[1274] iPAL1445 N600とN700ことが知りたい? 2001-08-05 (Sun)

 昨日発売されたばかりの「PEG-N600C」について機長が書いたリポート「N600の話」全4話を、下記ページにまとめた。

■N600の話【総集編】(iPAL-NEXT/LONG COLUMNS)



 ところで、PEG-N600Cの先輩にあたる「PEG-N700C」については、下記ページのガイドが、とっても詳しい!

■「しろクリ・ファースト・プレイガイド HTML版」(略称「しろクリコトハジメ」)



 これは「Trasure-Way」を運営するkobyさんの労作で、とにかく市販のガイドブック書籍を越えるほどの膨大で熱い情報が溢れており、こんなものをタダで読ませてもらっちゃってもいいの?という素晴らしい作品だ。

 


[1273] iPAL1444 BBSヘッドライン01/08/05 2001-08-05 (Sun)



■Visor値下げ 投稿者:はじめ  投稿日: 8月 4日(土)02時13分15秒

 …「iPAL1443 どっちに飛ぶのか、ハンドスプリング?」でも触れたVisorの値下げについて、はじめさんにもコメントしてもらってます。ところで、はじめさんのSoramimi Forestでは、さっそくPEG-N600Cに関するリポートが始まっていて、それによると、現状ではPEG-N600Cは「JackFlash v2.2」には対応してないらしい。他にも有意義な情報が一杯。

■ラベクリ(CLIE PEG-N600C)とキーボード 投稿者:参謀  投稿日: 8月 4日(土)14時12分27秒

 …「対応」ということでは、ターガス社の通称パタパタキーボードのドライバも暫定対応らしい。詳しくは参謀さんの書き込みを!

■値下げ競争の被害者? 投稿者:Attun  投稿日: 8月 5日(日)07時34分48秒

 …まあ、改革には必ず痛みが必要ですから。(←間違ってるぞ、この表現!)第一、今度の価格改定って、「改革」つーより「価格破壊」だよね。しかも、かなり過激な。ま、PEG-N600Cと勝負に出るには、これぐらいの痛みも必要かも。(←だから、表現が間違ってるって!)
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1272] iPAL1443 どっちに飛ぶのか、ハンドスプリング? 2001-08-05 (Sun)



 このところ、各種ショップなどで突然の価格変更が始まって人々を驚かせていたハンドスプリング社の製品群だが、PDA Japanによると、とうとう同社のサイトでも新価格を発表した。ただし、今のところニュースリリースはなく、製品の値段だけが新価格に改訂されている。
 
■visorハンドヘルド〜限りない可能性(ハンドスプリング)

 確かに、今回の価格改定幅は大きかったし、タイミングも微妙だった。7月11日の価格改定で、44,800円を39,800円に落としたばかりの「Visor Prism」が、24,800円!と15,000円のプライスダウン。同じく29,800円を24,800円に落としたばかりの「Visor Platinum」が14,800円と10,000円のプライスダウン。さらに、24,800円を19,800円に落としたばかりの「Visor Deluxe」に至っては9,800円!と脅威のプライスダウンだ。前回、44,800円を37,800円に落としたばかりの最新機種「Visor Edge」を除く、3機種が4桁規模で値段を落としたことになる。これはかなり異常だ。
 
 だもんだから、いろいろと良からぬ噂や推測も飛び交っているようだ。実際のところ、機長はその真相を知らないが、この値引きの結果についてはそんなに悪いことじゃないと思っている。そりゃ、同系の機種を抱えるパームコンピューティング社は気が気じゃないだろうが、PalmOSデバイスの、とくにハイエンド機種以外が値段を下げることは、むしろ歓迎さえしたい。(「Visor Prism」をどっちと捉えるのかは微妙なところだが、機能追加のために、数万円のSpringboardモジュールを必要とする、という意味では値段が安いことは、そんなに悪いことじゃない)
 
 理由は、これから年末にかけて、PocketPC系のハイエンド機種が次々と7〜10万円のレンジで登場してくるからだ。機長の独断では、値段の高いハイエンド機種は、所詮メカ好きの人の心しか掴まないだろうと思っている。その数は決して侮れない数だとは思うが、かと言って国民の大多数を占めているとは思えない。かなり少数だ。彼らのみを対象としているかぎり、これ以上パイは広がらないのでは?と思う。それよりも、ごくごく普通の生活をしていて、ごくごく普通のお小遣いしか持っていない人々が、一度買ってみる、一度使ってみる可能性を増やした方が、よっぽどハンドヘルドデバイスの未来は広がるはずだと思う。
 
 「iPAL1442 携帯戦線活発化」で紹介した、米国市場ではハイエンド携帯電話があまり売れない話じゃないが、実際周囲を見回してみても、ハイエンドだから携帯電話を買い変える、という日本人は、世界標準から見るときっと多いんだろうが、冷静に周囲を見回すと意外に少ない。便利だから、とか、オシャレだからという理由で買い替える人間はいるが、値段が高くなるととたんに臆病になる。そういう意味で、今回のハンドスプリング社の思い切った価格改定については評価したい。評価したいのだが、本当にこんな値段でハンドスプリング社の収益は本当に大丈夫なのか?という点については、とっても心配してしまう。
 
 ところで、普段は他社のハンドヘルドデバイスとしか値段を比べない機長だが、たまには原点に戻って、こーゆー商品の値段と比べてみるのも一興だ。そう考えると悪くないし、しかもPalmOSデバイスならこーゆー商品よりも、もっともっといろいろなことが出来る!これはお得だ!
 
 


[1271] iPAL1442 携帯戦線活発化 2001-08-05 (Sun)

 なんだか、世界の携帯電話の動きが急だ。お勉強も兼ねてリンクをいくつか並べてみる。

■携帯電話は「値下げしません」 (CNET)2001.07.31

 まずは、北欧からやってきた世界携帯電話業界のビッグ2とも言うべき、フィンランドのNokia社とスウェーデンEricsson社、両社の幹部が「利益を犠牲にして市場シェアを増やすような価格設定をするつもりはない」と明言したそうだ。どうやら、両社ともに「機能が豊富な高性能電話の売れ行きも期待したほどではない」ことがわかってきて、お互いの価格競争に財政的疲弊を避けようという目的らしい。
 
 

■シンプルを極めた使い捨て携帯電話
(CNET)2001.07.31



 「iPAL1409 2つの極端」でも紹介した米Hop-on Wireless社の使い捨て携帯電話の紹介記事だ。売れるかどうかについてはかなり懐疑的なコメントも書いてあるのだが、中でも注目は(もしもこの製品がヒットしたら)現在の携帯電話利用率は米国で約40%だが、ヨーロッパと同率の70%まで増加する可能性もある」とか「電話メーカーは、ユーザーが高性能のハイエンド機に買い換えるだろうと期待していた。しかしユーザーは今、安い携帯電話機を求めていることが明らかになった」(by 米Jupiter Research社のワイヤレス部門アナリスト・Joe Laszloさんなどのコメントだ。アメリカは40%か〜!そして、携帯電話の場合はハイエンドが売れないのか〜?
 
■ベライゾン、年内に3Gネットワークを展開 (CNET)2001.08.01

 日本のNTTドコモがこの5月から世界に先駆けてFOMAサービスを開始しようとして失敗、試験サービスに切り替えたばかりの「第3世代(3G)ワイヤレスネットワーク」を、米Verizon Wireless社「ニューヨーク市とニュージャージー北部の100マイル四方の地域」で年末までに始動するというニュース。実は、「高速電話ネットワークを米国で最初に提供」しようとしているライバルの米Sprint PCS社「9月までに、ある試験都市で3Gネットワークを構築し、年末までに他の6都市でも試験運用として提供を開始」するそうだ。果して、本当の世界初本格サービスはどこが…?!

 

 なお、Sprint PCS社は、2日後にこんな発表も!
 
 ●米Sprint PCS、Visor用携帯電話モジュールで3G対応の新サービス開始(PC WEB)2001/8/3
 
 Springboardモジュールを使った音声&データサービスの名称は「Digital Link」、9月からのサービス開始を予定している。価格は250ドル程度(予定)。そう!これは、現在49ドルで販売されている「VisorPhone」の競合商品となる。
 
 

■サムスン電子がデジタル機器にメモリースティックを採用 (CNET)2001.08.02

 これまでのニュースに比べると小振りなニュースだが、ご存知のように韓国Samsung社は、米国向けにPalmOS搭載の携帯電話「I300 Palm PoweredTM Phone」(SPH-I300)の発売を目指している。もしかしてここにメモリースティックも?…という想像もしてみたくなる。

 

■クアルコムが松下に携帯電話ソフトをライセンス (CNET)2001.08.02

 次々と出てくる携帯電話業界のビッグネーム、続いては米Qualcomm社だ。かつてはPalmOS搭載携帯電話もリリースしたことがある同社の今回の動きは、「携帯電話で動画を表示したり、カラオケにも使えるようにする」携帯電話用ソフトウェア『CMX』を「松下電器産業にライセンス供与」したというニュースなのだが、これにより「日本の大手携帯電話機メーカー全社にCMXソフトウェアをライセンス供与」したことになるという。ところで、上の方の記事にもあったが、携帯電話のハイエンド機は果して、携帯王国日本ではちゃんと売れるのだろうか?…機長はかなり懐疑的だったりもする。

 
 
■WAP2.0仕様を公開=米WAPフォーラム〔BW〕 (時事通信)2001.08.03

 WAP ForumThe World Wide Web Consortium(W3C)The Internet Engineering Task Force(IETF)といった「諸団体の作業を統合し、モバイル・インターネット・アプリケーション新製品のより速い開発を可能にする」「WAP 2.0」をWAP Forumが正式に公開したというニュース。これを受けて…

■iモードも「WAP2.0」対応! さらに携帯電話サービスは高機能・多様化へ (MYCOM PC WEB)2001.08.03

 なぜか不思議なことに、MYCOM PC WEBで見つけることが出来なかったYahoo!転載のニュース。(もしかして古いニュースなのか?)

 これによると、フィンランドのNokia社、米Motorola社、スウェーデンのEricsson社、日本のNTTドコモ社の世界の携帯電話ビッグ4が、「携帯電話などでインターネット情報を入手するためのプロトコルの最新版「WAP2.0」へのサポートを発表」したというニュースだ。この4社が手を結んだということは、間違いなく世界標準と言っても過言じゃないだろう。

 FOMA試験サービスにおけるiモードサービスにおいて独自仕様を採用していたドコモ社は、自社のiモードが内包された「WAP2.0」への対応を、後退や追随ではなく進化として自己評価している。果して、「WAP2.0」時代のiモードはどんな方向に進むのか?

 なお、「WAP2.0」によって「携帯電話上で音声/カラー画像/テキストを統合したメッセージの送受信が楽しめるようになる。「WAP Push」機能を用いると、指定した情報が更新されると瞬時に通知されるサービスが利用できるため、オンラインショッピングやオークション、ニュースやコミュニティサイトなどで威力を発揮しそうだ。さらに、ユーザーの携帯電話のスクリーンサイズや解像度を自動的に認識し、最も最適なコンテンツが届けられる「User Agent Profile(UAPROF)」や、データ通信中も一般の音声通話や留守番電話が利用できる「Wireless Telephony Appication(WTA)」など、数多くの便利な機能が提供」(元記事が消えそうなので長めの引用、ごめんなさい!)されるそうだが、この記事の冒頭でも書いた、ハイエンド機は売れないという米国市場の現実は、どんな風に覆されるのだろう?かなり興味深い。日本市場では世界とは異色に「より高性能で多機能な次世代携帯電話サービス」が歓迎されるのか?それとも余計なお世話としてメカ好きの玩具で終わるのか?

   
 
■ドコモ、iモードのメニュー画面を6日から大幅改編 (CNET)2001.08.03

 ま、これまでのニュースに比べると、かなりちっちゃなニュース。だけど、使い勝手、という意味では、方式云々よりも、とっても大きなニュースかもしれない。
 
  


[1270] iPAL1441 祝! 2001-08-05 (Sun)

ちょっと遅れたけど…祝!ご結婚ぷぺぱさん




[1269] iPAL1440 BBSヘッドライン01/08/02 2001-08-02 (Thu)



■素顔・拝見 投稿者:ASYM  投稿日: 7月31日(火)19時54分56秒

 …バレちゃったらしょうがない。最新の小顔というよりは、やや大顔めのDSC-F55DX似です。
 
■PalmでIMAP4 投稿者:参謀  投稿日: 7月31日(火)23時31分07秒

 …「ラベクリ」ね?…「ムラクリ」よりは無理がないかも。それに、ちょっとだけなんだけど、「シャベクリ」に似てる。でも、マジでそのうち「HotSyncが3日以上されていません!ハードリセットになったらどうするんですか?しっかりして!」なんて喋りだす「シャベクリ」が出ないとも限らない。おまけに地図ソフトとGPSが連携して「次の角で右に曲がって下さい。右に曲がって下さい。向かって右に見えますのはメモ帳のボタンです。…そんなもんわかっとるわい!」とか、関西ノリの「シャベクリ西日本篇」までリリースされるかも。…いえ、「かも」とかなんとかって前にナイです、それは。
 
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※おかげさまで、iPAL-NEXTが96万アクセス達成!大台まで残すところ4万アクセス!…なんだろう?ほんとうにいつも読んでくれている皆さん、かたじけない!


[1268] iPAL1439 N600の話(4)いきなりまとめ 2001-08-01 (Wed)

 ひょんなことから、人様より早くN600を入手できたもので、(1)〜(3)と書いてきた「N600の話」シリーズだが、残りの話題(とくに「MS Export/MS Import」の話、とか)とか書こうと思ってたら、すでに下記のような優秀なレビューが出たので、断念する。



■Palm OS 4.0搭載のCLIE〜PEG-N600C(ZDNet/PalmOS)

■ハマダのCLIEな日々 #10 PalmDesktop 2.6.2とPEG-N600C(ZDNet/PalmOS)

 とくに後者の記事は、「MacPeople」誌の宣伝にもなっている。感謝だ!

【最後に…】

 上の濱田さんの記事にも書いてあるように、N600では、デフォルトでMacとの基本的な連携ができる(SONYがCLIEのために用意してくれている数々のソフトウェアは未対応のままだけど…)のは、とっても嬉しい。ただ、機長のようにすでに「CLINGO」を持っているいる人間にとってはそれほどの意味はない。

 そして、N600最大の売りである「ハイレゾ&16bitカラー液晶」についてだが、前にも書いたように、コイツは本当に凄い。信じられないぐらいに美しいカラー画像を表示してくれる!でも、機長には今のところ、とくに必要がない。そりゃあ、将来はわからない。これに対応した素晴らしいゲームが出るとか、そーゆーことがあれば別だが、今のところ機長は、「ハイレゾ&16bitカラー液晶」には感動こそすれ是非使いたいとは思わない。

 それに、N700にはあってN600にはない「音楽」という機能が、今のところ機長の胸に引っ掛かっている。「ハイレゾ&16bitカラー液晶」は「ハイレゾ&256色カラー」で全然我慢できるのだが、「音楽が聴ける」のを「無音」で我慢することは出来ない。もちろん、N600だってシステムレベルの音は出るのだが、N700で覚えてしまった音楽再生機能だけは、一度癖になってしまうと手放せない。

 機長の場合、普段は携帯電話とPalmOSデバイスの2つを持ち歩くのが、最小モバイル環境だが、ここにウォークマンとかMP3プレイヤーを追加する勇気はない。やっぱり「モバイル機器は1個が理想、2個が限界」だ。そう、それは人間の手のひらの数に一致する。というわけで、今のところ機長は、いくつかのハンディキャップも持ちながら、やっぱりN600よりもN700を自分は常用するだろうと思っている。



 ただし、これから初めてCLIEを買うって人にN600は超お薦めだ!Palm純正のm505とともに、どっちを買うべきか、死ぬほど悩むがいい!

 


[1267] iPAL1438 N600Cの話(3)ソフトウェア的なこといろいろ 2001-07-31 (Tue)

 今回で3回目となるPEG-N600Cリポート。
 
 さて、時間もないので、さっさと行こう!


 
【切り替え速度】

 PEG-N700Cデビュー時に何度も指摘されたように、そのデフォルト時のアプリケーション間の切り替え速度はやや遅かった。これはおもに、同マシンが採用したハイレゾ液晶画面の処理をアプリケーションの特性に応じていちいち切り替えていたために起こっていたタイムロスのせいだったのだが、そのタイムロスをソフトウェア的に解消してくれる今関弘明さん「SwtichDash」というソフトが当時は大ヒットしたほどだった。その後、この「SwtichDash」と同等のことを果たしてくれるアップデータがSONY社から供給されたりして、アプリケーションの切り替え速度はずいぶんとキビキビするようになったが、PEG-N600Cにおいては体感上、それらがデフォルト状態から感じられる。とてもキビキビと切り替わってくれているように思える。
 
【ハイレゾアシスト機能】

 上記切り替え速度とも深い関係にあるのがこの「環境設定」にあるパネルだ。つまり、PEG-N700Cのデフォルト状態ではOSレベルで判断していた「ハイレゾ液晶にそのまま対応できるソフトなのかどうか?」を、あらかじめユーザーがマニュアルで設定しておくことによって、アプリケーション間の切り替え速度を高速化し、しかも、それほど複雑じゃないソフトの場合は、自動的にハイレゾ表示に切り替えてくれるのがこれだ。具体的には、いわゆるゲーム系や画像ソフト系の複雑な描画を行うために、ハイレゾモードではちゃんと表示されないソフトだけをあらかじめ指定しておくと、その指定されたソフトの処理だけはハイレゾモードじゃない普通の表示方式で表示してくれる。


 
【ジョグアシスト機能】

 これもまた、PEG-N700C時代のアップデートにより強化されたもので、それまでは山田達司さんのソフト「PowerJOG」なしには、ほとんど使い物にならなかった機能が、PEG-N600Cではデフォルト状態からまずまず使い物になっている。操作性としては、本来は軽くタッチすることでその名前の通りにひとつ前の機能に戻ることを目的とした「BACKボタン」に、これまで以上の大きな役割をオプション的に与えている。


 
 つまり、「環境設定」にあるパネル(ジョグ)において「BACKボタン」の役割を設定してあげることができるのだ。(1)これはデフォルト状態のPEG-N700Cにもついていたが、電源が切れている状態で「BACKボタン」を長く押していると電源がONになるという機能を使うか使わないか?(2)そしてこれが、PEG-N700Cのデフォルト状態には存在しなかった機能だが、電源がONになっている状態で「BACKボタン」を長く押していると、画面内のメニューやボタンなどが選択されて、そこからジョグダイヤルを上下に動かすことで、それを動かすことが出来るようにする。この機能が嫌いな人は、PEG-N700Cのデフォルト状態にあったように「BACK」ボタンを長く押すことで電源自体をOFFにすることも出来る。このどっちを選ぶのかはユーザーの自由だ。

 ところで、この「BACKボタン」の長押しによるメニューやボタンの切替操作は、結構好き嫌いをよぶところかもしれない。というのも、山田達司さんの「PowerJOG」は最初に「ジョグダイヤル」を長押しすることでこのソフトを呼びだすと、それ以降の操作は「ジョグダイヤル」ひとつだけを使ってきわめてシンプルな操作だけでグイグイと先に進むことが出来たが、PEG-N600Cデフォルトの「BACKボタン」の長押しによるメニューやボタンの切替操作の場合、「BACKボタン」と「ジョグダイヤル」という2つのボタンを操作する必定がある以上に、かなり複雑な動きを指先に強要することになる。
 つまり、画面右上に登場するいわゆる「カテゴリメニュー」や「画面にあるボタン」が画面内に存在する場合は、「BACKボタン」の長押しによって選択されるのはそれらであり、この画面でいわゆる「メニュー操作」を選ぶためにはもう一度「BACKボタン」の長押しを行わなければならない。この、二度の長押しという操作は結構イラつく作業ではある。たかがメニューに長押し2回かよ、と思ってしまう。ひとつのボタンに2つの機能を与える場合に「長押し」というのは、そんなに悪くない選択肢ではあるが、それを続けざまに2度も使うというのはあまり懸命な選択肢とは言えない。おまけに左の親指に2つのボタン操作を要求するのは、あまり誰にでも勧められる方法とは言えない。以上の理由から、機長はこの「BACKボタン」の長押しによるメニューやボタンの切替操作よりは「PowerJOG」の利用をお奨めする。(ま、この辺は好みもたぶんに影響するはずだ。普段から1ボタンマウスに慣れているMacintoshユーザーと、2ボタンマウスに慣れているWindowsユーザーの違いぐらい、「慣れ」によってその答は違ってくるだろう)
 
 ただ、「環境設定」にあるパネル(ジョグ)についている「追加メニュー」についてはなかなか好感触を持っている。(実は機長はこの機能の存在に今回初めて気づいた!遅すぎるって!)これは「ジョグダイヤル」を使いこなすかどうか以前に、全アプリケーションのメニュー内にいくつかの選択肢の中から好きな項目を使い出来る機能で、「電源オフ」「アプリケーション」「キーボード」「電卓」「検索」「フロントライト」「明るさ」…という7つの機能のうちから最大3つを選べる。ちょっとだけ「DAL」(あ、これも山田達司さんの作品だ!)にも似ているというか、いろんなアプリケーション上からこれらの機能をメニュー選択で選べるというのは、なかなかいいアイデアだ。プラグインで、もっといろいろ選べたら面白いのに、とも思うが、それじゃ、本当に「DAL」になっちゃうかも。(正確には、ちょっと違うけど…)

【予定表】

 これはもう、先に謝っておいた方がいいかもしれない。「iPAL1402 -100の魅力。」で機長は、「「予定表で色文字表示が可能に」がちょっと気になる。機長はこれがやりたいためにDatebk3をいち早くDatebk4にアップさせた経緯がある」と書いた。これは、文脈通り、「予定表で色文字表示が可能に」という一文をDatebk4のようにテキストに色をつけられる機能だと解釈したのだが、実際にPEG-N600Cのそれを開いてみてもそれらしい機能が見つからない。
 
 ← これがDatebk4の色つきテキスト
 
 そのかわりに見つかったのがコレ!

  

 わかった?…そう、「予定表で色文字表示が可能に」とは、どうやら「土曜」「日曜」の色つきらしいのだ。う〜ん。これはこれで視認性としてとっても便利だけど、どうせなら、普通のテキストまで色つきにしてくれても良かったのに〜!すまない。
 
【ATOK】

 これが意外と進化してくれている!最新バージョンのATOK Pocket for Palm!
 


 ご覧のように、ちょびっと文字を入力した時点で、過去の履歴からそれにふさわしい単語を選び出してきてくれるのだ。一時言われたように増井俊之さん「POBox」のようなAIぶりはなかったかれど、これはこれで便利かも。ちなみに、もうちょっと詳しめに説明すると、上の画像のように「機長」「金閣寺」「きっと」と3種類の単語を覚えさせた上で、もう一度「機長」と書こうとすると、「k」を入れた段階で新登場の四角いボックスに「金閣寺」が表示され、ボックス内の▼マークを押すと、そこからメニューが開いて「きっと/金閣寺/機長」の順番で表示される。つまり履歴の逆登りだ。で、続いて「i」を入力して「ki(き)まで来てもやはり同じ状況。次に「c」(kichoの3文字目)を入力した瞬間にボックス内に「機長」が表示される。この状態では▼マークからメニューを開いても、その他には何も出てこない。ただし、「c」の替わりに「t」(kityouの3文字目)を入力した時には「きっと/機長」の二つが表示される。そういうシステムだ。(たぶん!)わかった〜?
 
 長い文章はもちろん、予定表にいつも書いてるような短いテキスト(「会議」とか「出張」など)を入力するような時には、モバイルらしい強力な武器となってくれそうだ。
 
【WebClipping】

あ、OSがPalmOS 4.0になったんで、「環境設定」内にこのパネルが入っている。でもまだ、未試用。早く試したい。



 続くかな?


[1266] iPAL1437 山田さんからのプレゼント 2001-07-31 (Tue)

 先日、100万アクセスを達成した、山田達司さんのサイト「Simple-Palm」で、「100万アクセスプレゼントの賞品」が発表された。
 
 なんと!「CLIE N700CとHandEraのどちらか」だったそうだ。す、凄すぎる!もちろん、すでにアクセスは達成されているので、賞品を貰える人も当然決まっている。う〜む、おそるべし!しかも、結果的に賞品は「HandEraとJ-OS」のセットになったらしい。受賞者はかなりラッキーだ!
 


[1265] iPAL1436 夏の復活 2001-07-31 (Tue)

 最近、嬉しかったことのひとつと言えば、「このページ」がおよそ半年ぶりに帰ってきたことだ。

■Palm Pilotのページ(林哲司さん)

 このサイトは、それまでの人生で人様に公開するホームページを作ったことなんてなかった機長が、「マックで機長」というホームページ(現「パーム航空」)を作るきっかけになった林哲司さんのサイトだ。ということは、もうわかると思うけど、このサイト、「パーム航空」なんかよりも歴史が古い。アクセスカウンタなんか止まってる(or ふざけた)ままだけど、1997年6月から続いている。それこそ初期には、Palmfanと並ぶ「Palm情報の供給源」&「コラム」だったし、その後は「コラム」&「素晴らしい選択眼のニュースリンク集」として機長は愛読し続けてきた。で、いつ頃からだったか、たまに書き始めてしばらく書いては休み、また思い出した頃に書き始める、という「間欠泉」のようなサイトになった。
 
 半年ぶりに帰ってきた彼の文章は相変わらず小気味がいい。残念ながらPalm関係の話しじゃないけど、とってもいい、そのリズム感!さて、今回はいつまで続くんだろう?無理はしなくてもいいので、書きたくなったらいつでも素敵な文章を読ませて下さい。
 
 あ、そうそう、ちょこっとだけ復活したニュースリンク集も、相変わらずシャープ(Zaurusの、じゃなく)だ!
 
 ●PDAに近づく携帯電話──これだけの機能が既に搭載されている(ZDNet/PalmOS)
 
 この、林さんのところで紹介されていた記事は、なかなか興味深かったので、機長なりのコメントも書いておく。

 とくに日本では、PDAのライバルとしてケイタイが重要視されているが、この記事を読むかぎり、結構ケイタイなりに頑張っているようだけど、今のままならしばらくは敵じゃないかな、と思う。まずは、実際に自分で使っている際にも思うのだが、ハードウェア&液晶サイズ上の制限のために基本的に操作性が良くないこと。そして、この記事でも強調されているのだが、ケイタイの発展経緯から「フォーマットに統一性がない」ことだ。ケイタイは、まるでPocketPC機種のように各社が自由に発展しすぎており、なかなかそこにケイタイ世界の織田信長が現れて各種フォーマットの統一を果たせないのでは?…と思う。また、ケイタイ〜PC連携ソフトの歴史を見ても、意外と前バージョンからの遺産を引き継げなかったり、引き継ぐまでのタイムロスが長かったりする。スケジュールのような重要情報の場合、このタイムロスは痛い!(セールスの意味でも!)ケイタイ持った上にPDAなんか持ちたくないよって人も多いだろうから、決して楽観は出来ないが、まあ、しばらくは安心かな、と思う。でも、将来は怖いよ。将来は。
 
 …と、林さんのページの紹介からいつのまにか、普通のiPAL-NEXTになってしまった。林さん、ごめん!
 
 さて、復活といえば、2ヶ月ぶりのご帰還であるこのサイトも!
 
■ぱ〜む・だいありい(fujiさん)

 おかえんなさい!でも、娘さんに泣かれるのはつらいよね、きっと。
 
 


[1264] iPAL1435 BBSヘッドライン01/07/30 2001-07-30 (Mon)

●追加情報アリ



■う〜ん 投稿者:かつ  投稿日: 7月28日(土)00時49分25秒

 …こらこら。でも、Palmプラットフォームの内部に、SDカードとMemoryStickの両メディアを抱えているのは、ある意味、素晴らしいことかもしれない。もちろん、HandEraはCFカードだし。そのうち、また別のカードに対応したり、2つ以上のカードに対応するマシンでも出てこないとは言えないだろうね。
 
■あーと iBook 投稿者:どりすけ@JoePalm  投稿日: 7月28日(土)21時19分45秒

 …彼に触れられた電気製品は、その瞬間からただの電機製品ではなくなる。まるで魔法使いような裕峰先生だ。あれで、普段から巨匠っぽかったら、もっとみんな尊敬するのに…。(←嘘、嘘)
 
■BlackBerry 投稿者:のんた@はわいあんぱーむ  投稿日: 7月28日(土)23時51分13秒

 …Googleで検索したら、日本語でBlackBerryについて詳しいページというと、ココとか。英語でも良ければ、ココとか。つーか、ココが一番詳しいだろうね。
 
 ●Palmを尻目に快進撃のBlackBerry――その秘密は?(ZDNet/Business&Money)
 
 ただし、上記記事については、文章内容はともかく、タイトルとか謳い文句になっている「Palmを尻目に」というコメントは要注意だと思う。Palm関連の株価がようやく他のIT企業並みに急降下してきた時期に、PocketPC関連のメーカーがそれこそ鬼の首をとったかのようにこのキャッチフレーズを使っていたが、実際には彼らもまた同じように不況のドン底で苦しんでいるのは同じだったのは、このiPAL-NEXTでも何度か触れたが、RIMに関しても、出典は忘れたがPalmと同時期に結構株価で苦しんでいた。「Palmを尻目に」ってほど悠長な状態ではないと思うが…。

 ← BlackBerryのRIM社の株価

 同製品については、PalmfanM.Hiroseさんの分析(Jul,30.2001)がなかなか鋭い!

【追加情報】

■N600Cの16bitハイレゾキャプチャについて 投稿者:k23  投稿日: 7月30日(月)06時13分03秒

 …時間がなくてまだ完全未確認だけど、PEG-N600C内部ではちゃんと撮れてたよ〜!HRCapt
 
■歌舞伎DOC第2段「助六」 投稿者:Young  投稿日: 7月30日(月)17時46分09秒

 …またまた出た!Youngさんの歌舞伎シリーズ ワインにPalmに歌舞伎に…この人の趣味っていったい…?!
 
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※そして、iPAL-NEXTがついに95万アクセス達成!マジで感謝の日々!暑いけど感謝!厚く御礼!


[1263] iPAL1434 N600Cの話(2)ハイレゾ&16bitカラー液晶について【かなり改訂版】 2001-07-29 (Sun)

●以下の理由で改訂版

 実は、最初の記事では以下のように書いていた。

「残念ながら、機長の手元には、この「ハイレゾ&16bitカラー液晶」を写し取るためのスクリーンショットアプリが存在しない(カラーはもちろん、バイザー・プリズムなどの65,536色カラー表示、あるいはHandera 330やPEG-N700Cの高解像度にも対応している「ScreenShot」でもダメだった。普通のハイレゾまでは撮れるのだが、ハイレゾ&16bitカラー液晶の画面では「ScreenShotError」という表示が出るばかりだった)」

 …のだが、その後、プログラマの福本修仁さんからわざわざメールを貰って、彼の作品である「iPaint」シリーズを使えば、PEG-N600Cの「ハイレゾ&16bitカラー液晶」でさえも、そのキャプチャ映像を撮れることがわかった。だもんで、画像を中心に書き直した改訂版を以下に、書く。


【改訂版】

 PEG-N600Cリポート第二弾は、電源ボタンをONにしてから!



 まず何と言っても印象的なのは、PEG-N600Cから採用されたハイレゾ&16bitカラー液晶(6万5千色表示のカラー液晶)だ。が、デフォルト状態のPEG-N600Cでは、この16bitカラーについても「とても色鮮やかでメリハリの効いた表示だよ」という言い方ぐらいしか出来ない。というのも、デフォルト状態のままではグラフィックソフトである「PGPocket」が入っていないからだ。カラー画像でも見ないかぎりは、16bitカラー&ハイレゾ液晶の素晴らしさを享受することはまだ出来ない。確かに液晶画面はとてもキレイになった。だが、PEG-N700Cにおいてすでに「ハイレゾ&256色カラー液晶」までは体験しているだけに、それほどの凄い体感差は感じられない。



↑ 例えば、ILINX社の「Xiino」のスクリーンショット。これだけでは普通のハイレゾカラーと変わらない。そりゃそうだ。
 
 ところが、このPEG-N600Cに「PGPocket」をインストールして、PC本体にインストールした「PocketGEAR」から画像をCLIEにインストールすると、とたんにPEG-N600Cの「ハイレゾ&16bitカラー液晶」の威力が発揮される。こりゃもう、確かにキレイだ!キレイすぎる画像がそこには表示される。
 


↑ 本当に美しい!美しすぎる!
 
 その美しさをあえて表現するとすれば、「ハイレゾ&16bitカラー液晶」はほぼPCやMac環境におけるJpeg画像並の美しさだと言っても過言じゃない。正確には違うのかもしれないけど、その詳細で色鮮やかな映像にはほとんど隙がないと言っても過言じゃない。

   

↑ 右端の画像は「PGPocket」のメニュー画面。その隣りの「機長」の画像はスクリーンショットをちっちゃくしすぎたので、ちょっと滲んだイメージになっちゃってるど、現物はとても美しく表示されている!

 では、機長はこの「ハイレゾ&16bitカラー液晶」をどのように評価しているかというと、さすがSONYだ、凄いな、SONYとは思うけど、日常のPalm使用でこれをどう使うか?と言われても、とくに思いつかない。ま、子供でも出来たらその画像を入れたら嬉しいだろうな、とは思うが…。そんなことは百も承知なのかSONYはこのPEG-N600Cに「PhotoStand」なる最新アプリを入れている。これは、インストールしてある画像を使って、いわゆるスライドショーが出来るソフトだ。

  

↑ 左端から「デジタル時計」「アナログ時計」「タイルめくり時計」…右端のものは、文字の背景にある黒いタイルが秒ごとにめくれていく。一歩間違うと温泉地の土産物屋さんでたまに売ってる傾けるとだんだん裸体が露出していく「ポルノボールペン」向きの効果と言えるかもしれない。もちろん、天下のSONYがそんな目的で作ったとは思えないが…。

 また、設定によって画像を背景とした「アナログ時計」や「デジタル時計」「タイルめくり時計」にも出来る。(他にも時計抜きで、いくつかの演出効果が選べる普通のスライドショーにも設定できる)クレードルに置いた状態で、こうして「ハイレゾ&16bitカラー液晶」の魅力を楽しんで欲しい、というSONYらしいメッセージだと受け取った。

 

↑ ところで、左画像のランチャーで「PhotoStand」と書いてあるのが同ソフトのアイコンだが、「PhotoStand」で自分なりの画像を選んで自分なりの演出効果をつけると、右画像のランチャーで「実験」という名前がついているアイコンのように、疑似アプリのような状態になる。次回からは当然、これを押すだけで立ち上がる。

 う〜ん、途中で「ポルノボールペン」なんていう意味不明の単語も登場したが、SONYさんのおかげで、こうしてだんだんと画像方面が充実してくると、そのうち「クリエ・プラザ!」に対抗した「裏クリエ・ プラザ!」とか「裏イメージステーション」なんてものが出来る日も、そう遠くないかもしれない。(う〜ん、「電化製品の黄金律」から考えると、それが出来るとハードウェアまで大流行するかもしれない!あ、もちろん、しないかもしれないけどネ…)

 さて、ずいぶん下ネタに走ってしまったけど、続く、かな?

