[1428] iPAL1591 次期PocketPCがGraffitiを搭載! 2001-09-08 (Sat)

■コンシューマーから遠ざかる「Pocket PC 2002」(ZDNN)

 なかなか面白い記事だ。

●企業への傾斜

「われわれがフォーカスしているのは法人市場だ。この市場では大量受注が見込める。PDA市場で成功したいと思ったら,企業顧客の支持を得なければならない」(Microsoftのプロダクトマネジャー,Ed Suwanjindarさん

●価格の最低ライン

「新OS搭載PDAの価格は,搭載メモリ容量に応じて400〜600ドルになるとしている。これより低価格のものがあり得ないということではない」。「350ドル以上でないと売上と利益を伸ばすのが難しくなるだろう」(上同)

●価格とコンシューマー

「新しいPocket PCデバイスは(従来のものより)価格が高いため,コンシューマーにとってはあまり魅力的ではないだろう」。「コンシューマーは非常に価格を重視する。これまでの6カ月間,そうした傾向が顕著に見られた」(IDCのアナリスト,Kevin Burdenさん

●新機能

「同社のターゲットはあくまで法人市場だが,新OSには社名順で住所をソートするなど,Palm OSでよく使われている機能も搭載されている」。「またMicrosoftは,Palmの手書き入力ソフト「Graffiti」を使ったテキスト入力機能も新OSに追加している」(コラムの作者、Ian Friedさん


 …ね、面白いでしょ?なお、Microsoft社はPocketPCへのGraffiti技術の搭載について、「Graffitiの基礎となっている技術には特許権がなく,またこの機能は「Block Recognizer」という同社独自の名前で提供されているため,Palmからライセンスを受ける必要はない」と言っているそうだ。そして彼らはGraffitiをPocketPCに搭載した。ところで、その一方で、Palmfan(「ひとりごと」2001.8.9)にも書いてあったが、GraffitiをPalmOSに搭載して同OSの成功を生みだした男であるJeff Hawkinsさんの会社Handspring社が、2台リリースする予定の次期機種の1つでキーボードを搭載してGraffitiエリアを廃したモデルをリリースするというのは面白い皮肉だ。
 


[1427] iPAL1590 PUM 2001 2001-09-08 (Sat)

 「iPAL1589 BBSヘッドライン01/09/08」でも扱ったけど、大きなニュースなので改めて!

■palm user meeting@wpc-expo 2001(依田@PUG-J)

 たぶんこんな意見もそのうち出るかな〜と思うので先に書いておくと、昨年までのようなイベント(PUXPO)は、とっても楽しくて賑やかだった反面、正直、「規模」という意味では限界に来ていたように思います。というのも、年ごとにPalmOSユーザーが増えすぎて、そうなるとどんどん大規模なものになってきて、当然スタッフ数は多くなるし、プレスなど対外的な仕事も増えてくるし、…ぶっちゃけた話、イベントの中心メンバーの作業量とストレスは「とても本職を持ちながら趣味でやる」というレベルを超えているものでした。
 
 実際、イベントの代表者はこのイベントのためだけに一日最大200通を越えるメールを読み、その中にたくさん含まれている各プロジェクトの進行やトラブルを調整し、傍で見ていてもとてもボランティアの域を越えるものでした。それこそ、参加しているスタッフのすべてがボランティアである以上、参加する皆さんがそれぞれの思いをそれぞれの形でPalmOSプラットフォームに託す訳ですから、それらの思いをすべて受け止めるというのは、そうそう簡単なことではありませんでした。もちろん、こうして参加しているスタッフの皆さんだって、規模が大きいことで大変な作業量とストレスとを引き受けて来たのは言うまでもありません。

 そういう意味で、今年、このように「原始」に帰るようなイベントになったことは、機長個人としては大変喜ばしいことだと思っています。そりゃあ、いくら原始的なスタイルでもスタッフの皆さんの労苦は半端なものではありません。これだけはあまり変わらないかもしれません。でも、少なくとも「昨年以上に巨大化したパクスポの規模」を想像してみると、とても個人的ボランティアだけで賄いきれるようなものではありません。それこそ企業レベルが採算の範囲内で行うべきもののように思います。だから、今回のような等身大の、自分たちが楽しむことをメインとしたイベントで正解なのでは?と思います。だって、私たちが集まる目的の中には「Palmユーザーの素晴らしさを対外的にも知ってもらいたい」という意味もありますが、それ以前に何よりも「自分たちが楽しみたいから!」だと思うからです。
 
 以上はあくまで機長の個人的な感想なので、いろいろな思いがあっていいと思います。それでこそ健全な社会だから。
 
 久しぶりに「デスマス調」で書いてみた。
 
 ま、何はともあれ、純粋に楽しみたい!と思う人が、それだけの目的で集まる。それは、理屈抜きにいいことだと思う。


[1426] iPAL1589 BBSヘッドライン01/09/08 2001-09-08 (Sat)



■tsunagu-palmosメーリングリストの開設 投稿者:みちえる  投稿日: 9月 7日(金)12時07分28秒

 …確かにこれからは繋ぐ時代だ。

■palm user meeting@wpc-expo っていうのをやります。 投稿者:依田  投稿日: 9月 8日(土)01時21分41秒

 …という訳で、今年は新しいタイプのお祭りがあるらしい。すでにPalmOSプラットフォームがマイナーからメジャーに変わった今、本当の意味でユーザーは飾らないお祭りに戻れる、とも言える。

■承認撤回って? 投稿者:Bib  投稿日: 9月 8日(土)08時48分30秒

 …iPAL-NEXTはニュースサイトじゃないけど、この種のネタは大好きなので「iPAL1557 木曜日のミステリー」(2001.8.31)で扱ってるよ。ニュースサイトだと、Palmfan「パームとハンドスプリング、新製品をもう一度秘密に」(2001.8.31)が出てる。この頃にはかなり盛り上がった記憶が…。こんなんじゃなく?
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1425] iPAL1588 百聞は… 2001-09-08 (Sat)

 「iPAL1587 投票しようぜ。」でも紹介した「第2回「クリエ」プログラムコンテスト」の入賞ソフトウェアの中から、いくつかのソフトが自主的に公開されたようだ。

■ぽっぷん(p-Hat)…「Rays」の畑中さんによる不思議なゲーム。CLIE専用

■Date@Glance(Simple-Palm)…おなじみ山田さんがハイレゾを有効活用したソフト。ハイレゾ専用。

 他にも、掌花札(高橋大樹さん)、Crs-Launcher(高橋大樹さん)、PenDocumentReader(入交和彦さん)、PowerRUN(山田達司さん)、Thoru Yamamoto's Coconuts World(奥地耕司さん)、2D Memo(大森正則さん)…など、すでに公開されているソフトも多い。あ、コンテスト出品作品とは、バージョンなどが微妙に違ったりするのかもしれないが…。


[1424] iPAL1587 投票しようぜ。 2001-09-07 (Fri)

 以前からお知らせしているSONY社による「第2回「クリエ」プログラムコンテスト」の入賞ソフトウェアが発表された!

■入賞ソフトウェア発表(SONY/第2回「クリエ」プログラムコンテスト)

 なかなかユニークな作品が集まっている。実用性の高いもの、楽しいもの、ほんといろいろある。昨年度の第1回の時よりも水準が上がっているようだ。

 なお、各作品についてる「詳細」ボタンを押すと、本当に詳しい詳細が見られる。ま、「詳しい詳細」ってのもなんだが…。
 
 なお、9月25日からはダウンロードも開始されるそうだが、それに先だって、現在、同コンテストでは、ユーザーの投票によって決定する「Grand Prix de CLIE」いわゆる「グランプリ(大賞)」のための投票を開始している。

■Grand Prix de CLIE(SONY/第2回「クリエ」プログラムコンテスト)

 リアルタイムで途中経過もわかって、しかも楽しげなページだ。なかなか面白い試みだ。9月17日までの投票で一人一回という制限以外はとくに条件もないようなので、みんなで投票しよう。こっちのページにも「詳細」ボタンがついているので、それをクリックすると、各ソフトの詳細がわかる!
 
