで、Visorユーザー以外の人たちにも是非読んでもらいたいと思っている。(今回のこのレポートでも、内容が重複するものは出来るかぎり避けさせてもらった!やっぱ売れて欲しいので)

 さて、Jeffへのインタビューの後で、今度はJeffと名刺交換をさせてもらった。さすがに機長の日本語名刺は彼のVisorには入らないので、彼が日本での名刺交換専用に使っているマシンに向けて名刺を送らせてもらった。こんなことなら英語版の名刺も作っておくべきだった。彼のメインマシンであるVisorから受け取った名刺は、驚くべきことに、いまだに会社名が「Palm Computing/3Com」となっていた。肩書きは 「Founder & CTO」(やっぱり3Com時代のものだ。彼はいまだ名刺の中から「PalmComputing」という名前を消すことを躊躇っているのか?)…続いて彼の電話番号やFAX番号、電子メールアドレス、住所などが書いてある。印象的なのは、そんな彼の名刺の「メモ欄」!そこにはなんと!十数行に渡って、彼の家までたどり着くための細かすぎる指示が書いてある。そこにはたとえば 「頂上に向って1/2マイルほど進むと、頂上が左手に、湖が右手に見えてくる。そこをまっすぐ歩くんだ!決してよそ見をしちゃいけない。(まっすぐ進むことは不可能にも思えるがちゃんと出来る!)」…とか書いてある。とにかく細かい、細かすぎる指示だ。おまけに名刺に自宅への道順をこれほど詳細に書く人間って…?!もしかしたら、すでに引っ越した後の住所なのかもしれないが、この、怖いもの知らずで開けっ広げな性格!…機長はますます彼のことが好きになった。

 そして、最後に、今回の発表会のこと、RobやJeffへのインタビューのことを書いた雑誌等を紹介しておく。 何よりもまずこれだ!ここには本当にたくさん書かせてもらった。

■「Visorステップアップガイド」



発売日■2000/12/15
形 態■A4変 (128ページ)
付属品■CD-ROM×1
価 格■(税抜) 1,280円
ISBN ■4-7561-3646-X
内 容■カラフルボディーで大人気のPalmマシン「Visor」の楽しみ方をまるごと紹介する最新ガイドブック!インターネット、音楽、写真から文章入力まで、Visorをしっかり使いこなすテクニックが満載。


おもな内容は下記の通り:

【誌面概要】
ハンドスプリング(株)のキャンペーンにもお取り上げいただき、「わか りやすい」とご好評をいただいた「Visorスタートガイド」の続編です。

12月7日より発売になった新機種「Visor Prism」、そしてこれから登場する「Visor Platinum」の紹介/レビューをはじめ、モジュール・周辺機器・ケース・ソフト の紹介や使いこなし、気になる製品の対決レビューなど、現在お使いのVisor Deluxe がますます楽しくなる記事が満載です。これからVisorの購入を考えている方にも 「Visorで何ができるのか」が具体的にイメージできるような誌面構成になって います。

また、PalmやVisorの日本発売に力を尽くされてきた、米ハンドスプリング社 ロブ・ハイタニ氏への単独インタビューも収録。新製品や今後の戦略について、 そしてPalm Pilot以前から一緒にやってきた仲間への思いや、日本のユーザーへ 向けて感謝の気持ちも綴られています。

【誌面内容】

■新機種紹介/レビュー(モバイル犬ポチ/田中裕子)
新機種登場!
Palmの未来はVisorが創る


■特別インタビュー(聞き手・「パーム航空」機長)
米ハンドスプリング社 ロブ・ハイタニ氏
「ユーザー本位の製品作りに勝るものはない」


■モジュールレビュー/紹介
Visorの可能性を拡げる 気になる製品をCheck!
IR GEAER/SpringPort 56Kモデム/eyemodule(以上レビュー)
MiniJam/SoundsGood AudioPlayer/CF Adapter Module/GeoDiscovery/
SpringPortイーサネットLAN/SnapConnec/Baby Cube/P-in Comp@ct
Connector/GPS通信モジュール/SpringPort Bluetooth/Parafone/
VisorPhone/ReFLEX    ほか

■周辺機器/アクセサリー紹介
使ってうれしい 周辺機器&アクセサリー
Pegasus III/ターガス・ストアウェイ・ポータブルキーボード/
GoType! Pro/Thumb Type/名刺Reader/XTENDAccess IrDA NET/
Visor Game Face/EthIR LAN/スタイラス    ほか

■ケースカタログ
自分にピッタリのケースが欲しい!
Visor用ケースを約20種類紹介

■PDA初心者の「Visor体験記」第2弾
達人目指してステップアップ!

■Visorでインターネットを大活用
モデム・携帯電話・ICカード公衆電話でアクセス
Visorをインターネットにつなぐには/メールを使おう/ホームページ
を楽しもう/チャットだってVisorで/インターネットに便利なソフト
ウェアカタログ

■ユーザーアンケート
「パクスポ2000!」に潜入
ズバリ、「Prism」買いますか!?

■注目の製品ライバル対決レビュー
・MP3プレーヤー(MiniJam vs SoundsGood Audio Player)
・携帯用キーボード(Targas Stowaway Portable Keyboard vs Go Type! Pro)
・日本語入力ソフト(ATOK Pocket vs 標準日本語入力プログラム)
・手書き入力ソフト(GOGO PEN vs 楽ペン)
・経路探索ソフト(JRトラベルナビゲータ vs TRAIN)
・表計算ソフト(QuickSheet vs TinySheet)
・Mac用PIMソフト(コマンド・アイ vs Now Up-to-Date & Contact)

■オンラインウェアカタログ
はずせないオンラインウェアはこれだ!


■「パーム航空」機長コラム
「Jeffの魅力=Palmの魅力」


■Visorに付属する基本ソフトの使いこなし
便利な機能を総点検
基本ソフトを徹底的に使いこなそう

■Visor使いこなしテクニック
画像を撮る/地図を見る/携帯電話と電話番号をやり取りする/
カスタマイズする/データベースソフトと連携する/自分でDOC
データを作る/印刷する/ムービーを見る

■Visor関連Webサイト紹介
Visorに効くホームページ

■編集部体験レポート
実録 「Visor PINK」ができるまで

■トラブルシューティング
困ったときのQ&A

 なお、このムックの第一弾とも言うべきムックで、文中でも触れた機長のコラム「Robユs Melody in Blues」が載っている「Visorスタートガイド」についてはこちらを参照のこと!

 また、先月号の月刊アスキー12月号の「今月のコラムI」にも「進化論に逆らう!〜World PC EXPO会場で感じたPalmの熱気〜」というコラムを書かせてもらった。ただし、こちらはすでに1月号が出ているので、本屋さんでは手に入らないかもしれない。







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