 


[1262] iPAL1433 最後のお願い2001夏 2001-07-29 (Sun)

 前回総選挙(2000/06/26)の時の「ミニ定期便011 最後のお願い」以来のお願いだ。

選挙に行こう。

 そう、今日は参議院選挙の日だ。機長もさきほど投票を済ませてきたが、少なくとも都内はまあまあ過ごしやすい天気で、坂道の多い投票所までの道も、それほど汗もかかずに済んだ。

選挙に行こう。

 何党だっていい。誰にだっていい。自分で選んだ人や政党に投票しよう。先日、読者の方からメールが届いて、「要するに、機長的には○○党に投票した方がいいってことですか?」という質問を受けたが、残念ながら外れていた。機長はここ数年、支持政党は決まっていているが、その政党に投票するようなコメントをiPAL-NEXTで書いたことは今のところ一度もない。
 
 実は、機長の支持政党はすべての立候補者が当選したって第一党にはなれっこない。そんな政党だが、そこに投票するようにiPAL-NEXTに書いたことはない。その理由は簡単だ。それが、自分的にカッコ悪いことだと思っているからだ。過去におさななじみから十数年ぶりの電話がかかってきて「お!久しぶり!元気だった〜?」と言った瞬間に「お願いですから○○党に投票して下さい」と言われて、哀しい気持ちになったことがあるのも、その背景にあるのかもしれない。
 
 実は、うちの嫁さんぐらいはさすがに機長の支持政党を知っているが、それを彼女に強要したこともない。それもあまりカッコいいとは思わないからだ。彼女は彼女で自分の思うところに従えばいいと思うし、機長がその政党を支持するのは未来へのプランが自分に近いから、というだけで、別にそれ以外の利害がある訳でもないからだ。同じように、iPAL-NEXTでも自分が普段書いている文章全体のスタイルが通じれば、政党名なんか書かなくても思いが通じる時があるかもしれない。それでいいだろうと思っている。それだけの話だ。

選挙に行こう。

 でも、選挙にだけは行って欲しいと思っている。理由は簡単だ。ここ数十年、投票率は落ちまくって、だいたい国民の20%程度の支持しかしない政党が第一党になっている。国民にとって政治は遠くなりすぎた。だから、政治家はずっと「ある種の団体やある種の組織」しか相手にしてこなかった。昨今の政治状況について、賛否両論もあるだろうが、たとえば政党がこれまでなら「ある種の団体やある種の組織」相手に使っていたお金を「普通の国民対策」に使い始めたことはいいことだと思う。たとえそれがイメージだけの間抜けなテレビCMであれ、コメントがわかりやすい言葉になったことであれ、…とにかく、その手法が正しいかどうか、具体的にどこが良くてどこが悪いかじゃなく、少なくとも彼らが国民に対して顔を向けて喋りだしただけでもいいじゃん、と思う。健全な道への第一歩だ、と。

選挙に行こう。

 選挙の結果が最良になろうが、最悪になろうが、自分の国の政治家ぐらい自分で決めよう。うまくいった時は喜べばいいし、うまくいかなかった時は死ぬほど反省すればいい。でも、自分が選ばなかった政治家がやったことは、所詮は他人事だ。うまくいった時は喜ぶだろうが、うまくいかなかった時は反省すらしないだろう。「やっぱり政治家は腐ってますネ」と、まるでニュースキャスターのような無責任なことを国民全員で呟くことになる。だったら、民主主義なんてやめて、もっと合理的な政治体制を作ればいい。で、結局は国民が反省しなきゃ、政治家はもっと反省しない。そういう例をたくさん見てきた。それだけは繰り返したくない。

選挙に行こう。

 極端な話、「無効票」だっていいと思っている。それはちゃんとカウントされる。入れるべき候補者や政党がなければ、それをちゃんと主張しないと、何も考えずに政治とサヨナラしちゃった人たちと一緒の扱われ方をしてしまう。投票所にさえ来ない人間を政治家や政党も相手にはしなくなるだろう。すると彼らは、利害さえ与えれば(場合によっては冷房つきの豪華バスをチャーターする必要もあるかもしれないが)ちゃんと投票所に来てくれる「ある種の団体やある種の組織」のことばかり考え始める。だが、投票所まで来てくれる有権者には、何らかのアピールが必要だと彼らも思うだろう。わざと醒めた言い方をすれば、政治家や政党は、国民すべてに対する奉仕ではなく、投票所に足を運んで投票してくれた人間たちへの代価としてのみサービス(政治活動)を実行する。だから、「無効票」でもいいから投票しよう。それはちゃんと自分に利益が帰ってくる可能性の高い選択肢だから。

選挙に行こう。

 ただし、「無効票」よりも、もうちょっとましな方法はある。自分が望む政治家や政党がなければ、自分が望む世界にもっとも近づけてくれそうな人や党に投票すればいい。普段の生活をしている時、そうそう理想的な選択肢なんてないのを、実はみんな知っている。子供はなかなか泣きやまないし、上司や部下は信じられないほど馬鹿なことを言い出すし、恋人や妻(や夫)は時々なんでもないことですぐにスネたりする。でも、だからと言って、普通の人間はそこで諦めたりはしてない。人間は自分の周囲に「ベスト」がない時「ベター」を探すという能力を持っているからだ。
 
 最初の方でも書いたように、我々が本当に選びたいのは政治家でも政党でもない。自分たちの社会を自分にとってより良い方向に変えたいだけだ。それを我々が直接しないで、政治家や政党を選ぶことによって間接的に機能させているのが民主主義であり、そのためのシステムであるのが選挙のはずだ。だから「自分がこうなって欲しいと思う世の中」に、より近づくためにもっともベターな人選をするのも悪くはないはずだ。ベストがいりゃそれにこしたことはないが、ベストがいなけりゃベターだっていいのでは?
 
 候補者や政党の公約が近いからそれを選ぶ。それもアリだし、公約は全然違うけど、この人やこの党が選ばれれば、結果として十年後に自分の望む世の中になるはずだ、というのもアリだと思う。どう選ぼうが自由だ。「公約が果たされない」「公約が信用できない」「公約がどこも似たり寄ったりだ」とか、いろいろ意見もあるだろうが、そんなことよりも「自分がこうなって欲しいと思う世の中」のになるために、どの人、どの政党を選ぶのがベターなのかを考えることが出来るのは、投票する人間の「権利」じゃないだろうか?「義務」である以前に。
 
選挙に行こう。

 たとえば、Palmユーザーに優しい暮らしを実現します!という政党「Palm党」(仮)が存在したとして、そこに投票したからそういう世の中が実現されることがあれば、逆に、その「Palm党」(仮)に投票したためにPalm党の人間が増えすぎてケンカを始めて「新Palm党」と「Handspring党」に分裂して、結果的に「PocketPC党」(仮)が選挙後に第一党になってPocketPCだらけの世の中になってしまう場合もある。ならない場合もある。政治とはそういうものだと思う。
 
 そういう可能性まで含めて、今、自分はどこの党に、あるいはどの人間に投票すべきかを考えて、それが正しいかどうかではなく、自分が選んだ決断として投票することこそ大事なことだと思う。失敗したら反省すればいい。反省すれば、次回はもっとベターな決断が見つかるから。ところが、反省しない限り、人間はいつもベストばかりを追って、ベターな選択肢というものを選ぶ癖がなくなってしまう。その結果が最近の低投票率だと思うし、最悪な政治状況(←これはかなり主観)だったと思う。
 
選挙に行こう。

 ま、ぶっちゃけた話、どの人に入れてもいい。どの党に入れてもいい。無効票でもいい。ただし、その入れた票のことは次回選挙まで覚えておこう。そしたら、何かが変わるかもしれない。
 
選挙に行ってみない?


[1261] iPAL1432 裕峰の夏。 2001-07-28 (Sat)

 iPAL-NEXTでも、「高円寺」「洛外浮々々図」などでおなじみのDigital Classic Art(なんじゃ、そりゃ?)の巨匠こと、林裕峰先生やその作品が都内各所に出没しているらしい。
 
■行ってきましたさんりお屋(さんりお屋)

 …先生とキティちゃんってのも妙な取りあわせ(先生とPalmよりもキレてる!)だが、池袋サンシャインシティに「株式会社サンリオが、『和』をコンセプトにしたお店を始めてオープン」した。その名も「さんりお屋」。ここに8/11〜18の期間限定で先生が現れて、実演をするらしい。先生の実演ぶりは、機長も過去に何度も見たことがあるが、普段の先生のお茶目さとはまた違って「おっとこまえ」だったりする。池袋〜裕峰先生〜と来れば、付近の女子高生がちょっと心配ではあるが…。

 ← アルコールが切れてるうちは、かなり凄い人だ!そのあとは知らないが…

■ポップカルチャー展(PLAZA21)

 …こちらには先生の作品が展示されるらしい。場所は文京区小石川!
 


 さらに、これまでは京都に行かなきゃ触れることが出来なかったくりすたるあーとの世界が、東京でも身近になったぞ、という話。なんと、裕峰先生のお弟子さんが東京にもお店「CRYSTAL MADOKA」(水道橋)を出展したのだ。
 


 世界に広がる「くりすたるあーとグループ」ってほどじゃないけど、日本中に次々と出来る「くりすたるあーとグループ」の支店!開店準備中の人たちまでいる!
 
■くりすたるあーと(本店?)
■CrstalArt YOU(広島店?)
■arte-Aura(四条麩屋町店?)
■あくあ・くりすたる(函館店?)
■CRYSTAL MADOKA(東京店?)

 スターバックスに負けるな!


[1260] iPAL1431 分社化の動き、加速へ 2001-07-28 (Sat)

●追加情報アリ

 With Palm Tonight,,,によると、CNETに下記のような重大記事が登場したらしい。タイトルだけでも翻訳してみよう。そう!「Palm社がOSビジネスを分離する」…とうとうやるのか〜?!

■Palm to separate OS business (CNET)

 さて、ちょこっと読んでみよう。いきなり太字で書いてあるのは…。
 
「ハンドヘルド界の巨大企業Palm社が、PalmOSの開発&ライセンシーを管理する子会社を分社するという計画を、金曜日に発表した」

 ふむふむ、これを聞いて思い出すのは「iPAL1417 手のひらの準備運動」でも紹介した、Palm社内の「Palm Platform Solution Group」改革のこと。Jeff&Donnaが去り、Robinに逃げられた後のPalm社を支えた中興の祖Alan KesslerがGMを勤める同部門の新COOとして元Gateway社のTodd Bradleyが招かれ(6/1)、彼の配下に元Gateway社のKevin HellAngel Mendez、元Bertelsmann社のKen Wirtが新役員として登用された(7/19)というニュースだ。同部門の拡充こそが、今回の動きの伏線だったのではないか?
 
 また、同子会社は「should be running by year's end」ということなので、年内には分社化の動きがあるらしく、Palm社のボス、CEOのCarl Yankowski「(ハードウェアとソフトウェア)2つのビジネスの独立性を望んでおり、PalmOSプラットフォームのための子会社を設立準備中だ。これにより我々の計画がよりスッキリとした形になり、もっと多くのランセンセンスを発行できるはずだ。また、これらの動きによって、株主の長期的な利益にもなるはずだ!きっと!」と語っている。(こうした動きに対して、Palm社の女性広報官であるMarlene Somsakは、かなり慎重なコメントを発しているが、それはそれほどの意味を持たないだろうと、この記事では示唆している。)
 
 これに続いて、同記事では各アナリストの賛否を取り上げているが、基本的には好意的な意見が多い。機長もそう思う。プラットフォーム企業では、Handspring社はコメント拒否、SONY社のスポークスマンであるDavid Yang「我々はまだまだPalm社と仕事をしたいし、それに対する影響はないだろうと思われます。今回の動きは単にPalm社内でOSとハードウェアの区分をハッキリとさせることに過ぎません」と冷静な反応を示している。
 
 さらにアナリストの基本的な賛同コメントがいくつか紹介されてから、最後に、Palm社の重役であるDavid Nagelが、子会社の設立を管理する幹部委員会のリーダーとなるだろうと予想し、その幹部委員会にはPalm社のCEOであるYankowskiとともに、3Com社のCEOであるEric Benhamouも加わっている、と付け加えている。(え…Eric Benhamouまで?!…いらないだろ、Benhamouは!そんなことしてる暇があったら3Com社を何とかしなさい!と思うのは機長だけか…。ま、Jeffの独立およびPalm社のスピンアウトへの経過を考えると、彼がこの種の場所で権益を維持したい気持ちはわかるが、それにしてもな〜)そして、この新しい会社にはまた、フィードバックを行うためのライセンス企業による諮問機関も用意されるそうだ。
 
 すでにPalm社によって、この数ヶ月間で進行する子会社の計画のリーダーシップをとっていると発表されているDavid Nagelは今回の子会社を作ることについて「現在、もの凄い勢いで発展し続けている業界でのリーダーシップを維持するために、より進んだ展開として必要な一手なんだ!」とコメントしている。
 
 …以上が、記事の概略だ。機長は基本的にはこうした動きに賛成だ。あとは、この計画がどんな風に実行されるかと、その結果生まれた新会社がどのタイミングでどんな新OS(PalmOS 5.0)を供給できるのか?が焦点になるだろう。

【注意】例のよって、英文の機長訳なので、あまり信頼しすぎないように!出来れば原文でチェックしよう!

  

【追加情報】

 さすがに今回のニュースはCNETも翻訳が早かった。上記の機長訳よりも(たぶん)正確なCNET訳をとくとご覧あれ!(へ〜、Nagelはナジェルじゃなくてネイゲルって読むのね。ちなみにマンセルはNigel。関係ないけど…)
 
■パーム、OS事業を子会社化 (CNET)

 ところで、金曜日(7/27)の発表を受けたPalm社と3Com社の株価の動きは以下の通りだ。
 
【Palm社】

【3Com社】


 …だからどう?って言われても困るんだけどね。

 

 あ、ZDNetも急ぎで短信をアップロードしてる。

■Palm,OS開発/ライセンス事業を子会社化(ZDNet)

 元記事はこちら。

■OS subsidiary at hand for Palm(ZDNet)

 記事タイトルは違うが、CENTと同じソースと思われる。と、書いたら、元記事のタイトルが違う理由を今、発見した!CNET元記事のライターはRichard Shim and Ian Friedだが、ZDNet元記事のライターはIan Fried and Richard Shimだ!なるほど!…って、別にちゃんと理解した訳じゃないが…。


[1259] iPAL1430 パーム総研#013 2001-07-27 (Fri)

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」8.15号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第13回目のテーマは「ブルートゥースの夏」だ!…この夏、Bluetoothがとうとう市場に飛びだしてきた。しかも続々と。果してどこへ行くのか?どこまで行くのか?

 



 同じくPalm絡みの「PalmStreet」のテーマは「バイオがなくてもОK!マックでクリエを使い倒せ」と題して、正式サポートのないMacユーザーがCLIE(PEG-N700C)を使うためのテクや必須ソフトウェアなどを紹介している!
 
 


[1258] iPAL1429 N600Cの話(1)見た目について 2001-07-27 (Fri)

 ところで、さっそく話題のマシン「PEG-N600C」が、発売前にも関わらず某所より我が家に届いた。ま、一人で楽しんでいてもしょうがないので、気晴らしにその感想を書いてみる。


 
 まず外観。パープルな筐体はいかにもSONYっぽいというか、でも、明らかにVAIOカラーよりも濃い目の色鮮やかな「メタリック藤紫」だ。(藤間紫じゃなく!)続いて印象的なのは音楽機能がなくなったせいで、ずいぶんとスッキリした筐体向かって左側の側面。PEG-N700Cから新登場したばかりの「イヤホンジャック端子」と「HOLDボタン」が消えて、「ジョグダイヤル」と「BACKボタン」だけになった。これはずいぶんとスッキリした。
 
 なお、ジョグダイヤルは「イヤホンジャック端子」がなくなった分だけ上昇した訳ではなく、ちょうどPEG-N700Cにおけるジョグダイヤルの上端が、PEG-N600Cにおけるジョグダイヤルの中心線のあたりに来ている。つまり、約5mmだけ上昇したにすぎない。つまりPEG-N600Cでは、「イヤホンジャック端子」がなくなった空きスペース、およそ10mmほどを完全に使いきっている訳ではない。


 
 ちなみに、初代CLIEであるPEG-S500CやPEG-S300においては、筐体上端より8mm程度下からジョグダイヤルが見えていた。これと比較するとPEG-N600Cの場合は筐体上端より約20mm下の地点からジョグダイヤルが見えており、PEG-N700Cの場合は筐体上端より約25mm下の地点からジョグダイヤルが見えている。
 
 ではなぜ、こんな風になっているのか?
 
 手のひらや指のサイズ、筐体の持ち方もいろいろあるだろうし、かなり異論もあるだろうが、機長の手のひらのサイズで考えるかぎり、PEG-S500CやPEG-S300におけるジョグダイヤルの位置は、左手の腹に筐体の角を載せた状態で左手の親指がジョグダイヤルにパッツンパッツンで届いていた。つまり、ギリギリの長さだった。確かに指は届くし、操作も可能だったが親指に余裕がなかった。(長時間使っていると、ちょっとつりそうなくらいだった)その点、PEG-N700Cのジョグダイヤルでは「イヤホンジャック端子」のせいであまりにも位置が下がりすぎたため、初代とは逆に、わずかながら親指が余ってしまっていた。そういうい意味で、今回のPEG-N600Cにおいては、必要以上にジョグダイヤルの位置を上げなかったのでは?と思う。つまり、PEG-S500CやPEG-S300よりも位置を下げつつ、PEG-N700Cよりも位置を上げて、そのちょうど中庸を選んでいる。
 
 ちなみに機長の手のひらのサイズは日本人としてはかなり小さめのサイズだ。要するに、女性の手のひらサイズに限りなく近い。PEG-N600Cにおけるジョグダイヤルの位置は、女性ユーザーにもゆとりをもった設計、と考えるのは考え過ぎだろうか?(もしかしたら、PEG-N700Cの設計変更を最小限にしたかっただけかもしれないが…)



 ところで、うちに到着した「PEG-N600C」にはカバーもついていた。PEG-N700Cのデフォルトカバーの色が紺色だったのに対して、今度のそれは銀色だ。さらに気になったのは、筐体最下部のパワーボタン周囲に貼り付いているシールだ!



 よく電化製品などに見られるシールがパワーボタンの周囲に貼り付いている。機長の記憶が正しければ、こんなものはPEG-N700Cにはついていなかった。このシールにはいくつかの情報が書いてある。左から「Palm poweredのブランドロゴ」「High Resolutionのマーク」「乾電池は使わないよってマーク」そして「MEMORY STICKのブランドロゴ」と、以上の4つだ。ではなぜ、こんなシールが貼られたのか?…理由は複数考えられる。まず単純に考えると、今回のPEG-N600Cは新色の「ラベンダーパープル」と、PEG-N700Cと同じ「サテンシルバー」の2色だ。つまり、「サテンシルバー」のPEG-N600Cは、同色のPEG-N700Cとの見分けが、見た目だけではなかなかつきにくいのだ。もちろん、ヘビーユーザーなら筐体左側面の「イヤホンジャック端子」と「HOLDボタン」の有無で判別は可能だが、初心者にとってそれはヒヨコの雄雌を見分けるのに近い難事だ。そういう意味で、「High Resolutionのマーク」などのシールが貼ってあることは店頭での視認性に大いに役立つだろう。と、同時に、PEG-N700Cが初めて市場に出てきた時に思ったことだが、これまでのPalmOSデバイスのデザインに比べると、PEG-N700Cは4つのハードウェアボタンと上下ボタンの下のあたりにマヌケなスペースが残っている。そこにはパワーボタンという重要なボタンも存在するのだが、これまでのPalmOSデバイスの印象が強すぎて、どうにも間抜けに見える瞬間があった。ま、考え過ぎかもしれないが…。



 これまでに書いてきた以外は、少なくとも見た目において、PEG-N600CとPEG-N700Cの違いはない。例によって上下ボタンは「オッサンの鼻の下」を横位置で置いたような形をしており、薄すぎる。初代CLIEよりは使いやすいのは事実だし、三角形の彫り込みのおかげでスタイラスによる操作はまずまずなのだが、指先で操作するには不自由すぎる。これはやっぱり「CLIEの場合、上下ボタンよりもジョグダイヤルを使ってちょうだい!」という無言の誘導なのではないかと思う。ジョグダイヤルの位置や固さに関してもここまで気を使う同社が、上下ボタンだけいい加減にしているとはどうしても思えない。4つのハードウェアボタンについても、他機種に比べて押しづらいという意見も聞くことがたまにあるが、機長はこっちはそんなに不自由を感じたことはない。ただ、ある種の、具体的には激しくボタン操作を要求されるゲーム系ソフトの場合、ハードウェアボタンのデザインはともかく、上下ボタンの彫りの浅さはかなり不自由感を産んでしまうに違いない。が、これはPEG-N600Cに限ったことじゃなく、PEG-N700Cでもまったく同じだった。そして、機長の場合、少なくともこれらの理由であまり苦しんだことはない。あとはこのマシンをどう使うか次第だ。
 
 続く、かも。
 


[1257] iPAL1428 ある作家の作風 2001-07-27 (Fri)

■It's a Simple-Palm〜第19回 私の作りたいソフトウェア、作りたくないソフトウェア(PalmOS@nifty)

 …これはもう、正しい正しくないの議論じゃなく、趣味やポリシーの問題だ。でも、山田さんという人の人格すらも愛している機長は、うん、「らしく」ていいじゃん、と思う。山田さんとはそういう人。

 かく言う機長も、実は山田さんに「○ンチャー作って〜!」とか「P○werRUNつきのラ○チャー作って〜!」とか、古くは「J-○Sに、こんな設定を!」とかお願いしてしまったことがあるのだ。

 ま、それはともかく、プログラマという電脳な作家さんの1スタイルとして、とても正直な文章なので、是非ご一読を!

 

 ※ところで、ここしばらくおかしくなったままだった「iPAL1422 カイハツカンキョウ」「iPAL1423 BBSヘッドライン01/07/26」の境目の問題(「iPAL1422 カイハツカンキョウ」の見出しが読めなくなっていた!)について、Shunさんから問題点の指摘を貰った。BINGO!大当たりだった。HTMLの書き間違い。すでに修正させてもらった。本当にありがとう!


[1256] iPAL1427 サンキュッパと来たもんだ! 2001-07-27 (Fri)

 SONY styleさんから届いたメール【 PDA Style 】Sony Style PDA Flash Newsによると、CLIEの最新モデルである「PEG-N600C」の値段は、
…なんと39,800円



 そう!一部で予想されていた45,000円よりも5,000円以上も安い!
 
 45,000円説がかなり根強かった(実際、最初はSONYもそのつもりだったのかもしれないが…)ため、「5万円弱のPEG-N700Cから音楽機能を抜いて5千円引きでは割安感がないのでは?」なんてコメントもネット上に多数見受けられたが、この「39,800円」という値段なら、かなり本気で勝負できそうだ!ちなみに、パームコンピューティング社純正の最新カラー機種の店頭販売価格はだいたいPEG-N700Cと同じ5万円弱。今回のSONY社の新製品の発表と価格設定は、かなり戦略的なものであることがわかる。PEG-N600Cの発売は8月4日の予定。
 
 それにしても、このところのパームコンピューティング社、ハンドスプリング社の価格戦争は凄まじかったが、そこにソニーもドドンと参戦してきた感じだ。あまりに価格競争が進みすぎて利益すらなくなってしまっても困るのだが、PocketPC勢が値段も機能もハイエンドなマシンを10万円近い値段で次々とリリースしてくる時代、これまでPDAなんかには興味すらなかったユーザー層が興味を持つチャンスとしては、そんなに悪くない。ただし、くれぐれも、最低限の利益は上げてネ!
 


※ところで、そんな「PEG-N600C」のPDA style先行予約エントリーが、本日27日(金)の13:00から始まる!
 同時に他のオンラインショップでも予約受付が始まる。それぞれ予約特典などが違うようなので要チェック!
(@According to Palmfan



イケショップVis-a-Visの予約特典についてはクリクラ!で紹介されている!

  

※iPAL-NEXTがとうとう94万アクセス!あと6万!ほんとにいつもありがとう!感謝のココロ!


[1255] iPAL1426 Pocketの中のPocket 2001-07-27 (Fri)

■『Pocket PC』機を『Palm』にするエミュレーター(CNET)

 ま、所詮はキワモノだとは思うが、「Pocket PCユーザーがPalmを動かしたい気持ちは理解できる。すばらしいアプリケーションがたくさんあるからだ」…という気持ちはわからないでもない。
 


[1254] iPAL1425 キーボード、もとい、キークロス? 2001-07-27 (Fri)

 「ミニ定期便592 欲しいけど漏電は怖い!」を書いた時は、まだまだ未来のことだと思っていたら、その「2人のイギリス人発明家が導電性の布地」である「Elektex」がさっそく登場してきた。しかも、Palm用製品として!
 
■この布は何? 答え「キーボードです」(ZDNet/PalmOS)



 同製品を開発したのはElectroTextiles社。わずか「28グラム」「衝撃にも強い」らしい。



 最初の画像ではわかりにくかったが、おいおい、Palmを巻いちゃってるよ!つまり、ケース兼用なんだ〜?!これは、凄すぎる。キータッチまではわからないけど…。


[1253] iPAL1424 さーかむ。 2001-07-27 (Fri)

■パソコン内文書を勝手に送るウイルス「サーカム」急拡大(asahi.com)

 …という訳で、一般ニュースサイトであるasahi.comでも、一時はトップニュース扱いになるほどの大流行ウイルス「サーカム」こと「SirCam」の話題だ。こいつがまたたちの悪いウイルスで、その画期的な特性ゆえに、単なるウイルス以上の恐ろしさを発揮する。上記記事では、こんな説明がなされている。
 
「サーカムがいったん入り込むと、パソコンの「マイドキュメント」フォルダーにある文書を無作為に選んで多数の他人に送りつけてしまうため、情報流出のおそれがある。ウイルス自身は電子メールに添付されて送られるほか、パソコンの「ごみ箱」に潜みネットワークでつながった他のパソコンに感染するため、メールを使わない人も感染の危険がある」

 そう!侵入したパソコンから適当な文章を無作為に拾って、多数の他人に送り付けてしまうのだ。下記のニュースサイトでも触れられているが、そのため、プライベートの秘密や、企業の極秘事項が意図も簡単に漏れ出してしまうという脅威を持っているのだ。おそるべし。
 
 しかも、こうしたユニークなイタズラをした揚げ句、最終的には「今年10月16日になるとパソコンのハードディスクにある情報をすべて消し去ってしまう」という。なんともまあ残酷なウイルスだ。
 
■バレたらマズいんじゃない?──SirCamは何でも暴露する(国内編)(ZDNN)
■履歴書,ラブレター,クレジットカード番号――SirCamは何でも暴露する(ZDNN)

 上記記事では、さまざまな症例が紹介されており、このウイルスのユニークさが非常によくわかる。中でも、とってもリアルな「国内編」は笑ってしまうほどに恐ろしい。実はうちにもすでに2通ほど届いている。おかげさまでMacintosh環境だったので、Windows環境でしか感染しない同ウイルスの被害はないが、添付されてきた書類のひとつは英文で、それは「とある心理学的な診断書らしき.docファイル」だった。メールのタイトルもその添付書類に一致していた。もしも私のマシンが該当OSで、「愛しの○○ちゃんへ」なんて文章が外部に漏れたら…と思うとゾッとするほどだ。(ま、そんなタイトルの文章が私のマシンに入っているかどうかはともかくとして、だ)
 
 ちなみに、私のもとに届いたメールの宛先は2通とも、私のサイトである「I's Icons」専用のメールアドレスだった。おそらく同サイトを訪れたことのある人間(しかも、英語圏の人間)のマシンでウイルスが活発な活動をしているらしい。そう、このウイルスは、これまでのようなメールボックス内のアドレスにメールを送るのではなく、ウェブブラウザの履歴から送り先を選んでメールを送るらしいのだ。というわけで、うちの読者の皆さんには是非とも注意して貰いたい。でないと、うちのメールボックスに読者の皆さんの秘密事項が漏れてしまう可能性もあるのだ。それは、ちょっと覗いてみたい興味もある反面、そんな厄介なものを受けとるのは、トラブル回避のためにもやっぱりゴメンだ!
 
■一風変わった新ウイルス『サーカム』(上)(WIRED NEWS)

 こちらの記事では、SirCamウイルスは「今や、すべてのウイルス対策企業の警告リストで、危険度トップにランクされている」という事実の他、このウイルスは「1999年3月にコンピューター・ネットワークを荒らした『メリッサ』(Melissa)よりもはるかに精巧にできて」おり、「専門家はサーカムの巧妙なコードに感心しており、作者は熟練したプログラマーだと見ている」と言ったこのウイルスの凄さをいくつか紹介した上で、最後に、メールによる無作為文書送信以外や、ハードディスク削除以外の、このウイリスの、もうひとつの性格を紹介してる。
 
「コンピューターに感染すると、サーカムは任意の数字を生成する。そして、50分の1の確率で、感染したコンピューターのハードディスク――ただし、米マイクロソフト社の『ウィンドウズ』がインストールしてあるハードディスクだけ――を一連のテキストで満杯にしてしまう。その文字列は、サーカムの生まれを表わす表示のように見える。書かれている内容は次の通り。

[SirCam Version 1.0 Copyright 2001 2rP Made in / Hecho en - Cuitzeo, Michoacan Mexico]」


 なんだかわからんが、恐ろしい!
 
 すでに、各種ウイルスソフト会社では、このウイルスへの対応についての情報を発表している。たとえば、ここも。
 
■"W32.Sircam.Worm@mm"情報サイト(Symantec)

 というわけで、Windowsユーザーの皆さん、危ない目に逢う前にそれなりの対処をしておこうネ!

  

■『SirCam』ワームでFBIの文書が流出(CNET)

 …あらら、こんなことまで!


[1252] iPAL1423 BBSヘッドライン01/07/26 2001-07-26 (Thu)



■PocketStudio v1.0 投稿者:猫みかん  投稿日: 7月26日(木)09時10分37秒

 …猫みかんさんから、「iPAL1422 カイハツカンキョウ」で紹介した「PocketStudio」に関する情報提供を貰った。ひとことで言えば「使用する言語(CPUへの命令のサブセット)がC/C++からPascal(元来教育用の言語)に替わったCodeWarriorと思えばOK」だそうだ。詳しくは該当書き込みを!
 
 …なお、同ソフトについてはあべ%仕事人さんからもフォローを貰った。該当サイトの英文紹介記事を読んだところ、以下のような感想を持ったそうだ。機長は得意分野じゃないので、結構粗っぽく転載しておく。
 
 >・VisualBASIC/C/C++/Java/Access/Delphiからの移行を簡単に行える。
 > #これはかなり眉唾っぽいです(笑)上記言語の経験があると楽って事だと。

 >・PalmOS APIを完全に利用可能。
 > #NSBasicも現行のバージョンでほぼ利用可能になってます。

 >・DatabaseWizardやtemplate(雛型)など補助ツールの完備。
 > #Micorsoftの定型処理を補助するツールに似たものだと思います。

 >・デバッガの搭載。

 >・他社製のプラグインを組み込み可能。

 >・なんかよくわからんけど、自社製の拡張ライブラリの提供。

 >・POSEと連携してデバッグ可能。

 >なかなか意欲的ですね。Pascalってのが個人的にしょんぼりですが。
 >英語版で良いので、使ってみたい気もします。
 >NSBASICに次いで、面白そうなものが出てきましたね〜。

 
 …だそうだ。

■ARM補助説明 投稿者:角健太郎  投稿日: 7月26日(木)10時17分22秒

 …同じく、機長の苦手なジャンルである「ARM」については、まるごとPalmでおなじみの角健太郎さんからフォローを貰った。ふむふむ、なるほど。まず「この点を知らないと混乱しやすい」事象として角さんは「ARMというCPUシリーズについて。これは、コア部分の設計をARM社が行っていて、それを各社にライセンス販売しています。ライセンシーとして、Intelやモトローラがいます」という点を紹介してくれている。結局はプラットフォームの総領であるPalm社が互換機メーカーに対して「CPUを選ぶ自由」を保証してくれた、ということなのネ!ふむふむ、さすがまるごとPalm、まるごとARM!更なる詳細は該当書き込みを!
 
■CodeWarrior 7J 投稿者:なる  投稿日: 7月26日(木)10時19分18秒

 …これも「iPAL1422 カイハツカンキョウ」ネタ。なるさんによると、下記のリリースにもあるように「Palm版のCW7Jですが、発売日が変わって7/6に発売」になったそうだ。
 
 ●「CodeWarrior for Palm OS Platform バージョン7J」発売のお知らせ(メトロワークス)
 
■腕時計 投稿者:角健太郎  投稿日: 7月26日(木)10時25分28秒

 …またまたまるごとPalmでおなじみの角健太郎さんからの「iPAL1421 PalmOS搭載の腕時計について」に関するフォロー。ま、ありえないことはないんじゃない?という趣旨だ。でも、現実性については角さんも「疑問が多いアイディア」ということだ。
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!

※ところで、Upupuさん「Upup Palm Load!」が突然移転した!新URLはhttp://sometimesrabbit.com/」。サイトの背景色もずいぶんと小ざっぱりしたな〜!

 ← コイツが「SometimesRabbit」君


[1251] iPAL1422 カイハツカンキョウ 2001-07-25 (Wed)

●追加情報アリ

 機長は専門外なのであまり詳しくはないのだが、PalmOS用ソフトウェアの開発環境といえば、ずっとコイツだった。
 


■メトロワークス,「CodeWarrior for Palm OS Platform日本語版バージョン7」を発売(ZDNet/PalmOS)2001年5月29日

 メトロワークス社は古くからPalmの開発環境を提供し続け、日本でも国内初のディベロッパコンファレンス(97年5月)の会場となったのも東京渋谷にある同社の会議室だった。「PalmOS用ソフトウェアの開発環境としてのCodeWarrior」は今でも定番と言っていいだろう。今年の6月8日から発売された最新版の価格は「CodeWarrior for Palm 7J」が49,800円、「アカデミック版」が19,800円だ。

 そんなPalmOSの開発環境にも新しい風が吹き始めているらしい。
 
■日本トラストテクノロジー,Palm用開発環境ソフト「NS Basic/Palm 2.0」を発売(ZDNet/PalmOS)2001年7月19日



 8月下旬から日本トラストテクノロジー社より発売される「NS Basic/Palm 2.0」は、その性能などは機長にはよくわからないが、市場価格15,800円程度で発売されるらしい。続いて…
 
■米Pocket Technologies,Palm OS用アプリ開発ツール「PocketStudio v1.0」を発表(ZDNet/PalmOS)2001年7月23日



 Pocket Technologies社から発表されたばかりの「PocketStudio v1.0」は、まだ日本での発売は決まっていないようだが、なかなか楽しみだ。…と書きつつ、解説を読んでもこれがどういうソフトなのかはさっぱりわからない機長だ。



【追加情報】

 最近やたらと話題の「Palm OS Ready Program」に関するPC WEBのニュース。
 
■Palm、ARMコアプロセッサ対応に向けた「Palm OS Ready Program」を開始(PC WEB)

 この記事には、これまでのものより少し踏み込んだ記述が出てくる。たとえば、「ARMコアベースのプロセッサでPalmOSが稼働するように、インテルとモトローラがプロセッサ周りの、TIがワイヤレスプラットフォームのリファレンスデザインを構築し、PalmOS下でのマルチメディア機能やワイヤレスネットワーク機能について機能強化を図る」という一文。その他、Palmの開発環境に絡んだ話題として「具体的にはモトローラはPalm向けに大きなシェアを持つ開発環境のCodeWarriorを開発しているメトロワークスを支援、PalmOSプラットフォームの68KコアからARMコアへの拡張をスムーズに進められるように配慮していく」という情報も!…確かに、PalmOSの最大の魅力のひとつである膨大なソフトウェアという特性を考えると、現行の68KからARMコアへの移行は是非ともうまくいって貰いたい問題だ!