 でもって、最終的に決定した「Grand Prix de CLIE」作品は、9月19日にWORLD PC EXPO 2001内のソニーブース&「クリエ」ディベロッパーサイトで発表されるそうだ。

  


[1423] iPAL1586 新しい名前と新しい機能 2001-09-07 (Fri)

 MacでPalmなユーザーにとって、かなりのアドバンテージとして、かつて活躍してくれたシンクロソフト「PalmBuddy」が「SyncBuddy」とその名前を変えてバージョンアップしたよ、というお知らせを開発者のFlorent Pilletさんから貰った。

■SyncBuddy(Florent Pillet)



 まだ未試用だが、解説を読むと、USB接続に対応した、とか、Palm社のすべての機種や互換機メーカーのほとんどの機種に対応したよ、と書いてある。他にも赤外線接続に対応したり、新しいプラグインも作ったとか。さて、どうなんだろう?機長もUSB接続に変えて以来、泣く泣く使ってなかったソフトのひとつだ。


[1422] iPAL1585 パームの本気。 2001-09-06 (Thu)

●追加情報アリ

 パームコンピューティング社からのリリースによると、同社は9月7日より、ビジネスシーンにおけるPalmハンドヘルドの導入、ソリューション開発、運用を支援する企業担当者向け情報サイト「ビジネスソリューション」をオープンするらしい。

■ビジネスソリューション(パームコンピューティング)

 いちおー、9月7日からのオープンだ。あなたの会社の企業担当者にさり気なく読ませる?…うん?どうやって?



【追加情報】

 9月7日になって改めて開いたら、昨日までとは違う内容になっている!うん、やっぱりオープンは9月7日だったようだ。昨日開いた人はもう一度チェック!


[1421] iPAL1584 DesneyがCLIE用ケースを発売? 2001-09-06 (Thu)

 iPAL-BBSの書き込み「ディズニークリエケース発売??」(by 丸玉さん)によると、「4日グランドオープンした、東京ディズニーシーの限定PDAケース」「クリエのカバーを折り返して装着することができ」るそうだ。さらに「偶然なんでしょうが、上手くいきます。ポケットもついており、メモステも入れられます。価格も1800円とお買い得、ナイロン製でストラップもついて」いるそうだ。

■ディズニークリエケース発売??(iPAL-BBS)

■東京ディズニーシーグランドオープン記念ケース(Yahoo Auctions)

 

 なお、上のオークションページは同製品を紹介するためだけの「参考出品」なので、実際に購入することは出来ないそうだ。(Auctionページにこんな使い方があるとは、知らなかった〜!)

 うん、確かに旬な話題だ!(でも、上の画像を見ると、ちょっと注意深く使わないとCLIE用のケースが外れちゃう可能性があるかも…)


[1420] iPAL1583 BBSヘッドライン01/09/06 2001-09-06 (Thu)



■バッテリーワールド 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 8月28日(火)08時08分56秒

 …「iPAL1537 Panasonic製のPalmOSデバイス?!」参照。「きれいなお姉さんは好きですか」については、水野真紀〜松嶋菜々子…という流れではなかったっけ?ちなみに、こんなページも見つけた。あれ、3代目は?

 ●4代目きれいなお姉さんタイケツ(タイケツ.com)

■富士がウェブクリッピングに対応 投稿者:PalmNinja3号  投稿日: 8月28日(火)23時54分05秒

 …この書き込みがあった時は、PalmNINJA3号さんも書いているように「日本ではウェブクリッピング、あんまり使われてないみたいですが富士はなぜ」?という状況だったが、ハギワラシスコムからCLIE用〜m500シリーズ用のコミュニケーションアダプタが次々とリリースされて、だんだん納得できるようになってきた。
 
 ●Palm OS ィ に対応、「FinePix Picture The Future」の新サービス「PictureJourney for Palm OS」を開始(フジフィルム)
 ●ウェブクリッピング〜「PictureJourney for Palm OS」(パームコンピューティング)
 
 

 ちなみに、ORE-OMA(2001年9月5日(水)【その392】 「M505/500 H"ケーブル!?」&「うりえ!」 )では、その特集をさっそく画像入りで紹介している。ウェブクリッピングとチャネル(Xiino)の対比にも注目!

 関連項目としては、こんなのも始まった。こっちは動画にも対応。
 
 ●ソニーの動画・画像共有サービス「イメージステーション」がCLIEで利用可能に(ZDNet/PalmOS)
 ●イメージステーションで「クリエ」の楽しさをさらに広げよう!(Image Station)
 
■聖ザビエルの聖遺物 投稿者:guri  投稿日: 8月31日(金)13時40分48秒

 …「Palm of Xabier」(iPAL-LONG COLMUNS 22)を参照のこと。
 
■ちゅーぱぐ交流会(9/14・金)のお知らせ 投稿者:mikiko@C-PUG  投稿日: 9月 1日(土)11時10分53秒

 …C-PUGを参照のこと。

■北原怜子さん 投稿者:kit  投稿日: 9月 1日(土)11時39分10秒

 …「Palm of Xabier」(iPAL-LONG COLMUNS 22)を参照のこと。
 
■Quickoffice関係のサイトを始めました 投稿者:ASYM  投稿日: 9月 2日(日)23時04分53秒

 …PalmOSデバイスでビジネスを!という時代になってますます重要性が増してきそうなQuickOfficeについてのサイト。今後の展開について、掲示板で意見を募集している。
 
 ●QuickOffice, Japan
 
■機長到8/30為止?の機械翻訳 投稿者:guri  投稿日: 9月 3日(月)13時31分40秒

 …「iPAL1572 機長到8/30為止?」を参照のこと。
 
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[1414] iPAL1582 手のひらに乗せてみたいもの 2001-09-06 (Thu)

●追加情報アリ

■PDAに百科事典 日立システム,「マイペディア」を移植(ZDNN)
■日立システム、各種PDA向けの百科事典ソフト(ケータイWatch)

 日立システムアンドサービスが、「モバイル百科事典 マイペディアPDA版」を10月1日に発売するらしい。オンライン予約は9/5から)

 6万5千項目、約700万文字のテキストという、超大物データベースだけに「本体の空きメモリ」も「4MB以上」とかなり厳しい!PocketPCデバイスとPalmOSデバイス(v 4.0以上?)に対応。もちろん、外部ストレージに完全対応しているらしい。値段は4000円。

 とくに空きメモリ4MB以上というシビアな条件つきなので、百科事典を毎日持ち歩きたい人とそうでない人は、キレイに分れるだろうが、PDA文化が日本に根付くためのステップとして、辞書や事典好きの日本人には強力なキャッチとなりえるかもしれない。少なくとも英和辞典や和英辞典を搭載したシステム手帳は存在したが、百科事典を搭載したシステム手帳はこれまでなかったはずだ。(そんなものが過去に存在したとしても、それを誰もシステム手帳と思わなかっただろう。どっちかというと、それはただの百科事典に見えたはずだから。)

 実際、PalmOSデバイス版のみならずPocketPC版でも発売され、年内にはザウルス版も発売されるという。これは、各OSデバイスの、というよりもハンドヘルドデバイスが町に根付くための大事なステップと言えるかもしれない。機長自身がこの巨大なファイルを自機にインストールしたいかどうかは別として…。

  

 ※ちょっと珍しいな〜と思ったのは、上記ZDNNの誤植。「6万5000高もっく」って、ちょっと可愛い。読み方によっては、この人のことを思い出すし。世代限定!
 
【追加情報】

 …と他サイトの誤植について書いたばかりだが、本コラムの「超大物データベースだけに「本体の空きメモリ」も「4MB以上」とかなり厳しい!」という表現には間違いがあったらしい。詳しくはiPAL-BBSへの下記の書き込みを参照のこと!
 