[1250] iPAL1421 PalmOS搭載の腕時計について 2001-07-25 (Wed)

■腕時計にもパームOS?(WIRED NEWS)

 元ネタは「iPAL1418 Palm PlatformのARM戦略」で取り上げたものと同じだと思うのだが、なぜこんなタイトルになっちゃうんだろう?と、まず疑問。「?」がついているから冗談とも取れるのだが、原文にも「it hopes will expand the Palm operating system into all kinds of mobile devices, from handhelds to cell phones and perhaps even wristwatches(ハンドヘルド機だけでなく、携帯電話や腕時計など、あらゆる種類のモバイル機器への『パーム』オペレーティング・システム(OS)の組み込みを目指した動きだ)という文章が出ているから、結構本気であるようにも読める。う〜ん。
 
 確かにPalmOS搭載の携帯電話はすでに発売されていたり、今後も登場する予定があるのだが、ハンドヘルドデバイスに電話機能がつきましたよ、という製品以外ではあまり魅力を感じない。実際、「すげえ売れている!」という話も聞かない。それはPalmOSがダメだから、とか言うんじゃなく、もともとPalmOSはハンドヘルド端末専用に練り上げて作られたOSだからだと思う。基本をキーボード入力じゃなくGraffiti入力にしているのもそのためだ。
 
 そこへ持ってきて腕時計と来た。もともとGraffitiやスタイラスによる入力を基本としているPalmOSが腕時計に適しているのか?と言われたら、数秒で返すべき答はもちろんNOだ。腕時計に適した液晶サイズの中でGraffiti入力が可能なのかどうか、腕時計にスタイラス状のものをどうやって添付するのか(折畳み?)…という問に対する答がそうそう簡単には浮かんでこないからだ。
 
 もっとも、すでに概要が見えつつあるPalmOS 5.0よりも未来のOS(つまり、PalmOS 6.0以降)のことまでは知らない。もしかしたらもっと別の入力方法が採用されているかもしれないし、OS自体もハンドヘルド端末に留まらない進化をしているかもしれない。でも、そこまで膨張したPalmOSが、WindowsCEなんかと比較して優れているという保証もまたない。

 WindowsCEは、ハンドヘルドデバイスはもちろん、まさしく家電製品や事務機器にまですでに採用されていたりするOSだ。それが魅力だし、それがPalmOSよりもハンドヘルド端末としては最適化されきっていない要素だったりする。(その分だけ、端末ごとのカスタマイズの可能性も広いとも言えないこともないが…)その点、PalmOSの魅力は、少なくともこれまではハンドヘルド端末として、これ以上ないのでは?というシンプルさと、それでいて極度にユーザー体験を意識したインターフェースだった。
 
 そんなPalmOSが腕時計に採用される、というのは「餅は餅屋に」という極東アジアの故事金言を無視しすぎたアイデアだ。「餅さえもMicrosoft社に」というポリシーはPalmOSとは、少なくともこれまでは無縁だった。もちろん、もっと広い意味では、ARM時代になってPalmOSが、Microsoft社と同じ土俵に上がったら、OSまでも変質して、本当に腕時計どころか、トイレのウォシュレット用リモコンにまで採用されてしまう時代も来るかもしれない。そこまでは予想がつかない。
 
 さて、「腕時計にもパームOS?」という記事タイトルは、「PalmOSを知らなすぎる戯言」とも取れるが、逆に言えば「PalmOSの復活への躍動感」を表現するには、なかなか素敵なキャッチフレーズと言えるかもしれない。
 


[1249] iPAL1420 A Dog makes News 2001-07-25 (Wed)

 Palmユーザーには、山田達司さんのロングインタビューが記憶に新しい「CNET Newsmaker」に、ポチさんこと、田中裕子さんが登場した!

■Newsmakers In Japan〜モバイル犬・ポチ--田中裕子さん My Life AS a Mobile-Dog(CNET)



 URLがPochiってのも酷い話だが、Newsmakers史上初めての「犬」のインタビューだ。モバイル犬としての誕生、Mac時代の彼女の活躍、Palmに夢中の現在までが、詳細に語られている。
 
 前回、山田さんのバナーを勝手に作って怒られちゃったので、今回は作らないよ。でも、みんな読んでね!

 


[1248] iPAL1419 BBSヘッドライン01/07/25 2001-07-25 (Wed)



■誤植 投稿者:じじぃ  投稿日: 7月22日(日)01時07分42秒

 …すでに「iPAL1413 みんな頑張れ!」で訂正を入れたが、あろうことか機長は最初この記事で、「サンマイクロシステムズ」のことを、「サンマイクロソフト」と記述してしまった。確かにこりゃ酷い!

 そんな両社の関係を象徴するような記事がCNETに出ていた。

 ●『ドット・ネット』を語るバルマーとあざ笑うマクニーリ(CNET)

 …Microsoft社が進める、いわゆる「ドット・ネット」計画についてのSun Microsystems社のCEOであるScott McNealyさんのかなり辛辣なコメントが紹介されている。

 あと、こんな記事も!
 
 ●『Java』のない『ウィンドウズXP』で本当に困るのは誰か?(HotWIRED)

 …こちらはMicrosoft社の次期OSである「Windows XP」からJAVAが締め出されるというニュース。
 
■湘南・鎌倉 Palm User Group (KS-PUG)の7月定例会のお知らせ 投稿者:TAK  投稿日: 7月24日(火)05時55分57秒

 …7月28日に藤沢駅集合らしい。
 
■しろくりがこんなところに・・・ 投稿者:もへじ  投稿日: 7月24日(火)19時57分00秒

 …雑誌「Windows100%」という雑誌の8月号の「周辺機器三昧」というコーナーに「ナビとして自転車にとりつけ」たものなど、PEG-N700C(しろクリ)関連の改造ネタが出ているらしい。私の知りあいにも「ナビとして自転車にとりつけ」て、実際にそれに乗って猛暑の東京を走り回っている人がいるけど、同じものかな?ココこんなことをやっちゃってる人

 ※その後、ご本人に確認したらご本人が自転車に取り付けているのは「しろクリ」じゃなく、「Palm V」であることがわかった。
 
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[1247] iPAL1418 Palm PlatformのARM戦略 2001-07-25 (Wed)

 すでに「iPAL1417 手のひらの準備運動」で紹介した、Palm社リリース(英文)や、ZDNNの記事CNETの記事に続いて、Palmfanによると、次々とPalm社のARM戦略に関するニュースが各種サイトで紹介されている。

■Palm OSのARMアーキテクチャへの移行に向けて,Palmと大手チップメーカー4社が提携(ZDNet/PalmOS)

■パーム(米)、主要半導体メーカーにOSライセンス供与へ◇ロイター(BizTech)

 「iPAL1417 手のひらの準備運動」の「追加情報1/2」でも書いたように、機長の頭ではなかなか理解しづらいPalm社のARM戦略だが、こうして各種記事を読んでいるうちに、だんだんと詳細がわかってくる。
 
 どうやらこれまでPalm社が互換機メーカー対象で行ってきたPalmOSライセンシーとは別の次元で、ARM開発のためにARMチップを開発中の会社4社にOSのライセンシーを与えるということらしい。こうして作られたPalmOSに最適化されたARMチップのことを「Palm OS Readyソリューション」と呼ぶらしい。(だいたい合ってるかな?)
 
 「チップメーカー4社はPalm OSプラットフォームのコンポーネントのライセンスを取得することで、より完全なプロセッサソリューションをPalm OSライセンスの取得メーカーに提供できる」ようになることが目的であり、その結果、「Palm OSのライセンスを持つメーカーは開発期間を短縮」できて、「デバイスの差別化」も行えるということらしい。(以上、ZDNet/PalmOSの記事より)
 
 また、「半導体各社は、事実上基礎的な回路の設計段階で、パーム社のソフトウエアを組み込むことができ、新規のアプリケーション開発の簡素化につながる」という表現も見える。(以上、BizTechの記事より)
 
 「iPAL1417 手のひらの準備運動」で、まだジェネラルマネージャーやってるかな〜?と書いたAlan Kesselerさん(どうやら、依然としてPalmのPlatform Solutions Group担当副社長兼ジェネラルマネジャーとして頑張ってくれているらしい!)のコメントによると「PalmがARMコアベースのプラットフォームを採用することにより,Palmデバイスのパフォーマンスが上がり,開発のスピードも早くなるだろう」ということだ。(以上、ZDNet/PalmOSの記事より)
 
 なお、チップメーカー4社がPalmOSランセンシーを獲得して果たす役割は以下の通り…
 
●Intel社…200MHz台で動作する「StrongARM」と最大1GHzというクロック速度を実現する「XScale」をPalm OS Readyソリューションとして提供
●Motorola社…「DragonBall MX1」をPalm OS Readyソリューションとして提供
●TI(Texas Instruments)社…「OMAPプラットフォーム」をPalm OS Readyソリューションとして提供
●ARM社…Palm社と連携して、Palm OSのARMアーキテクチャへのスムーズな移行と,ARM開発ツールのPalm OSプラットフォームへの最適化を行う

   

 現状では、まだまだ日本以外の国では贅沢嗜好品に過ぎないハイエンドタイプのハンドヘルド端末だが、近い将来、相対的な価格が落ちてくれば、仕事の現場や日常生活にも続々と降りてくる時代がやってくる。そうした時代に備えたPalm社のARM戦略が、今後どんな風に進化していくのか、注目したい!そして、ハードウェアメーカーのPalm社はどのチップを?Handspring社はどのチップを?SONY社はどのチップを?…と言ったプラットフォーム内部の特色が今後どんな風に分岐していくのかも注目だ。
 
  

WorP@holicで見つけた下記の当事者リリースはとっても詳細だ!

■モトローラ、ハンドヘルド市場に旋風を巻き起こす Palm社との提携を発表(モトローラ株式会社)

 


[1246] iPAL1417 手のひらの準備運動 2001-07-24 (Tue)

●追加情報アリ ●追加情報2アリ

■米Palm,Solutions Groupの新役員を発表(ZDNet/PalmOS)

 という訳で、「iPAL1260 COOの初仕事は株価を上げること?」「iPAL1264 Palm OS関連の話題 from CNET」で紹介した、6月1日付けでPalm社上級副社長兼Platform Solusions Groupの最高執行責任者Cheif Operating Officer)に就任したばかりのTodd Bradleyさん(元Gateway社Global Operations部門上級副社長)直属の部下として、Platform Solusions Group部門の新役員3人が登用されたというニュース。
 
Kevin Hellさん(プロダクトマネジメント担当上級副社長)
 …元職=Gateway社のConnected Home担当副社長として同社のインターネット機器、PDA、ネットワーク音楽プレーヤーなどの新規製品開拓に貢献
Angel Mendezさん(グローバルサプライチェーンオペレーション担当上級副社長)
 …元職=Gateway社でグローバルサプライチェーンマネジメント担当副社長
Ken Wirtさん(マーケティング担当上級副社長)
 …元職=Bertelsmann社、AOL社などの支援を受けていたベンチャー系音楽メディアRiffage.com社の創業者兼最高経営責任者 (CEO) を務めた
 
 ま、元職を見る限り、HellさんとMendezさんはBradleyさんの元同僚か?それこそ、手持ちの駒を従えて、Bradleyさんの本領発揮はこれからかもしれない。ちなみに、音楽系が多いような気がするのは気のせいか…。(ところで、Platform Solusions GroupのGMはまだ、Alan Kesslerさんなんだろうか?)
 
 さて、そんな陣容も新たになったPalm社のPlatform Solusions Group部門にも大きく関わりそうなニュースがPDABuzzに出てた。

■Palm to announce ARM plans tomorrow (PDA Buzz)

 要するに、米時間7月24日にイギリスはケンブリッジで開催される「ARM Partner meeting」において、しばらく注目されているPalm社が次期OSから採用を予定しているARMチップをどこの会社から供給するのか?という点についてのヒントぐらいは得られるのでは?という推測色の強いニュースだ。Palm社のハートを射止めるのはIntel社なのか、Motorola社なのか、はたまたTexas Instruments社なのか、それとも最初の本命だったARM Holdings社なのか?…ま、答が24日に出るかどうかはともかく、とても興味深い選択がまもなく見られそうだ。

  

【追加情報】

 上記のPDA Buzz記事のより詳しい日本語記事だ。

■Palm,ARMチップへの移行に向けた提携を発表へ(ZDNN)
■パーム、ARMチップへの移行を開始(CNET)

 さて、花嫁として選ばれるのはいったい?!

 そんな頃、マイクロソフト社では別の意図もあってか、下記のような動きを見せ始めている。
 
■マイクロソフトが『Windows CE』のコードを公開 (CNET)

 ただし、「独自の『共有ソース・ライセンス』方式を推進している」マイクロソフト社は「開発者は、共有ソース・ライセンスを使ってソースコードを修正できるが、修正後のコードを商業目的で配布することはできない」としているそうだ。ま、とにもかくにもこうした動きはハンドヘルドの未来にも影響を与えそうだ。
 
 

※ついでに、iPAL-NEXTが93万アクセスを達成。いつもいつもありがとう!

【追加情報】2

 さて、Palm社によるARMチップ移行の発表については、すでにPalm社自身が発表している。
 
■Palm Launches New Initiative to Silicon Solution Providers(Palm, Inc.)

 これについて、Simple-Palm山田達司さんが、明解に解説してくれている。つまり今回の事前発表は、「ハードメーカーとしてのPalmはひとつのメーカーを採用しても、OSメーカーとしてのPalmはこれらのメーカーすべてと共同してPalmOSの採用を拡大するんだ、という意思の現われ」なんだろう、と。さすがわかりやすい!
 
 そんな山田さんのサイト「Simple-Palm」がついに本未明、100万アクセスを迎えた!足掛け6年に渡るサイトの歴史の中で何度もカウンタが長期間止まったりした末のこの数字は凄い!
 
 


[1245] iPAL1416 続・みんな頑張れ! 2001-07-23 (Mon)

■日経平均、バブル後最安値を下回る(asahi.com)

 要するに、23日の東京株式市場では「ハイテク中心で下落を主導する日経平均株価は、終値ベースのバブル崩壊後の最安値(1万1819円)を下回って推移している」というのだ。

 すでにYoung Palm&Wineでもリンクされ、「うわっ マジで痛みに耐える時代がきてしまったのかも」とコメントされている記事だが、これは今回の参議院選挙というものを考える上で、とても興味深いニュースだ。
 
 というのも、支持率80〜90%の小泉内閣のテーマこそがこの「マジ痛み」の国民共有にあるからだ。もちろん、このマイナス面にはちゃんと意味もある。「マジ痛み」の国民共有を越えて「構造改革を!」というのが同内閣のテーマだ。このシビアーなテーマに、果して国民の大多数がいつまで耐えられるのか?…というのが、今回の選挙の争点だ。だから、もし参議院選挙前に「マジ痛み」の姿が見えないままだと、選挙後に「あの時は熱病にうなされて小泉内閣を支持しただけ!」という都合のいい日本人的言い訳が独り歩きしてしまいそうだが、こうして選挙前にちゃんと「マジ痛み」が始まってくれると、さすがに「国民的熱病」のせいにはしづらくなる。そういう意味では、今回のようなニュースは素晴らしい踏み絵となってくれそうだ。果して日本人は本当に、「勢い」だけじゃなく変化のために「マジ痛み」を共有出来るのか?
 
 さて、もうちょっと卑近な話をしよう。ここはiPAL-NEXTだから、卑近な話とはPalmの話だ。「iPAL1413 みんな頑張れ!」でも書いたように、Palmやハンドヘルドという小さい器の中でだけで議論していると、Palmはピンチだ、とか、Palmどころかすべてのハンドヘルドはもう売れないんじゃないか?…とか言った議論がすぐに始まってしまうのだが、(この「iPAL-NEXT」でも何度かそんな論調を書いてきたことは否定できない)今現在、世界的に進行している経済的環境の変化は、そんなちっぽけな問題ではないことがわかってくる。とくに、ハイテクという、その主力製品の多くが贅沢品が多いジャンルでは、不景気の影響は絶大だ。実は、Palm云々、ハンドヘルド云々…なんて次元のレベルじゃないのだ。
 
 そんな時代だからこそ、コンシューマ分野でもエンタープライズ分野でも、PocketPCよりも機能が少ない替わりに値段も安いPalmはチャンスかもしれない…という、思いっきり楽観主義的な考え方もあるのだから、ピンチをチャンスと見て、PalmOS陣営にはまだまだこれからも頑張ってもらいたいところだ。
 
 


[1244] iPAL1415 10と700の噂 2001-07-23 (Mon)

 Palm Cityの「Headline News from international sites」に、PalmInfoCenterに出た二つの噂が紹介されている。
 
■Palm Demoing Desktop for OS X(PalmInfoCenter)
■Lots of Rumors Flying About the m700(PalmInfoCenter)

 上記リンクは、MacOS X用のPalmDesktopが開発中で、すでにα版はリリースされてるけど、その発表は遅れているよ、という話。下記リンクは、Palm VIIの後継機と噂されるm700の話。m700については、この春ごろから噂だけが独り歩きしてるけど、果してどうなることやら?(いつものことながら、「PalmCity」の「Headline News from international sites」にはお世話になりっぱなしだ。とくに、PalmInfoCenter情報) 

 ←Clickするとフルサイズが見られる
 
 


[1243] iPAL1414 Cafe de Palm 2001-07-23 (Mon)

■Cafe de Palm(パムポケ)



 パムポケ!ポチさんこと田中裕子さんと、With Palm Tonight,,,えりえりさんこと小田嶋絵里さん、そして、Palmで行こう!CHEEBOWさんこと関根元和さんFakeWorksなかむぅさんこと中村和広さんらが書いた新しいPalmの本が7月31日からソフトバンク パブリッシング株式会社より出版されるそうだ。それにしてもライターさんはみんな「ふたつ名」を持ってるな〜。ま、ふたつ名っていうより、普通はハンドル名というのだが…。(お知らせ感謝>ポチさん!)
 


【ポチさんよりのメッセージ!】
 このたび、これからPalmを買おうかと考えている人のための本を作りました。「Palmに興味はあるけど何をするものかわからない。」「いったい自分の生活でどんな風に役立つのだろう。」そんな疑問を持っている方々のために、普段の生活の中でPalmがどのように活躍するかを、写真やイラストをふんだんに使って紹介しています。Palmを買ったばかりの人には入門書としても使っていただけます。特に女性にもなじみやすい構成になってますので、奥さんや彼女をPalmにおとしたい人にもお勧めの1冊。

 
 日本Palm界を代表する女性たちが書いた本だけに、大いに期待したいところだ。ところで、この本のタイトルってトラミンさんのサイト名に似てるな〜と思ったら、ちゃんとご本人の許可も得ているそうだ。納得。
 
 なお、このページからはオンラインで同書の予約も可能。
 
 なお、「パムポケ!」には、この本の宣伝とともに、これからの同サイトの方向性について、ポチさんの宣言も出ている。
 
■パムポケ再生計画(パムポケ)2001.07.23

 ま、無理しない程度に頑張ってネ!
 
 


[1242] iPAL1413 みんな頑張れ! 2001-07-21 (Sat)

●訂正アリ

■米ハイテク業界の落ち込み深刻化 社員解雇急増の兆し(asahi.com)

 とにかく米ハイテク業界の落ち込みが酷く、中でも4〜6月期は最悪で、マイクロソフト社は前年同期と比べて97%の減益、サンマイクロシステムズ社は20%減、ゲートウェイ社は32%の減収…とのこと。米主要産業の不景気ぶりも「90〜91年の景気後退期以来、ほぼ10年ぶりの不振」ということだ。
 
 み〜んな大変みたい。頑張れ!>ハイテク業界
 
   

【訂正】

ありえないだろ?ってボケ(誤植)をかましてしまった。

×サンマイクロソフト → サンマイクロシステムズ

じじぃさんからのツッコミ(スコット・マクネリも草葉の陰で泣いてますよ<死んでないって)を受けてしまった。そんなじじぃさんはツッコミながらボケつつ、結局自分でツッコむという、手のこんだ優しさをくれた。感謝!


[1241] iPAL1412 BBSヘッドライン01/07/21 2001-07-21 (Sat)



■またまた 投稿者:くろっち  投稿日: 7月19日(木)19時55分17秒

 …先日の米オールスターが盛り上がったせいですっかり忘れてたけど、今日から日本でもオールスター戦なんだね?実は野球にあんまり詳しくない機長だった。(でも、PalmBaseballのセンスとか、ジャンルへのこだわりぶりがとっても大好き!)


 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1240] iPAL1411 えりえりさんとこ 2001-07-21 (Sat)

 生半可な情報サイトより、中身が濃くてポイントが抑えられているのが、えりえりさんWith Palm Tonight,,,
 
■Webclipping、つかってますか?(With Palm Tonight,,,)2001/07/20 (金)

 …ふむふむ、なるほど。確かに、WebClippingってば、あれだけ大々的に告知されながら、OS 4.0搭載のPalm社純正機種に積極的な通信手段のためのアドオンがなかったために、どうにも盛り上がっていなかったように思う。そこに来て、PalmOS 4.0に対応したPEG-N600CによるSONYの割り込みが、このWebClippingに新しい光を差し込んでくれるかもしれない。とは言え、SONYってば、WebClippingよりもXinoのチャネルに熱心だったよう気も。さて、どうするんだろう?

■手のひらのストーリー(With Palm Tonight,,,)2001/07/21 (土)

 …Macユーザーの機長にとっては意味ないだけど、Windows環境にとってはかなり強力な武器となりそうだ。HandStory社のサイトにあるデモ(「DEMO」マークをキューサーで触れるだけ)を見ると、派手さじゃなく実利面でとても練り込まれた本体アプリも魅力!

 他にも、情報充実のWith Palm Tonight,,,だ。
 


[1239] iPAL1410 栗と林檎の新しい関係。 2001-07-20 (Fri)

■【特報】CLIE PEG-N600Cは、Mac版PalmDesktop(ver.2.6.2)の標準USBドライバ「PalmConnectUSB」でHotSync可能(CLIE User CLUB!)

 とにかく驚いた!
 
 同サイトの検証によると、なんとPEG-N600Cは「Palm社の純正USBドライバである「PalmConnectUSB」だけで、HotSyncできる」そうだ。しかも「HotSyncマネージャからメモステへのアプリの書き込みも可能」で、「この機能でMP3ファイルも書き込めた」そうだ。さらに「書き込み時には自動的にPalm/MSAudioディレクトリまで作成してその中に放り込んで」くれたそうだ。
 
 これは「OS 4.0とそれに対応したPalmDesktopでは、どうやらUSBの標準サポートを行なっているよう」で、「USBのプロトコルをPalmOSレベルで規定して、それに対応したドライバで全ての機種がサポートできるようになる」らしいのだ。要するに、PEG-N600C以降の機種では「CLINGOの役目もこれで終わり」になりそうだという。ただし、SONY社では「そういう状況でもMacは公式にサポートしないという姿勢は変わらない」そうだ。
 
 それにしても驚くべきリポートだ!Super感謝!>クリクラ!
 
※さて、そんなクリクラ!では、さっそくPEG-N600Cのネーミングで悩んでいる。確かに、機能追加もありながら機能削除もあるこの新機種の愛称は難しい。PEG-N700Cが「しろクリ」だったから「むらクリ」(紫)とか「パプくり」(Purple)ってのも、N600Cの筐体色はパープルだけじゃないしな〜。「しろクリ」のソニー内部での愛称だった「おとクリ」(今から考えると意味深な名前だ!)に比較して「おとなしクリ」(音無し)とか「むくちクリ」(無口)ってのもかなり無理あるし、だからって「えぞクリ」(映像強化)ってのも北海道すぎて違うっぽいな〜。他に特徴って言うと〜、「かばクリ」(トップカバー付属)かな〜。今のところ、iPAL-NEXTでは暫定的に「いろクリ」(6万5千色表示と予定表のカラー化と筐体が2色ある!)とでも呼んでおこうか?



※あ、iPAL-NEXTが92万アクセス。あと8万だ!いつもいつもありがとう!


[1238] iPAL1409 2つの極端 2001-07-20 (Fri)

 たとえばPalmOSが生まれた時、PDAにいったい何を求めるのか?という問題定義のもと、それまでのPDAとは違うアプローチをとった結果、PalmOSデバイスは史上初めて成功を収めたPDAになった。さて、問題定義の答はどっちが正しいのか?たいていは真のメジャー街道の入口に立つまで、その答はわからない場合が多い。
 
■30ドルで使い捨てなのに地球に優しい携帯電話。今秋にも米国で登場(PC WEB)



 上記の物体は「折り畳み財布程度の大きさ」で、「生物分解性のプラスチック」でその筐体は出来ているという。値段は30ドル予定。この物体に専用イヤホンを装着して使う「使い捨て携帯電話」だ。開発&販売するのはHop-on Wireless社
 
 一方で、こんな記事もあった。

■片目にモニター、手のひらにパソコン 日立が年内に発売(asahi.com)
■ウェアラブルPCの市場確立を狙い日立、ザイブナー提携 - 新モデルは年内発売(PC WEB)



 こっちは、日立が発表した「ウェアラブルパソコン」だ。上の画像のセットは総重量310K程度で、値段は25万円程度。年内にも発売するそうだ。同パソコンセットを開発したのは、Xybernaut(ザイブナー)社。画像だけ観てると、かなり怖い。
 
 どちらも、それぞれの方法で電子機器に新しい価値観を与えようとしている。どちらが未来に繋がるのか?どちらも未来には繋がらないのか?…そこまではわからないが、なかなか楽しみな冒険ではある。
 
  


[1237] iPAL1408 3を4にする? 2001-07-20 (Fri)

■PalmOS 4.0 upgrade coming in November(PDA Buzz)July 19, 2001

 要するに、今年の11月には、下記の旧OS搭載機種でもPalm OS 4.0へのアップグレードが受けられるようになるらしい。

 Palm III、Palm IIIx、Palm IIIxe、Palm IIIc、Palm V、Palm Vx

 CLIEやHandEraについても、同時期にアップグレードが受けられるらしい。ただし、無料じゃないと思うよ、ってことらしい。

 ところで、簡単にPalmOS 4.0へアップグレードとか書いてあるけど、「16-bit color support」なんてことが、どの旧機種でも可能なんだろうか?…よくわからん。



※その後、ZDNet/PalmOSの記事も出たのでリンクだけ。

■米Empower Technologies,Palm IIIx,IIIxeに対応する「Linux DA O/S」を公開(ZDNet/PalmOS)


[1236] iPAL1407 ATOKとPOBox 2001-07-20 (Fri)

 「iPAL1402 -100の魅力。」でも紹介した新型クリエ「PEG-N600C」に新搭載された「ATOK Pocket for PalmOS ver.2」について、実際にAKIBAX2001の会場で触れてきた詳細リポートがえんすぅ〜ぱぁむ!に出ている。

■01/07/19のひとりごと「ATOK Ver.2.0とPOBoxって」(えんすぅ〜ぱぁむ!)

 タイトルの通り、機長も大変興味を持っていた「ATOK Pocket for PalmOS ver.2」と「POBox」の詳細比較記事になっている。両者の違いが、とてもよく理解できた!
 
  ← それはともかく、誰? …それに水色、デカすぎない?


[1235] iPAL1406 加速するソニスタ 2001-07-20 (Fri)

■ヤフー!とソニースタイル、共同で新Eコマースサイト(CNET)

■Yahoo! Style(Yahoo!)

 「iPAL1375 So-netとソニスタがCLIEで…」でも紹介したように、つい1週間ほど前にSo-netとの提携を発表したばかりのソニスタが、今度はYahoo!と提携したらしい。なんだろう、この活発さは…?!
 


[1234] iPAL1405 Handspringなりの一手。 2001-07-20 (Fri)

■米Handspring,2001年度第4四半期および2001年度決算報告を発表(ZDNet/PalmOS)

 Palm社同様、その営業成績が心配されたHandspring社の2001年度第4四半期決算報告が報告された。

 同記事では、同時に「2001年度第4四半期」のまとめとして以下の点をあげている。

・VisorシリーズとSpringboardモジュールの韓国における展開を開始
・Hartcoとの提携によるカナダでの新規流通チャネルの拡大
・ヨーロッパでのVisorPhoneの出荷
・Franklin Coveyとの流通提携
・VisorPhone向けのメッセージ、メール、Web閲覧の統合アプリケーションを発表
・MicrosoftのMSNやGoogleの検索機能を搭載したWebブラウザBlazerを出荷

 さらに、今後の展開予定として…下記のようなプログラムを積極的に行っていくと発表した。

・ワイヤレス製品投入に向けた投資を継続
・各種マーケティングプログラムの撤廃
・全従業員の9%にあたる40名の人員削減
・全事業部内での大幅なコスト削減などの経費削減策

 なお、Donnaは今回の決算報告を「急速に冷え込んだ経済に順応し,経費削減に努める一方で,将来製品への投資を継続」と評価している。たぶん、あの、いつも大声なんだろうな。さらに、今後のビジョンとして以下の3目標を掲げている。

・2002年度第2四半期末までに従来のハンドヘルド製品の利益を高める
・将来的な投資をワイヤレス通信関連製品、サービス分野に集中させる
・2002年末までにビジネス全体の収益性を上げる
 

 ハンドヘルドデバイスに限らず、厳しいマーケットはしばらく続くだろう。Palm社同様、頑張って欲しい!>Handspring社

 【参考】●米Palm,2001年度第4四半期決算報告を発表(ZDNet/PalmOS)

■米Handspring,新COOに同社の創業者Ed Colligan氏を指名(ZDNet/PalmOS)



 さらに、同社は7月18日付けで、新COOに同社のマーケティング・セールス担当上席副社長のEd Colliganを任命した。Jeff HawkinsやDonna DubinskyとともにPILOT開発以前から行動を伴にしてきたマーケティング分野のプロフェッショナルで、同社でもっとも陽気な男の一人が新COOに就任した。不景気時代のリーダーとしてはなかなか最適な人選かもしれない。
 
 なお、Donnaは今回の盟友EdのCOO就任に関して、以下のように述べている。「Ed Colliganと一緒に仕事をするようになって約8年が経つが,彼はかつてのPalm Computing,現在のHandspringの両方でリーダーシップを発揮,製品定義や,セールス,マーケティングなどの全般的なビジネス戦略をサポートしてきた。彼はHandspringのビジネスや企業文化に不可欠であり,このたび彼に新たなポジションを提供できて喜ばしく思う」
 
 ところで機長は、陽気なやり手ビジネスマンであるEd Colliganの名前を聞くたびに「この映画」のことを思い出す。ま、中身もだいたいそんな内容だったし、ちょびっとだけど顔も似てる。偶然だが…。
 
 


[1233] iPAL1404 手のひらのペンギン 2001-07-19 (Thu)

■Linux for your Palm IIIx/IIIxe(PDA Buzz)July 18, 2001



 という訳で、Palm IIIx/IIIxe専用らしいが、Palm用のLinuxソフトがEmpower Technologies社からリリースされるらしい。

■Linux DA O/S for Palm Demo Download(Linux DA)

 デモ版をLinuxDAの上記ページからダウンロード出来る。なお、完全版の申込もまもなく始まるらしい。そして、同ページには「Linux DA O/S for Palm Vx=COMING SOON!」なんて文字まで見える!




[1232] iPAL1403 BBSヘッドライン01/07/19 2001-07-19 (Thu)



■瓜生、日記を始めてみました。 投稿者:ぱたりろ  投稿日: 7月17日(火)08時50分11秒
■すみません・・・ 投稿者:ぱたりろ  投稿日: 7月17日(火)08時56分39秒

 …「iPAL1394 全力疾走の気配り男。」を参照のこと。

■GENIO-eはそんなに悪くないかも 投稿者:しげ/難波  投稿日: 7月17日(火)19時53分09秒

 …「iPAL1397 エンタープライズ戦線、異常あり?」を参照のこと。しげさんを始め、「GENIO-e」の評判はなかなかいいみたい。問題は…。
 
■GENIO-e 投稿者:かつ  投稿日: 7月18日(水)00時45分34秒

 …こちらも銭男、もとい、「GENIO-e」ネタ。1000万台の出典は不明だが、このデバイスが1000万台行くってことは、PalmOSデバイスは国民の半分くらいには行き届きそう。ま、日本のハンドヘルドデバイス事情(まだまだ高級玩具の一種)を考えると、夢物語だが…。

■丸玉様へ 投稿者:【管理者】機長  投稿日: 7月18日(水)03時09分48秒

 …「iPAL1396 四本の矢」を参照のこと。
 
■若干の変更 投稿者:参謀  投稿日: 7月18日(水)06時21分42秒

 …「iPAL1398 子泣きジジイ?」を参照のこと。ただ、「GENIO-eは確かにコンパクトでいいですね。これでpalmのエミュレータ-でも動いてくれれば」という参謀のコメントについては、Palm Cityの下記記事も参照のこと。
 
 ●Palm Emulator for PocketPC?(PalmCity/Headline News from international sites)Jul-17
 
 とても興味深いニュースだが、「スピードがパームデバイスの60%から70%」というのが気になるな〜。それじゃPalmの意味がまったくなくなってしまう。
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1231] iPAL1402 -100の魅力。 2001-07-19 (Thu)

 ニューヨークでSteve Jobsが、まあ、それほど驚くべき発表をしなかったこの日に、SONYが国内向けとは言え新型CLIEを発表したのは、やっぱりJobsが大したものを発表しないって知っていたのか?それとももともと敵じゃないと思ってたのか?…ま、そんなことはともかく、新型CLIEだ。

■パーソナルエンターテインメントオーガナイザーPEG-N600C(SONY)

■[特集] Palm OS 4.0搭載フルカラー対応のエントリー向けCLIE「PEG-N600C」速攻&徹底レビュー (ZDNet/PalmOS)

■PalmOS 4.0搭載、CLIE PEG-N600C&専用モデム登場!8/4発売開始! (CLIE User CLUB!)2001.7.18
 


 ま、詳しいことは上記の濱田宏貴さんのレビュー記事を読んでもらうとして、機長はやっぱりハードウェアはともかく、「ATOK Pocket for PalmOS」の最新版(ver.2)に興味を引かれている。POBoxっぽさっていうのか、日本語モバイル環境において、入力をいかに効率良く処理するのか?はとても大きなポイントだ。少なくとも機長の場合、液晶が16bitカラーになることよりも興味ある。ただ、PEG-N700Cにあって、このPEG-N600Cにはない最大のポイント(音楽再生)はずいぶんと悩むところだ。だってさ、やっぱり別の荷物持たずに音楽再生が出来るって、慣れちゃうと便利なんだもん!…さ、どうするべ?


 
 あと、細かいところでは、「予定表で色文字表示が可能に」クリクラ!より)がちょっと気になる。機長はこれがやりたいためにDatebk3をいち早くDatebk4にアップさせた経緯がある。ところで、てことはSONYの予定表は、すでにPalmOSデフォルトのものじゃないってことか?…細かいけど、ちょっと驚き。すでにHandspring社のVisorではDatebook+(ほぼDatebk3)を採用してるけど、これから置き換えソフトがオリジナルってのは多少流行るかもね。でも、その分だけ本体メモリが圧縮されるのはちょっとつらいけど。
 
 あと、機長の場合はMacユーザーだけに「リーダーライターなしでメモステを外部ドライブとして活用できる「MS Import(CLIE用)/MS Export(PC用)」」クリクラ!より)のMacintosh版があったらな〜ってな欲望が…。
 
  


[1230] iPAL1401 SCOOP!米国から届いた謎のデバイス 2001-07-18 (Wed)

 アメリカの友人から、「謎のハンドヘルドデバイス」が機長宛に届いた。そこにはこんなことが書かれてあった。

「機長さんはこのデバイス、知ってましたか?」

…実は機長はこのデバイスのことを、まったく知らなかった。だから、愕然とした!以下のリンクは、その衝撃のリポートだ。

■SCOOP! JA-RU社のハンドヘルドデバイス(iPAL-NEXT LONG COLUMNS)


[1229] iPAL1400 ゲリラ戦のために! 2001-07-18 (Wed)

■ホワイトペーパーをDOC形式にてご用意しました。 (パームコンピューティング)

 「iPAL1363 市街戦のために。」でも紹介したように、パームコンピューティング社が発表した「エクスパンション戦略についてのホワイトペーパー」という書類束は、PalmOSデバイスの企業進出におけるゲリラ戦という面で、とても有効な武器弾薬であると機長は思うし、PalmobileのSHUさんが書いていたように、「できればパームコンピューティング自身が同じ文書をDoc形式なりテキスト形式で公開」されれば、より有効な戦略的武器になるはずだった。
 
 そしたらさっそく、その通りの作戦が実行されていた。ま、もともと準備されていたプランが実行に移されただけかもしれないが、そういう志はよし!絨毯爆撃と担当者からの落下傘降下を得意とするPocketPC陣営に比べて、PalmOS陣営がもっとも得意とするゲリラ戦の武器が供給されたことは、喜ばしいかぎりだ。
 
 さ、武器は揃った。次の作戦はもう決まっている。企業の担当者を口説くゲリラ戦を行うのは…。
 
 


[1228] iPAL1399 食いしん坊? 2001-07-18 (Wed)

■最強?(With Palm Tonight...)



 USB経由で「CF」「メモリスティック」「スマートメディア」「MMC/SD」という4つのカードに対応したカードリーダーだそうだ。なんだろう?これを見た瞬間…「お腹壊すなよ」と声をかけたくなった。でも、ちょっと興味あり!

■Multi-Format Memory Card Reader(ACOMdATA.com)
 


[1227] iPAL1398 子泣きジジイ? 2001-07-18 (Wed)

■ワイヤレスジャパン2001に新CLIE用CF型PHS通信カードアダプタを展示(ZDNet/PalmOS)



う〜ん、デカイね。「このモックアップは最終形ではなく,製品化にあたって若干の変更が行われる」ということなので、それに期待したい。


[1226] iPAL1397 エンタープライズ戦線、異常あり? 2001-07-17 (Tue)

●追加情報アリ

■東芝、PDA市場に参入 - PocketPC「GENIO e」を発売(PC WEB)

■日本オラクル、モバイル用DB利用環境の新製品「Oracle9i Lite」を発表(PC WEB)

 MYCOM PC WEBに並んだ上記2つの記事には、結構意味がある。上の記事は、このところ続いているMicrosoft系ハンドヘルドデバイスの日本参入作戦として、東芝「GENIO e」を発売したというニュースだ。
 


 すでにPockePCを見限ってWindowsCEベースのシンプルデバイスを発表したCasio社や、それを追随しそうな気配のNEC社に比べると、東芝のデバイスはPocketPCの伝統をまるごと受け継ぐような予価=7〜10万円という、思いっきりハイエンドマシンぶりを発揮している。つまり、ニッチすぎて、企業が購入するにしても二の足踏みそうな贅沢機種としてデビューした。ラップトップパソコンと比較されることも多いだろう。とは言え、なかなか各社が二の足を踏んで参入が止まっていたPocketPC/WindowsCE陣営にとっては、東芝という新たなるビッグネームの参入は、多少なりとも効果があるはずだ。少なくとも雑誌で特集記事を組む際のきっかけにはなるだろう。
 
 一方、下記の日本オラクル社がモバイル専用超小型データベース「Oracle9i Lite Release5.0」を7月30日から発売するというニュースは、「これまでの「Oracle Lite」製品は、(中略)Windowsノートパソコンと、WindowsCE機向けを中心としてきたが、同社では、Palm機の市場が拡大していることから、今回の新版から、Palmへの対応に踏み切った」という、PalmOS陣営よりのニュースと言える。ずいぶん前から提携関係を続けてきたオラクル社にしては、ずいぶん遅れたな〜とは思うが、とくに企業ユースを考えると、なかなかいいタイミングでの発表&発売と言える。
 
 そう!これからの季節、バラバラの足並みのまま日本企業に急襲をかけるPocketPC/WindowsCE陣営と、着実&地道に企業ユースを伸ばしながらコンシューマ市場を後押ししようとするPalmOS陣営の争いは、ますます激化しそうだ。そしてますます目が離せない!



【追加情報】

iPAL-BBSに、おなじみ!しげ/難波さんからの「GENIO-eはそんなに悪くないかも」という書き込みがあって、「バッサリ切って捨てるほど悪い機種では無さそう」など、Wireless Japan会場からの生々しいリポートが出ている。

 なお、機長としては同マシンのことはよく知らないので、その内容についてはとくにコメントしない。上の記事でも書いてあるように、問題があるとしたらそれは値段(あくまで予価だけど)だと思っている。この値段で、このハイエンドマシンを買ったり使いこなしたりする人達はたぶん、これからも新型機種が出るたびに一度は買ってみる人たちだろうと思う。そーゆー人達の数はそんなに多くない。つまり、一般化しないんじゃないかと思っている。「いろいろ出来るったって電子手帳でしょ?え、10万?」というのが、ごくごく普通の感覚だと思う。そーゆー意味では、最初のダッシュでそこそこ売れると思うが、そこから先にはなかなか来ないのでは?と思ってしまう。

 こーゆーマシンが飛ぶように売れる(つまり一般化する)ようなら、それこそ値段の安いPalmOSデバイスはもっと売れてくれるはずだ。そう、ハンドヘルドコンピューターを持つことが常識になるってことだから。それはそれで喜ばしいことなんだが…。



※iPAL-NEXTが91万アクセス達成!感謝!


[1225] iPAL1396 四本の矢 2001-07-17 (Tue)

■ようこそ!Palm OSの世界へ(Impress Watch)

 パームコンピューティング社の担当の方から貰った紹介文によると、このイベントは「Palm OS 搭載の国内4大メーカーが一同に集まった国内初のWebイベント」だそうだ。その証拠に、参加企業には、ソニースタイルドットコム・ジャパン株式会社ソニーマーケティング株式会社日本アイ・ビー・エム株式会社ハンドスプリング株式会社パーム コンピューティング株式会社という、日本を代表するPalmOSプラットフォームな企業名がズラリと並んでいる。
 
 多少デザイン的にやぼったいところもあるが、中身はなかなか面白い。とくに機長が注目しているのは、「イベント限定!クロスワードパズル」の企画。それぞれの機種に絡んだ問題が並ぶクロスワードを解いて正解&抽選ならば、各社からなかなか面白いレアグッズが貰える!これはマジで楽しいぞ!

 ま、そんなことはともかく、こうして互換機メーカー4社が勢揃いする姿は、なかなか感動的ですらある。

    


[1224] iPAL1395 Palmfanの本気! 2001-07-17 (Tue)

■Palm完全攻略ガイド(毎日コミュニケーションズ)



 M.HiroseさんBrianさんMaruさんという、Palmfan軍団が心血を注いで作ったPalm用ムックが毎日コミュニケーションズから発売された。非常にバランスがいい。情報の取捨選択とまとめ方がシャープだ。ビギナーはもちろん、機長のような中途半端にわかったような気になっている人間も、「ううむ!」とうならされてしまう。とても完成度の高いムックに仕上がっている。必読だ!1280円。
 


[1223] iPAL1394 全力疾走の気配り男。 2001-07-17 (Tue)

マサトレによると、「溺死体」が新しいホームページを持ったらしい。…と書くと、小馬鹿にしてるようだけど、小馬鹿にされることを何よりも生きる糧とするお人なので、あえて小馬鹿にしてみた。でも、そんな彼の真実の姿は…大阪で確認しよう!実は凄い人だ。どう、凄いかはともかく!

■うりだい!(瓜生良治)

※関係ないけど、上の文章を書こうとして「溺死体」という単語を入力しようとしたら「溺死隊」と入力されてしまった。困ったIMだが、「溺死隊」…想像すると、かなり凄そう。


[1222] iPAL1393 BBSヘッドライン01/07/17 2001-07-17 (Tue)



■さいぱむりんオフについて(長文ごめんなさい。) 投稿者:Nash@ぱむりん  投稿日: 7月16日(月)09時46分09秒

 …ども、最近はバタバタしてて、メールいただいてもなかなか紹介できなかったりするので、iPAL-BBSに直接書き込んで貰えると、とっても嬉しかったりする!さて、詳細&登録は直接ココへ!

■CLIEにCF型PHSが! 投稿者:参謀  投稿日: 7月16日(月)21時59分06秒

 …どんどん、いろんな機種が繋がっていくんだね〜!ところで、そんなこと気にしないでどんどん書いてくれるとありがたい。結構バタバタしてるので。>「ああ、機長がもうすぐ書くとわかっていながら!」

■Palm社の訴訟について 投稿者:猫みかん  投稿日: 7月17日(火)01時06分41秒

 …「iPAL1392 起訴って?」でも触れたZDNetの記事「米Palmと証券会社数社,株価操作の疑いで起訴」の更なるフォロー、大感謝&お久しぶり!>猫みかんさん
 
 なるほど。それが米国の集団訴訟なのね。ところで、「「集団訴訟」の判決だと賠償金の代わりに製品にクーポン券(もう一箱もらえる等)を封入する場合が多い」とのことだけど、だったら、それ(クーポン券)目当てで集団訴訟起こしてみるかな?それじゃ、ただのタカリか…。

【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1221] iPAL1392 起訴って? 2001-07-16 (Mon)

 「iPAL1387 BBSヘッドライン01/07/14」で触れたZDNetの記事「米Palmと証券会社数社,株価操作の疑いで起訴」に関して、Life with PalmPilotさんが、とても興味深い考察を行っている。

■2001-07-14 起訴という言葉(Life with PalmPilot)

■2001-07-15 「起訴」その後(Life with PalmPilot)

 簡単にまとめると、「これって、刑事訴訟じゃなくて民事じゃん。起訴ってどーゆーことだろう?」ってな感じだろうか?ただし、機長はそっち方面の知識が希薄なので、これ以上コメントしようがない。でも、報告だけしておく。Palm社、ちょっと可愛そうだから。


[1220] iPAL1391 BBSヘッドライン01/07/16 2001-07-16 (Mon)



■palm-j.com 投稿者:まゆりん  投稿日: 7月15日(日)13時35分19秒

 …すまない。ごっちゃになっていた。修正済み。

■Neopad式入力 投稿者:増井  投稿日: 7月15日(日)18時35分14秒

 …CSL Home増井さん、さすがに入力方式には詳しい!彼が紹介してくれたe-atute社(フランス系の会社かな?)の言語入力システム「Octave」は、「iPAL1388 まったく新しい日本語入力システム?」で紹介した「Neopad」にほんとに似てる!


 
 実は、入力の具体的システムが「Neopad」は携帯電話などの家電を目指したため10〜12個のキー操作、「Octave」の場合はもともとPalmなどハンドヘルドデバイスを目指したためスタイラスなどを8方向に滑らせる操作…と、それぞれ違うのだが、その重要なパーツとなる文字のシンボリック分解の手法はとてもよく似ている。4方向の馬蹄型シンボルはまったく同じ、縦と横の直線型シンボルも同じ、「○」シンボルも同じ、違いとしては「Neopad」が「・」シンボルや2方向のスラッシュ型シンボルを使っているのに対して、「Octave」では、Palmにおける「ショートカットのような記号」を使っている。それにしてもよく似ている入力システムだ。面白い!





■Neopad 投稿者:THEMIS  投稿日: 7月16日(月)01時02分39秒

 …なるほど、すべては「ロ−マ字で音を入力するにはあまりにも似たモノが多い」ハングル文字の入力が、これらの入力システムの起源では?…ということらしい。確かに、起源はともかく「Octave」「Neopad」では、ほとんどすべての言語入力が可能、という意味では面白い。
 
 てことは、トンパ文字なんかも入力可能なんだろうか?ちょっとややこしめの文字だが…。これも可能なら、近い将来、地球外生命体が来てもすぐに専用エディタが作れそうだ。でも、問題はフォントか…。

       ← 左のトンパ文字の意味はココで!
 
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[1219] iPAL1390 地球の森林はどんどん狭くなっているのに… 2001-07-15 (Sun)

誰もが興味を持っている訳ではないだろうが、最近比較的おとなしかったドメイン名絡みの情報がいくつか登場した。

■多言語ドメイン名,年内を目標に標準化進む(ZDNet/エンタープライズ)

 …トップレベルドメインが細分化する中、果して他言語ドメインに意味はあるのだろうか?という疑問はある。ドメイン名を聞いた直後に、「で、それは日本語で?それとも、英語で?」なんて質問を追加するだけのような気もするからだ。
 
■ドメインの森で迷ったら? レジストラに救助を求めよう(ZDNet/エンタープライズ)

 …ますます混迷化するドメイン問題を、「ドメインの森で迷ったら?」と表現している。それはそれで詩的にはそこそこ美しいのだけれど…。
 
■ドメイン名紛争にご注意(ZDNet/エンタープライズ)

 …今年の夏から導入される「.biz」や「.info」というトップレベルドメインが生みだすであろう、さまざまな法的混乱には気をつけましょう、という記事。ある種、上記の「ドメインの森で〜」の記事に呼応している。
 
 ま、トラブルこそずっと起こり続けてはいるが、意外とシンプルだったこれまでのドメインの世界が、これからますます混迷化することだけは確実だ。それもこれも、インターネットという世界が、数世紀ぶりに発見された新世界だったせいなのだが、この新世界はこれからどんな合衆国に育つのだろう?たまにはベトナム戦争もする?
 
 そういえば、かつて下記の記事で触れたドメインは、いまだに何者かによって占拠されたままだ。
 
■PAL144便 Palm Air Lineの謎(パーム航空)

 そう、機長にとってとても重要な意味を持つドメインだ。このドメインが購入(1999年11月14日)されてから、今年の11月14日でちょうど2年が経つ。ある種、根気比べだ。また、その後、別のドメインもまた上記ドメインとは別の人間に買われてしまった。2000年2月1日のことだ。
 
■ミニ定期便485 狙われたPalm Air Line(iPAL-NEXT)

 さて、ドメイン名って、だいたい2年ぐらいで更新時期が来る。果して今年の年末から来年の初頭にかけて、両ドメインはどんな動きを見せるのか?…ちょっとドキドキ。

 ちなみに、「ipal.com」は「Integrated Personalization And Localization」という会社の所有、「ipal.net」と「ipal.org」は「Internet Power And Light」という会社の所有だ。いずれも、うちの「iPAL-NEXT」よりも歴史が古い。
 


[1218] iPAL1389 Crs-MailViewがベータ公開 2001-07-15 (Sun)

 やや、旧聞になるが、「iPAL1354 Crs-SCOOP!」でもプレビュー的に紹介した高橋大樹さんの新作ソフト「Crs-MailView」が正式にβ版公開された。

 下記のスクリーンキャプチャーは、ハイレゾ画面を1/4サイズに縮めているので文字は読みづらいが、本物のハイレゾ画面では、最小文字でサイズでも、くっきりすっきりと読める!
 
 ← 最小フォントで、サブジェクト表示(上段)とともに2分割表示してみたところ

 ← 大きめのフォントでまるごと開いてみたところ

 α版時代には存在しなかったが、引用文が自動的に着色されたりしてくれる。これは便利!また、「Del(個別削除)>」「DelAll(まとめて削除)」「UR(既読を未読に変更)などのボタンが加わった。「%」ボタンは前回同様、2分割画面の表示割合を3段階に変更するボタン、「F」ボタンも同じく、フォントサイズを2段階に変更するボタンだ。(フォントは等幅フォント)
 
 作者である高橋さんからのメールには、「一応、リーダとしては(細かい部分を除き)主要な部分はできたかと思います」という一文があった。いつか宣言していたメーラーとしての進化にも期待したいところだが…。なお、例によってこのソフトは、PEG-N700C専用だ。ジョグダイヤルなしには操作すら完全には出来ないほど。
 


[1217] iPAL1388 まったく新しい日本語入力システム? 2001-07-15 (Sun)

FreewarePalmで見つけた「Neopad Nihongo Input Romazi v0.9」というソフトには驚いた。なんと、日本以外の国で作られた日本語入力システムソフトなのだ。在韓国のソフトウェア会社NEOPAD社の作品。



 まず、素朴な疑問。日本には正式なPalmOS日本語版にデフォルトで日本語入力システムがついてるし、ATOK for Pocketだってある。言わんや、J-OSだってある。POBoxだってあれば、kanaeだってある。楽ひらだってある!それなのに、なぜこんな、まったく新しい日本語入力システムソフトが作られ、発表されたのか?…いちおー、注意しておくがこのソフトには日本語フォントが入っているわけじゃない。だから、このソフトを使うためには、少なくともPalmOS日本語版がインストールされていることが必須条件だ。ReadMeの必須条件にも「Palm日本語OS version 3.5以上」という文字が書いてある。
 
 では、なぜこんなソフトが今誕生したのか?下記の概念図を見ると話が早い。
 


 つまり、このソフトはPalmというよりは携帯電話などに代表されるの10〜12個のキー操作を前提とした、まったく新しい言語入力システムなのだ。上の図では、10個のキーに不思議な記号が割り当てられているが、これらは、文字の要素をシンプルな記号に置き換えたもので、これら記号の組合せで文字を入力する。同サイトの「デモ」ページを見て貰うと話がさらに早い。
 


 カタカナの「メ」を入力するローマ字入力は「ME」だが、このシステムでは「M」を単純化した「I」と「I」の連続記号で表現している。そして「E」は「C(ちょっと違うが…)」だ。この要領で、それぞれのアルファベットを単純化した記号の組みあわせによって、日本語を入力していく。冒頭に書いたソフトではローマ字入力版しかないが、すでに「カタカナ」入力版も出来ているらしく、前述の「デモ」ページには以下のような「カタカナ入力版」も用意されている。
 


 ここまで説明すれば、だいたいのことはわかってもらえたと思う。このソフトは、10〜12個のキーで入力する、まったく新しい入力システムの試用版的なニュアンスがあるらしい。さらに、このシステムの要である「文字を単純な記号に分解して入力する」というシステムは、ローマ字入力の際のアルファベットやカタカナ入力の際のカタカナだけでなく、全世界の文字にも対応できる可能性を持っている。同社では今後、「ラテン・アルパベット」(ママ)、「ロシア・キリ−ル文字」(ママ)、「アラビア系文字」、「ヘブライ文字」、「中国語漢字」、「日本語文字」、「韓国語ハングル」、「タイ語文字」、「印度系(ドバンガリ)文字」、「絵文字」、「貨幣記号」など、全世界の言語文字及び特殊記号に対応する予定らしい。どんな複雑な文字体系でも、10〜12個のキー操作で入力できるというシステムは、携帯電話はもちろん、今後登場するであろうデジタルテレビのリモコンなど、省スペースでの文字入力を要求される各種家電製品に応用できるであろう、というのがこのソフト「NEOPad」の目指す未来像だ。
 
 ま、Palmのように、日本語入力にすでに多くの便利な選択肢がある場合は、今すぐそれが必要!ということは少ないと思うが、日本語に限らず世界の言語に対応する新しい入力システムの萌芽を試してみるのも、ちょっと面白いものだ。
 




[1216] iPAL1387 BBSヘッドライン01/07/14 2001-07-14 (Sat)



■中日韓OS CJK OS 投稿者:gauche  投稿日: 7月10日(火)16時58分44秒

 …おなじみ!「Gauche's web pages」gaucheさんからの投稿。アジアンPalmを目指す人、実際にアジアンな各国語を必要とする人の必需品ソフトのひとつだ。関係ないけど、いや、ちょびっと関係あるけど、掌極道「Palm台湾バージョン」(01.07.13)は楽しかった。



■事後報告ですが・・・ 投稿者:ぱたりろ  投稿日: 7月11日(水)17時45分14秒

 …Palm de COOL!でも活躍するKAIZO界の貴公子・SANAIさんと、PalmWorksSoutenさん、そして、彼の弟君でもあるYoung Palm&WineYoungさんの三人が関西方面(大阪〜名古屋)に出かけた珍道中記は、ココに!関西Palmツアーの名場面が豊富な画像とともに紹介さえている。あ、皮の巨匠の筋肉塗りの巨匠の隠れ家とともに木彫り熊の証拠写真まで!さらに、中京地方では組長の秘密オフィスにはこんなものまで!(感謝!)それにしても、さすがに濃いな〜!しかし、祇園で戯れる美女と超美女っていったい…?!

■2000年携帯情報端末シェア 投稿者:にしむら  投稿日: 7月13日(金)13時02分25秒

 …まずはデータを転載しておくと…

携帯情報端末 2000年国内シェア(日経新聞調査)

1.シャープ 31.5(▲17.6)
2.パームコンピューティング 15.5(-)
3.ソニー 13.7(-)
4.NEC 12.8(▲5.4)
5.カシオ計算機 11.2(▲0.1)

国内出荷台数(伸び率)132万4千台(53.0)

日経流通新聞より

 なるほど、ここにはHandspring社や日本IBMが上位5社にも入っていないんですね、という御指摘。しかし、この種のデータって場合は「携帯情報端末」って奴のコンセプトが曲者で、いろいろな会社がいろんな機会にこの種のデータを出すんだけど、そのたびに「携帯情報端末」のコンセプトが違うので、なんとも言えない。でも、Palm勢が少なくて、PocketPC勢が強い数字の時はたいてい、「キーボード付きのマシン」まで含まれていることが多い。場合によっては「電子辞書」まで!どっちなんだろうね?
 
 たとえば「iPAL1280 ややこしい。」で紹介した2000年度の日経のデータでは、明らかにキーボード付きの端末まで含めたデータなのに、メーカー別では「シャープ23%〜NEC18%〜ハンドスプリング15%〜パームコンピューティング13%」という順番になっている。ソニーはランクインさえしていない。
 
 また、BCN総研の「BCN AWARD2001」では、「携帯情報端末部門」での第一位に「シャープ」を選んでいるが、そのシェアはわずか19.8%だ。なお、BCN総研の場合、「パソコンショップ9社318店舗のPOSデータ(実売データ)」からの算出だ。
 
 と言うわけで、ほんと、データごとに微妙に、というか、かなり激しくデータが違ってくる。とっても難しいのだ。機長も完全にフォローできないので、詳しい人のフォローを待つ。

■Palm株価操作! 投稿者:ぱるぱる  投稿日: 7月13日(金)16時23分30秒

 …ZDNetの「米Palmと証券会社数社,株価操作の疑いで起訴」という記事が元ネタ。もしも、立件されれば、機長もその被害者だったりするのだが…。ただ、何となく感じているのは、もしも本当だったとしても、それはPalm社そのものよりも、旧親会社である3Com社の策謀だったのでは?と思っているからだが、こんな考えって、すべてをPalm社切り離しの際に少しでも儲けようと考えた3Com社のせいにする機長は、お人よし過ぎるだろうか?

 ま、どっちにしても、Palmのことはともかく株のことはよくわからん。そんな初心者が株なんかに手を出すもんじゃないということは、痛いほど痛感した、この1年の同社の株価だったことは確かだ。こーゆーのを授業料って言うのかもしれない。
 
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[1215] iPAL1386 笑いながら50万。だけど、笑ってるだけじゃない。 2001-07-14 (Sat)

 機長も大ファンであるサイトふふふPalmがついにPalm系サイトでは…何番目だったか?…まだシングルのはず…ハーフミリオン(つまり、50万アクセス)サイトの仲間入りを果たした。本当におめでとう!

 彼のサイトは、真面目さと、不真面目さと、ほどよいリアリティが魅力のサイトだ。また、実際には更新のために頭を抱える日日もあるのでしょうが、そういうところをちっとも見せないという意味で、とってもエンターテインメントなサイトだ。これからも、PalmやPalmの周辺で起こっているさまざまなことを、真面目だったり、不真面目だったり、つまり、「ふふふ流」に伝えて続けて欲しいと切に願う機長だ。
 


[1214] iPAL1385 Simple-Happy 2001-07-14 (Sat)

 山田達司さんのサイトSimple-Palmにいくつか、おめでたいニュースが並んでいる。

 まずは、正式版も発表されてPalmGear.comなどからの登録も可能になった彼の作品「PowerRUN」が、PalmGearの月間トップ50で27位にランクインしたこと。「Launcher III」(29位)なんかよりも上にいるってのは爽快だ!彼の作品としても久々のランクインらしい。(なお、彼のサイトでは「PowerJOGやPowerRUNのライセンスをPalmware開発者やPalm関連記事のライターの方にプレゼント」する特別サービスも実施中だそうだ。しまった!どっかの雑誌で記事にしてライセンスを貰えば良かったが、両ソフトともすでに登録済みの機長だ。だって、両方ともないと困るから!)
 
 そして、もうひとつのニュースは彼のサイトSimple-Palmが、まもなく100万アクセスを達成しそうだってこと。7月14日の昼頃見たら「979,393」ほどだった。機長も記憶しているが、同アクセスカウンタは「途中で一度0にもどったり、カウントしていない期間が1年以上あったりしたので、あまり正確な値ではない」そうだが、もしも100万アクセスを偶然目撃された人の画面キャプチャを募集している。さらに、その際にプレゼントする賞品まで募集している。(笑)ここの100万アクセス争奪戦は、なかなか激烈になることが予想される。
 
 なお、「DA Launcher」の最新版(Ver.4.0b4)も登場!こっちのソフトでは「アイコンを書いてくださる方」を募集している。

 なんだか、めでたいこと続きのSimple-Palmだ。
 


[1213] iPAL1384 文具としての電子機器 2001-07-14 (Sat)

 Bluetoothは、いくつか諸問題も抱えていてPCとの連携に関してはまだまだ未来が不安視されている部分もあるにはあるが、元来、「狭いエリア!少ない電力!狭いスペース!」では、圧倒的なアドバンテージを発揮する。そういう意味で機長がずっと注目してきたのは、ハンドヘルドデバイスにおける利用はもちろん、「手書き入力ペン」分野でのBluetoothの今後の活躍ぶりだ。これまでも何度か紹介してきた。
 
「ミニ定期便553 歴史を変えられるか?」
「ミニ定期便781 イスラエル参戦!」
「ミニ定期便788 イスラエル vs スウェーデン」

「ミニ定期便987 ドイツで蒼ざめたBluetooth」
「iPAL1135 夢のペン」

 そんな夢のBluetoothペンが、現在開催中の「第12回国際文具・紙製品・事務機器展」で、大いに注目を集めているらしい。(@According to PDA Japan


 
■Bluetooth搭載ペンも登場! ペンはここまで進化した!!――第12回国際文具・紙製品・事務機器展(ASCII24)

 パイロット社では話題の専用紙も展示されていたらしい。
 


 それぞれの紙が世界に一枚しか存在しないために、紙にプリントされた微細なデザイン(2mm四方あたり100個の小さな点)は本当に不規則的!だからこそ、Bluetoothペンは、今自分がどの紙のどの部分で仕事させられているのか?という情報を専用サーバに送れる訳だ。なんの前情報もなしにこの拡大画像を見ると、パッと見にはふざけたイタズラ書きぐらいにしか見えない。
 


 これはEricsson社の試作品のペン先。(これもパイロット社のブースにあるらしい)このペン先の隣りに付いている穴が赤外線カメラ。左右2個のレンズで、赤外線を照射しながら専用紙の上のパターンを「毎秒100回の割合で読み取る」ことが出来るそうだ。また、ペン側のメモリーには「A4にして約50ページ分の情報が保存」出来、搭載バッテリーは「約1日の使用が可能」だそうだ。
 
 なお、同イベントには、Palm関連商品も見える。
 


 これは優先接続されたペンで読み取ったバーコード情報をPDAに送ってくれるらしい。その名も「Pentopia Pocket Scan」!
 
 さらに、フェローズ マニュファクチャリング ジャパン(株)から出品されたPalmOSデバイス専用の小型キーボード「PDA Pocket Keyboard」なんてものもある。
 


 同社からは、キーボードをケースにしてしまった「PDA Type'n go」という、製品も出品されている。
 


 この発想は確かに面白い!日本では年内の発売を予定しているらしい。
 
 


[1212] iPAL1383 ピンボールゲーム界に巨人登場? 2001-07-13 (Fri)

 マジで凄い!早く正式版を触ってみたいぞ!

■Alchemic Pinballプレビュー版(ARCHITUMP)



 「TAO Note」や「Seton Notes」など、独自のPIM哲学をソフトウェア的に実践する国産ベンダーであるARCHITUMP社の新作ゲームソフト。まだプレビュー版なので30秒ほどしかプレーできないが、美しいグラフィックとなかなか快適なゲーム操作性に興味が尽きない。(@According to PalmwareFan


[1211] iPAL1382 パピプペパッケージ 2001-07-13 (Fri)

 WorP@holicによると、古くから国内Palmユーザーに親しまれてきた国産メーラーのひとつSES社の「PaPi-Mail」がパッケージ版となってリリースされるらしい。

■パッケージ版「PaPi-Mail」(SES)



 パッケージ版には英語版が同封されていることや、パッケージデザインにも日本語が少なそうなことから、どうやら日米同時にパッケージ版によって新しい購入層を増やそうという戦略か?



※ところで、iPAL-NEXTがついに90万アクセスを達成!間もなく桁も変わりそう、ということでちょびっとだけアクセスカウンタのデザインをいじってみた。そんなことより、いつもいつもiPAL-NEXTを読んでくれている皆さんに大感謝!

※追伸:「iPAL1381 パーム総研#012」のMacPeople表紙の画像が先月号ですよん!というメールを貰ったが、すまぬ。これは機長のせいではない。MacPeopleさんが画像を更新しないかぎりはいつも先月号の写真なのだ。その証拠に古い記事でMacPeopleの表紙画像を見つけてみて欲しい。どれも同じ画像だ。ま、そんな表紙画像も数日中には変更されるはずだ。


[1210] iPAL1381 パーム総研#012 2001-07-13 (Fri)

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」8.1号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第12回目のテーマは「アジアンパーム」だ!…ちょうど「iPAL1373 亜細亜太平洋的掌主義」でも取り上げたアジアでのPalmのものすごい勢いを特集してみた。

 

 同じくPalm絡みの「PalmStreet」のテーマは「電子メールをパームで読もう!」と題して、「Outlook Express Conduit」や「Entourage Counduit」「ARENA Internet Conduit」「Eudra Conduit」「Sweetmail Conduit」「Postino Coduit」などのConduit系ソフトを紹介している!

 それにしても、この記事を驚く、松本勝さんのPalm×Macintosh系Conduit群の独占ぶり!もとい、充実ぶり!
 
 


[1209] iPAL1380 山田さんだから言える。 2001-07-12 (Thu)

 まずはこのコラムを読んで欲しい。すべてはココから始まる。

■It's a Simple-Palm〜第17回 嬉しさと不安と感心(PalmOS@nifty)

 おなじみ、PalmOSユーザーなら必ず読むべし、と機長が勝手に思っている山田達司さんのコラム最新版が登場した。今回のコラムタイトルとなっている「嬉しさと不安と感心」をそれぞれ分析すると…
 
「嬉しさ」…J-OSがこの世に誕生して初めて正式に標準バンドル販売されることになった、というニュース。対応機種は「HandEra 330」だ。ASK経由で販売される日本市場向けパッケージには、「J-OS for HandEra」がバンドルされることになったそうだ。…長年、J-OSの開発とサポートに情熱と信じられない努力を傾けてきた山田さんには、新しいエポックとして、素直におめでとう!と言いたい。

「不安」…山田さんがとても心配しているのは、PalmOS日本語版がリリースされる前で、PalmOSデバイスで日本語を使うならJ-OSを使うしかなかった時代ならいざ知らず、すでにPalmOS日本語版がリリースされ、それと連関しながらPalmOSが独自に着々と進化している現在、本職の合間に山田さんがチョロチョロと弄りながらサポートしているJ-OSは、「できるかぎり完成度を高くしているつもりですが、標準の日本語OSに比較すると不完全なところが多々ありますし、日本語入力の方法なども独特です。また、日本語OS上で動作するアプリケーションが全て動作するわけ」でもない。J-OSを使うユーザーには、その辺のことをちゃんと理解した上で使って欲しい!…という、山田さんのJ-OSユーザーに対する配慮から来る不安を解消したいための、彼からPalmコミュニティへのリクエストと言える。

「感心」…J-OSが開発されていく過程においてもそうだったが、ソフトウェアが開発され、そして検証された末に正式リリースされ、その後も継続的にサポートし続けるエネルギーというものは、ハンパなもんじゃない。そんな中、「J-OS for HandEra」開発時にHandEra社が果たしてくれた応援と情熱はとても魅力的だったし、現在、そうしたOSの総元締めをしているPalm社の水面下での開発&フィードバック、そしてサポート作業は、生半可なものじゃないだろう。…という山田さんだからこそ言える真摯な感嘆の台詞だ。


[1208] iPAL1379 PSION撤退?! 2001-07-12 (Thu)

 タイトルロゴも爽やかに衣替えしたWith Palm Tonightに、衝撃的なニュースが載っていた。
 
■PSION撤退(With Palm Tonight)



 Palmが進攻するまで、欧州PDA界の雄として君臨してきた「PSION」が撤退するらしい、というニュースだ。詳しくは、上記記事を読んで欲しい。なお、元記事はこちら。
 
■Psion pulls out of handheld market(BBC NEWS)

 かつてPalmComputing社が、欧州のPSION王朝と、日本のシャープ帝国の打破を目標に、米国外に派兵していった歴史を知る者としては、感慨深い事件だ。

 あ、PDABuzzにも記事が出てる!

■Psion withdraws from the handheld market (PDA Buzz)

 


[1207] iPAL1378 価格破壊 2001-07-11 (Wed)

 たった今、Microsoft社が値段と引き換えに、自社ハンドヘルド戦略の根本的な原則を失いつつある、ということを書いたばかりだが、PalmOS陣営のハンドスプリング社(日本法人)では、とくに基本戦略を失うことなく、ただただ値段を下げるという過激な一手を市場に対して打ってきた。
 
■ハンドスプリング 「バイザー」全機種を値下げ(BCN)2001年7月11日16時05分更新

 この記事によると、ハンドスプリング社は7月11日付けで、自社ブランド製品であるVisor全機種を5000〜7000円水準で値下げすると発表した。目的としては「ハンドヘルドコンピュータ市場の成長にあわせて、さらに多くの新規購入者を獲得」することと「Visorの拡販」を上げている。
 
■Visor Edge     …  37,800円(←旧価格44,800円
■Visor Prism     …  39,800円(←旧価格44,800円
■Visor Platinum   …  24,800円(←旧価格29,800円
■Visor Deluxe     …  19,800円(←旧価格24,800円)。

 たとえば、Visor PrismやVisor Platinumなどは、6月1日にそれぞれ5,000円値下げしたばかり(Prismは44,800円49,800円、Paltinumは29,800円34,800円なので、わずか40日ほどで、それぞれ10,000円も値下げしたことになる。これは、どう考えても、かなり過激な値下げだ。
 
 正直、ライバルOS企業はもちろん、同じOSブランド内の企業にもかなり脅威の価格ではないかと思う。
 
 


[1206] iPAL1377 安ければいいのか? 2001-07-11 (Wed)

 「iPAL1367 Microsoftのしたたかさ。」でも紹介したように、つい先日まで「Palmはハイエンドじゃないから売れない!」と絶叫し続けてきたMicrosoft社が、ついにこれまで堅持してきた「ハンドヘルドデバイス用のOSパッケージとしては、互換機メーカーに「PocketPC」だけを売る!」という一元的戦略を放棄して、複雑な機能と高いライセンシー料金がセットになった「PocketPC」以外の選択肢として、よりシンプルな機能と安いライセンシー料金が魅力の「WindowsCE」ベースのライセンシーも、ハンドヘルド機器メーカーに対して販売し始めたというニュースが、ニュース系サイトでもしばしば見受けられるようになった。
 
 そして、現実に「iPAL1372 洞ヶ峠を越えて。」でも紹介したように、このMicrosoft社からの新しい商品である「WindowsCEベースのハンドヘルドデバイスのライセンシー」を、どこよりも先に発売したCasio社に続いて、どうやらNEC社も同じようなマシンを発表しそうだ。
 
 たとえば、ここにも、そんなMicrosoft社の新戦略が、紹介されている。
 
■マイクロソフト Windows CE単体のOEMでポケットPC低価格化(BCN)2001年7月11日13時10分更新

 パッと聞いただけでは理解しにくいこの新戦略を説明するために、この記事ではまず「PocketPC」というものの説明から始めている。PocketPCとは「Windows CEをOSとし、標準的なGUIとインターネットエクスプローラ、ワード、エクセルなどのアプリケーションを搭載したうえで、特定のチップセットと表示デバイスの上にセットアップされた規格」のことだ、と。
 
 続いて、現在劇的に起こっているMicrosoft社の新しい戦略についての解説が続く。(PocketPC)規格に基づくデバイスの各社からのOEM販売を促す」ことを基本戦略としてきたMicrosoft社の方針が、ここにきて「市場からの圧力によりその様相が徐々に変わってきているようだ」と説明してる。
 
 そして、この新戦略に初めて乗った企業であるCasio社がなぜこの方式を採用したのかを説明している。まずは、そのトップバッターとしてCasio社が発売した「Cassiopeia BE-300」について、「Windows CE 3.0のみを採用しその他のアプリケーションは自前で揃えることで、通常は500ドル前後となるマイクロソフトベースの携帯情報端末を300ドルで実現」しており、それが同社がこの戦略に乗った、もしくはこの新しい販売スタイルをMicrosoft社に要求した理由だ、と説明している。
 
 そしてこの記事は最後に、「HP、コンパックなどが販売している500ドル前後のポケットPCデバイスと、今後各社から300ドル以下の価格帯で投入されるであろうWindows CE単体OEMベースの携帯情報端末との間の市場調整に、マイクロソフトがどのように対処していくのかに注目」しているというまとめで終わっている。
 
 ところで…

 これは、これまでPocketPC戦略を鉄の法則として守ってきたMicrosoft社としては、かなり思い切った戦略であると言える。こうした同社の新戦略について、機長は「iPAL1367 Microsoftのしたたかさ。」において、同社は「OSの一貫性を失ってでも少しでもシェアを取りたいという意味では、かなり焦っている」が、逆に言えば「現状のままMicrosoft陣営が高機能&高価格のマシンを売り続けてくれるかぎり、それほど怖くはないのだが、快適なインターフェースを持つ低価格のマシンを次々と売りだしてきたら、Palm社はかなり警戒する必要があるだろう」と結論づけた。
 
 ところで、こうしたMicrosoft社の新戦略について、PalmOS贔屓のとある人物に「WindowsCEベースで、Palmなみにシンプルで値段の安いマシンがどんどん登場してきたら、PalmOS陣営は困らないの?」と質問してみたところ、彼からこんな答が返ってきた。
 
 「WindowsCEベースのハンドヘルドマシンが各社から出てくるってことは、その互換機メーカー各社が自由にOSを改造し、そのソフトウェアの構成を変える権利を持つということを意味するよね。これはPalmOS陣営にとっては、ちっとも脅威じゃない。なぜなら、彼らは各社ごとに独自の進化を始めることで、バラバラに進化しながら互換性を失っていくはずだ。その点、PalmOSプラットフォームにおいては、OSは一元的に管理されながら進化をしている。また、OS内部で、互換機メーカーの裁量において自由に進化させられた部分についても、ちゃんとOSレベルでその進化を吸収するよう一元的にしっかりと管理されている。バラバラに進化し続けるマシンと、しっかりと管理されつつ進化するマシンと、どちらが幅広い可能性を持ち、どちらが多くのベンダーから支持され、結果としてどちらがエンタープライズユースに適しているかは、歴史が証明するんじゃないかな?」…と。
 
 あくまでPalmOS陣営寄りの意見ではあるが、とても整合性のある考え方だ。「値段が安く出来るから」という理由だけで、基本戦略を放棄するMicrosoft社の今回の選択よりはよっぽど納得できるが、どうだろう?
 