■モバイル百科事典の必要容量 投稿者:なんと  投稿日: 9月 6日(木)13時25分36秒
■Re: モバイル百科事典の必要容量 投稿者:なんと  投稿日: 9月 6日(木)13時40分42秒
■モバイル百科 投稿者:あっしゅ  投稿日: 9月 6日(木)19時39分12秒

 …だそうだ。
 


[1413] iPAL1581 イメージの値段 2001-09-06 (Thu)

■ブランドイメージ補償します 三井・住友海上が保険発売(asahi.com)

 これは「不祥事などで企業やブランドのイメージに傷がついた場合、謝罪広告や商品回収の費用を補償する新タイプの保険」だそうだ。

 で、「補償対象」として以下の点があげられている。
(1)宣伝に起用したタレントの言動やケガ、死亡などが原因で、商品やポスターを回収・廃棄せざるを得なくなった
(2)店内に強盗が入ったため、再発防止策を専門家と相談した
(3)同じブランド名を使うグループ企業の不祥事の影響を受け、お断りの広告を出した

 さて、てことは、つまり、これまで問題の少なかったタレントAをCMに起用とした時は、これまで問題だらけだったタレントBを起用した時よりも、保険料が安くなるんだろうか?…これはそのままCM出演のギャラになるだろうし、タレントさんはますます問題起こせなくなるな〜。ま、それはそれで悪いことじゃないけど。


[1412] iPAL1580 CLIEなのにMacな人のコンプレックス 2001-09-05 (Wed)

 MacOS環境で、PictureGearPocketの画像データを直接Photoshopから開いたり、保存することが可能になるPhotoshopのプラグイン「PictureGear Plug-in」が、Unlimited Mac & Palm福本修仁さんの手によって完成した!
 
■PictureGear Plug-in(Unlimited Mac & Palm)

 Photoshopの「プラグイン」フォルダの「入出力」フォルダにぶち込んで、さっそく試してみたが、とても美しい変換がなされた!これは素晴らしい。MacでPhotoshopでCLIEな人には、これはマジでいいんじゃないの?とお薦め出来る逸品だ!つーか、CLIEなのにMacな人のコンプレックスがまたひとつ減った!って感じか…。
 


[1411] iPAL1579 N700-N600=SA500 2001-09-05 (Wed)

■クリエN600/S300シリーズでMP3?(pocketgames)2001.9.5

 相変わらず、人並み外れた臭覚を持つ同サイトが見つけた、意外な製品!なんと、N600/S300用のソニー純正MP3オ−ディオアダプターらしいのだ。

■SONY PEGA-SA500 CLIE(TM) MP3 Audio Adapter(J & R Computer World)

 ほんと、どんな形をしてるんだろ?…ココなんかでは画像が欠落している。発表を差し止められたのか?

 あ、Palm Cityによると、PalmInfoCenterにも記事が出たらしい。

■Rumor: Sony MP3 Audio Adapter Coming Soon?(PalmInfoCenter)

   


[1410] iPAL1578 FOMAの値段 2001-09-05 (Wed)

■FOMA本サービスの料金体系が発表(ZDNet/Mobile)

 結局、料金は大幅に見直されたらしい。ただ、「マイライン」以降のことなんだが、この種の複雑な料金体系表を見るたびに、自分が馬鹿になったんだろうか?と思うほど、さっぱり訳がわからなくなる。みんな、スルッとわかるんだろうか?

 でも、これだけは言える。金額が高くなるほど、実は値段表だけを見ても判断のしようがない。サービスコンテンツのメニューと見比べてなんぼ?…だと思ってしまう。

 

■FOMAの料金をどう見るか──PDCに比べて安い?(ZDNet/Mobile)

 そうか、これでもわかりやすくなったのか?…しかしとにかく、コンテンツだ!


[1409] iPAL1577 ようやく、ウェブクリッピング時代へ! 2001-09-05 (Wed)

 8月31日にCLIE用のコミュニケーションカードアダプタ「Communication Card Adapter(HPD-SCCP)」の先行予約をPDA styleで始めたばかりのハギワラシスコムだが、今度はパームコンピューティング社ブランドのm500シリーズおよび、日本IBM社ブランドのワークパッドc505用の「Communication Card Adapter」を、9月下旬〜10月上旬から全国発売を開始すると発表した。

 パームコンピューティング社からのリリースによると、形状は本体裏側に装着するスレッドタイプ、コンパクトフラッシュ型PHSカードを装着して32kbpsの高速データ通信を可能にするという。対応カードは「P-in m@ster」「P-in Comp@ct」「C@rdH"64petit」の3種類。バッテリは、単四電池2本だという。オープンプラス。
 
 さ!これで、PalmOS 4.0最大の利点とも言えるウェブクリッピングがガンガン使えるようになる!待ちに待った発売という感じだ!
 
 

※その後、ハギワラシスコムから正式リリースが出た。

■Palm m500シリーズ、IBM WorkPad c505で快適メール・インターネット〜『Communication Card Adapter』の発売(ハギワラシスコム)


[1408] iPAL1576 BGMは要らないけど。 2001-09-05 (Wed)

■手術を別室で家族に“生中継” 埼玉・上尾の病院(asahi.com)

 記事中には「執刀医からすれば公開のメリットはないかも知れない」という医師のコメントもあったが、このアイデア、「家族に安心!」もあるけど、観られることで「医療ミス」なんかも減るかもしれない。


[1407] iPAL1575 戦争と分社 2001-09-05 (Wed)

 ■パームは「Apple II」状態に,OS事業部のトップにアップル出身のAT&T幹部を指名(ZDNet/エンタープライズ)

 「iPAL1540 またまた、新しい顔〜David Nagel」で紹介したPalm社がまもなく分離独立させそうなソフトウェア部門の子会社のCEOにDavid Nagelさんが就任したというニュースに関する解説&コメント集だが、記事タイトルのショッキングさ、というか意味不明さに比べると、それほど中身は濃くないかもしれない。でも、かなり皮肉の多い記事ではある。丁寧な口調ではあるが、どこか突き放しているのは日本語訳のせいだけではないかもしれない。「Apple II」というすっとんきょうな比喩にはそんなニュアンスが込められているような…。
 


[1406] iPAL1574 ネフさんの大予言〜HPがCompaqを買収〜 2001-09-05 (Wed)

 

■[WSJ] HPがCompaqを買収――力を合わせる以外に道はない?(ZDNN/Dowjones Newswires)

 正直、このニュースには驚いた。でも、もっと驚いたのは下記の記事の方かもしれない。
 
■HP-Compaq合併を提言した男――では次に起こるのは?(ZDNet/Business & Money)

 突然、現代の予言者として祭り上げられてしまったアンドリュー・ネフの数々の啓示は、正しいかどうかはともかくとても楽しい。
 
 さて、モバイル好きの人間にとっては、両社の合併はjornadaとiPAQの合体と言い換えてもいいかもしれない。それについては、下記の記事が詳しい。

■PDA部門はどうなるの?(With Palm Tonight,,,)2001.9.4

 元記事となっているのはこの記事。
 
■【速報】米HP,250億ドルで米コンパックを買収(IT Pro)

 さて、PCの世界では過度の低価格競争の末にこういう新展開を模索している。低価格競争と言えば…。

   

■1本の電話から始まった超大型合併 (CNET)

 なんか男女の話みたい。と言いつつ、hewlett-packard社のCEOであるCarly Fiorinaは女性、COMPAQ社のCEOであるMichael Capellasは男性だったりもする。


[1405] iPAL1573 エージェントは「兄貴ィ」? 2001-09-04 (Tue)

■So-net、コミュニティサービス「ソネットタウン」の試験提供を開始(INTERNET watch)



 この「ソネットタウン」なるもののことは、実はまだよくわかってないけど、一点だけ気になることが!