[1205] iPAL1376 ネットと政治。 2001-07-11 (Wed)

■自分にぴったりの参院選候補者がわかる!? 東工大が実験(INTERNET Watch)

 政治家たちが口々にIT!IT!と叫ぶ中、実は日本ではまだまだ、政治とインターネットについての真剣な議論がまだまだ足りないと思われる中、上記のような記事が出た。該当サイトは「インターネット有権者支援エージェント」(東京工業大学電子投票研究グループ)で、あくまで実験的な試みのひとつらしい。それにしても、投票までも検索システムで答を出すとは…、とちょっとビックリ。アテズッポウや情実、候補者の見た目だけで決めるよりは、まあ、ましかもしれないが…。

 さて、政治とインターネットの関係については、とくに選挙期間中のネットでの活動をどのように扱うべきか?が昨今の争点だと思うが、その問題をモロに見据えたこんな記事もあった。
 
■政党ホームページへのアクセス1位は自民党、政治家では小泉首相がダントツ(INTERNET Watch)

 この記事の元ネタとなったのは「政党のプロモーションに関する調査結果」(株式会社マクロミル・ドット・コム)。この調査で「アクセス経験者にホームページのコンテンツ(情報の量、新鮮さ、おもしろさなど)とデザインについて聞いてみたところ」、そこで1位に輝いたのはココだったという。そんな第1位のココでさえ「コンテンツ評価が29.7%、デザインが22.3%」と、あんまり高くなかった。結局、もっと頑張りなさい、的なまとめ方をしている。

 ところで、新人候補はともかく、自分が選んだ参議院議員たちがこの6年間にどんな仕事をしてきたか?というデータを調べられる下記のようなページは、なかなかポイントが高い。
 
■あなたが選んだ議員、6年間の働きぶりは?(asahi.com)

 ここには、「議員立法の発議」「主な役職」「当選時からの所属政党」「本会議・委員会での発言回数」「主な法案への投票行動」「首相指名」の過去データが集まっている。出来れば、もうちょっと「前回選挙時の公約要旨」や「国会への出席率」などのデータがあってもいいと思うのだが…。
 
 


[1204] iPAL1375 So-netとソニスタがCLIEで… 2001-07-11 (Wed)

■So-netとソニースタイルが連携、共同でオリジナルCLIEグッズ販売など(PC WEB)

 はたから見ていると、メモリースティックを中心に商品同士が見事な連携プレーを見せながらも、その実、それぞれの利害のもとに意外と独自性の強い動きをしているようにも見えたSONY各社だが、珍しく、かなり濃い目の連動企画をするらしい。なかなか面白い動きとして注目したい。
 
 ところで、上記の記事中には「"モモ"カラーのCLIEなどの登場も期待できるかもしれない」なんて一文も見えるが、もしも「モモのいないモモカラーCLIE」だと寂しいな。どうせなら、「中身アリ!」でお願いしたいところだ。ま、先日は米国でVAIOカラーのCLIEも登場したことだし、CLIEのカラーバリエーションにはちょっと期待したいところではある。
 


[1203] iPAL1374 BBSヘッドライン01/07/10 2001-07-10 (Tue)



■私だけじゃなかった 投稿者:mill  投稿日: 7月 5日(木)15時28分38秒

 …「iPAL1362 BBSヘッドライン01/07/05」を参照のこと。

■7/15 Joe-Palm うなぎオフ 投稿者:はせがわ(あ)  投稿日: 7月 9日(月)22時13分48秒

 …うなぎか…、いいよね〜。

■7/22 L-Palm オフ 名古屋編 投稿者:あい♪  投稿日: 7月10日(火)00時16分27秒

 …「iPAL1369 時代はゆっくりと…」でも、最近元気だよと紹介した女性PalmユーザーのためのグループL-Palmが、名古屋地区で初めてのオフ会を開くらしい。全国展開を始めたL-Palmに注目!もちろん、女性限定だ。

■MLBオールスターをPalmで記録に残しませんか? 投稿者:くろっち  投稿日: 7月10日(火)01時35分59秒

 …そうか、いよいよMLBオールスターゲームだよね。今年は、野茂の時以上に、日本でもみんなが見ちゃいそう。
 
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[1202] iPAL1373 亜細亜太平洋的掌主義 2001-07-10 (Tue)

●追加情報アリ

 パームコンピューティング社からのプレス発表によると、米調査会社IDCが、アジア太平洋市場でPalmOS搭載デバイスの2000年中の販売台数が前年度比237%と大きく伸びたらしい。なお、今回の調査には、日本および、パーム社が販売代理店を持たない中国は含まれていないらしい。つまり、日本および中国を抜いたアジア太平洋市場のデータだそうだ。

 さて、そんなIDCの今回の調査結果からいくつか主要データを抜粋すると…
 
●アジア太平洋市場のPalmOS搭載機の現状

PalmOS搭載機のパーソナルコンパニオン市場でのシェアは62.5%だった。
(1999年末には51.7%だった)

また、同デバイス出荷台数ベースの伸びは、237%だった。

●アジア太平洋市場のPalm社ブランドのデバイスの現状

オーストラリア、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイなど、パーム社が販売代理店を持つアジア太平洋地域では、Palm社のブランドの製品は台数ベースで前年比192%の伸びを示し、パーソナルコンパニオン市場でのシェアは52.7%だった。

とくに優れた伸び率を見せた国
オーストラリア… 67.6%(←前年度は57.7%)
香港     … 61.9%(←前年度は56.5%)
シンガポール … 68.3%(←前年度は59.4%)

●世界主要地域でのPalmOS搭載機の現状

ちなみに、世界主要地域でのPalmOS搭載機のシェアは以下の通り(IDC調べ):

アメリカ   …81.6%
西ヨーロッパ …80.4%
日本     …45.6%

●PalmOSプラットフォームの現状

全世界で登録されている開発者…16万人以上
(うち、日本を含めたアジア太平洋地域だけだと、17,500人)
PalmエコノミーやPalmOSプラットフォーム用に開発された
 ソフトウェアアプリケーションの数…10,000本以上

※ちなみに、IDC調査にたびたび登場する「パーソナルコンパニオン」という単語は、同社において「ペンで入力するタイプのメカニズムを持つハンドヘルドデバイス」のことであると定義されている。

 以上は、パームコンピューティング社からのプレスリリースからの転載だが、まもなく同社サイトでも発表されるだろう。

 ところで、パームコンピューティング社と言えば、NECからWindowsCEベースのPDAが発表されたのに対応するかのように、下記のような発表もしている。

■パーム,モバイルビジネスソリューションセミナーを8月2日に開催(ZDNet/PalmOS)


 
※iPAL-NEXTが本日、89万アクセスを達成。いつもいつもすまないね〜、本当に!

【追加情報】

あ、とうとうプレスリリースが出たようだ。

■米パーム社、アジア太平洋市場でシェアを拡大(パームコンピューティング社)

■大塚商会協賛 パーム コンピューティング モバイルビジネスソリューションセミナー開催(パームコンピューティング社)
 
 上記はプレスリリース、下記は申込用紙。でも、最近同社のプレスリリースが素早くなって嬉しい!ま、当然といえば当然なんだけどネ。
 


[1201] iPAL1372 洞ヶ峠を越えて。 2001-07-10 (Tue)

 ハンドヘルドデバイス参入は決めたものの、採用するOSに関してはずいぶん悩んでいたらしいNECだが、ついにデモ機を発表した。(@According to Palmfan
 
 悩んでいた頃のNECについては、以下の記事を参照…「ミニ定期便844 どっちのОSショー」「ミニ定期便851 PDA新時代【改訂】」「ミニ定期便866 PDA新時代3」「ミニ定期便873 iPAL-BBSヘッドライン05」
 
 そして、とうとう発表された同社のハンドヘルドマシンはズバリ、「WindowsCE」搭載機らしい。
 
■NEC、CEベースのPDAを公開。年内に発売予定(PC Watch)



 PalmfanのM.Hiroseさんも書いているが、ほんと、見た目は「PalmOSデバイス」っぽいよね。ただ、「PocketPC」を採用するかどうかを明言していないことから、なんとなく自社OSの匂いがプンプンする。NECが最終的にどんな答を出すのかは不明だが、これから、この種の「WindowsCE」は買うけど、「PocketPC」は買わないという企業が増えてくるかもしれない。(参照→「iPAL1367 Microsoftのしたたかさ。」

 「iPAL1003 今度はNECまで!」でも書いたが、NEC系のモバイルコンテンツサイトである「PDA BIGLOBE」のサイト名称をPalm BIGLOBE」じゃなくPDA BIGLOBE」にした、というのは、マジで両てんびんかけていたのかもしれない。
 
 

 なお、下記の記事ではもうちょっと「PocketPC」寄りの記事が出ている。
 
■NECの新PDAが示すものは?(ZDNet)

 簡単にまとめると「1台数万円で,百数十万台といわれる個人用のPDA市場は,国内大手の電機メーカーにとってはニッチ商品でしかない。それゆえ,大手電機メーカーはこうした製品にさほど関心を示してこなかった」が、「システムソリューション用のクライアントという位置付けになると,こうした製品の売れる売れないより,そうした品揃えが「ない」ことの方が問題になってくる」というのが、最近の日本企業のハンドヘルド業界進出の本音だろうと書いている。でもって、この記事ではPalmOSよりもWindowsCEベースのマシンが日本では増えてくるだろう、とまとめている。
 
 だが、「売れる売れない」に関わらず作ったマシンよりも、「売れる」あるいは「使える」ように作ってくれたマシンの方に、機長はやっぱり興味を持ってしまう。だって、自分が自分のために使いたいマシンだから。ま、後は、国内ハンドヘルド業界における戦略の問題だ。
 


[1200] iPAL1371 蓼食うPalm 2001-07-09 (Mon)

■ライブハウスでパーム?(前編)2001年7月7日(土)
■ライブハウスでパーム?(後編)2001年7月9日(月)

 …というわけで、この2つの記事で紹介されているのは、(どうやら)「ライヴハウス等での PA のセッティングで使用する」ソフトらしい「ToneGen」というPalmwareの話だ。正直、機長は音楽方面に明るくないので、詳細は不明なのだが、面白いな〜と思ったのは、このソフトウェアがとても狭いユース目的に作られていることだ。

 何よりも、PalmOSの魅力のひとつは、プログラムを作ることが簡単だ、ということなのだが、このソフトはまさにその代表例と言ってもいい。ひとつのソフトを作るための予算や時間、学習、手間などが余りにもかかったら、このような狭いユース向けのソフトが生まれる余地などない。その点、Palmの世界では開発環境が揃っており、比較的手軽にソフトを開発出来るおかげで、実にさまざまなソフトが世界中で日々誕生している。
 
 PalmGear.comなんかを調べてみればわかるはずだが、これまでにも、(機長の記憶が確かならば、)特殊な宗教の人たちが使うためのソフトであるとか、特殊な化学式を解くためのソフト、特殊な健康法を守るためのソフトなど、特殊なスポーツでのみ使えるソフト、特殊な楽器のためだけに役立つソフトなど、…各種職業や技能、趣味、生活スタイルに対応した、実にさまざまな種類のPalmwareが存在している。
 
 ちなみに機長がひそかに期待しているソフトは、体型や靴、指輪のサイズなど、さまざまな体格情報を数パターン蓄積できて、ボタン一発でそれらを海外の単位やサイズ表示に置き換えてくれるソフト。果してこのソフトに、どれだけの需要があるかはわからないが、海外旅行でお土産を買う時にはかなり役立ってくれそうだ。ただし、パスワード保護機能がついていないと家庭やカップル不和の原因になるかもしれないので、注意が必要だ。
 


[1199] iPAL1370 空の旅がちょっとだけ楽しくなる 2001-07-09 (Mon)

■<サッチモ>空港名にルイ・アームストロング ニューオーリンズ(毎日新聞)

 ま、記事タイトルでだいたいのことはわかるが、米国のニューオーリンズ市議会がこのほど、ニューオーリンズ国際空港を「ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港」に改名することを全会一致で決め、8月2日から改名されるというニュースだ。
 
 実は一週間ほど前にはこんなニュースもあった。
 
■<リバプール空港>ジョン・レノン空港に改名 人名空港は英国初(毎日新聞)

 こちらは英国のリバプール空港の話。こちらの新名称は「リバプール・ジョン・レノン空港」
 
 …なんか、いいよね、こーゆーの。ちょっとばかし、旅が楽しくなる。空港に降り立ったら関連曲が流れるってのも楽しい。でも、リバプールに到着した途端に「Starting Over」とかかかったら、せわしないけど。
 
 さて、日本だとどうなるんだろう?小樽空港が出来たら確実に「石原裕次郎空港」になりそうだ。でも、エアのチケットに「羽田〜石原」とか書いてあるのもわかりづらいな〜。アメリカみたく「JFK」とか略してもらわないと恰好がつかない。あと、神戸に空港が出来て「ランディ・バース空港」とかになるのもちょっと困る。どこの国の空港だかわからなくなる!
 


[1198] iPAL1369 時代はゆっくりと… 2001-07-09 (Mon)

 女性Palmユーザーのためのグループ「L-Palm」掲示板で、「L-Palm KAIZOチーム」結成の話が…。時代はずいぶんと変わったものだな〜…と、しみじみ縁側でお茶を飲んでみたいのだが、我が家に縁側はないので諦める。ま、そんなことはともかく、同サイトの「私のケース自慢」の方も久々に更新されている。

 ← L-Palm「私のケース自慢」より
 
 ゆっくりと、本当にゆっくりとだが、時代は動いているな〜…と、しみじみ縁側でお茶を【以下、繰り返す】


[1197] iPAL1368 ロボフェスタの季節。 2001-07-08 (Sun)

■世界初の総合ロボットイベント「ロボフェスタ」の開催概要が発表(PC WEB)

 日本の、いや世界を代表するロボットに関するイベント「ロボフェスタ」の季節がまたまたやってきた。概要については上記記事を参照してもらうとして、注目は全国2ヶ所の会場(神奈川と大阪)のうち、大阪国際会議場で開かれる「ロボフェスタ関西2001」に登場するというスターロボット達のラインナップだ!
 
 上記記事によると、登場する綺羅星のごときスターロボット達は以下の通り!

 HONDA社が生んだ、まさにスターロボットの中のスター、「ASIMO」



TMSUK社が生んだロボット界の貴婦人、その軽やかな腕の動きと安定走行を誇る「テムザックIV」



ATR知能映像通信研究所が開発した、音声を中心としたコミュニケーションを得意とするロボット「Robovie」



SONY社が産んだ、世界初の大ヒットセールスロボットである「AIBO」



 日本のロボット研究の総本山、科学技術振興事業団ERATO 北野共生システムプロジェクトが誇る、最先端二足歩行型ロボット「PINO」



 そして、大阪名物くいだおれが誇る今回のメンバーでは最年長、誕生は昭和25年というロボット、「くいだおれ太郎」



 …さすが大阪会場、ちゃんとオチまで付いている。ロボフェスタにオチが必要かどうかはともかく…。
 


[1196] iPAL1367 Microsoftのしたたかさ。 2001-07-08 (Sun)

 「iPAL1360 なぜだろう?」でも愚痴ったように、この春から突然深刻なピンチを迎えたPalm社が5月期の売上げでは、m505の販売に成功して、高いシェアを再び獲得した、というCNETの記事「Palm regains grip on handheld market」は、なかなか日本語に翻訳してもらえないが、下記の記事では部分引用ながら、そのデータがCNETの日本語記事に初登場している。その記事とはコレ!

■マイクロソフトのハンドヘルド二重戦略(CNET)

 Microsoft社のハンドヘルド戦略に疑問を呈しているこの記事の中で、前述の英文記事と同じIan Fried記者はこんな文章を書いている。
 
「ハンドヘルドコンピューター用OS市場では、マイクロソフトはいまだに米パームに大きく水を開けられ第2位に甘んじている。米NPDインテレクトによると、米国の小売市場で5月に販売されたハンドヘルドのうち、86%にパームのOSが使われていた」

 …ま、これだけでもまずは幸せ。
 
 さて、そんなことよりも、今回紹介した記事「マイクロソフトのハンドヘルド二重戦略」についても紹介しておこう。なかなか興味深い内容が書かれている。
 
 この記事は、Microsoft社がハンドヘルド市場において行っている特殊なライセンシーの方法を指摘している。つまり、同社はライセンシー企業に対して2つの選択肢を用意しているというのだ。つまり…
 
1)同社がいつも大声で喧伝している通り、もっともハンドヘルド機器にふさわしいOSである「PocketPC」のライセンシー。

2)「PocketPC」のようなフル機能はないが、ライセンス料金の安い「WindowsCE」というOSのライセンシー。


 「PocketPC」と「WindowsCE」は必ずしも別物ではない。「PocketPC」から沢山の機能を削り取った原形OSのようなものが「WindowsCE」であり、逆に言えば「WindowsCE」に沢山の機能を貼り付けたOSが「PocketPC」らしい。その差は、たった今説明したように「機能」の数、言い方を変えれば「追加したソフトウェア」(有名なところでは「Internet Explorer」や「Word」「Excel」と言った、Microsoft社がしばしば「PalmOSマシンに決定的に欠けているもの!」と訴えているソフトウェア群だったりする)の数だったりするのだが、それと同時に、「値段」もまた違う。「PocketPC」は高く、「WinodwsCE」は安い。この差はそのままデバイスの販売価格にも影響するはずだ。
 
 こうした戦略は、「ハイエンドじゃないからPalmOSデバイスはダメだ!」としょっちゅうMicrosoft社が言っていることの、まさに逆の戦略と言える。そんな逆の戦略を部分的とは言え、Microsoft社は選択したことになる。では、Microsoft社はこんなわかりづらくて一貫性のないことを始めたのか?
 
 この記事のFried記者は、記事の最後をIDCのアナリストであるバーデンさんのこんなコメントでしめくくっている。文章の中に出てくる「カシオ社」とは、Microsoft社から「PocketPC」ではなく「WindowsCE」だけをライセンスして、「Internet Explorer」や「Word」「Excel」の簡易版を持たない、自社製のシンプルなハンドヘルドデバイス「Cassiopeia BE-300」を発表したばかりの会社だ。
 
「つまりカシオは「最もよく売れる価格帯がわかった。500ドル以下だ」と言っているのだ」

 現状のままMicrosoft陣営が高機能&高価格のマシンを売り続けてくれるかぎり、それほど怖くはないのだが、快適なインターフェースを持つ低価格のマシンを次々と売りだしてきたら、Palm社はかなり警戒する必要があるだろう。ことあるごとに「ハイエンドじゃなきゃ!」とか「ハイエンドじゃないPalmはダメだ!」と絶叫しているように見えるMicrosoft社だが、意外としたたかなようだ。OSの一貫性を失ってでも少しでもシェアを取りたいという意味では、かなり焦っている、とも言えるが…。
 


 ※あ!「PocketPC」「WinodowsCE」の違いについては、たまたま別件でその概要を説明してくれているPal Mac 2001!「NeoHIT 0094:知らないということは…」(2001/07/06)が詳しい!大変勉強になった。


[1195] iPAL1366 Palm社、復活! 2001-07-08 (Sun)

 「iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活!」「iPAL1360 なぜだろう?」で紹介したCNET記事「Palm regains grip on handheld market」が、Palm社のニュースとして、とても貴重なデータを含んでいるにも関わらず、なかなか日本語で紹介されることがないので、機長訳をLONG COLUMNSに掲載した。
 
■Palm社、復活!(LONG COLUMNS)


[1194] iPAL1365 PowerRUNがついに正式版に! 2001-07-08 (Sun)

 山田達司さんによるメモリーカード(m500/m505におけるSDカード、CLIEにおけるメモリースティック)を有効活用するソフト「PowerRUN」のバージョン番号が0.72からついに1.0になった。つまり正式版だ。と、同時に正式に登録が開始された。登録しない場合は、インストール時から30日間で使用期限が切れる。登録は現在のところ、PalmGear($15)Vis-a-Vis(1800円)から可能だ。
 
  

※iPAL-NEXTが88万アクセス達成!末広がりが二つ並んでおめでたい。本当か?…それはともかくいつもアクセスしてくれてる皆さんに感謝!

 ところで、余談だが、「iPAL1354 Crs-SCOOP!」で紹介した高橋大樹さんの次期作品となりそうな、ハイレゾ対応夢のメーラー「Crs-Mail」は着々と進化しているらしい。うん、なかなかいい感じ!(詳しくはUpup Palm land!を参照のこと。07/07/01 No.433 ver.0.2)

 


[1193] iPAL1364 iPalm 2001-07-06 (Fri)

 PalmInfocenterの記事「What I Saw at PC Expo 2001」で、面白い情報を見つけた。なんと、PC EXPOの会場で、Panasonic/USA社SDカード対応のマシン「iPalm」2機種のデモンストレーションを行ったというのだ。SDカード対応の「iPalm」?!な、なんだ、それは…?!
 
■iPalm(Panasonic)

 す、すまない。


[1192] iPAL1363 市街戦のために。 2001-07-05 (Thu)

 「iPAL1352 戦士のために武器補給!」で紹介した、パームコンピューティング社「エクスパンション戦略についてのホワイトペーパー」について、Palmobileぱるもば日記が面白い提案をしている。

■[97]Webクリッピングアプリならイケるかも!?(Palmobile)2001年7月3日

 この記事の中でPalmobileのSHUさん「できればパームコンピューティング自身が同じ文書をDoc形式なりテキスト形式で公開しておいて欲しかった」と書いているが、機長もこの意見には大賛成だ。DOC化するのもいいし、画像や表組を殺さないようにいっそのことアプリケーション化してしまうのも面白い。
 
 パームコンピューティング社がこれらの文章をリリースした意図は、本来別のところにあるのかもしれないが、これらの文章は企業ユース拡大のための間違いなく武器になる。だから、まるで革命のために市民に武器を配るように、Palmユーザーにこれら戦略的な文章を自由にダウンロードしてもらい、そのPalmに入れて常に持ち歩いて布教活動の一助にするというアイデアは、なかなか素晴らしい。
 


[1191] iPAL1362 BBSヘッドライン01/07/05 2001-07-05 (Thu)



■iPAL1359のゲームのサンプルにあの選手が。。。 投稿者:くろっち  投稿日: 7月 4日(水)15時36分25秒

 …「iPAL1359 野球とPalm」において、くろっちさんに催促してしまったかもしれないが、彼のサイト「PalmBaseball」に、野球シミュレーションゲーム「Baseball I v 1.0」のレビュー記事(「PB36 Baseball I v1.0 ...」2001-07-04)が登場した。ものすげえ感謝!(あ、なるほど、「ybasic.prc」ってのはそんなところで入手する必要があるのネ?それに、ソフト名って「Baseball」じゃなくて「Baseball I」なのネ!…気づかなかった。)



■いまさらながら 投稿者:参謀  投稿日: 7月 5日(木)01時24分51秒

 …「売春の元締めをやってるお姉さん」が持っていたのか…。しかも、「さくさくと連絡先を自白」しちゃったのか…。それじゃあ、セキュリティに問題があるな〜ってのは嘘だけど。ところで、「刑事ナッシュ・ブリッジス」というのはコレらしい。
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1190] iPAL1361 あるちざん。 2001-07-05 (Thu)

 大阪マグマパーム(2001/07/05 Thu)によると、Palm界の人間掌宝の一人でレザーなアルチザン・Y.Sahashiさんの作品が、ネットショップ「Vis-a-Vis」で販売されることになったそうだ。

■Vis-a-Vis(ページ右端の[新着商品]のコーナーより「Y’S Factory CLIEケース(松、 竹、梅)」のLINKをクリック)



 とっても嬉しい!作者自身が熱烈なPalmユーザーであり、作品の細部にユーザーとして必ず徹底的なこだわりを見せるY.Sahashiさんの作品がネットでも買えるとは…。マジで素晴らしい。
 
 信じられないほどの強靱な筋力と異常なまでの繊細さをあわせ持つ希有な男の、これまでの作品群は下記のサイトで確認できる。

■YSFactory(Y.Sahashi)
 
 ← 筋肉師匠(ポロシャツの下の筋肉は、凄すぎて公開できません!)

 


[1189] iPAL1360 なぜだろう? 2001-07-04 (Wed)

●追加情報アリ

 機長がPalmというものに出会った頃(1997年)、ネット上でPalm絡みのニュースを探すのは、結構大変なことだった。つい先日1000万アクセスを達成したPalmfanは当時すでに存在したが、まだまだ日本語のPalm情報なんてなかなかなくて、機長は、数は少ないながらも存在した海外の英文ニュースなんかを頑張って読んでいた。
 
 さて、時代は変わって、海外はもちろん日本でも、Palmに関する情報が本当にたくさんたくさん読めるようになった。嬉しい反面、そのすべてを読むのが大変なぐらいに、その量は多い。というか凄まじい!WorP@holicとかYoung Palm&Wineとかを開いてみると、その事実は簡単に理解できるはずだ…)
 
 だもんで、Palmの在庫が異常に溢れてキャッシュ危機と呼ばれる現金不足が叫ばれた先月のいわゆる「Palm社のキャッシュ危機」なんかの時は、もう、これでもかってほどにネット上にPalm関係の、とくにPalm社関係の情報が溢れていた。で、いまだにPalm関連の情報はたくさんたくさん溢れているのだが、なぜか気になる「ひとつの情報」だけは英語の元記事で紹介されたきり、日本語訳がされていない。最近は共同歩調をとっているCNET/JapanにもZDNet/Japanにもその日本語訳の姿は見えないし。いつもならすぐに追随する各種ネットメディアも放置したままだ。
 
 その放置されたままの記事とは、このiPAL-NEXTでも「iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活!」において紹介した下記のCNET記事だ。
 
■Palm regains grip on handheld market(CNET)June 29, 2001

 先月あれだけ大騒ぎしたPalm社のシェアが、低迷していた3〜4月期から、m50Xシリーズが発売になった5月期になって突如、劇的に回復してきたというニュースは、決してチャチな情報じゃないと思う。「Palm社のキャッシュ危機」の際にはあれほど大騒ぎで、即日日本語訳を出したり、関連記事をアップロードしていたネットニュース各社なのに、今回は元記事の発表以来一週間近くもたつのに、まったく音沙汰なしだ。うん、なんで?
 
 同時に、先月は踊るように溢れていた「Palmはハイエンドマシンじゃないから売れない!」というPocketPC陣営のお題目や、「iPaqはまもなくPalm社から首位を奪うだろう!」というショッキングなコメントも、7月に入った途端にピタリと消えてしまった。なぜだろう?なぜだろう?なぜだろう?
 
 それとも、CNETの記事そのものに何か問題があったんだろうか?たとえば、PcoketPCの大手3社(Hewlett-Packard、Casio、Compaq)の小売店ベースの合計シェアが、4月の13.9%から5月には13.1%に下落(同時期のPalm社&Handspring社の合計シェアは81.3%から84.7%に上昇している)していることや、出荷ベースではあれだけ売れまくっていると喧伝された「iPaq」の発売元であるCompaq社の小売店ベースでのシェアが、4月の3.6%から5月には2.9%に下落している、などの記述に何か問題があったのだろうか?
 
 該当記事の中でも、iPaqが売れまくったのは「企業向けセールスや直接販売であり、その数字が含まれていない」という記述があるが、でもハッキリしているのは普通のお店じゃ、PocketPC陣営の中でも断トツの名機と言われた「iPaq」でも今年の5月一ヶ月間では、ハンドヘルド機器全体の中でわずか3%程度しか売れていないということだ。
 
 ※参照=「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」

 ただし、6月に入ると「6月の一ヶ月間で100万台を出荷した」と喧伝したiPaqや、アメリカに本格進出を始めたSONY社のCLIEのデータも入ってくるはずで、まだまだ目が離せないハンドヘルド市場だ。

 ますます謎は深まる。



【追加情報】

 その後、上記の件に関して、iPAL-NEXT非常勤諜報員の一人であるPalmNINJA6号からの情報が届いた。
 
「こうゆう情報は私の専門じゃないのであんまり確かなことは言えませんが、某ネットニュース系の編集部でバイトしていたことのある友人に聞いてみたところ、とにかく現場は年がら年中大忙しで、そんななか、英文の記事から日本語に翻訳する記事を選ぶ作業はかなり短時間でさっささっさと決められているというのが現状だそうです。だから、そこに恣意的な選択が混じるってっことはあんまりないんじゃないかな〜、○NETさんや○DNetさんがどうなってるかは知らないけど、と言っていました」

 …ということだ。なるほど。意外とありえるかも。
 
 実際、アメリカ本国の一部のライターはともかく、日本のCNET/Japanも、ZDNet/Japanも、どっかの会社に厳しいとか優しいとかってのは、今まであんまり感じたことないしね。少なくともハンドヘルド絡みのニュースでは。忙しい中で衝撃度の薄いタイトルだったから日本語訳されないままに終わった、というのは意外と真実かも。…でも、だったらだったで、どっかのネットニュースであの記事の日本語訳とか転載記事とか出してくれないかな〜?でないと、ネットニュースではPalm社はとうぶんの間ダメダメ扱いになっちゃうからさ〜。


[1188] iPAL1359 野球とPalm 2001-07-04 (Wed)

■Baseball v 1.0(FreewarePalm)



 チームや選手も編集できるという、野球シミュレーションソフトだそうだ。ほんとPalmwareっていろいろ出てくるね〜!そのうち、PalmBaseballさんとかでレビューとかするかな?

 野球ゲームといえば、国産のアレは、どうなっているんだろう?



 本業で忙殺される日々で苦闘中という作者に応援のメールを送ろう!

 


[1187] iPAL1358 Jim Englesonさん 2001-07-03 (Tue)

■開発者に聞こう【全4回連載】INTERVIEW〜Jim Engleson氏に聞く(PDA BIGLOBE)



 「m500シリーズ日本語版」のプロダクトマネージャーであるJim Englesonさんへのインタビューが、「PDA BIGLOBE」のサイトに載っている。彼が心血を注いだマシン「m500/m505」について、かなり詳細なインタビューとなっている。
 
 是非是非頑張って株価を上げてもらいたい!>「最近は株の情報が気になりますね」

(@According to PDA Japan


[1186] iPAL1357 どっちやねん?! 2001-07-03 (Tue)

■『ブルートゥース』に無関心(CNET)

 いろいろ不満や疑問も書いてあるが、この記事のベースとなった「フロスト&サリバン」社は、「将来ブルートゥース対応機器は通信業界に巨大なインパクトを与える」だろうことを認め、その調査リポートでは「パソコンや携帯電話業界におけるブルートゥースへの期待が、売上を今年の20億ドルから2006年には3330億ドルに押し上げることは確実だ。出荷台数は同じく420万台から10億1000万台に急増する」と予測している。どっちやねん?!
 


[1185] iPAL1356 揺るがないもの。 2001-07-03 (Tue)

 「iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活!」でも触れたように、m50Xシリーズのリリースとともに、急落していたPalm社のシェアは完全に回復してきており、ずいぶん未来は明るいものになってはきましたが、いまだ同社は膨大な余剰在庫とキャッシュ危機に面しています。そして、この問題については、iPAL-NEXTも含めて、さまざまなPalm系サイトがコメントしてきましたが、いよいよ真打ちの登場です。
 
■It's a Simple-Palm〜第16回 PalmComputingに望むこと(PalmOS@nifty)

 相変わらず理知的で建設的な意見が述べられています。さすが山田さん
 


※あ、そう言えば、ZDNetかCNETですぐにでも翻訳されると思った「iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活!」で機長訳を載せたCNET/USAの記事「Palm regains grip on handheld market」(Palm社は再びハンドヘルド市場を支配し始めた!)の日本語訳がなかなか出ないね〜?どうなったんだろう?なにか意図でもあるのかな〜?Palmの危機にはすぐに反応するのに…。ま、そのうち出るでしょ?

※ところで、iPAL-NEXTが87万アクセスを突破!感謝の嵐です。


[1184] iPAL1355 BBSヘッドライン01/07/03 2001-07-03 (Tue)



■iPAL1331、拝見しました(つけ足し) 投稿者:ASYM  投稿日: 6月29日(金)06時08分14秒

 …「iPAL1331 Carl君のこととその他のこと」「iPAL1337 BBSヘッドライン01/06/29」を参照のこと。

■リンク先変更のお願い 投稿者:ばんぺいくん  投稿日: 6月30日(土)21時04分18秒

 …ぱんぺいくんさん「てのらひばんしょ」がずいぶんさっぱりとリニューアル。URLも変更になった。話題のPalm系コンテンツは最上段の「CLIE」「VISOR」などから!

■iPAL1348:球団名の日本語表記について 投稿者:くろっち  投稿日: 7月 2日(月)17時11分20秒

 …詳しくは、まずは「iPAL1348 強そう、っていうか…」参照。英語的に間違っている日本語カタカナ表記を日本プロ野球、米大リーグ全球団に関して、くろっちさんの野球とPalmの総合サイト「Palm Baseball」が調べてくれている。同サイト「PB31 タイガース?タイガーズ?」(2001.07.02)を参照。その結果…?!

■問題だ。 投稿者:かつ  投稿日: 7月 2日(月)18時32分03秒

 …「Yahoo! BB」「B フレッツ」…さあて、どうなんだろうね?機長にもわからない。その前に機長は、ISDNで2回線も占有していた便利さは、ADSLには引き継げないものなんだろうか?と、そっちの方が疑問。
 
 【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1183] iPAL1354 Crs-SCOOP! 2001-07-03 (Tue)

 たまには余計な一言も言ってみるもんだ!
 
 そのきっかけとなったのは、高橋大樹さんの最新Palmwareである「Crs-Launcher」について触れた「iPAL1282 Crsシリーズ最新作ついに登場!」において、機長が欄外に下記のような文章を書いたことだった。
 
 ▲「さて、躍進するCrsシリーズ!次に狙われるのはどんなソフトだろう?
 ▲想像…「Crs-Mail」(すごくシンプルなメーラー)…あくまで想像だよん」


 この直後、当の高橋さんからメールが届いた。
 
 ▲「あ、あと、これはオフレコですが、「Crs-Mail」は実は構想してました。(^^)
 ▲予備調査まではしてありまして、そろそろ少しずつでも着手しておこうかと
 ▲思った矢先に図星をさされてしまいました」


 そして、昨日、機長宛についにその未完の大器が届いたのだ。まだα版だけど…という断り書きとともに!
 
 ▲「Crs-Mailですが、本日、威力偵察用のプロトタイプを作ってみました。
 ▲まだバージョン0で、しかも開発中ということでXナンバーの「Ver.0.0x」という
 ▲シロモノですが、アプリの基本骨格とユーザインターフェース上のセールス
 ▲ポイントとなるべき特徴に関してはほぼ満足のいく形で実験終了できました」
 
 それがこれだ!
 


↑ これが拡大画像。中央の線より上がメールタイトルで、下が本文。Internet Explorerなどでおなじみのスタイルだ。

  

↑ 画面右下にある「%」ボタンを押すだけで2分割画面の表示割合を、3段階に変更できる
 
 

↑ もちろん通常の全面表示も可能。右画像の上段中央にある「ハガキを模したアイコン」も可愛い!α版なのに…。
 
 上記の高橋さんのメールには詳しく書いてあるのだが、まだ「β版」の前の段階、つまり「α版」であるため、正式版で採用予定の各種機能や表示コンテンツがまだまだ実装すらされていない。とにかく、核となる部分だけを載せただけの状態だ。最初はメールビューワ(つまり標準「メール」ソフトの置き換えソフト)としてデビューして、その後正式にメーラーとなるらしい。ハイレゾ液晶を持つPEG-N700Cユーザーなら、是非とも注目したいPalmwareだ。どうしよう?このまま機長のマシンが近い将来、高橋さんの「Crsブランド」だらけになっちゃったら…?
 
 本当は、いつもCrsブランドの新作を誰よりも先に紹介しているサイト「Upup Palm land!」での先行スクープの予定が、今回は冒頭の理由、つまり、機長がたまたま次回作を当てちゃった御褒美に、UpUpさんのところよりも数時間前に情報を公開してもらったのだが、機長のメールチェックが仕事のために遅れに遅れたたため、さっき確認したら、すでにUpUpさんのところですでに紹介されていた。残念!UpUpさんのところも参照のこと!)
 
 それより何より、いつもいつも我々の期待通り、というよりも我々の期待を裏切るように素晴らしいソフトを次々と開発してくれる高橋さんに感謝!
 
 

※いえいえ、こちらこそオフラインが長かったもので。UpUpさんは問題ないです!


[1182] iPAL1353 「胚保護法」なんて知らなかった! 2001-07-02 (Mon)

<ES細胞>ドイツで輸入の動き 研究禁止の法律空洞化も(毎日新聞)

 機長は不勉強のため知らなかったが、「ドイツは90年制定の「胚保護法」で、妊娠でなく研究が目的の胚の作成のほか、クローン人間づくりなどを5〜3年以下の禁固や罰金などの罰則付きで禁止」しているそうだ。
 
 なるほど。民意にしたがってこういう法律を作ることは悪いことじゃない。ただ、「禁固刑」というのがちょっと気になった。だって、自分のクローンを作って、作ったクローンを刑務所に送れば、クローンを作った本人は自由のまま…なんて未来は、まだ「ずっと先の未来」と思っておいてもいいのかな?
 
 さらに、ちょっと考えてみる。ま、今すぐじゃないとは言え、クローン人間を作ることは法律で禁じることが出来ても、そうして生まれた非合法なクローン人間そのものまでは裁けないよね。神様(地域や民族によってその名が変わります)が作った命と、神様以外が作った命に価値の差があるのか?とか、とっても難しい。ほんと、「クローン」って難しい。そーゆー未来がもうすぐ側まで来てるなんて考えると、…暑い夏もちょっとだけ涼しくなる。


[1181] iPAL1352 戦士のために武器補給! 2001-07-02 (Mon)

 ふふふPalm「2001.06.30  あなたなら、Palmを救える!」において、ふふふさんZDNNの記事「あなたならPalmを救える。その理由は……」に呼応するように、以下のような言葉を(珍しく)熱く語っていた。

そうです、あなたもPalmを救えるのです!

 そんなふふふさんの熱い思いに答えるように、(いや、絶対にそんな訳はないと思うが…)パームコンピューティング社のサイトに、「エクスパンション戦略についてのホワイトペーパー」と題して、檄文が次々とアップロードされた。
 
■成功への道程 - パーム社のエクスパンション戦略(PDF形式)

■Palm Computing が企業で採用される理由(PDF形式)

■PDA(携帯情報端末)ビジネスに求められる資質−企業は何を求めるか?(PDF形式)

■製品比較:Palm Computing ハンドヘルド VS Windows CE 3.0(PDF形式)

■モバイル情報管理のためのワイヤレス・エンタープライズアプリケーション〜開発オプションとビジネス上の決定要因(PDF形式)



 これらはすべて、そのままプリントアウトして上司や担当者に渡せば、なぜ企業がモバイル機器としてPalmを採用すべきなのか?が伝わるし、もっと効果的なのはこれらの資料を暗記して理論武装すれば、あなたはすぐさまPalm伝道師またはPalm戦士になれる。そういった文章だ。
 
 これらは「戦略」的な意味を持った文章なので、中には理性的であるよりも知謀的であることもある。(たとえば、「Palm Computing ハンドヘルド VS Windows CE 3.0」の文章なんかを読むと、敵陣営に関して意図的なコメントとして「不明」なんてのが並んでいたりする)だが、何よりも、セールスやエコノミー展開が多くの点で口コミによって広がってきたという、Palmの「伝統的強み」を活かすなら、パームコンピューティングという企業単体の努力はもちろんだが、このような武器補給によって、一般ユーザーさえもPalm戦士に変えてしまうための努力はきわめて有効だと思われる。
 
 今回の同社の戦略的文章のアップロードは、あまり日本っぽい手法ではないが、とても好ましい展開だと機長は思う。

 企業ユースと関係ない人でも、これらの文章はPalm社の思いや哲学が詰まっているので、暇な時に読むと面白いよ。機長もまだ全部読んだ訳じゃないが…。
 


 ところで、関係ないけど、上の戦略的文章のアップロードって、これと対応してたりするのかな?

■「iPAQ」を企業に売り込め コンパックがモバイル事業拡大へ推進本部設置(ZDNN)

 さて、これから景気の回復具合にもよるが、日本でもハンドヘルドデバイスの企業ユースは増えてくるはず。果して、アナタの企業が採用するハンドヘルドデバイスはどっちだろう?企業パワーと口コミパワー。もちろん、パームコンピューティング社自身がなんにもしてないってことじゃなく、ね。


[1180] iPAL1351 PalmでMacのモデムを使う。 2001-07-02 (Mon)

 「新しもの好きのダウンロ〜ド」というMacintosh系フリーウェアやシェアウェアの総合デパートみたいなサイトで以下のようなソフトを見つけた。
 
■PalmMdm(〜PalmからMacのモデムでインターネット)

 まさに、そのサブタイトル通りのことを実行してくれるソフトだそうだ。うちのMacintoshのインターネットはISDN接続なので未試用だが、面白いソフトだ。
 


[1179] iPAL1350 学校でもPalm! 2001-07-02 (Mon)

 PalmNINJA3号さんより久々に密書が届いた。密書というほどでもないが、Palmはこんなところにも使われているらしいぞ!
 
■特集 教育用コンピュータの考察−−東京都三鷹市の取り組み  校外学習はパームでGO!(NEW教育とコンピュータ)



 正直、こんな雑誌があるということすら知らなかったが、「NEW教育とコンピュータ」7月号(学習研究社)という雑誌の巻頭特集になっている!三鷹の子供たちは幸せだな〜!雑誌を買えば、CD-ROMに動画も入っているらしい。
 
 それはそうと、「コンピュータ」って、しばしば出版社系には嫌われる表記(普通は「コンピューター」)だけど、会社によってはアリなんだ〜?!これもちょっとだけお勉強になった。


[1178] iPAL1349 どっちもアリで。 2001-07-02 (Mon)

■<世論調査>小泉内閣支持84%、高止まり 自民党支持率も上昇(毎日新聞)

 小泉内閣の支持率が出るたびに、しばしば「第二次世界大戦前の大政翼賛会の話」が持ちだされることがある。だから小泉内閣は危険なんだ、と。それはそれで、そんなに間違っちゃいないのかもしれないけど、そんな話を持ちだされたおかげで、機長はひとつ気がついたことがある。それは…、
 
 そうか!日本って、いわゆる「革命」をやってない国なんだな、ってこと。王様の横暴にムカついて国民が総決起して王宮を焼き打ちにしたり、王様を断頭台に送り込むなんて歴史は我々の教科書には載ってない。だから、異常なくらいに高い支持率って言うと、我々は第二次大戦前の哀しい悲劇ぐらいしか思い出さないんだな、って。
 
 とは言え「革命」が悲劇じゃなくてラブロマンスかって言うと、実はそんなこともなくて、たいていは悲劇か喜劇のどちらかで終わる。そーゆー意味じゃ、悲劇や喜劇が嫌いな人にとって、異常なくらいに高い支持率というのは、あまりラッキーワードじゃないというのはわかる。大勢の人が「YES!YES!」って言ってるんだから、それが突然「NO!」って答になったらものすごい悲劇か喜劇になるし、たとえ一時的に「YES!」って答が出たとしても、いつかは「NO!」って答が出るはずだから。
 
 そーゆー意味では、今回の小泉内閣とその支持の姿って、「革命」と呼ぶにはずいぶんお気軽ではあるが、幕末期の市民が行った異常な舞踏的ツアー行動である「ええじゃないか騒動」くらいの事件だったりはするのかな、と思う。さて、その答は悲劇となるのか、喜劇となるのか?ただし、これだけは言える。
 
 馬券を買ったレースは面白いが、買いそこねたレースは面白くない。だって、失敗しても胸も財布も傷まないから。
 


[1177] iPAL1348 強そう、っていうか… 2001-07-02 (Mon)

■英語教育のために阪神は改名を(asahi.com)

 この記事によると、辞書研究会(三省堂主催)「複数形のsは、無声音の後なら「ス」だが、有声音につくと「ズ」と濁る。この中学英語の基本が、日本のメディアでは無視されている」という話が出たそうだ。

それによると…

「マリナー
「ジャイアン
「ドラゴン」」

×「ヤンキー」→「ヤンキー
×「タイガー」→「タイガー

…なんだそうだ。英語って難しいね。でも、「タイガー」って!


[1176] iPAL1347 ひとまず、いっせんまん。 2001-07-02 (Mon)

 なかなかチャンスがなかったので、ちょうどいい区切りだと思う。
 
 ありがとう! と言っておく。
 
 …さて、なんの話かというと、これだ!
 
■1000万アクセス達成!(Palmfan)

 機長はこの事実を、とあるメーリングリストの文章で知ったのだが、Palmfanの最下段にあるHit数表示を確認すると、確かに7月1日の24時頃に「10,000,000」を越えていた。

 これ、どう考えたって凄いことだよ。日本の人口考えてみようよ。1億数千万人だよ。そんな中での1000万アクセスだ。こりゃもう、とんでもないことだ!
 
1997.05.16 Pilot/PalmPilot Fan開設
1998.06.01 Palmfanに改称。ドメインも取得してグランドオープン。
1998.08.15 FPalmと共催した「Palmware&Goodz CONTEST」開始
1998.09.14 100万アクセス達成
1998.11.27 椎間板ヘルニアのため更新休止(〜99.01.13に復活)

 …と、初期のPalmfanの歴史をいくつか並べてみたが、入院のため1ヶ月間強休んだ98年末を除けば、およそ4年間にわたって、ほぼ休むことなく日々の更新が続けられてきたことになる。しかも、彼のサイトの守備範囲はPalm全般に渡っており、ほんとに気が遠くなるような量の更新が続けられてきたことになる。「暮らしを見つめるライオン」という言葉があるが、ほとんど「Palmを見つめるPalmfan」てなもんで、実際、世界的にもこれだけの長期に渡って、第一線でPalmを見守り続けてきたサイトは類をみない。
 
 そして、サイト運営という同業者として言わせてもらえば、彼がサイトでニュースを書く際に見せるその絶妙なバランス感覚は、余人には真似の出来ない切れ味を持っている。正直、パーム航空やiPAL-NEXTで機長が「ずぶんと偏ったコラム」を書いたり出来るのも、実は彼の存在があってこそ、というところがある。ひとことで言えば、機長はずっと彼に甘えてきたところさえある。そんなPalmfan主宰のM.Hiroseであるが、おなじみひとりごと」では、とってもお茶目な面も見せてくれる。
 
 これからも頑張ってもらいたい!だからもう一度言う。
 
 ありがとう!>Palmfan
 
 期間限定モノではあるが、こんなものも作ってみた!
 


 ひとまず。  (C)Palmfan


[1175] iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活! 2001-07-01 (Sun)

 Palmユーザーにとってはとくに、ホッとすべきニュースが登場したが、まだ日本語訳が出ていないようなので、機長訳だけど掲載しておく。週明けぐらいにはZDNetやCNETにも日本語訳が登場するのではないかと思う。

■Palm regains grip on handheld market(CNET)

 …記事タイトルはまさに「Palm社は再びハンドヘルド市場を支配し始めた!」てなところだろうか?ここ最近のPalm社によるキャッシュ不足をきっかけに、PocketPC陣営に言いたい放題を言われるがままだったPalm陣営にとっては、ようやく一息つける数字だと言える。

NPDのアナリストであるStephen Bakerさんは、m500はそれほどでもなかったが、m505がとにかく馬鹿売れしたおかげで、5月の小売り市場でPalm社は70%近いシェアに回復した。これは昨年9月以来の数字だった。つまり、5月の小売店での販売台数でPalm社のマシンは、ハンドヘルドデバイス全体の中で69.4%も売れた。これは、前月である4月期の62.1%から7.3%もシェアを上げている。Bakerはこの結果を受けて、m505はキラーマシンだ!と言いきっている」

 …「NPD」とは、アメリカを代表する市場調査会社のひとつ。確かに70%近いシェアというのは、昨年あたりまでのPalm社のデフォルトシェアと言える。同社キャッシュ危機の原因のひとつでもあった「m50X」シリーズの発表のフライングと発売の遅れが解消されて、同社幹部たちが言い続けてきたように、ようやく市場は普段通りの動きに戻ったとも言える。逆に言えば、同シリーズの発表フライングと発売の遅れさえなければ、もうちょっと危機はゆるやかなものになったはずだとも言える。
 
 …Bakerさんによって「キラーマシンだ」と言われたm505が売れた理由はカラー液晶だったから、というのは事実だが、同時に同系モノクロマシンであるPalm Vxが非常に安い値段で手に入る時期にSDカードスロットやいまだ本格化していないWebClippingの標準化をおもな改良点とするだけのモノクロマシンm500が売れるのは至難の業だとも言える。
 
「Handspring社は、前月の19.2%から15.3%とシェアこそ落としたが、定番の2位ポジションをキープした」

 …前月とはまさに「Visor Edge」が売れまくったシーズンであり、その頃からPalm社との異常なまでの値引き競争を続けたとは言え、順当な数字ではないだろうか?

「Hewlett-Packard社は、前月の5.4%から6.1%にシェアを上げて、Casio社を抜いて3位にのし上がった。そのCasio社は、前月の5.6%から4.1%にシェアを落として4位に転落した。前月にiPaqを売りまくって3.6%のシェアを占めたCompaq社は早くもシェアを2.9%に落としたが5位を堅持した」

 …3〜5位にはPocketPC陣営の企業が並んでいる。この3社の合計を見ると、4月期の13.9%から5月期には13.1%に微減している。この時期にまさに「PocketPCのようなハイエンドマシンを出さないから売れない!」と声高に叫んでいた同陣営の勢いとは何だったのだろう?…その素朴な疑問については次のブロックで語られている。

「しかし、Bakerはこれらの数字が現状のハンドヘルド世界を忠実に反映しているとは思わないと述べている。理由の1は、これらの数値が小売り市場のシェアであるため、Compaqの場合、5月にiPaqを売りまくった企業向けセールスや直接販売の数値がここには含まれていない。さらに、SONY社の新型CLIE(PEG-N710C)がまだ市場に潤沢に出回る前の数値だからだという。SONYの売れ行きは6月の数値を待たなければわからないだろうとBakerさんは語っている」

 …なるほど。これまでのPocketPC陣営が発表するデータが「出荷台数」なのに比べて、今回の数値は「小売店レベルの販売実数」なので、より正確な数字だと思ったが、企業にまとめて売ったりした場合の数字はここには含まれないのか?そして、直接販売も含まれないらしい。これは、ネットによる直接販売がそこそこ多そうなHandspring社の場合にも言えることだろうが…。
 
 …さらに、BakerさんはSONYの販売台数についてはこれからの数値を注目すべきだと書いている。確かに楽しみだ。6月のPEG-N710C、7月のPEG-N610C/S、N610C/V、S320という同社のアメリカでは初めてとも言える本格的な攻勢がどのような影響を与えるのか?とっても注目したい!

「全体的に見れば、ハンドヘルドの販売台数は、昨年5月よりも78%上昇したが、収益的には55%しか上がらなかった。これは過剰な値下げ戦争の結果だろう。さらに、昨年5月には平均303ドルだったハンドヘルドデバイス1台当たりの単価が、今年の5月には264ドルまで落ちている」

 …異常なまでの「値下げ戦争」というのは、合計で84.7%ものシェアを持っている業界1〜2位のPalm社とHandspring社のバトルゆえに、やはりとても大きな影を落としているらしい。

「今週の初めにPalm社は、5月の猛烈なセールスのおかげで最新四半期は予想以上に少なめの損失で終わったと報告したが、同時にPalmの重役達は、3〜4月の急激な落ち込みの後で、5月の販売水準は2月レベルまで戻ってきたと語っていた」

 …何はともあれ、おめでとう!と言いたい。これで少なくともPocketPC陣営に言いたい放題を言わせることはなくなるだろう。だが、機長としては健全なプラットフォームの発展のためにもPalm社のハードウェア部門とソフトウェア部門の分社化への動きは怠るべきではないだろうと考えている。
 


[1174] iPAL1345 どんな魂を入れるのか? 2001-07-01 (Sun)

■TECHXNY総括:斜陽のデスクトップPC,未来はワイヤレスモバイルに(1)(ZDNN)
■TECHXNY総括:斜陽のデスクトップPC,未来はワイヤレスモバイルに(2)(ZDNN)

 記事内容は、記事タイトルほど悲観した内容ではない。PCのこれからを語りつつ、その過渡期だからこそ停滞しているのだ、という結論に至っている。
 
 ポイントはやっぱり「ワイヤレス」だと言っている。
 
「せっかくあらゆる場面でワイヤレスで自由にネットに接続できる環境が整っても,バッテリライフが短くては意味の半分はなくなってしまう。電源コードをつながなければならないのなら,ワイヤの数は2から1へと減るだけで,ワイヤ“レス”"ではないではないか」
 
 モバイル向けプロセッサ「Crusoe」で話題を呼んだTransmeta社の上級副社長のJim Chapmanさんによる「ワイヤレス」に関するコメントは、なかなか気が利いているし、Palmというモバイル命のマシンを使っていると、とてもうなづける内容だ。確かに、バッテリがつらいと、ワイヤレスったって砂上の楼閣に終わる。
 
 続いて登場したソニー・モバイル・ネットワーク・カンパニーのプレジデントである島田啓一郎さんは、Bluetoothをワイヤレス系のメインストリームとして選択しているPalm陣営にとって興味深いコメントも発している。
 
「機器間接続はBluetoothを使うことで合意している。その部分では間違いなく普及するはず」
「家庭内は802.11aをオファーしていく。映像を楽しんでもらうためには802.11aの帯域が必須だから」


 「iPAL1344 すっかり忘れてた!」で紹介したデジタルテレビの例じゃないが、下記の文章も大変重要なことだと思う。

「PCを核にネットワークでさまざまなデジタルデバイスが接続され,新しい使い方を提案していくという考え方は,現在のPC業界の流行でもある。しかし,単に繋がるだけでは,そこでストップしてしまう。そこで何をやろうとしているのか,きちんと意図して物事を進めることの重要性」

 このことは、ハンドヘルドマシンの分野でも痛感することがある。派手な機能追加はコンシューマーに一時的な価値(他人に見せびらかすことが出来る!)を追加してくれるが、本当に価値が出るのは、それが「日常的に必要な何か!」を提供してくれるかどうかだと思う。これからPCやモバイルコンピューティングの世界では、更なる技術開発は進むだろうが、仏(ハード)を作っても魂(ソフト)が入っていなければ、それはただの「木彫りの土産物」になってしまう。このことは、理論的にはとっても簡単なことだが意外と忘れがちなことだったりする。デスクトップパソコンをデザイン的な魅力以外で買い替えたいと最近思わない理由のひとつは、実はこれだったりする。

 あ、そうそう、誤解を招かないために言っておけば、「開発」の際には「魂」を無視した「仏」作りも、しばしば有意義なことだと思う。予想外の「仏」から予想外の「魂」が生まれることもあるから。でも、「販売」の際には「魂」のことを注意深く考えておかないと、「仏」そのものの有り難さを失ってしまうことがある、という話だ。…あれ、そんな話だっけ?…ま、いいか。


[1173] iPAL1344 すっかり忘れてた! 2001-07-01 (Sun)

 機長は昨年末、ずっと使っていたテレビが故障したタイミングで、ちょうどBSデジタル放送も始まるというので、電機量販店でデジタルテレビの購入について相談してみたら、今すぐは手に入りませんよ、入荷待ちになりますよ、と言われた。で、結局は普通のテレビを買ったのだが、あれから半年以上たって、そのことをすっかり忘れていた。そしたら、こんなことになっていた。
 
■デジタルテレビが普及しない理由(ZDNN)



 いや〜、エライことになってるな〜。確かに昨年末の時点では凄い勢いで売れていたらしいことが、上のグラフでもわかるのだが、それ以降の状況は惨憺たるものだ。とくに、日本では春先というのは入学・就職シーズンであり、引越で大型電化製品を買い替えるチャンスのひとつだと思うのだが、今年の4月の出荷状況は2万台!これはいくらなんでもって数字だろうと思う。しかも、販売台数じゃなく出荷台数でだ!
 
 記事を読むと、「メーカーの側から言わせてもらうと,放送内容をもっとよくしてもらいたいというのが本音」なんてコメントも出ているが、これだけ売れないと広告収入が上がらない。すると番組予算がない。ロクな番組が作れない。そのため見たい番組がないので買いたくない。…という悪循環に陥っているのでは?と更なる心配をしてしまう。どうなんだろう?…いかんせん受像機を持っていないので、確かめようもない。
 
 なんだか、仏(ハード)を作っても魂(ソフト)が伴わない。あるいは、魂(ソフト)のあてもなく仏(ハード)を作ってしまう、古典的お役所体質を思い出してしまった。
 


[1172] iPAL1343 独自性と互換性のハザマで。 2001-06-30 (Sat)

■01/06/29のひとりごと 『Palmなもんを作る人達って』(えんすぅ〜ぱぁむ!)

 もともとWindowsCEユーザーだったたかゆきえさんがPalmOSプラットフォームに発している警鐘は傾聴するに値する。いわく…
 
「でもこれからPalmが進化する場合の心配は,CEの様にOSの違いや,CPUの違いでインストールできないソフトが増えない様にしてもらう事ですね.CE買う時や買ってから真っ先に気に掛かるのが,この事だと思います.ある人は愕然とするでしょうね.だって最新のOSで最速のCPUなのに使えるオンラインソフトが少ない事に気付いちゃった時には...ねぇ...(T_T)」

 もちろん、PalmOSプラットフォームがここまで拡大してくると、各社それぞれの独自性を出さざるをえないのはわかる。でも、すでに拡張スロットだけでも、SDカード、Springboard、メモリースティック…など、その独自性は高まっている。そこにさらにソフトウェアまで機種を選び始めたら、PalmOSはPalmOS最大の素晴らしさのひとつを失ってしまう!
 
 つまり、PalmOSソフトウェアは簡単に作れる!そして、PalmOSデバイスなら、どのマシンでも使える!だからこそPalmOSには星の数ほどのソフトウェアが存在し、それらをユーザーが思い思いにインストールするだけで、まさに「自分だけの」マシンが作れる!
 
 今後、PocketPCやザウルスが、Palmの長所をマネてキビキビとした操作性やシンプルなユーザーインターフェースをどんどん取り入れたり、とにかくCPUを積み込んで使える機能から使わないけど派手な機能までなんでもかんでも積み込んだとしても、絶対に彼らがPalmOSデバイスに勝てない要素のひとつが、間違いなくこれだと思う。もちろん、かつてはPalmOSにはもっと素晴らしい独自性が存在していたようにも思うが、それらはすでにPalmOSだけの魅力ではなくなってきている。他社だってどんどん進化しているのだ。(あるいは、PalmOSデバイスのいいところをどんどんパクってきているのだ!)
 
 だからこそ、ソフトウェアの互換性とソフトウェアの開発環境の簡便性だけは守り通して欲しい、と機長は切に思う。それこそがPalmOSプラットフォームにおける「コントロールタワー」の仕事だし、(日本法人の、というよりアメリカ本社の)Palm社にとって、もっとも重要な仕事だと思うからだ。



※iPAL-NEXTが86万アクセスを達成!ほんとうにいつもいつも感謝の念でイッパイイッパイだ。うん?


[1171] iPAL1342 明和電機がPalm de COOLを買収か…?! 2001-06-30 (Sat)

 …というのは大嘘で、Palm de COOL!の記事(ビバ!明和電機)によると、某雑誌のインタビューで明和電機の土佐信道社長が「"Palm de COOL!"を「プライベートでは殆どこれしか見ません」と断言して紹介」したそうだ。それだけなんだけど、なんか両者のマッチングがとても心地よかったので。
 


[1170] iPAL1341 1ドル増 2001-06-29 (Fri)

 赤字でも1ドル増!
 
 「PAL1329 彼らからの返事。」でも紹介したように、Carlオジサンとその会社(Palm社)にとってもっとも長い一日だった6月26日、CarlオジサンのTECHXNYにおける基調講演と、同社の第4四半期決算の発表を経た同社の株価は、以下のように動いた。
 


 およそ1ドルの値上がり!エンタープライズ市場にさらなる足掛かりを作るための戦略の発表は、ひとまず市場から好意的に受け取られたらしい。
 
■パーム,第4四半期決算が4億ドル近い赤字に(ZDNet/エンタープライズ)

 さて、同社第4四半期決算の方だが、3億9200万ドル(1株当たり69セント)の損失を計上したそうだ。
 
 


[1169] iPAL1340 バージョンアップ 2001-06-29 (Fri)

 たまたまだと思うが、PEG-N700C絡みのソフト(うち「PowerRUN」はPalm社のm50Xシリーズにおいても有効!)3つがほぼ同時にアップデートした。
 
■PowerRUN 0.71b(Simple-Palm)

 …山田達司さん作のこのソフトについては「iPAL1332 PowerRUN について」で既報の通り、重大なバグがあったバージョン0.70のバグ解消版だ。インストールさえしてしまえば、とっても便利だしわかりやすいソフトだが、アップデートだけはとくに気をつけよう!
 
■SwitchDash 0.3(拝啓PalmOS様)

 …今関弘明さんの作のこのソフトは、いくつかのバグ解消と新機能、さらに開発者向けのドキュメントや使用期限の解除などがおもな特徴だ。

■Crs-Launcher 0.7(Palm工作室)

 …高橋大樹さん作のこのソフトは、これまでついていなかった新機能が加わった。詳細はPal Mac 2001!に出ていたコラム「2001/06/27(Wed)  NeoHIT 0088: Crs-Launcher Graffiti Search 対応版!!」を参照してもらうと早いが、標準ランチャーである「アプリケーション」についていた「Graffitiサーチ機能」(Graffitiエリアに書き込んだアルファベットを頭文字とするアプリケーションが画面に表示される!)を進化させたものだ。つまり、Options〜Preferencesメニューにある「Graffiti Search Scope is Global」をチェックしておけば、標準の「Graffitiサーチ機能」がカレントタブ(現在開いているタブ)1個分の中しか検索してくれないのに対して、このソフトでは存在するすべてのタブ内を検索対象にしてくれる。つまり、どこのタブを開いていても、Graffitiエリアに書き込んだアルファベットを頭文字とするアプリケーションのアイコンを選択してくれるのだ。しかも、このソフトでは1文字だけでなく複数文字のインクリメンタルサーチにも対応しているので、数文字分の頭文字をGraffitiエリアに書き込むだけで、狙っているアプリケーションが選択される。たとえば、「aba」とか書くだけで「ababall」のアイコンが、「jf」と書き込むだけで「JFile」のアイコンが選択される。もちろん、他に同類がなければ、「f」と書き込むだけで「FireViewer」のアイコンが選択されたりする。

 実は機長は、Pal Mac 2001!の記事を読むまで、標準ランチャーにそんな機能があることすら知らなかったのだが、それをさらに一歩踏み込んで機能として取り入れた高橋さんの決断と作品の完成度に感動した。

 【追伸】作者である高橋さんからのメールには「ちなみに、改行入力でそのアプリが起動、バックスペースを入力するとそれまでのGraffiti入力がクリアされます(検索のやり直し)」ということも書いてあった。背中の痒いところを掻いてもらった気分だ。

  


[1168] iPAL1339 黙祷! 2001-06-29 (Fri)

●追加情報アリ

名優ジャック・レモン氏死去(スポーツニッポン)



 …ホント、素敵な人だった。



【追加情報】

 その後、こんな画像を見つけた。



 上の画像は彼の最高傑作のひとつ「アパートの鍵貸します」より。隣りはShirley McClaine。

 他にもココココに彼の写真がいっぱい!


[1167] iPAL1338 パーム総研#011 2001-06-29 (Fri)

●追加情報アリ

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」7.15号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第11回目のテーマは「手書きルネッサンス」だ!…そう、Palmの世界で今起こっている手書き入力システムの新しい潮流をまとめて紹介している。

 

 同じくPalm絡みの「PalmStreet」のテーマは「その日のニュースはパームで読もう!」と題して、「VisorにWebがぴるごむ?!」や「MakeDocDD」「SimpleInst2」「Crs-MeDoc」などのソフトを紹介している!
 
 

【追加情報】
 
 そんな「MacPeople」7.15号で、面白い記事を見つけた。
 
●カシオのラベルプリンターがマックで使える!(iMacPeople)

 この記事はこんな文章から始まる。
 
「シェアウェア作家の福本修二さんが作成した「Prickies!」は、ウィンドウズのみ対応のラベルプリンター「smart egg(スマートエッグ)」を、マックで使えるようにするソフトだ」
 
 ここに出てくる「福本修さん」とは、たぶん、我々Palmユーザーなら誰でも知ってる「福本修さん」だと思う。
 
 そこで、彼のサイトである「Unlimited Mac&Palm」を開いてみると、思いっきりこんなバナーがついており、そこから専用ページにリンクされていた。
 


 「福本修さん」「福本修さん」の間違いであったけど、やっぱり彼の作品であることには間違いなかったようだ。そして、を!これ、なかなか便利じゃん!…と思ってしまう機長であった。
 


※「VisorにWebがぴるごむ?!」を、「VisorにWebがぷるごむ?!」と表記していたので修正。お知らせ感謝>Wドリブルさん


[1166] iPAL1337 BBSヘッドライン01/06/29 2001-06-29 (Fri)



 ここ数日、あまりにもPalm絡みの大ニュースが飛び交ってるもので、掲示板の方もずいぶん溜まってしまった。
 
■MotionSenseからの発想 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 6月27日(水)22時57分08秒

 …「iPAL1329 彼らからの返事。」で紹介した「MotionSense」についてのアイデア。
 
■1 million vs. 15 million makes... 投稿者:Twins  投稿日: 6月28日(木)02時22分23秒

 …「iPAL1329 彼らからの返事。」の問題定義に対する解答。すでに「iPAL1331 Carl君のこととその他のこと」でフォロー済み。
 
■Google Image Search 投稿者:Danjun  投稿日: 6月28日(木)10時28分37秒

 …今度は画像専用のGoogleが登場したらしい。まだBETA版で、日本語にも対応してない。
 


■三洋から新Palm? 投稿者:くろっち  投稿日: 6月28日(木)18時01分54秒

 …すでに「iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る?」で紹介済み。
 
■iPAL1331、拝見しました 投稿者:ASYM  投稿日: 6月28日(木)18時54分51秒
■マカロニ 投稿者:かつ  投稿日: 6月28日(木)19時57分13秒
■ほうれん荘 投稿者:SAGE.M  投稿日: 6月29日(金)00時23分54秒
■。。。 投稿者:AMU  投稿日: 6月29日(金)01時15分49秒

 …みんな好きだな〜!「iPAL1331 Carl君のこととその他のこと」で紹介した鴨川つばめ画伯のマンがについてのコメント。
 
 ところで、「it Cool Palmish!」SAGE.Mさんがまたまた素敵な画像を公開してくれている!相変わらずプロの仕事。心を部分洗浄してくれる!個人的には「MALDIVES」を見ながら、しばし昇天したい気分。
 
■三洋電機と音楽ですか・・・ 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 6月28日(木)20時37分42秒

 …「iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る?」で紹介したSANYO社のPalmOS互換機「SERA」へのフォローコメント。確かに、三洋からPalmOSデバイスが出る、というのは驚いた。オールスター野球のイメージくらいしか、これまでなかったから。そして、PC系というよりも家電色の強い同社からの発売は、SONY社からの発売とはまた違った意味での市場インパクトがあるような気も…。
 
 そして、「ナショナルプロジェクト」については何とも言えないけど、真似はするけど負けたくない!という同社のカラーからするとなきにしもあらず、というか…。あ、そうそう、こんな記事はすでに読んだ。
 
  ●米Palm,Panasonicと共同でSD技術のプロモーション活動を展開(ZDNet)
 
 日本ではすでに「楽ひら」なんてソフトも出している某社だが、近い将来、Palm社から分離したハードウェア部門をまるごと買い取ったりしてネ。それはそれで面白そうだ。で、残ったPalm社のソフトウェア部門が、今後のOSで「SDカード」と「Memory Stick」の両メディアに互角に対応したりする。それはそれで、とっても面白い未来だ。

 さて、どうなることやら…?
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1165] iPAL1336 橋の上の犬 2001-06-29 (Fri)

 最近、ウェブ上には、世界的な不況下にも関わらずそこそこ明るい未来が存在し、そんな世界で大成功を納めた途端にギクシャクとし始めた「ある企業」に関して、大いに賛同したいと思える意見と、あまり積極的に賛同は出来ないが無理矢理にでも期待と応援をせざるをえない意見が次々と登場している。そんな中、この記事の主張は多くの点で機長を納得させてくれるもだ。
 
■Palmは黒服とハード事業を捨てるべきだ(ZDNN)

 今回のTECHXNYの話だ。しかも、そこで颯爽とキーノートスピーチを行ったのに、「錦鯉」だの「鴨川つばめ」だのと茶化されている男、Carl Yankowskiさんとその会社に関する話だ。上記ZDNN記事の筆者であるDavid Courseyは「自分のファッションセンスを棚に上げさせてもらうが」という前置きのもとに、Carlオジサンが着ていた真っ黒な服(下記画像参照)は、Steve Jobsっぽくありたいという彼の内なる願望ではあるかもしれないが、彼の会社が目指している現在の状況と同様に、かなり冷静さを欠いた最悪のセンスだと断言している。
 
 ← Copy?  ← Original?