 記事中にこんな文章がある。

「好きなタイプの家を選んで、“サブ”と呼ばれるエージェントが運ぶ家具で自由にレイアウトしたり」

「また“サブ”が持ってくる情報やバスツアー、部屋の窓から見える景色」

 …どうも、「サブ」って名前が、どうにもSo-netっぽくないな〜、なんかある種のお兄さんを想像しちゃうな〜っと思ってたら…

■カスタマイズ(ソネットタウン)

 真相はどうなんだろう?やっぱり「サブ」なのか?


[1404] iPAL1572 機長到8/30為止? 2001-09-03 (Mon)

●with an additional info

 きっかけはERROR on Palmに出てたこの記事。
 
■EonP620 何かが書かれている(ERROR on Palm)

 で、これを見て、さっそく気になる下記のサイトを開いてみた。
 
■Palm. Medic



 すると、同サイト内の「9/2 ERRORonPALM」という記事に、確かに「ERROR on Palm」と「ふふふPalm」のリンクが出ている。ちなみに、「ふふふPalm」の表記は「哈哈哈Palm」だ。なんか中国してていいぞ。果して何が書いてあるのか?機長も気になる。と、ここで機長はあることに気づいた。
 
 それは、「9/2 ERRORonPALM」の2個下にある「9/1 哈哈哈」という記事。「哈哈哈Palm」が「ふふふPalm」だとすると、「哈哈哈」は「ふふふ」の意味ということになるが、この記事でリンクされているのは「WorkPadでござる!」と、同サイト内にある「Palmな漫画だがや〜!」の2つだ。なお、「WorkPadでござる!」は「LinkClub之WorkPad」という名称になっている。うん?一瞬悩むが、どうやらこれは「ござる」さんのサーバの名前(LINKCLUB)が何らかの原因でサイト名称に混ざってしまったものと思われる。
 
 さて、この記事の中に、機長が注目した単語がある。その単語とはズバリ、「機長」だ!文中2箇所出てくる。1個目は機長到8/30為止」。2個目は「看不?, 沒關係~~ 機長還把這幾天來的心得」…うん?…これはどういうことだ?まさか、「WorkPadでござる!」(第260話<PDAイメージアップキャンペーン実施中(その3)>H13.8.30)の記事と関係があるのか?…それとも、もしかして、中国語では「サイト主宰者」のことを「機長」と呼んだりするのか?それとも「機長」と読んだのが間違いで、レ点や返り点の打ち方を間違えているのか?「機(はた)は長し」とか読んじゃうのか?完全に被害妄想、自意識過剰になってしまった機長は混乱している。
 
 謎が謎を呼ぶ「哈哈哈」というタイトルの「LinkClub之WorkPad」が紹介されている文中の「機長」だ。誰か中国語が読める人、フォローよろしく!気になって仕方ない!
 
  

※関係ないけど、…間違って「ござる!」を登録しちゃえ〜!(笑)

"An Additional Info"

Hi, Kru24

Far from feel discomfort, I was amused with your websites. So, I wrote the column about yours. And, because I'm not at all damaged by yours, too! By the way, I'm impressed with that "機長" means "Website Master" in Taiwan. "機長" is my handle name after "pilot" that was the old name of Palm OS device. Thank you!

Bye now!

機長


[1403] iPAL1571 間違い探し 2001-09-03 (Mon)

【問題1】さて、間違い探しの問題だ。

 かつて「 iPAL1152 あ、こんなところに!」にこんな画像を載せたことがある。
 


 これは、当時発売されたばかりの「新型iBook」の連携機能を紹介した画像で、当時はアップル社のトップページに登場したりしたものだが、さて、この画像と比べて欲しいのが、下記の画像だ。



 今度は同じく、アップル社このページで見つけた。

 さて、2つの画像の違いはどこ?
(正解はこのコラムの一番下に!)



【正解】実は、たくさん違ってるけど、「VisorPrism」が「m505」に変わっているのには驚いた。い、いつの間に…?!


[1402] iPAL1570 空腹時厳禁 2001-09-03 (Mon)

■ひとりごと【サンマ】(Palmfan)2001.9.3

 空腹時に上の文章を読んでしまった。殺意さえ覚えてしまった。

【参照】
■たべけんVol.6「今が旬!サンマ、秋刀魚」(知的けんこう生活)
■おさかなML(fishml)会員の秋刀魚の食べ方についての蘊蓄(fishml)


[1401] iPAL1569 移動の季節 2001-09-03 (Mon)

 最近、インターネット上のPalm系サイトの主宰者のリアルワールドでの移動の話をいくつか聞いた。
 
■ちんさんぱーむ盆地福岡→大阪
■NAS芹沢さん大阪Palm III大阪→関東
■kentaroさんWooden-Bear大阪→関東(この人は出戻り)

 ま、それぞれ別の理由による移動だと思うが、以前ある人から聞いたこんな話を思い出した。
「引越したその日に飲み会を開いてくれた。転勤することになって初めて、ネットに知り合いが多かったことに感謝した」

…なるほど。そーゆーこともあるのか?…実は機長も、海外で地元の日本人Palmファンに助けられたことが何度かある。こんなこと、ネット知らなきゃありえなかった話だ。

  


[1400] iPAL1568 ハワイからの風 2001-09-02 (Sun)

 PalmとHawaiiという、まさに機長好みの素敵なコラボが続くHawaiian Palmで、コラム200回記念のスクリーンショットが出ている。まさに、HawaiiでPalmなスクリーンショットだ。

■0200 02SEP.2001(Sun) なんとか200回です(Hawaiian Palm)



 行きたいぞ!>ハワイ〜〜〜〜! そして、おめでと〜!>コラム200回!


[1399] iPAL1567 9月からのハンドスプリング株式会社 2001-09-02 (Sun)

 Visor情報の老舗であるAD-VisorVisor-Japan.comに、8月末でこれまでのビジネススタイルを変更したハンドスプリング株式会社(日本法人)のこれからのことが書いてある。

■日本法人は・・・。 (AD-Visor)黒版:2001.09.01 20:15
■ハンドスプリング株式会社が体制変更(Visor-Japan)2001/9/1

 「技術サポートやカスタマーサポート,また製品の販売などユーザーに直結するところに大きな影響はないと思われるので特に悲観的になることはない」(Visor-Japan)ということなんで、まずは安心。

  


[1398] iPAL1566 ソフマップじゃないヨ、ソフ! 2001-09-02 (Sun)

 話題のSMAPコンサートを観てきたというSPAさんクリクラ!(2001.9.2)で見つけたニュース。

■PDAStyle,新ページ「ケース&カバー」オープン記念プレゼント(ZDNet/PalmOS)

 先日新装開店したばかりのPDA styleで、裏原系の雄「SOPH.」ブランドの限定プレゼントを実施中。都会派オシャレ路線を突っ走るSONYらしい戦略。

 なお、9月3日からはAfternoon Teaとのコラボケースが、9月12日からは、まだ発表されていない謎のケースがリリースされる。so-net絡み?ってことはもしかして…?機長は本当に知らないので信用しないようにネ。

 さらに、10月になるとiPAL-NEXTとのコラボモデルの純金スタイラスが!…出るわっきゃないってば!

  


[1397] iPAL1565 過渡期の過渡機 2001-09-02 (Sun)

 相変わらず欧米のPalm系サイトの情報に熱いPalm City(Headline News from international sites)で見つけたニュース。

■Rumor: Palm Planning m525 for Next Year(PalmInfocenter)

 要するに、来年3月にPalm社がm505の後継マシン「m525」を出すらしい、という噂だ。16MBメモリー搭載、液晶サイドライトのエンハンスド、8時間持続するバッテリなどがポイントらしい。この通りなら、まさに、ハンドヘルド過渡期の過渡期デバイスって感じ。

 


[1396] iPAL1564 それでこそ! 2001-09-02 (Sun)

 えんすぅ〜ぱぁむ!が進化した影響もあるんだろうか?最近、とってもグラフィカルになったWorP@holic(9月2日(日)のカルテ)で見つけたニュース。
 
■Palm Computing ハンドヘルドの修理について(パームコンピューティング)

 「機種クラス別の値段」はともかく、「交換方式により代替機を迅速にお手元」というのが嬉しい!ハンドヘルドデバイスの性格を考えると、修理だから手元になくても大丈夫なんてのはあり得ないからね。
 
 


[1395] iPAL1563 お願いだから 2001-09-02 (Sun)

 どんどん進化するWorkPadカラーの憎い奴、えんすぅ〜ぱぁむ!(01/09/02のひとりごと-2)で見つけたニュース。

■謎の生物の死がい(Mainichi INTERACTVIE)

 記事はこんな一文で終わっている。
「冷凍庫で眠る謎の生物に、一家の想像は膨らむばかりだ」

 謎の生物の正体はともかくだ。お願いだから、こんな奴、冷蔵庫に入れないでくれ〜!…ま、酒井さんのご一家が楽しいなら構わないと言えば構わないが…。

 


[1394] iPAL1562 宣戦布告 2001-09-01 (Sat)

■『Pocket PC 2002』で法人市場を本格開拓(CNET)

 記事中にこんな文章がある。

「Windows XPに近いルックアンドフィールになる」

 きっとこれが、最大の長所であり、最大の短所となる。それでもvs企業は強そうだな〜、Microsoft陣営。負けるな、PalmOS陣営!


[1393] iPAL1561 戦場LAN 2001-09-01 (Sat)

■P2Pが戦場に赴く(ZDNN)

 実は最初、「PS2が戦場に行く」?…と読み違えてしまった。ようく見たら、「ピア・ツー・ピア(P2P)だった。ま、それはさておき…。

 もともと軍事用に生まれたP2P技術がインターネットという民間文明に転用されて進化し、再び軍事用として返り咲く、といったロマンもクソもないお話でもあるのだが、果して、「兵士同士が実際の戦闘でデータを共有するというアイデアは,陸軍の技術担当者にとって「命を救う聖杯」に等しい」なんて薔薇色の軍事的未来は訪れるのだろうか?

 もちろん生まれる可能性はある。「例えば,山麓で待機しているとしよう。部隊にいる兵士は命令を待つ10分間の間に,P2Pシステムを使ってシミュレーションを行える」なんてことが出来ればそれは軍事的に素晴らしいアドバンテージになるはずだ。でも、ちょっと悪魔の想像をしてみる。

 突然、「とある部隊」が決死の猛攻撃を開始する。しかも、攻撃対象は「味方の部隊」だ。互いに血で血を洗う激しい戦闘が始まる。なぜなら、両部隊ともに「敵の作戦本部」を発見した興奮に酔いしれていたから。…そんな、まるで諸葛孔明が考えそうな幻術が21世紀の戦場に復活するかもしれない。そう考えると、ちょっと怖い。つーか、かなり怖い。あと、どこの会社のOSを使うかにもよるが、不意のフリーズも怖い。敵の総攻撃の最中にコンピューターが固まってしまったら…?あなたは「再起動」の時間、おとなしく待てるだろうか?


[1392] iPAL1560 アメリカの特殊性 2001-09-01 (Sat)

■【コラム】ニューヨーク通信 第168回 執筆=山下洋一 繁栄か、衰退か、モバイルと自動車の微妙な関係(PC WEB)

 自動車運転中の携帯電話の使用については洋の東西を問わず、まあ、危ないに決まってるってことには変わりがない。でも、車社会のアメリカで「運転中の携帯電話、即逮捕」じゃ、向こうの携帯電話事情はなかなか日本のようには進まないだろう。


[1391] iPAL1559 Palm of Xavier 2001-09-01 (Sat)

●追加情報アリ

 「iPAL1551 死後の奇跡」「iPAL1558 ザビエルさんの奇跡」と、無宗教者にも関わらず、なぜかキリスト教の「聖人」の話で盛り上がった機長だが、これに関するコメントがいくつか寄せられた。
 
 iPAL-BBSに書き込んでくれたguriさんによると…
 
>たしか、ザビエルの遺体で聖遺物として残されているのは右手です。
>腐らなかったというのはミイラ化していたということですね。
>ザビエルは貴族の出でしたのでお城持ちだったんです。
>パリ大学でイグナチオ・ロヨラと出会い、後にイエズス会を設立することになります。


 …ということだ。どうやら残っているのは「右手」だけらしい。全身じゃなくて残念!…うん?
ちなみに、文中に登場するロヨラさんはこの人。



■イグナチオとイエズス会(上智の精神)

ザビエル「俺、髪形変えようと思ってるんだ」
ロヨラ「スキン?」
ザビエル「いや!お前と一緒じゃ芸がないし、俺は真ん中だけスキンで行く」
ロヨラ「真ん中だけスキン?…それって、中途半端じゃない?」


 …なんて会話は当時、絶対になかったと思うが、「貴族の出」でザビエル城生まれのザビエルと同様に、ロヨラ城生まれのお坊ちゃまで12人兄弟の末っ子だったというロヨラさんは、「若いころは平気で罪を犯した。バクチ、女、決闘が好きで、生活は乱れていた」という。ま、多少は髪形の話でザビエルさんと盛り上がったという可能性も否定できない。そんな彼が戦争での負傷をきっかけに宗教の道に入ったのは30歳を過ぎてからのことだったという。つまり、それまでは、少なくともロヨラさんはお坊ちゃまの末っ子として、ずいぶん遊びまくっていた可能性が高い。そんなロヨラさんとザビエルさんの二人が作ったイエズス会から、のちに日本の上智大学が生まれたというのはなんだか皮肉な感じもする。
 
 さて、一方のザビエルさんについては、「iPAL1558 ザビエルさんの奇跡」でメールをくれた角健太郎さんから追伸が届いている。
 
>ザビエルさんですが、今でも腐っていませんが、
>ただし今は水分が抜けてミイラ状態です。残念。


 そして、「右手」だけが残っているということを教えてくれる、こんな記事を紹介してくれている。

■聖フランシスコ・ザビエルはテニスの名手だった?(スポーツナビ/テニスの文化史)

 そして、驚くべきことに、この記事によると、宗教の道に入る前は「ペロタ」という現在のテニスの原形のようなスポーツが得意で、その腕は彼の右に出るものはなかったという。しかも、「ペロタ」は現在のテニスとは違い、ラケットを使わないスポーツだったために、現在もミイラとして保存されている彼の右手は、「著しく変形していることが1947年になって判明」したが、「その理由は「ペロタ」に熱中したからだ、という判定が下され」たという。

 ← ザビエルさんを熱狂させたペロタ
 
 驚くべきことにパリ大学時代のザビエルさんは、「iPAL1558 ザビエルさんの奇跡」で機長が書いたように「仲間とスノボ合宿に行く」ということはしなかったようだが、「ペロタ合宿」ぐらいなら楽勝で行っていたかもしれない、というのだ!そんなザビエルさんも、その後、ロヨラさんと出会ってからは回心して、あれほど大好きだった「ペロタ」を断ったという。逆に言えば、そもそも大学時代の二人はまだ出会ってなかった可能性が高い。そういう意味じゃ、「俺、髪形変えようと思ってるんだ」なんて台詞は出るはずもなかった。
 
 さて、そんな若い頃の「ペロタ」三昧のせいで変形していたという、ザビエルさんの「右手」のミイラが現在、置いてある場所についても、角さんがメールで教えてくれている。
 
>お、この教会にザビエルが!