 さらに、その服のセンスが象徴しているCarlオジサンと彼の会社の悲劇を、彼は実に簡単な言葉で説明している。つまり…
 
彼の会社は今、Microsoft社になるかApple社になるかの選択を迫られているのに、そのどちらもまだ実行していない。
 
 …と。さらに説明しておくと、Courseyさんが言うところの「Microsoft社」とは「ハードウェア部門を持たない替わりに、OSをさまざまな企業に販売する!」ことであり、「Apple社」とは「ハードウェア部門を持つ替わりに、OSを独占する!」ことだ。今、Palm社は、そのどちらかの戦略を採用しない限り、ソフトウェア部門ではOS開発のために莫大な費用を投資して互換機メーカーを助け、同時に、ハードウェア部門では互換機メーカーを叩き潰すために莫大な費用をかける、という、未来のない莫大な出費を黙々と続けることになる。
 
 その姿はまさに、橋の上から川の水面を見つめていて、その水面に映っている犬のくわえている骨があまりにも美味しそうなので、それを奪おうと思って必死になって吠えているうちに、自らくわえていた骨を川に落としてしまう野犬の姿に似ている。
 
 Palm社が莫大な費用をかけて作ったOSが素晴らしければ素晴らしいほど、互換機メーカーは素晴らしいマシンをほとんど苦労しないで作り上げてしまう。そんな素晴らしい互換機メーカーのマシンに負けないためにPalm社のハードウェア部門が莫大な費用をかけて自社で作ったマシンを同社は、ことさら安い値段で売りさばくことになる。そりゃあお金がなくなるよ、という訳だ。
 
 余剰在庫の問題についてはもっと基礎的なミスも重なっているとも思われるが、Courseyさんが書いている「Palmは今や文句なしのマーケットリーダーだ。しかし同社は次第に勢力を失いつつあるようだ。それはOSのライセンス販売事業のせいではないし,同社の勢力を削ごうとしているMicrosoftのせいでもない。Palmが今窮地に陥っているのは,ハード事業のせいなのだ」というコメントには思わずうなづいてしまうのを禁じえない。
 
 さて、Carlオジサンが今後もSteve Jobsを真似て真っ黒な服を着たり、Bill Gatesをパクって自宅の壁に大型液晶モニタを埋め込んだりすることを止める気はないが、彼が今すぐすべきことが何であるかについては是非是非気づいてもらいたいと思う。ただ、彼の会社がまもなく、その第一歩としてハードウェア部門とソフトウェア(OS)部門を分離する可能性だけは高いと信じている。これは素晴らしい未来のための第一歩になると機長は信じている。そのための方法論さえ間違えなければ、いわゆる「Palm Economy」はすぐにでも立ち直りそうなデータ(これまでのような高い伸び率を期待し続けるのは非現実的だが、それでもハンドヘルドマシンはまだまだ売れる!)が、各種調査機関から出ているのだから。
 


[1164] iPAL1335 ウェアラブルだど! 2001-06-29 (Fri)

 ウェアラブルらしい。
 
■Matias,Palmウェアラブル化キットを発売(ZDNet/PalmOS)



 なるほど「野外研究者,労働者,測量技師,警察官,損害査定人,国勢調査受取人など」がターゲットか。ただ、街中で見かけたらちょっと怖い。ところで、PalmOSデバイスをウェアラブルに使えるようにしてくれる(たぶん)史上初めての商品といえば、これだろう。当時はかなりキワモノとして登場した。
 
■Peel-It(ORANG-OTANG)



 あくまでイメージ画像だとは思うが、こんな画像までサイトに出てる!
 


 おいおい、ちょっと無茶すんなよ!って思うが、いまだに販売されているところを見ると、需要はあるらしい。
 


[1163] iPAL1334 CLIE用ワイヤレスモデム? 2001-06-29 (Fri)

 「iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27」で紹介した、TECHXNYの展示物「Go AmericaのワイヤレスPCカードとPCカードアダプタが装着されている」の別アングル写真を見つけた。発見場所は、最近人口が2万人を突破したばかりのPalm City内のコーナー「Headline News from international sites」から、話題のSanyoブランドのPalmOSデバイス「SERA」関連のリンクとして飛んだ先においてだった。
 
■un Palm signe Sanyo?(PDAfrance.com)Juin 28 2001

 この「PDAfrance」というのは、たぶんPalmCityのリンクがなければ死ぬまで見に来ることもなかったフランス語のサイトだ。この記事の真上の記事にそれはあった。

■Modem Wireless pour PEG(PDAfrance.com)Juin 28 2001

 機長のおぼろげな記憶が確かであれば、「pour」というのは英語で言うところの「for」みたいなものだったと思う。つまり「PEG用のワイヤレスモデム」というタイトルの記事には、(フランス語なもので記事内容は不明だが)下記のような画像が映っていた。
 
 ← クリックすると拡大画像が見られる、はず!

 ここでは「PEG S-320」(モノクロのCLIE最新機種)に同モデムが刺さった状態で、しかもクレードル(初代CLIEのクレードルにソックリ!つーか、同じものか?)に乗っかっている図だ。こういう使い方も出来るらしい。画像内のアンテナ部の付け根付近に見えるプラグを見るかぎり、先日の「iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27」で紹介した画像で見受けられた「Go America社のモデムカード」はモデム本体の背中に突き刺さっているらしいことが想像できる。あくまで想像だけど。
 
 

※CLIE絡みでは、たきのVisor日記(まだVisor日記でいいんだろうか?)に書いてあった「マニアでなく、ビジネスで使いたいというアメリカ人にはN-610Cの方が売れるんじゃないかな。ソニーの読みは正しいと思います」という意見に、機長は大賛成だ。あと、たきさん「通勤は車で片道40分運転していくので」というなんでもないコメントを読んで、あ、そうか!日本とは比べ物にならない車社会アメリカにとって、カーステレオがあるのになんでPDAで音楽を聴きたいのか?という思いはやっぱり強いのかな、と思う。もちろん、音楽を聴く機会は必ずしも通勤時間だけとは限らないとは思うけど…。で、極論、MP3機能をとって100ドル安いマシンをリリースし、日本ではリリースしていない新型モノクロマシンを米国限定(or 先行)でリリースしたSONYのマーケッティング的判断は、かなり正しいような気がする。たきさんが書いていた「日本人ほどパステルや中間色が好きじゃない」というのは意外だったけど、これも言われてみるとわかるような気がする。とくにアメリカの「甘味」とかを思い出すと…。これはSONYの計算ミスだったりして。


[1162] iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る? 2001-06-28 (Thu)

 iPAL-BBSくろっちさんが投稿してくれたところによると、ナント!三洋さんがPalmOSマシンをリリースするかも、ということだ。
 
■三洋から新Palm? 投稿者:くろっち  投稿日: 6月28日(木)18時01分54秒

  ← クリックすると、拡大画像が見られる。

 出典はコチラ!
 
■PC Expo 2001 Report(Palm Infocenter)

 この「PC EXPO」、もとい「TECHXNY」の会場内のリポートによると、記者であるRyanさんはSanyo Electronics社のブースで上記画像のようなマシンを見つけたという。それは明らかにPalmOS搭載のマシンであり、名前は「SERA」(上記の拡大画像でもそのロゴを認識することが出来る!)。どうやら発売は日本のみになるらしい。基本的にはm505筐体だが、ヘッドフォン経由でMP3データの音楽を聴けることと、NTTドコモのiモードネットワークに繋がるワイヤレスアンテナがついている点が特徴らしい。Sanyo Electronics社ではこのデバイスをどっちかというと地味目に紹介していたが、音楽ファイルのようなデジタル著作物を扱う際には、かなり安全な認証システムを持った専用ワイヤレスサーバー(?「rather a secure wireless content authentication server」)を使うらしいことはわかったそうだ。ただ、販売員の英語があまり達者じゃなかったので、あまり質問に答えてもらうことは出来なかったのが残念だった、とRyanさんはこぼしている。
 
 iモードネットワークに直接入れるとしたら、かなり面白いアプローチだ。日本という特殊性にはピッタリというか…。そう言えば、規模や反響はともかく、SONY社のCLIEマシンが世界で初めて公開されたのも、昨年の「PC EXPO」会場においてだった。とにかく、これが本当ならば、かなりのスクープだと思うがどうだろう?そのうち、三洋さんからも発表があるのだろうか?
 
 


[1161] iPAL1332 PowerRUN について 2001-06-28 (Thu)

●追加情報アリ

PDA Japanに、以下のようなコメントが転載されていた。

Simple-Palmさんで、updateされたばかりの「PowerRUN 0.70」にバグがあり、修正版が出るまで試用しないでくださいとのアナウンスがされています

…そう、山田さんの大ヒットソフト「PowerRUN」に関する情報だ。昨日公開されたバージョン0.70にバグが発見されたという。実は機長も昨日、カード側のダイアログが真っ白になる体験(McFileでカード内の「PowerRUN」フォルダの内容物を本体に移して、事無きを得たが…)をして焦ったが、忙しくて未報告のままだった。

 28日正午現在、彼のサイトには、0.70のバグを修正した「PowerRUN 0.71」がアップされている。機長はまだ未試用。(なお、バージョンアップの際には、さらなるトラブル防止のためにも、ReadMe等に書いてある注意を必ず読むことをお薦めする!)
 


【追加情報】

 機長のところでは、「PowerRUN」のバージョンを0.71にアップデートしたところ、0.70時代のバグが消えて、今のところ問題なく使えている。感謝!>山田達司さん


[1160] iPAL1331 Carl君のこととその他のこと 2001-06-28 (Thu)

 基本的には、「iPAL1329 彼らからの返事。」の続編だ。

 ふふふPalmのふふふさんは、下記の写真(Palm社のCEOであるCarl Yankowskiさん!)を見て、「あんなもの」や「こんなもの」を思い出したそうだ。「あんなもの」や「こんなもの」の正体を知りたければ、ココを開いて確認してネ!画像入りで出てるから。
 


 では、機長は何を思い出したかというと、コレを思い出した。たぶん世代を限定してしまうと思うが…。
 


 機長が何を言いたいのか分からない人、ごめんなさい。これが世代間ギャップというものだ。
 
 ところで、「iPAL1329 彼らからの返事。」で機長は、「プロフォルマ」って何?…という素朴な疑問を発していたが、その答がiPAL-BBSの方に返ってきた。(だって、Googleで検索してもわからなかったんだもん!)
 
■1 million vs. 15 million makes... 投稿者:Twins  投稿日: 6月28日(木)02時22分23秒

 この書き込みによると、「プロフォルマ」ってのは、「会計用語でこの場合は「見積もり」とか「暫定の」と行ったところだと思います」ということだ。ひとつお勉強になった。でも、だったら、「暫定の」でいいんじゃないの?…とも心の奥底では感じている。
 
 続いて、"Of course, 1 million vs. 15 million makes its own statement," he said. "Who do you want to party with?"の日本語訳は、TwinsさんによるとCNET版が当たりのようですね。というか、ZDNET版は間違いですね」ということだそうだ。つまり、「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」ということだそうだ。

   

 ところで、こ、これは…。(2001.06.28 「心霊Palm現象」くみちょ@掌極道)
 
 


[1159] iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27 2001-06-27 (Wed)



■クリエの610より… 投稿者:参謀  投稿日: 6月27日(水)08時25分42秒

 …参謀さんが書いているのは、PC Watchのこの記事らしい。
 
 ●TECHXNY/PC EXPO会場レポート〜速報:ソニーがPalm OS 4.0搭載CLIEを展示(PC Watch)
 
 確かに5万6千色表示のコイツも気になるけど…



 コイツはもっと気になるね!
 


 キャプションには「Go AmericaのワイヤレスPCカードとPCカードアダプタが装着されている」と書いてある。Go Americaってのはこの会社で、確かに下記のような製品を出している。
 


 でも、それ以上にPCカードアダプタが気になる。問題画像の拡大を見ると、確かに「Go America」のロゴが見える。でも、同社サイトには見当たらないので、試作品なのか?サイズ的にちょっとデカすぎる気もするが…。

 ちなみに、上記のPC Watch記事には(ソニーの)高柳氏によればPEG-N610Cは日本向けには発売される予定は今のところないということだ。ハイエンド製品が好まれる日本市場では、安価なモデルは必要ないと判断したということなのだろう」という一文も見える。ちょっと気になる表現だが、ま、妥当なところじゃないだろうか?
 
 まだまだ、ハンドヘルド機器が「珍しく素晴らしい道具」に過ぎない極東の国と、それらをあくまで「単なる道具」と割り切って使っている国の違いというか、アメリカの街中を歩いてみるとわかるのだが、日本じゃメーカーや機種はともかくどんどんカラー液晶のマシンを持ち歩き始めている(とは言え、その数ははなはだ少ない!)のに比べると、米国の市民はそこそこハンドヘルドマシンを日常的に使っているのだが、まだまだみんな普通にモノクロマシンを使っている。これが現実だったりする。でも、PalmOS 4.0対応マシンはそろそろ欲しかったりする。やっぱり機長も思いっきり日本人だ!



【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!

※とかなんとか書いているうちに、iPAL-NEXTがついに85万アクセスを達成!いつもいつもありがとう!


[1158] iPAL1329 彼らからの返事。 2001-06-27 (Wed)

●追加情報アリ

 前回、「iPAL1328 さて、まもなく彼らからの返事が来るはずだ。」という記事を書いたが、その「彼らからの返事」がさっそく届いた。場所はもちろんニューヨークで開催中の「TECHXNY」(なんて読むんだろう?下記CNET記事では「TECH X NY」と表記されていたが、「X」は「SMAP X SMAP」ぐらいの意味なんだろうか?…ま、それはいいとして)だ。

■企業顧客の取り込みを狙うパーム (CNET)

■パーム、会計事務所と組み携帯端末の企業向け市場開拓(NIKKEI NET)


 
 昨日紹介したZDNetの記事で「こんなひどい経営手法は見たことがない。記録に残しておく必要があるかもしれない」と、あまり素敵じゃない形容を受けたCarlオジサンが絶叫している画像がどちらの記事にも載っている。どうやら、これまでのダジャレだらけのタラタラしたスピーチとは違う印象だったのかもしれない。
 
 で、今回の「彼らからの返事」は、まとめて言うと「エンタープライズ(対企業)戦略」への具体的な発表であった。
 
1 PwC

会計監査法人トップ5のPrice Waterhouse Coopers社(PwC)とPalm社の提携により、同社は従業員の生産性を向上し利益を増大する方法としてPalm社のハンドヘルドを顧客に推奨する。また、両者が提携して、顧客企業が既存の情報技術システムにハンドヘルドを導入する支援を行う。カスタマー・リレーションシップ・マネージメント(CRM)やエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)といった既存のソフトウェアにモバイルアクセスするための製品の開発と販売も行なう。

2 ESI

先日Palm社が突然買収を諦めたばかりのExtended Systems社(ESI)との再提携により、『XtndConnect』サーバーソフトウェアを、第4四半期までにPalmブランドの製品として販売開始する。


 …以上の2点だ。機長はエンタープライズ方面の知識が薄弱なので、これらの提携内容がどれほど今後のPalm社の経営を助けてくれるのかまではわからないが、少なくともイメージじゃなく具体的な発表であったことだけは歓迎したい。あとは、この発表が今後のPalm社の株価にどれぐらい反映するものなのかを見守りたい。
 
 ところで、CNET記事に登場する「MotionSense」というSDカード製品がちょっと気になる。「メモリを加速度センサーと組み合わせることによって、片手で持ったPalmを好きな方向に傾けるだけで地図などの文書をスクロールできるようにする」というその製品が、果して今回のエンタープライズ戦略の発表のオマケとしてふさわしい製品だったのか?…ちょっと謎だったりする。確かに、ゲームなどに採用するには楽しそうだが。
 
 さて、そんなCarlオジサンの熱いスピーチでは、最近PocketPCデバイスの中で唯一売れ始めてきた、つまりPocketPCデバイスの中の初めてのヒット商品である「iPAQ」についても触れている。
 
「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」

 ちなみに、100万台とは最近iPAQが記録した出荷台数、1500万台とはPalmOSデバイスのこれまでの総出荷台数だ。そしてこれは、あまりお上品じゃないコメントだ。そして、どちらかというとMicrosoft的な発言だし、ハイエンド機じゃないからPalmOSは売れないんだ、という敵陣のイチャモンをあまりうまく消化できていない。でも…、
 
がんばれ!>彼ら
 
 機長は彼らに全幅の信頼を置いているわけではないが、彼らがうまくやってくれるならそれは応援する。ただし、あまりうまくないのなら、その交替を期待する。ただ、それだけのことだ。
 
 

 ところで、この件にも絡んで、ふふふPalmのコラム(2001.06.27  パートナー)と、Pal Mac 2001!のコラム(2001/06/27(Wed)  NeoHIT 0085: ふふふさんのご意見  【pda】【opinion】 )は面白い。機長は、前述のようにエンタープライズ市場に関しての知識が希薄なのだが、少なくとも日本ではまだまだ企業においてMicrosoft陣営の進出は遅れているようだ。そういう現場では敵陣の論争にのっかるよりも、どんどん攻めるべきだと思うのだが…。

 ついでに、ERRORonPalm(EonP511 Outlookを使う人は「ダメな顧客」)で紹介されていた下記の記事も読んでみた。
 
■愚かな顧客とはこうして付き合おう(ZDNet/INTER@CTIVE INVESTOR)
 
   

 あ、さらに、WorP@holicには、上記Carlオジサンのスピーチの数時間後に行われたという「前四半期の厳しい決算」の結果を報告したロイター電の記事がリンクされていた。
 
■パーム(米)第4・四半期決算、プロフォルマで1.53億ドルの営業赤字(ZDNN)

 …ということだそうだ。売上高では前年度同期よりも2億ドルも少ない。なるほど!…といったんうなづいたところで、「プロフォルマ」ってなんだろう?と小首を傾げる機長だ。
 


【追加情報】

 さて、WorP@holicに、冒頭で紹介したCNET記事のZDNet版翻訳記事へのリンクが追加されていた。
 
■Palm復活の鍵はビジネスモバイラー?(ZDNN)

 例によって、同じ記事(在NYのIan Fried記者と在SFのJohn G. Spooner記者の連名記事)のZDNet版翻訳で、ZDNet/Japanらしく人名や会社名などの固有名詞はすべて英語表記になっており、リンクなども追加されているだけだったりするのだが、そんな中、機長が注目するのは、「Pocket PCを搭載した機器が最近100万台を記録したこと」について、Carlオジサンが送ったという皮肉な賞賛の翻訳だ。CNET版では「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」となっていたが、ZDNet版では「もちろん“100万台対1500万台”を記念してコメントを贈らないとね。祝賀パーティをやりたい人はいるかな?」となっている。う〜ん、CNET版よりも嫌らしいコメントになってるな〜。さて、原文はどうなっているかというと…?
 
"Of course, 1 million vs. 15 million makes its own statement," he said. "Who do you want to party with?"

 う〜ん、機長訳も追記したいのだが、「make its own statement」と「party with」の意味がイマイチ掴めないので遠慮しておく。


[1157] iPAL1328 さて、まもなく彼らからの返事が来るはずだ。 2001-06-27 (Wed)

■パームの指導者は力不足?(ZDNet/エンタープライズ)

 Palm社の厳しい現状に関してのかなり手厳しいリポートだが、否定しづらい内容もいくつか含まれているようにも思われる。
 
「アナリストらによると,エンタープライズ分野では,パームはビジネスパートナー,特にIBMとの協力関係が不十分だという」

 …この記事におけるPalmとIBMの協力関係の例は、あまりわかりやすい内容であるとは言えないが、簡単には否定しづらいところがあるようにも思う。

「ヤンコウスキー氏は今年,個々の戦略的事業部門にパームの組織を分割した。その1つがエンタープライズ分野に専念する部門であるが,同部門では依然としてリーダー不在の状態が続いている」

 …確かにこれはまったく否定しづらい事実だ。

「年内にリリースされる予定の「m700」(コードネーム:Skywalker)は,プッシュ型電子メール機能を備えた常時オン方式のデバイスになるとみられ,リサーチインモーション(RIM)から出ている人気の高い電子メールデバイス「BlackBerry」と競合する。しかしニューヨークにあるベアスターンズカンパニーズによると,法的な問題のためにパームがm700をリリースするのが難しくなるかもしれないという。これは,RIMが最近,単一メールボックス機能の統合で広範な特許を取得したからだ」

 …これがもしも、そのまま事実なら、かなりのスクープと言える。いつから同社はこんなにもマヌケな企業戦略をとるようになったのか?致命的とまで言われたm50Xシリーズ発表のタイミングとともに注目すべき2001年の大事件かもしれない。

「ガートナーのデュレイニー氏は,「私に言わせれば,最大の過ちはエリック・ベナム氏(スリーコムの会長兼CEO)が,ジェフ・ホーキンズ氏とドナ・ダビンスキー氏を手放してしまったことだ」「彼らはパーム部門をスピンオフすることを望んでいただけだった。結局,その1年後にベノム氏がそうすることになったわけだ。その間,スリーコムは分社化などの問題に目を奪われ,ソフトウェアのアップグレードを怠った」(デュレイニー氏)」

 …「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」で機長は、ガードナー社の分析について、かなり不満を述べたりもしたが、このデュレイニーさんのコメントを否定するための方法を、まったく持っていない。要するに、まったく同意見だ。世界で初めてハンドヘルド製品とその商業機会を見抜いた二人の人物を追い出した当時の3Com社と現Palm社の幹部達は、ハンドヘルド素人たちの手で運営されてきた。その実績がまったくのゼロとまでは言わないが、かなり疑わしい成果ばかりを上げてきたようにも思える。

「パームの会長も務めるベナム氏は,「正式な見解として言うが,カール(・ヤンコウスキー)は取締役会から完全に支持されている」と話している」

 …まったくノーコメントだ。この取締役会に対して株主達はもっともっと文句を言って猛省を促すべきだろう。

「しかし関係者によると,パームに入社して以来,ヤンコウスキー氏がカリフォルニア州サンタクララにある本社で過ごす時間は少ないようだ。同氏が西海岸で暮らすことはあまりなく,日常的な業務にはほとんどタッチしていないという」

 …じゃあ、誰が動かしてるんだろう?…と素朴に疑問だったりする。ま、この種の記事を100%信じるほどお調子者ではないが、なかなか切り込みの鋭い記事だ。
 


[1156] iPAL1327 TECHXNYの読み方は? 2001-06-26 (Tue)

 さて「iPAL1325 薮からCLIE」で紹介した新型CLIEについて、機長が最初に情報を掴んだのはクリクラ!だったのだが、そのサイトには新型CLIEの発表以上に気になるニュースがリンクされていた。
 
■PC EXPOから「TECHXNY」へ――この変化が示すものは?(ZDNN)

 クリクラ!のSPAさんも書いていたが、昨年CLIEの初号機が世界で初めて発表されたのは、今からちょうど1年ほど前に当時ニューヨークで開催されていた「PC EXPO」の会場においてだったが、その会場の様子を伝える情報はどれを見ても、もはやその名称にふさわしい内容とは言えなかった。PDAだとか携帯電話だとか、モバイル系の機器がやたらと幅を利かせていた。その後も、各種PC系イベントはずっとそんな状況が続いている。

 こうした流れを受けて、今年「PC EXPO」というPC界伝統のトレードショーは、「TECHXNY」(テックスニューヨーク?)という別のイベントの一部に成り下がって、6月26日から開催されることになったそうだ。その会場でも目立つのはモバイル系の機器で、PCと名のつくものでもノートPCだけが元気だったりするそうだ。そう、Palm社のキャッシュ危機のニュースを中心に、実はハンドヘルドデバイス全般の売れ行きが鈍化しているというニュースが、最近、巷を賑わしていて、抜け目ないPocktPC陣営などは、その原因をPalm社のローエンド路線と関係づけようとしているが、そんなこと以前に、アメリカ経済自体の冷え込みがPCとかモバイルとか言った世界全体を覆っているらしいことがわかる。そんな中、モバイルという最新で、廉価な機器の多いジャンルだけがなんとかギリギリに盛り上がっているというのが現状らしい。
 
 さて、そんな上記記事では、「TECHXNY」の会場で「Palmはパートナーに関するアナウンスを行う見込み。なお,同社CEO(最高経営責任者)Carl Yankowski氏は,26日朝の開幕基調講演に立つ。一方,PDA分野ではソニーも「CLIE」の新モデル2種を発表する」と書いている。CLIEについてはすでに紹介済みだが、問題はCarlオジサンが発表するという「パートナーに関するアナウンス」だ。果して、そのパートナーとはどこなのか?
 
■韓国Samsung SDI,米Palmと戦略的提携(BizTech)

 Palmfanには、上記のようなニュースのリンクも出ていた。確かに、台湾のAcer社との提携とともに、これからPDA文化が華開きそうなアジアの地で、Palm社が提携パートナーを見つけるというのは素晴らしいことだが、Sumsung社との提携については、やや古いニュースという印象がある。これを今更「PC EXPO」、もとい「TECHXNY」の会場で発表するとは思えない。
 
 そして、PDA Japanには、下記のような記事がリンクされていた。
 
■Palm,業績回復に向けた計画披露へ(ZDNN)

 果して、「TECHXNY」の会場でCarlオジサンは、株主たちを唸らせるどんな発表をするのか?その、パートナーとはどこの誰なのか?…とっても楽しみだ。まさか、パートナーって、Bill Gatesだったりして…?!
 
    


[1155] iPAL1326 暑いよね、最近。 2001-06-26 (Tue)

■髪切られた“女子高生”は44歳 「16歳」と答える(asahi.com)

 記事タイトルだけではわかりづらいが、東京都世田谷区の路上で女性が男性に髪を切られた事件の被害者は、警察の事情聴取に対して「高校1年の16歳」と答えていたが、実は近くに住む無職女性(44)だったことが警視庁世田谷署の調べでわかったそうだ。被害者の女性は事件当時セーラー服にルーズソックス姿だったそうだ。
 
 間違いが多すぎて、誰が正気なのかちょっとわかりづらいが、ま、ひとことで言えば、暑いよね、最近、って感じだろう。
 


[1154] iPAL1325 薮からCLIE 2001-06-26 (Tue)

 今週はHandspring社の新機種登場か?…と、ざわめいていたら、なんと登場したのはCLIEの新型機種だった。

 ■PEG-N610C/S

値段=$399.99 ボディカラー=Satin Silver 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=320X320 resolution/16 bit color

 …番号は700番台から600番台に若返ったが、OSは最新のPalmOS 4.0に対応。しかも液晶は16ビットカラーに進化した!ただし、番号が減ったのには理由がある!…そう!音楽機能が消えたのだ。
 
 ■PEG-N610C/V

値段=$399.99 ボディカラー=Violet 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=320X320 resolution/16 bit color

 …突然登場したVAIOカラー?のCLIEは、中身は「PEG-N610C/S」と一緒。名前についてる「V」はVaioletの「V」だったようだ。当然、こちらにも音楽機能はない。そのせいなのか、音楽機能付き「PEG-N710C」($499.00)よりも100ドル安い!

 ■PEG-S320

値段=$199.99 ボディカラー=Twilight Silver 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=160X160 resolution

 …ついに出た200年モデルのモノクロCLIEは、最新のPalmOS 4.0を搭載、全天候型のバックライトを備えているという。ボディカラーはTwilight Silver。山田さんによると、ボディサイズはほぼ旧世代モノクロモデルの「S300」並みだとか?こちらにも音楽機能はついていない。
 
 それにしても、思い切った機種攻勢をかけてきたね、SONY!次は果して…?

 あ、そうそう、これってば今のところアメリカの話だよ。果して日本でこれらの機種が発売されるかどうかは…???

(@According to クリクラ! & Simple-PalmのBBSより)

   

※あ、そう言えば、クリクラ!さんによると、「CLIEネット相談室」の「CLIEアドバイザー」の募集〆切が今日らしい。応募したい人は急げ!

※それと、冒頭で紹介したHandspring社の新型機種の噂については、気になる情報がVisorConcertoさんのところに書いてある!(2001/6/26 第248日目)



■ソニーが『CLIE』新モデルを発表(CNET)

 この記事によると「ソニーは今回の新モデルに賭けている」そうで、少なくともアメリカでは「新モデルは8月に小売店頭に並ぶ。ウェブサイトの『ソニースタイル・コム』では先行予約を受け付ける」そうだ。

 なお、同じ25日、「パームは同社の『m100』、『m105』、旧型のカラーディスプレーモデル『Palm IIIc』のローエンドモデル3機種を小売大手の米シアーズ・ローバックが販売を開始すると発表」したそうだ。



[1153] iPAL1324 続・ジーノ 2001-06-26 (Tue)

 「iPAL1315 ジーノ」でも紹介した、国産ウェブブラウザ「Palmscape」の後継ソフト「Xino」(ジーノ)に関するお知らせを、ILINXさんから貰った。
 
■Xino(ILINX)

 ソフトそのものの新機能についてはだいたい既報の通りなので、詳細は上記リンクで確認してもらいたい。また、その入手&購入方法についても上記リンクを参照してもらいたい。
 
 同社から送ってもらったPRESS RELEASEで気になったのは以下の文章。
 
「なお、「Palmscape Mail」の後継ソフトとなる「Xiino Mail」も上記両サイトで今秋にはダウンロード販売する予定となっています」

 …ということだ。こっちも楽しみ!
 
 ところで、機長からの注意事項としては、同封の「Xiino Converter」というソフトを使えば、旧Palmscape時代のBookmarkを新Xinoにコンバートして再利用することが出来るってことだ。ついつい忘れて旧Bookmarkを消してしまいがち(←機長だけか?)なので、「Palmscape」からのバージョンアップ組は要注意! 
 


[1152] iPAL1323 ステキな在庫処分。 2001-06-26 (Tue)

 こちらもPDABuzzで見つけたニュース。

■Palm donates $2.3 million in handhelds to schools(PDA Buzz)

 意訳すると「Palm社が学校に230万ドル相当のPalmOSデバイスを寄付!」ってとこか。Palm社自身のリリースはコチラ。

■Palm Awards $2.3 Million in Technology Grants to U.S. K-12 Schools And Colleges(Palm, Inc.)

 こっちも意訳しちゃうと「Palm社は230万ドル相当のテクノロジーの奨学金を、アメリカの幼稚園から高等学校、そして大学に向けて授与する!」って感じか。「K-12」とは世界最高峰の山の名前じゃなくて、Kindergarten(幼稚園)から高校(小学1年生から数えて12年間)までを、ひとくくりにまとめた表現。

 ま、この授与にはいろいろな美辞麗句もついていたりするが、余剰在庫が余っているPalm社にとっては「将来を見据えた意味のある在庫処分」と言えるだろう。実際にそれが学問に使われるにしろ、ゲームマシンに化けるにしろ。
 
 ところで230万ドル相当のPalmOSデバイスって、具体的にどれぐらいなんだろう?たとえば仮に現在定価129ドルのm100だとすると約18,000台。現在定価299ドルのPalm Vxだとすると約7,700台になる。あくまで概算だけどね…。
 
 


[1151] iPAL1322 差し伸べる手のひら 2001-06-26 (Tue)

 かつて機長が「JenちゃんとPalm IIIxe」というコラムを書くきっかけとなった記事が載ったPDABuzzに、下記のような記事が出た。

■Cardiac monitor for Palm ... no joke(PDA Buzz)

 意訳すると「Palmで心臓モニター…冗談じゃないよ、これ!」。…このタイトルはかなり気になる!で、この書き込みの元となったPress Releaseがコレ。
 
■Breakthrough in price and portability for Palm OSィ based handheld cardiac monitor(Active)← PDFファイルなので要注意。

 こっちも意訳すると「価格と携帯性で革新的な、PalmOS用携帯心臓モニター」。ますます気になる!ただし、内容が内容なものでとっても興味はあるけれど、ちょうど時間もないし、あんまりいい加減な全文訳を載せたんじゃ申し訳ないよなと思っていたら、With Palm Tonight,,,に、えりえりさんによるその意訳が出ていた。
 
■Palmで心臓モニター!(With Palm Tonight,,,)2001/06/26 (火)

 ありがたい!この記事によると、ActiveCorporation社さんがPalmを利用した心臓モニターを開発したそうだ。しかも、その値段がわずか499ドル!ほんまかいな?!と思いつつも、その画期的製品がとっても気になる!
 
 困っている人に差し伸べる、それはまさに「Palm〜手のひら」だ。

 


[1150] iPAL1321 軟体界天才 2001-06-26 (Tue)

 ふふふPalm(2001.06.26 謎の中国系サイト)によると、山田達司さんは某中国系のサイトで「日本Palm軟体界天才」(たぶん「身体が柔らかい天才」の意味じゃなく、直訳すれば「日本Palmware界の天才」の意味だと思う)と呼ばれているらしい。さて、そんな山田さんのストレージ系名作ソフトである「PowerRUN」がバージョンアップした!いつものように、バージョンアップの際にはReadMeに書いてある注意書きを守ろう!
 
■PowerRUN 0.66(Simple-Palm)

 同時に、まだβ版のこのソフトだが、要望が多かったそうでPalmGear.comでは、とうとうシェアウェアとしての登録が開始された。($15.00)(@According to Young Palm&Wine
 
■PowerRUN 0.66b(PalmGear.com)

 さらに、そんな山田さんがPalmOS@niftyで連載中の最新コラムが更新された。
 
■It's a Simple-Palm〜第15回 1+1は2ならず?(PalmOS@nifty)

 やや強引ながらも彼の辿り着いた結論は、携帯端末というアイテムのある種の核心をついているように思う。

   


[1149] iPAL1320 ボーナスで買うPDA 2001-06-25 (Mon)

 山田達司さんも参加しているデジタルエリート達のメーリングリスト的コラムHotWIRED Japanの「デジタル寅の穴」が「パーム、カシオが最新兵器を投入──ボーナス争奪PDA商戦に異常アリ!?」というテーマで今週のトークを進めている。タイトルの通り、PalmのみならずPocketPCも並列に扱っている。ま、必ずしも「ごく普通の人」たちの会話ではないけれど、なかなか含蓄深い。

■パーム、カシオが最新兵器を投入──ボーナス争奪PDA商戦に異常アリ!?(デジタル寅の穴)




[1148] iPAL1319 最近のPEG-N700C状況 2001-06-25 (Mon)

 機長が使っているPEG-N700Cの最近の状況について。
 
 御多分に漏れず、いろいろ使いたいアプリケーションが増えてきたもので、機長もとうとう「JackFlash」を導入して、常駐系のPalmwareを次々とFlashメモリに焼き込んでいる。その際に、何度かリセットの憂き目にも遭う。焼けるソフトと焼けないソフトがあるためだ。最初に「このデータは焼けないよ」とか怒られる時もあれば、焼こうとしてからリセットの憂き目にあって、その結果、失敗してファイルごとダメになっちゃう場合もあれば、リセットを経たらちゃんとFlashに焼かれていた、なんてこともある。結果はいろいろだ。本当はSONYの追加アップデータ系のようなものをFlashメモリにいっぱい焼きたいのだけれど、やっぱりそっち系はなかなか焼けない。


 
 同時に、SONYのアップデータを購入して「Audio Player 2.0」を導入したおかげで、Macintoshユーザーの機長は、やっぱり音楽データの利用がずいぶんと楽になった。だって、最近のMacOSの場合、「iTunes」っていうデフォルトソフトのおかげで、音楽CDをインストールすると、自動的にMP3ファイルを作ってくれる設定がついてる。そこからアルバムごと、メモステリーダーでMP3ファイルをメモステにぶちこんだりも出来る!コイツは便利!これまでの「VirtulaPC」「OpenMG JukeBox」経由の音楽データ処理を考えると、その手軽さは雲泥の差だ。


 
 あと、「PowerRUN」も導入してるんで、いろいろたまにしか使わないソフトもガンガンメモステ側に保存している。たまにしか使わないソフトの場合、起動に時間がかかってもそれほど痛くない。もちろん、しょっちゅう急ぎで使うようなソフトの場合は、「PowerRUN」処理にはしない。それではPalmOSの利点そのものがなくなってしまうから。


 
 さて、そういったことをいろいろやってるうちに、128MBもあるメモステが満タンになってきた。「JackFlash」のおかげでFlashメモリーも一杯だ。そうなると、メモリ問題の焦点は「本体メモリ自身」の余裕がどれぐらいあるかになってくる。(とくに「PowerRUN」を使っているので、余裕は出来るだけ作っておきたい!)だが、ここもSONYがこれまで出してきた各種アップデータ等でかなり満タンだ。なかなか余裕が作れない。そこで、とうとう「ATOK Pocket for PalmOS」を本体メモリから外してしまった。う〜ん、ATOKはとっても便利なソフトなんだが、その他のソフトに比べるとメモリを圧迫する割りには、デフォルト日本語IMとそんなにかわらないというか、もともとPalmOSデバイスで入力する日本語って限りがあるので、辞書さえ鍛えておけばそれほど困ることはない。てなわけで、最大サイズの辞書とともにインストールしていたATOKをついに外してしまった。その結果、ずっと満タンに限りなく近い状態だった「本体メモリ」にずいぶんと余裕ができた。


 
 それにしても、人間のメモリに対する欲望だけは底が知れないというか、あればあるだけ使ってしまうものだな〜と、しみじみ思う梅雨の一日だ。
 
※おかげさまで、iPAL-NEXTが84万アクセスを達成!いつもながら、感謝!