■ジェズ教会(ローマの休日)



 上の画像の祭壇に、ザビエルさんの右手のミイラが眠っているらしい。なお、上記ページによると、この右手はなんと「ザビエル来日400年の1949年と来日450年の1999年には再来日?して」いるそうだ。知らなかった〜!次に来日するのは来日500年の2049年まで待たなければならないらしい。
 
 ところで機長は、ザビエルさんの来日450年のことなんか、今日の今日まで知らなかったのだが、ちょっとGoogleってみたら、実はこんなページもあることがわかった。
 
■ザビエル上陸450周年記念 ホームページ(ザビエル上陸顕彰会)

 このページで感動したのはザビエルさんの名前の綴りだ。「St. Francis Xavier」と書くらしい。そして同サイトの年表とも言うべきページに下記のような記述を発見した。
 
■1999年10月8日 ザビエル聖腕(右腕)来鹿(ザビエル上陸450周年記念 ホームページ)

 「来鹿」とはもちろん「ザビエルさんの右腕に鹿が来たよ」の意味ではなく「ザビエルさんの右腕が鹿児島に来たよ」ってな意味だ。
 
 さて、ザビエルさんの青春の1ページを探り、その右腕が最近、久しぶりの来日を果たしていたことを書いて、さすがにこのお話も終わりに近づいた、と思うでしょ?
 
 …ところが、まだまだ話は終わらない。この話をメールで知らせてくれたのは、読者の常塚さん。今度はザビエルさんの、というよりも、このお話の発端になった「聖人」の話だ。
 
 皆さんは「守護聖人」という言葉を知っているだろうか?正直言って、機長は初耳だったのだが、英語で「Patron Saint」と書く、この「守護聖人」について、常塚さんが面白い話を教えてくれた。
 
>さて、「iPAL1558 ザビエルさんの奇跡」「iPAL1551 死後の奇跡」
「キリスト教の聖人」について触れておられるのを拝見し、興味を持って
>調べてみましたところ、以下のような記事を見つけました。


■Internet to Get Patron Saint (ABCNEWS.com)

 ま、上の記事は英文なので、解説はこれから出てくる常塚さんのメールに任せるとして、そもそも「守護聖人」(Patron Saint)って何だよ?っと機長などは思うのだが、これについては、こんなページで解説を見つけた。
 
■第217回 守護聖人(それだけは聞かんとってくれ)

 このコラムによると、「聖人のなかに守護聖人という分類があるらしい。これは我が国でいう、恵比須は大漁の守り神、菅公は学問の神様、というやつに近い概念なのかもしれない。だが日本のそれと違うところは、たとえば天神さんなら学問成就を願うあまねくすべての者がその加護ないしは御利益にあずかる可能性を持っているのだが、守護聖人の場合そうではなく特定の職業にのみ付く」ということらしい。だいたいわかってもらえただろうか?
 
 さらに調べてみると、こんな表も見つかった。
 
■守護聖人(くろはたデータ蓄積処)

 守護聖人の対応表みたいなものだ。これを見ると守護聖人は、職業のみならず土地(例:アイルランド)や、病気(例:ペスト)、動物(例:馬)、建物(例:洗礼堂)、一族(例:メディチ家)…などにも存在するらしい。

 …と、「守護聖人」の概念が理解できたところで、さきほどの常塚さんのメールに戻ろう。

>この記事によると、バチカン(カトリックの総本山です)は、
「セビリアの聖イシドールス」という6世紀の聖人を
「インターネット利用者及びプログラマー」の守護聖人として
>認める方針である、ということです。
>この聖人は世界で最初の百科事典の編集者であり、
>この「データベース」の編纂という仕事が今日のインターネットにも
>つながるものであるとして守護聖人になることになったということです。
>なお、この記事によるとインターネットの守護聖人としてはほかに
「サン・ペドロ・レガラード」という15世紀の聖人を推す声もある
>とのことで、彼を推薦する人によれば彼は「同時に二個所に出現する」
>という奇跡を起こしたことがあるとされ、また彼は航海者(ナビゲーター)
>としても知られていたため「ネットサーフィン」の守護聖人として
>ふさわしい、とのこと。

>今のところまだ正式な決定は出ていないようですが、「インターネット」と「守護
>聖人」という組み合わせは、なかなか興味深い感じがします。


 …ということだ。あはは。…と笑ってしまうと怒られてしまうかもしれないが、バチカンでは新しい職業や概念が生まれるたびに、その守護聖人を議論の末に決定しているらしい。う〜ん、楽しすぎるぞ、バチカン市国!
 
 では、我らがインターネットの守護聖人前述のabc NEWS.comの記事では「Saint Dot-Com」と呼んでいる)となりそうな「セビリアの聖イシドールス」さんとはどんな方なのか?というと、ちゃんと画像が残っていた。こんな人、というか聖人だ!
 


■インターネットの守護聖人イシドルス(@nifty/聖書フォーラム)

 さて、常塚さんは、インターネットの守護聖人の話が終わったところで、最後に「守護聖人」の新作について紹介している。

>また、守護聖人については以下のようなページもありました。

■Patron Saint Index (Catholic Community forum)

 上記のサイトが以下の記述の出典になっているらしい。全2841という気の遠くなるような守護聖人について紹介しているこのサイトは必見かもしれないが、ちょっとすべてに目を通すのは気が引ける。だもんで、常塚さんのメールを先に進める。

>たとえば、「日本」の守護聖人は聖フランシスコ・ザビエルであるとか、
「テレビ」の守護聖人は大天使ガブリエル、「ガソリンスタンドの店員」
>守護聖人は聖エリギウスなどと、大変こまごましたものにまで「守護聖人」は
>いらっしゃるようです。
「Palmユーザーの守護聖人」は、まだ決まっていないようですが、
「Pilots」の守護聖人は「聖ジュセッペ・ダ・コペルティーノ」だそうです。
>この聖人は「お祈りの最中に体が宙に浮く」という奇跡が起こったそうで、
「宇宙飛行士」の守護聖人にもなっています。

 なるほど。こうして見ていくと、守護聖人決定会議というのは、きっと荘厳な会議なのだと信じるが、機長のような無宗教者が見ると、ある種、「笑点の大喜利」のようなものに見えてしまうケースがあるかもしれない。とっても罰当たりなことだが…。
 
 ところで、常塚さんが出典としたページ「Patron Saint Index」には、ザビエルさんのページももちろんある。ここには我々の知らないザビエルさんの肖像画があった。

■Francis Xabier(Patron Saint Index)
 


 かなりカッコいいぞ、ザビエルさん!そして、彼が守護しているモノ(Patronage)のリストには、「日本」を始め、彼が歴訪した各国や、「宣教師」、「教区」、「布教」、「伝染病」…など、彼の人生を物語るような名詞や固有名詞が並んでいる。
 
 ところで、ここで少し話を戻したいと思う。「日本」の守護聖人はザビエルさんだという話はすでに書いた通りだが、これも前述の通り、日本人にも聖人になった人間がいる。しかも26人も!歴史の教科書などにも出ていた、いわゆる「26聖人」だ。彼らについてはこんなページがある。
 
■日本の教会と26聖人(日本26聖人)

 ここには、「聖パウロ三木」や「聖ヨアキム榊原」「聖パウロ鈴木」などの26聖人の名前やプロフィールなどまで出ている。これによると、全員が日本人ではないことがわかる。20人が日本人で残りの6人は外国籍だ。
 
 この26人については前述の「Patron Saint Index」にも特集ページがある。
 
■Nagasaki Martyrs(Patron Saint Index)

 「長崎の殉教者」と名付けられたこのページを見ると、彼ら26聖人のすべてが守護聖人の役割を行っているわけではないことがわかる。このページで発見したところだと、スペイン出身のPETER BAPTIST(聖ペトロ・バプチスタ)さんが、「日本」や「Peterという名前の人」の守護聖人、インド出身のGUNDISALVUS GARCIA(聖ゴンザロ・ガルシア)さんが「インドのボンベイ」の守護聖人、大阪出身のJOACHIM SACCACHIBARA(聖ヨアキム榊原)さんが「Joachim(ヨアキム)という名前の人」の守護聖人を、それぞれ勤めている。それにしても「SACCACHIBARA」が「榊原」とは…。というわけで、26聖人の中で守護聖人を担当しているのは榊原さんただ一人であることがわかった。
 
 なお、「日本」という国を守護聖人として守護してくれている人については逆検索をかけたところ、以下の三人であることがわかった。
●Francis Xavier
●Our Lady of Japan
●Peter Baptist

 一番上はご存知ザビエルさん、一番下は26聖人の一人である聖ペトロ・バプチスタさん。では真ん中の人は誰なのか?というと、この人だった!
 