[1147] iPAL1318 <明解>パーム人名事典#001 2001-06-24 (Sun)

 現在、全国の書店で発売中の「PalmMagazine」Vol.6には、機長の新連載コラム「<明解>パーム人名事典#001」が載っている。第1回目の登場人物は山田達司さんだ!…飽きっぽい機長、果してどこまで続くのか?



 なお、同誌の巻頭特集「置き換えソフト決定版!」の中の「私はこう使っています」の方にも、Palm界のスター達に混じって、チラッと登場させてもらっている。でも、一番笑ったのは"KAIZO"モーリーさんNAS芹沢さんの御近影。


[1146] iPAL1317 パーム総研#010 2001-06-24 (Sun)

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」7.1号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第10回目のテーマは「個人開発者が大企業ソニーをサポートする!?」だ!

 

 同じくPalm絡みの「PalmStreet」のテーマは「魅惑の新機種からベストの1台を探せ!」と題して、PalmOSマシン最新5機種の比較特集だ。古典から新作まで大特集!
 
 


[1145] iPAL1316 BBSヘッドライン01/06/24 2001-06-24 (Sun)



■コンQにやられそう?? 投稿者:丸玉  投稿日: 6月20日(水)02時43分57秒

 …すでに「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」の方で取り上げさせてもらった。

■Joe-Palm 新URL 投稿者:はせがわ(あ)  投稿日: 6月21日(木)00時51分24秒

 …常磐線沿線を中心に活躍するPalmOSデバイスユーザーのためのユーザーグループ「Joe Palm」のURLが変更になり、サイトも生まれ変わったよ、というニュース。朱色を基調にしたシンプルでオシャレなデザインが好感触!



■AbaBall操作について 投稿者:Lica姐  投稿日: 6月22日(金)12時56分49秒

 …すでに「iPAL1311 たまには反射神経ものも…」の方で取り上げさせてもらった。

■IPAQ9999円クリエ500C13800円 投稿者:丸玉  投稿日: 6月23日(土)03時03分13秒

 …秋葉原もモバイル色が溢れているらしい。

■これほんとなら嬉しいっす 投稿者:たかゆきえ  投稿日: 6月23日(土)15時11分30秒
■下記リンクおかしかったです(^^ゞ 投稿者:たかゆきえ  投稿日: 6月23日(土)15時14分48秒

 …「iPAL1314 SnapShotはまだ未公開」を参照のこと。
 
■ABABALLの件 投稿者:DBZ  投稿日: 6月23日(土)19時33分48秒
■自己レス ABABALLの件 投稿者:DBZ  投稿日: 6月23日(土)19時41分03秒

 …あはは、ABABALL日本代表(?)のDBZさんからだ!さすがに、やりこんだ人ならではのリポート!ちなみに、機長も一度「ワープ」ブロックが登場する面で「ワープ機能」が死んじゃう現象に出会った。(確か、ワープブロックの中央のボールが真っ赤に光ってたな〜)でも、その時は周囲がすでに片づいていたのでなんとかなったけど…。

【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!

※にょうかん


[1144] iPAL1315 ジーノ 2001-06-24 (Sun)

■Xiino(Ilinx)



 これまでPalmscapeのブランド名で世界に誇れるブラウザを提供してきたilinx社だが、そんなPalmscapeシリーズがバージョン4.0から、そのブランド名をXiino(ジーノ)に変えた。おもな特徴は、モバイルセキュリティの新標準となりそうな「128bitSSL搭載」と「JavaScript対応」、そして「画面病が速度の高速化」などだ。
 
■「Xiino 1.0.1J」オンラインショップ「Vis-a-Vis」、「Vector」にてリリース開始 (Ilinx)

■Xiinoに関するFAQ集(Ilinx)

 「Xiinoはブラウザの名称であるとともに、今後、イリンクスが提供する、統合的なモバイルコンピューティングサービスの総称」にもなるらしい。そんなXiinoの語源とは「Xiinoは次世代(X)におけるハンディな(ino:イタリア語で「かわいらしい」という意味の接尾語)統合的情報ネットワークオーガナイザー(Integrated Information Network Organizer)となる製品です。」てな意味らしい。


[1143] iPAL1314 SnapShotはまだ未公開 2001-06-24 (Sun)

 先日、「iPAL1309 m300って?」でPalm社の新機種の噂を紹介したばかりだが、Handspring社からの新機種の噂もやってきた。(@According to Palmfan

■Visor Snap...?(Palmfan)Jun,23.2001

 元記事はこちら!
 
■Rumor: Visor Snap Coming Next Week(PalmInforcenter)

 それによると、詳細は不明だがHandspring社がまもなく(来週)、HandEra 330タイプのGraffitiエリア可動式のハイレゾカラー液晶を持ったマシンをリリースするという。う〜ん、基本的にはとっても楽しみなマシンだが、ちょびっとだが不安もある。
 
 ハイレゾ処理が、PalmOSの総本家Palmをそっちのけで、SONY、HandEra、Handspringと3社も独自開発でリリースしてしまった場合に、互換性の問題は大丈夫なんだろうか?そして、HandEraのGraffitiエリア可動スタイルはとっても魅力的なんだが、そのためにPalmOSのもっとも素晴らしい魅力のひとつと言えるプログラム開発の簡便性は維持できるのだろうか?…てな問題だ。ま、まだ噂の段階で「絵に描いた悩み」みたいなものだが、楽しみな反面、不安もありつつ、そして、出来ればこの噂の新機種がPalm社×Handspring社の仁義なき価格競争の先兵にならないことを祈りつつ…。
 
 ま、噂だからね、あくまで!発表が来週開催されるPC EXPOでなされるかどうかも、まだ噂だよ、あくまで!
 
 ところで、上記記事には、すでにHandspring社が「Visorsnap.com」というドメインを獲得しているために、「Visor Snap」という名称になるのではないか?ということも書いてある。
 
 「snap」か…どんなマシンなんだろう?こんなのとか、こんなのなんだろうか?あるいはまさか、こんなのみたいのだったりして…?

 さらに、Palmfanには、Handspring社が「visortwist.com」なるドメインもすでに獲得していることが伝えられている。これも何か、新機種か周辺機器の名前なんだろうか?「twist」ってことは…、こんなのとかこんなの
 
 

 ※すまんです!iPAL-BBSの方にも、たかゆきえさんからの書き込みがすでにあった。しかも、たかさんのページにもGraffitiエリア可動式に関するプログラミングの話が出てた!カブちゃった。


[1142] iPAL1313 革命という名の反動 2001-06-22 (Fri)

「iPAL1279 BBSヘッドライン01/06/06」でHotWIRED JAPANの「alt biz column〜激動の中国IT事情 Vol.1 急速に進む情報化」なんて記事を取り上げたりもしたばかりだが、まさしく「革命」という名の「反動」のこの国では、「反動」の嵐が吹き荒れているらしい。

■中国でウェブサイト閉鎖相次ぐ 当局の統制強まる(asahi.com)

 この統制が、中国全体で静かに進んでいる社会全体のゆるやかな資本主義化の流れまでも止めないことを希望するばかりだ。それにしても思う。自分が「帝国主義の王様」や「社会主義政権の書記長」だったら、「インターネット」のことが嫌いで嫌いでならなかっただろうな〜。
 
 


[1141] iPAL1312 再ダウンロード 2001-06-22 (Fri)

 「iPAL1307 AudioPlayer v2.0のことなら!」で書いた、機長のダウンロードトラブルの件だが、さっそくSONY styleさんからご連絡を貰った。つまり、機長のように、購入手続を済ませた上で何らかのトラブルのためにダウンロードに失敗した場合は、「再度『無償で』ダウンロードいただけます。」ということらしい。詳しくは、下記ページを参照のこと。

■再ダウンロード手続きについて(SONY style)

 これで、無事、当該ソフトを入手することが出来た。


[1140] iPAL1311 たまには反射神経ものも… 2001-06-22 (Fri)

●追加情報アリ

 「iPAL1292 オチモノポーカー」で、iambic社の「ABABALL」のような反射神経のいるゲームは苦手、と書いたばかりだが、同ゲームが「スタイラス操作」にも対応していると聞いて、PalmOSデバイスの小さなハードウェアキーを使って操作するよりは簡単だろう、と挑戦してみたら、これがなんと、意外なほどにハマってしまった!面白い!
 
■ABABALL 日本語解説ページ(iambic)



 いわゆる「アルカノイド系のゲーム」なのだが、機長のような反射神経に難のあるユーザーでも、スタイラス操作ならボタン操作よりは直感操作が可能なので、まあまあ感覚的に操作出来て、楽しみ度合い&持続度が高い。さらに、デモ版は全部で32あるレベルからランダムに4レベルが選ばれる、ということも聞いて、実は機長が同ゲームのデモ版を最初に遊んだレベルがたまたま高すぎるレベルだったために長続きしなかっただけでは?…これだけPalm界の人々がハマりまくっているゲームなら、機長が最初に感じた敷居の高さよりももっと楽しいはずだ!…と、思い切って正式版を購入して試してみた。そしたら、とっても楽しかった。
 
 その登録システムの複雑さ(ボタンを使うとは言え、パスワード系の入力字数が多くて、ドラクエ初期のパスワード入力を思い出してしまった!)や、通常のPalm系ソフトのようなメニュー操作が効かないので、最初は戸惑うことも多いが、触っているうちにだんだんとその楽しさが実感できた。
 
 最初はゲーム音量をどうやってOFFる(「MAIN MENU」から「Options」を選んで「sound on/ sound off」をタップ操作で切り替える)のかさえわからなかったほどだった。が、やがて、このゲームにはいわゆる「QUIT」のためのボタンやメニューは存在しないが、いったんパワーボタンを二度押しすることで電源をON/OFFさせることで登場する「GAME PAUSED」ダイアログの中にある「EXIT PROGRMA」か、MAIN MENUの「EXIT PROGRMA」をタップすることでゲームを終了することが出来ることを知った。また、いわゆる「PAUSE」のためのボタンやメニューもこのゲームには存在しないが、これも「GAME PAUSED」ダイアログで「EXIT PROGRMA」した後で、再度アプリを立ち上げたあとで登場する「GAME PAUSED」ダイアログの中の「RESUME GAME」をタップすることで「PAUSE」した画面まで戻れる。…という方法を経験則的に見つけたのだが、これであってる?
 
■ABABALL日本語マニュアル.pdf(iambic)

 とにかくこのゲーム、ゲームバランスやビジュアル性もとても素晴らしく練り込まれている。最初はそのキャラクターの多さにも戸惑うかもしれないが、上記マニュアルを読んでからプレーすれば、意外とすぐにハマれるはず!なかなか素敵なゲームだ。
 
※ところで、「iambic」ってどうやって読むんだろう?やっぱり「アイ・アム・ビック」なんだろうか?

【追加情報】

 上記の「Ababall」について、さっそく大阪の某有名Palm系ショップのカリスマ店員さんからiPAL-BBSの方に書き込みを貰った。

 まず、アプリを終了したりPAUSEしたりするための「GAME PAUSED」ダイアログについてだが、これは「ハードキーの上下ボタンでもOK」ということだ。同カリスマ店員さんさんは「電車の中で目的地が近づいてきたらすかさず上下キー!(笑)」を押してるそうだ。なるほど。
 
 さらに、「iambic」の読み方についてだが、正しくは「あいあんびっく」だそうだ。同カリスマ店員さんによると、「それまでみんな「いあんびっく」と呼んでいました」そうなので、「アイ・アム・ビック」と呼んでいたのは機長一人だけだったらしい。ま、もともと無理があると言えばあるが…。
 
 


[1139] iPAL1310 ちょっといい話。 2001-06-22 (Fri)

●追加情報アリ

■発見……かも(Palm&Music User Group)2001年6月22日(金)

 白石さんの想像通りなら、かなりイイ話かも。



【追加情報】

 その後、Palm&Music User Groupに、下記のような追伸がついた!

■解決……かも(Palm&Music User Group)2001年6月22日(金)

 …なるほど!


[1138] iPAL1309 m300って? 2001-06-22 (Fri)

■Palm preps 'm300' PDA(The Register)

 The Registerの記事タイトルを強引に日本語に訳すと「Palm社はm300というPDAの準備をしている」とか、そんな意味だが、記事内容の方を読むと「m105とm500の中間的製品らしい」とか「最新のUniversal ConnectorじゃなくPalm V/Vxタイプのシリアルコネクタを持っているらしい」とか「でも出荷しながらだんだんとUniversal Connectorに切り替えられるかも」とか「製品名称までm300である保証はないらしい」とか、いろいろ書いてあるものの、謎が多くてかなりおぼろげな情報であることも認めている。でもって最後には「意外と、ワイヤレス機能を持った初めてのPalmOSデバイスかもしれない」とまで書いている。てことは、出荷時には「m700」(これまたやっぱり噂されるPalm VIIシリーズの後継マシンの名前)という名前になっちゃう?本当のところ、あまりよくわかっていないらしい。
 
 さて、こ記事を受けて、PDA Buzzは下記の書き込みを載せている。
 
■Palm planning a new device?(PDA Buzz)

 この記事では、「The Register」の記事について「今年初めにm500シリーズの情報が漏れちゃって以来、Palm社はその種の新機種情報のリークには厳戒態勢をとっている」とまとめている。
 
 


[1137] iPAL1308 アメリカ人はわずか4%から6% 2001-06-22 (Fri)

■ハンドヘルドの次の成長市場はアジア太平洋地域 (CNET)

 近々掲載誌が発表される「MacPeople」誌「パーム総研」にも書いているのだが、今、アジアのPalmがとっても元気だ。
 
 もちろん、Palm互換機をリリースするAcer社の本拠地である台湾でも、アメリカ市場の不景気の影響は根強かったりもするのだが、もともと「まずはPCの国で、最終的にはPCを買えないけどネットワークに繋がっていたい世界中のコンシューマー層に浸透すること」を最終目標としていたJeff HawkinsやDonna Dubinskyがかつて見た夢の通りに、アジアの膨大な民がPalmデバイスを待ちかまえていると考えるのは自然なことだ。とくに、台湾や香港のようなIT分野ですでに進んだ文化を持つ土地よりも、広大な大陸に膨大な人口を抱える中華人民共和国などの潜在的購買意欲は、同国の資本主義国化とともに高まってくるはずだ!そして、同じくアジアの国である日本においても、まだまだPDAというジャンルは特殊な市場に留まっている。iモードの異常な普及という特殊性もあったが、まだまだPDAというジャンルは日本では未成熟な市場だ。そういう意味で、アジアにおけるハンドヘルドマシン、そしてPalmの普及を、機長はとても期待している。
 
 ところで、上記のCNETの記事はあくまで推測を含んでいる記事なのだが、決して薔薇色ではない数値を並べた上で、かなり冷静な口調で書いているという意味で、先日のGartner社の発表「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」参照)よりは読みごたえがある。耳障りがいいだけとも言えるが…。
 
 同記事によると、IDC(米インターナショナルデータ社)は以下のように発表したらしい。「2000年に88%だった世界全体の出荷成長率が2001年には43%に落ちるが、それでも好調な数字だと述べた。2005年まで、ほぼ同じくらいの成長率が見込まれ、市場は毎年平均して39%の成長を続ける」ということだ。「昨年は約1360万台のハンドヘルド機が出荷された。IDCによると、2005年までに出荷台数は年間7090万台に到達する見込み」だという。ただし、これらの数値でやや不安なのは「出荷数」を基本にしていることで、Palm社が抱える膨大な在庫のことを考えると、かなり割り引いて考える必要がある。

 さらに面白い数値が並ぶ。「米国市場は2000年に世界市場の49%を占めたが、IDCの予想によると、この数字は2005年までに38%に縮小する」そうだ。これがアジアでのPDA躍進の根拠だったりするのだが、続いて、「ハンドヘルド機を所有しているアメリカ人はわずか4%から6%」という、かなり注目すべき数値も発表している。これが実数だとすると、日本なんてまだ1%も行っちゃいない。まだまだこれからの国だとも言える。
 
 もうひとつ機長が注目している数値がある。「マイクロソフトは5月に、Pocket PCを搭載したハンドヘ ルド機の出荷が100万台を超えたと発表した。発売から数えて10ヵ月目」という文章にある100万台という数値だ。これも実は「出荷数」に過ぎなかったりするのだが、機長は前にもこの記事を元にiPAL-NEXTでもこのニュースに触れた、記憶がある。この元記事は、「実際の出荷台数は、出荷後10ヵ月で100万台に達していたが、数えるのに少々時間がかかった」し、「現在は125万台を超えた」と5月22日の時点で書いているのだが、それからわずか1ヶ月後の6月19日にCompaq社は「iPaq number 1,000,000 expected this month(今月、iPaqの出荷数が100万台を越えそうだ)という発表をしている。どちらにしてもiPaqが売れまくっているらしいという状況証拠には変わりないだろうが、ちょっと気になるのは、果してiPaq以外のPocketPCマシンがどれぐらい売れているのだろう?という疑問だ。最近本当にiPaqの話しか聞かないだけに、かなり気になる数値ではある。その真相いかんでは、PocketPC陣営がことあるごとに喧伝するハイエンドマシンじゃなきゃ売れない。だからPalmはダメなんだ、という主張の正当性が危うくなる。
 


 さて、冒頭で紹介したCNETの記事では、企業セールスの問題にも触れているのだが、Palm Cityにはこんな記事がリンクされていた。
 
■Large Companies Standardize on the Palm OS(PalmInfocneter)

 Winn Technology Groupという会社の調査によると、フォーチューン1000のうち585の会社から解答が得られた調査の結果、「56%の会社が、モバイルコンピューティングの標準を決めて」おり、「そのうち、85%がPalmOSを標準として採用している」そうだ。

 ついでに書いておくと、最近、「PalmCity」サイト内の「Headline News from international sites」には、とてもお世話になっている。

 

 ※関係ないけど、とっても同感!(@According to Palmfanのひとりごと Jun,22.2001)

「だとしたら,横長のサブノートに近いタイプの方が良さそうなものだけど。まあ,PDAに何を求めるかですね」
「重いのってホントに身に付けなくなるんですよね」




 ※その後、「Large Companies Standardize on the Palm OS」(PalmInfocneter)については、日本語記事がZDNetから出た。

■Fortune 1000の企業を対象に行った調査で,回答企業の多くがPalm OSを採用(ZDNet/PalmOS)


[1136] iPAL1307 AudioPlayer v2.0のことなら! 2001-06-22 (Fri)

 「iPAL1297 about 7days」でも紹介した、Palm&Music User GroupさんによるSONYのPEG-N700C用「AudioPlayer v2.0」に関するリポート群が、特集企画として1ページにまとまった!
 
■palmware for musician〜Palm/ワークパッドと一緒に音楽するためのソフトウェア「AudioPlayer v2.0導入ガイド」(Palm&Music User Group)

 素晴らしいのイチゴだ!



 ところで、実は機長も「AudioPlayer v2.0」をすでに購入済みなのだが、まだ手元にはない。…どういう訳か、というと…
 
 さて、つい2日ほど前、機長の元にも「Audio Player Version2.0」の「ダウンロード受付開始」のお知らせがようやく届いたので、メールが届くやいなや、急いで指示されたサイトで購入手続をした。一日も早く試してみたかったからだ。MP3対応のAudio Playerというのも楽しみだが、同封されてるシステムアップデータによる白メモステ128MBとの問題の解決ぶりも確認してみたかったからだ!
 
 ところが!
 
 購入手続もほぼ終わり、さあ、これからダウンロードするぞい!というところで、デスクトップマシンがフリーズしてしまった。あわわわわ!このときのフリーズの原因は不明のままだが、フリーズから復帰したマシンのメーラーには「ダウンロード契約完了」を知らせる無情のメールが!う、う、う、まだ、ダウンロードしてないのに…。
 
 てなわけで、まだ機長のもとに「Audio Player Version2.0」はない。今、SONY Styleに問い合わせをしているところなので、そのうち届くだろう。

※上記問題は無事解決しました!詳細については、「iPAL1312 再ダウンロード」をご参照下さい。


[1135] iPAL1306 彼の好きなマシン? 2001-06-21 (Thu)

■It's a Simple-Palm〜第14回 私の好きなマシン?(PalmOS@nifty)

 この人は、結局のところ、とってもバランスのいい人なのでは?と思うことが多い。あくまで肯定的な意味で。
 
 

 ※あっという間に、iPAL-NEXTが83万アクセス!感謝!あんまり時間もないのでちゃんとした更新はないが、「iPAL1302 小泉メルマガ始動」「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」「iPAL1297 about 7days」を一部更新した。


[1134] iPAL1305 人は永遠にプレーできない 2001-06-20 (Wed)

■「人は永遠にプレーできない」鉄人リプケンが引退を発表(asahi.com)

■Ripken: 'I'm Just Moving On'(WashingtonPost.com)



 6月19日付けのワシントン・ポスト紙は、2632試合連続出場の大リーグ記録を持つオリオールズのCal Ripken内野手(40歳)による引退(正確には3ヶ月半後のシーズン最終戦まで現役を続けるそうだ。その時彼は41歳になっている!)を示唆するコメントを掲載した。
 
「人は永遠にプレーすることはできない」
 
 そう、リプケンに限らずそんなことは誰にも出来ない。だからこそ、野球のみならず、労働という世界からリアイアした人間に対して、国家が金銭的な補償をする。そう、そのはずなのに…。
 
■ハイエナたちの午後(掌極道)01.06.20

 リプケンに幸あれ、ハイエナ達にはテキドな不幸を!
 
 


[1133] iPAL1304 先走る青 2001-06-20 (Wed)

■ソニー,CLIE用Bluetoothアダプタを6月30日より発売(ZDNet)



 ついにソニーがPalm界では(たぶん)もっとも早くBluetoothに対応する。Bluetooth搭載VAIO(「PCG-SR9G/K」「PCG-SR9M/K」「PCG-C1VRX/K」「PCG-C1VSX/K」)には接続可能だそうだが、それ以外のBluetooth製品となると…。同記事にもある「Bluetooth機能搭載携帯電話「au C413S」 (6月の最終週ごろ発売予定) 」が注目だが、出来ればどんどん出てきてもらいたいものだ。(@According to PDA Japan

 


[1132] iPAL1303 41対27 2001-06-20 (Wed)

■ビル・ゲイツもオープソース論争に参加(CNET)

 機長はLinuxやGPLに関して興味はない。また、この記事にたびたび登場するビル・ゲイツさんのふざけたジョークにもあまり興味はない。ただ、「調査会社の米インターナショナル・データ(IDC)によると、Linuxは2000年に世界全体で新しく取得されたOSライセンスの27%を占めた。マイクロソフトのWindowsは41%を獲得した」という文章には驚いた。これは予測ではなく、統計学的な何らかの偏見が含まれているかもしれないが、昨年度に実際に計測されたデータらしい。


[1131] iPAL1302 小泉メルマガ始動 2001-06-20 (Wed)

●追加情報アリ

 「iPAL1242 小泉メルマガの意味」でも紹介した「小泉内閣メールマガジン」の創刊号が先週ついに発行された。内閣が1個人に対して毎週語りかけるという、日本憲政史上初めての新しいこのメディアの創刊号は、出来うるかぎり素人でもわかるような文章に徹している点でとても評価すべき内容だと思った。今後にも期待したい。
 
 ただし、現在数十万部発行されているという同誌の誕生によって、今度はいわゆるマスメディアの方が試される番になる。いつまでも「どこかで発表されたニュースソースを、適当な処理だけで垂れ流している」だけでは、こういう新しいメディアに対抗することが出来ない。こうした新しいメディアが国民の利害を結果的にマイナス方向に仕向ける時がいつか来るかもしれない。そんな時、マスメディアはしっかりと対抗できるのだろうか?…かなり疑問だ。
 
 小泉内閣メールマガジン以上に、マスメディアの奮闘にも大いに期待したい。



【追加情報】

 さて、6月21日(木)になって、小泉内閣メルマガの第二号が届いた。うん、まだまだ頑張っている。おそらくは「国民の耳に届く言葉で!」を合言葉に、内閣の面々が文章を必死に考えている。首相が一番稚拙な言葉を巧妙に使うので、空疎な文章を書くとすぐにバレてしまう。そういう目線で読んでみるのも面白い。この内閣、なかなかに図太いぞ!確かに国民支持率の異常さは異常この上ないが、ま、これまでの反動と思えば、ま、仕方ない。それよりも、この素人っぽさを武器にした内閣の力強さには好感を持ってしまう。そんな中、同メルマガ編集長を名乗っている安倍晋三(晋太郎さんのJr.だな、たぶん)は、とくに図太そうでいい。

 さて、そんな小泉内閣メルマガの発行数が創刊号の時は78万件だったものが、第二号では180万件を越えたという。(【10秒で読めるニュース速報!】539 2001/06/21)良くも悪くもおそるべし!これまでの日本の主要政党が陳情やら利権で各種団体を押さえてきた歴史を、こんなにもチープなスタイルで裏切ろうとしている。


[1130] iPAL1301 LEGOで三国志 2001-06-20 (Wed)

 LEGOと三国志って?!…Palmとはちっとも関係ないのだけれど、あまりのミスマッチぶりに笑っちゃったので。(@According to With Palm Tonight,,,
 
■レゴで綴る「三国志」名場面集(LEGO-beya)

 

↑ 幼い劉弁と劉協の前に董卓が現れたところ。(←わかる人だけわかれば…)と、パン屋にも似てるけど諸葛亮孔明(右図)


[1129] iPAL1300 青い歯の挑戦 2001-06-20 (Wed)

●追加情報アリ

 Visorの衣装部屋で見つけた下記記事が面白い。

■日本初のBluetooth実証実験開始──エリクソン、丸紅、ハンドスプリング(ZDNN)

 で、上の記事だけを読むと薔薇色のBluetoothの未来(薔薇色のBlueってのもなんだが…)が見えてくるのだが、詳細記事に進むと、ハンドスプリング社の小見山社長の画像のみならず、いろいろな諸問題まで含めていろいろ見えてくる。

■Bluetoothを使ったホットスポットサービス開始(ZDNet/Mobile)

■“陽の当たる場所”を求めるBluetooth(1)(ZDNN)

■“陽の当たる場所”を求めるBluetooth(2)(ZDNN)

 ひとつは「Bluetooth」と「IEEE 802.11b」という2つの似て非なる二つのワイヤレス通信方式の闘いだ。
 
Bluetooth(最大721Kbps)通信距離=半径10メートル
IEEE 802.11b(最大11Mbps)通信距離=半径100メートル

 これを単純なスペックとして比較すれば「IEEE 802.11b」の圧勝だが、「Bluetooth」陣営としては半径10メートルという小回りの効く通信距離をアドバンテージであると主張したいらしい。その有効性を試すのが今回の実験だというのだ。
 
 さらに、もっと根深い問題として、携帯電話が異常なまで発展した日本社会では、携帯電話の参加がどちらの陣営にとっても急務だが、携帯電話事業者が、「Bluetoothを携帯電話に搭載すると,利用者が事業者の通信網を使わずにピア・ツー・ピアでチャットすることなども可能になり,「通信料が徴収できなくなる」と敬遠」しがちなため、なかなか乗ってこないのだという。う〜ん、なるほど、だからVisorなのか!
 
  

【追加情報】

 そんなBluetoothだけど、Anoto社が開発したBluetooth Penの方は通信半径10mという距離感にもっとも最適ゆえにというか、大評判だ。日本のパイロット社なども製品開発を発表しているが、こちらはEricsson社の「チャットペンCHA-30」。

■エリクソンが携帯用新型デジタルペン(Mainichi Interactive)

 他にも、コクヨ、モンブランまでが指示を表明しているらしい。


[1128] iPAL1299 どんなタイトルがいい? 2001-06-20 (Wed)

●追加情報アリ ●追加情報2アリ

 すでに各種サイトにもリンクされている下記の記事について。

■パーム、首位転落(CNET)

 とっても刺激的なタイトルがついているこの記事だが、記事内容の方はというと、アメリカの市場調査会社Gartner社のみがそういう発表をしたが、反対意見もあるよ、ということらしい。とくに、現状ではPDA全般の買い控えが続いているために、Palm社のデバイスのみならずiPAQさえも在庫を抱え、値引き戦争に参戦している現状にもかかわらず、「ガートナーのレポートに登場したパームの平均売価は卸値に近いもので、逆にコンパックのものは小売価格に近い」そして「小売価格は卸値よりも15%から20%高いことが多い」点などに同社の数値の作為性を感じ取っているようだ。
 
 他にも、日本のようなガジェットユーザーの多い市場ならともかく、PDAデバイスを多くのユーザーがまだまだPIM的にしか使っていないアメリカ市場での分析でもあるにも関わらず、「パームのハンドヘルド機は、Pocket PCの機能に近づかないといけないが、来年の第3四半期までは無理だろう」などと言いきっている点にも謎は多い。



 今回、iPAQがPalmを抜くと予測したGartner/Dataquest社の首席アナリスト、トッド・コートさん!
 
 ただし、まったく売れていないPocketPC各機種の中でそのキビキビとした高速な操作性(決して「高機能」じゃなく!)のおかげで唯一注目を浴び始めてきたiPAQの注目度がどんどん高まってきているのは事実であり、また、PocketPC各機種が一般ユーザーはともかくMicrosoft社お得意の企業セールス部門ではどんどん実績を上げ始めてきているのは事実であろう。コンシューマセールスはともかく、企業セールスに関する限り、PalmOSプラットフォームの企業努力はまだまだ弱い。
 
 そして、PocketPCデバイスの中にもiPAQのようにPalmのような高速性を獲得した機種が登場するようになり、また値段も相対的に下がり始めてきている現状からすると、PalmOSデバイスよりもiPAQが売れるような未来が来ないとも限らない。というか、それこそアメリカの景気がもうちょっと回復して、このまま企業セールスの数値が伸びたりすると、記事通りにそういう未来はやってくるかもしれない。そういう意味ではPalmOSプラットフォームの各社にはもっともっと頑張ってもらいたいところだ。
 
 ところで、同じ記事(記者=Richard Shim)を、ZDNetでも転載しているのだが、こちらのタイトルは、CNETとバランスをとったものになっている。上記は抜粋記事、下記はCNETとまったく同じ記事(翻訳はそれぞれ違う)だが、タイトルだけでずいぶん印象は違って見えるものだ。

■「CompaqのiPAQがPalmを抜く」の予測に一部で疑問の声も(ZDNN)

■ビジネスマーケットは強し? ハンドヘルドで「Compaq首位」の予測(ZDNN)

 もっとも、PocketPCにiPAQという素敵な異端児が登場してセールスを伸ばす前、つまり、PocketPCデバイスという名前がついているマシンがすべてちっとも売れていなかった時代から、PocketPCデバイスの高機能性がPalmOSデバイスの低機能性を駆逐する、という主張はずっと言われてきた、というか意図的に叫ばれてきた。その主張が取り入れられない時は必ず「しかも、WordやExcelとの連携が優れている」と、必ず追記されてきた。だから、Palm社が在庫問題でトラブっている今、つまり、PocketPC陣営から見れば「敵失」の今、ますますこの手のキャンペーンは貼られまくると思われる。それだけは確実だろうと思われる。そういう市場コントロールでもPalmOSプラットフォームには頑張ってもらいたい。

 

【追加情報】

 iPAL-BBSの方にも「丸玉」さんからの書き込みが!おっと、さすがPalm首位陥落というニュース性の高いものともなると、HotWiredにも出てるのね!

■ハンドヘルド業界売上トップは、パームからコンパックへ(HotWired)

 こっちの記事は、気持ち悪いぐらいにGartner社の情報垂れ流しだ〜!「特にワイヤレス機能において競合他社に後れをとっており、また、自社オペレーティング・システム(OS)の改良にも大きな進展が見られない」という同社のモバイル・コンピューティング部門の責任者、ケン・デュレイニーさんの主張通りなら、iPAQ以外のPocketPC各種も売れまくるはずなんだけど…。大本営発表、おそるべし。

 さらに、WorP@holicさんによると、「Mainichi Interactive」や「IT Pro」「BizTech」にも、同様の記事が出ているという。
 
■PDAのトップはコンパックに データクエスト調査(Mainichi Interactive)

■「PDA市場で首位交代劇,Q2にiPAQがPalmを抜き首位に」と米データクエスト(IT Pro)

■「Q2のPDA市場でPalmが首位転落へ」と米データクエスト(BizTech)

 …これらを読み比べてみるのも面白い。同じ発表をベースにしているため、ほぼ似たり寄ったりの内容ではあるが、PocketPC各種の中では唯一iPAQが売れまくっているだけなのにそれをPocketPCデバイスのPalmOSデバイスへのアドバンテージであるととらえたり、Palm社の不調にHandspring社は絡めるのにSONY社だけはまるでPocketPC陣営の仲間であるかのような書き方をしたり、企業セールスで実際に売れているのはPalmなのかiPAQなのかわからない表現だったり、Palm社が本当のピンチになるのは2001年第2四半期なのか?今後2年程度のスパンなかの不明な表現があったり…と、元発表の不思議さがそのままどの記事にも反映されているのがわかる。

 …ただし、こうしたイチャモンはともかくとして、Microsoft社の脅威に対抗する戦略はPalmOSプラットフォーム各社には必要だし、何よりもPalm社は株主を納得させることが出来るような戦略の発表がないと、まだまだMicrosoft陣営からのアタックは続くことだろう。

    

【追加情報】2

■2001年PDA世界生産は29%増の1405万台、期待ほど伸び見込めず(BizTech)

 こちらは「日経マーケットアクセス」の予想。Gartner社のそれに比べるとずいぶん冷静な口調だ。「2000年に前年比80%増と大幅に伸びて1000万台を突破、1087万台となった。1999年は同100%増であり、2年連続して高い成長率となった。しかし、2001年は前年比29%増と成長率は鈍化し、1405万台になる見込み」とか「(Palm社の)2000年の生産台数は578万台でシェアは53.1%もあった。2001年に入っても2月頃まではPDA向け部材メーカーはどこもPalm社の生産台数を1000万台前後と想定していた。ところが、2001年3月頃からPalm社の業績悪化が顕在化する。今後、業績が急回復しても10ポイント程度はシェアを下げる可能性が高い」とか「対称的に元気がいいのが米Compaq Computer社である。同社のシェアは2000年には5.6%だったが、2001年は倍増する勢いだ。また、2000年シェア2位の米Handspring社も11.7%から2001年は2〜3ポイントほど上昇する」とかの分析が続き、最後は「カラー比率は1999年の21%から2000年は29%へと上昇、さらに2001年は45%と半分近くを占めるようになる見込み」とまとめている。(時間がないとは言え、ちょっと抜粋しすぎたかも…。反省!)