■BLESSED VIRGIN MARY(Patron Saint Index)
 
 この人の守護聖人リストを見ると、世界中の国々を守護してくれていることがわかる。さすが、Virgin Mary!
 
 さらに、さらに、「Patron Saint Index」はとても面白いデータが溢れている。「Japan」で検索をかけると、たくさんの日本人や日本関係者が見つかった。26聖人はもとより、ザビエルさん、そして歴史の教科書でおなじみの天正の少年使節の面々、さらには日本の歴史では有名ではないがキリスト教の世界ではその価値を認められた人々、など。ほとんどが戦国時代〜江戸時代なのだが、中には、20世紀の日本人も見つかった。
 
■Kitahara Elisabeth Maria Satoko

 誰なんだろう?
 
 …と、謎を残しながらも、面白いから、という理由だけで、あまりにもキリスト教一色になってしまったiPAL-NEXTだが、こんなことだと違う趣味の人のためのホームページだと勘違いされてしまいそうなので、次回からはまた通常通りのPalmOSユーザーのためのページとして再開する。

【追加情報】

 その後、機長が「謎」と書いた「Kitahara Elisabeth Maria Satoko」さんについては、kitさんよりiPAL-BBSに書き込みがあった。下記のページを参照。

■感動のアンビリバボー〜蟻の街のマリア(奇跡体験!アンビリバボー)

 なるほど。そーゆー人だったんだ〜!Googleにたくさんの関連ページが出ていた。とくに出版物が多く出ているらしい。

「北原怜子」をキーワードに検索した結果(Google)



 いちおう、

iPAL-LONG COLUMNSに、このコラムの総集編をつけた。つまり、「iPAL1551 死後の奇跡」「 iPAL1558 ザビエルさんの奇跡」「iPAL1559 Palm of Xavier」を合せたものだ。別に新作ではない。


[1390] iPAL1558 ザビエルさんの奇跡 2001-08-31 (Fri)

 「iPAL1551 死後の奇跡」で紹介した話、つまり、キリスト教で「聖人」と呼ばれるためには、いくつかの条件が必要で、その条件の中には「死後の奇跡」までが含まれている、という話だった。これに関連して、技術評論社「まるごとPalm!」シリーズの編集者でもある角健太郎さんからメールを貰った。はっきり言ってPalmとはちっとも関係のないテーマだが、面白いので紹介する。

[iPAL1551 死後の奇跡]について

>聖人のなかに、じつはフランシスコ=ザビエルが入っています。
>日本人なら誰でも知っている、あのザビエルです。
>#機長さんがリンクしたページのその3にも載っています。

>どんな[死後の奇跡]を起こしたかというと、
>なんと「死体が腐らなかった」のです。
>中国で死んだ後に故郷(スペインだったかな)まで
>3ヶ月くらいかけて運ばれたのですが、故郷で棺桶を開けてみたところ、
>まだ死体が腐っていなかった。
>「これは奇跡だ」ということで、すんなり聖人になったそうです。
>いまでも故郷の協会で、腐っていないザビエルさんが祭られているはずです。

>−−この情報は、芸術新潮のザビエル特集で知りました。

>以上です。Palmにはぜんぜん関係の無いネタですいません。


 いやいや、とっても興味深い話をありがとう!前回も書いたが、機長は宗教系の人ではないので、とくに信心深い気持ちになったりはしないのだが、あの「ザビエル」がいまだに腐らないままに保存されているのなら、是非死ぬまでに一度訪ねてみたいものだと思う。髪形は本当にあの通りだったのか?顔はあの肖像画に似ているのか?…など確認したいことは多い。

 そして、角さんが指摘しているように確かに、先日紹介したリンクページには「聖フランシスコ・ザビエル司祭」の記述がある。それによるとザビエルさんはパリ大学の出身者だったらしい。これにまず驚いた。そうか、ザビエルさんにも大学時代があったのか?!今の大学生のキャンパスライフとはまったく違っていただろうことは承知の上だが、ザビエルさんの大学生活を想像するとちょっとワクワクする。サークルはどこに入ってて、合コンとかしたりしたんだろうか?…とか。だから、今の大学生のキャンパスライフとは全然違うってぐらいは知ってるつもりだよ。でも、面白いじゃん?ザビエルさんが仲間とスノボ合宿に行く姿を想像したりすると…。ちなみに、彼が生まれた場所は「ザビエル城」!すげー!自宅が自分の名前がついてるお城ってことは、すげー「お坊ちゃん」じゃん!てことはさ、…と、慶応の三田キャンパスを学食方向に向かって歩く学生時代のザビエルさんを想像中。

 
 ↑ ザビエルさんとパリ大学のキャンパス
 
 ちなみに、歴代聖人の中には日本にゆかりの深いザビエルさんだけじゃなく、日本人も混じっている。しかも26人も!
 


[1389] iPAL1557 木曜日のミステリー 2001-08-31 (Fri)

 元記事である「FCC withdraws approval for handhelds」(CNET)をもとに、昨日、「iPAL1554 水曜日のミステリー」というコラムを書いた。その中で紹介した「機長訳」の結論は「FCCの担当者から正確な証言が得られなかった」、つまり原因は不明!というものだったが、昨日CNET/JapanZDNet/Japanに出た日本語訳を見ると、論旨そのものが違っている。そのあまりの違いっぷりに機長は驚いた!いくら英語能力に自信のない機長でもそこまで間違えるだろうか?

 下記の2つが、その問題の日本語記事だ。

■FCC,PalmとHandspringの要請で新PDAの認可を取り消し(ZDNet/Japan)
■パームとハンドスプリング、新製品をもう一度秘密に(CNET/Japan)

 たとえば前者の記事の冒頭はこんな一文で始まっており、ほぼそれがその記事の論旨になっている。

「FCCはPalmとHandspringの新製品に対する認可を取り消した。両社から,「製品発表が近づくまで認可を遅らせてほしい」という要求があったためだ」

 機長の書いた「iPAL1554 水曜日のミステリー」と全然違う!記事の文章の中にはよく似た文章も多いの、文章の各部がかなり明確な違いを示している。いくら「英語力に自信がない」機長でも、この翻訳は酷すぎる!この通りなのだとしたら、翻訳なんて言う以前に、前回の翻訳は「誤訳」ということになる。

 でも、これらすべての元記事を改めて読みなおしてみて、だんだんと原因がわかってきた。
 
■FCC pulls OK for handhelds(CNET)
 
 そう!実は、この英文の元記事は、記事タイトルまでが昨日のそれとは変わってしまっている。昨日までその記事は「FCC withdraws approval for handhelds」(FCCはハンドヘルド製品の認可を取り下げた)というタイトルだったのに、さっき開いてみると上記のように「FCC pulls OK for handhelds」(FCCはハンドヘルド製品のための認可を撤回した)と変わっている。さらに、記事の冒頭に「update」の赤文字が踊っている。

 つまり、機長の日本語訳にも問題があったかもしれないが、それ以前に、CNETの記事は日本語訳される直前に、記事そのものが変更されていたのだ!…ほっ。
 
 では、これで一件落着か?と言うと、そうとも言えない。この記事通り、つまり、月曜日に認可を貰ったPalm社と、火曜日に認可を貰ったHandspring社が、なぜか偶然にも、両社ともに「情報が公開されることを避けるために、認可を遅らせるという条項への記入を忘れた」というのだ。もしもその通りなら、両社は揃いも揃ってオマヌケな会社だと言える。でも、本当にそうなんだろうか?Palm社とHandspring社が同時に同じミスをするというのが、どうにも信じがたいが、かと言って、それ以外の理由を考えづらい機長だ。ミステリーはまだまだ続く。…はず。

 


[1388] iPAL1556 自分のため!家族のため! 2001-08-31 (Fri)

 「iPAL1549 牛の涙。」を書いた8月29日よりも状況は悪化しているのか?さきほど、asahi.comを開いたら、考えられうる限りの悲観的なコメントが並んでいる。

■NYダウ、1万ドル割れ ナスダックも1800割る(asahi.com)

 …4日連続の下落で「ダウ工業株平均は取引途中では4月12日以来、約4カ月半ぶりに1万ドルの大台を割り込んだ」そうだ。
 
■東証株価下落止まらず TOPIXが一時1100寸前(asahi.com)

…アメリカの影響を受けて、「市場全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は一時、99年3月以来となる1100割れ目前の1102まで下落」した。

■止まらぬ株安「9月危機」起きたら… Q&A(asahi.com)

 …たぶん嘆いている暇などない。みんなで頑張ろう!

■金融庁の試算が売り招く 東証株価急落〜「処理遅い」と市場失望(asahi.com)

 …昨日の急変の原因を解説している。

■「あゆ」のアルバム延期で業績予想下げる エイベックス(asahi.com)

 音楽業界大手のエイベックス社は「今年9月の中間連結決算の業績予想を下方修正」したのだが、その原因は「同社所属の人気アーティスト、浜崎あゆみさんが9月に予定していたアルバムの発売を来年1月1日に変更した影響」だという。ま、これは不況とは直接関係ないニュース。

 あゆも頑張れ!でも、我々はもっと頑張ろう!自分ため、家族のため!


[1387] iPAL1555 必読警報01/08/30 2001-08-30 (Thu)

【必読警報】

■鱧しゃぶとは....(PalmStyle@FutureBits.Net)2001.8.30

 この文章の作者はこの人だ。革を縫っても、文を編んでも鮮やかな職人の香りがする。

■脱・思考停止。(うりだい!)2001.8.30

 …サイトデビューは遅い。実際、つい最近(7月頃)デビューしたばかりなのだが、この人のコラムには常習性がある。か弱い蝶のようにフラフラと舞いながら、知らない間に鱗粉を肩にまかれている。この人らしい独自の作風が心地よい。

■池田信夫のドット・コミュニズム〜第9回 リメンバー・パールハーバー…地上波デジタル放送に突っ込む「日本的意思決定」(HotWIRED)

 …この記事は、ERROR on Palm(「EonP604 地上波デジタルは自殺行為」2001.8.30)で見つけた。まだまだいろんな無駄があるらしい。

   


[1386] iPAL1554 水曜日のミステリー 2001-08-30 (Thu)

■FCC withdraws approval for handhelds(CNET)

 月曜日(8/27)Palm社「i705」というワイヤレス端末について、火曜日(8/28)Handspring社「Treo k180」「Treo g180」という2つのワイヤレス端末について、それぞれFCC(The Federal Communications Commission)から認可を得たというニュースだけでも、かなりショッキングなものだったが、今度のニュースは、さらに輪をかけてショッキングなニュースかもしれない。水曜日(8/29)になって「FCCはこの2社からのハンドヘルド製品の認可を取り下げた」というのだ。

  

【機長訳】

 事態が法律的な問題に絡んでいることと、証言者であるFCC研究所の電子機器部門の責任者・Richard Fabinaなる人物が、詳細になると途端に口を閉ざしてしまうために、機長には詳細はよくわからないが、とにかく彼はCNETに対して以下のように語ったという。


 
「2社からの認可申請は現在、未決リストに載っています」
「認可が取り消される条件は、通常、FCCもしくは企業自身が問題点を発見した場合と、書類に不備があった場合です」
「認可された物件だけが公開され、非認可物件は公開されません」


 …上記のコメントは明らかに矛盾している。そしてFabina自身もそれを「非常にまれなケース」と表現している。実際、この2社からの認可はほぼ同時に、2つのプレスリリースが出た直後に取り消されている。
 
「認可を貰ったどちらかの企業が問題点を発見して、その結果、認可が取り消された可能性はある。もしも問題点が小さなものであれば数日中には改めて認可されるでしょう」とFabinaは語っている。だが、問題点を発見したのがFCCなのか2社のうちのどちらか、あるいは両社なのかについては教えてくれなかった。

 なお、この問題についてPalm社の代理人はコメントを拒否(declined to comment)し、Handspring社の代理人はまだコメント出来る状態にはないと語った(was not immediately available to comment)という。

 
【機長の感想】

 う〜ん、CNETは「FCCの担当者から正確な証言が得られなかった」と書きながらも、記事を読むと、その真相をかなり予想している。が、だからどう?という問題でもない。結局は2件とも一時的とは言え、認可が取り消されているのだから。あとは、発見されたという問題点がマイナーなものであることを祈るだけだ。


 ま、あまりもめごとは好きじゃないが、こうして話題になることは悪いことじゃない。
 
  


[1385] iPAL1553 検索サイトの過渡期 2001-08-30 (Thu)

 かつては、他の検索システムを使っていた機長だが、最近ではまずはGoogleで探してみて、それでも見つからなかった稀なケースを除いては、やっぱりGoogle一本槍な検索ライフを送っている。インターネット上での作業の半分近くが検索という作業なしにはありえないことからも、ここ1年ほどでこれほどの進化を遂げたGoogleという検索サイトの意味は大きい。
 
 さて、そんなGoogleのマネをしたサイトの話がCNETに出ている。
 
■商業主義に染まらない検索サービス(上) (CNET)

 この記事は最初、成功したGoogleのスタイルをそっくりそのまま真似た2つの検索サイトについて言及することから始まる。
 
■Theoma Serch(Theoma Technologies)


■WISEnut(WISEnut Inc.)


 これらのサイトは「いくつかの点で、臆面もなくグーグルのやり方をまねている」という文章さえ出てくるが、この記事の本旨はそんなことではない。Googleやそのソックリさんサイトが登場している理由を、「インターネット検索に変化が生じた時期にあたる。広告支出が減少するなか、多くの大手検索サービスは、検索結果を強化し、売上を改善するために料金に応じた掲載モデルを選んだ。企業が支払った料金に応じて検索結果リストの上位に掲載するという方法は、ゴートゥー・コムが流行らせたものだ。」そして、「検索エンジンが商業色を強めるなか、グーグルはシンプルなスタイルと比較的商業主義を排した結果を表示することで、競合企業と一線を画してきた。グーグルは、検索結果の最初のページに表示される広告リンクを販売しているが、これは実際の検索結果とは無関係だ」ったからGoogle時代が来たのだと説明している。そうした背景の証拠として「料金制モデルが広く受け入れられていることは、米マイクロソフトの『MSN』と米AOLタイムワーナーの『Netscape』が、料金制の掲載サービスから検索技術のライセンスを受けていること」などをあげている。
 
 ちなみに、商業色を廃したGoogleとその柳の下のドジョウたちの結果をちょっとだけ見てみよう。検索キーワードはズバリ「Palm」だ。
 
「Google」で「Palm」をキーワードに検索した結果

 …第1位に「Palm,Inc.内のProductページ」が来た。これはかなりリアルだ。以下、2位に「Palm,Inc.」、3位に「PalmGear.com」、8位には日本の「パームコンピューティング社」が来ている。これらもなんかリアル!

「Theoma Serch」で「Palm」をキーワードに検索した結果

 …驚くべきことに第1位に「Handspring社」が来ている。そして3位には「MemoWare」が!正直、サンプル数の少なさを実感させられるデータだ。

「WISEnut」で「Palm」をキーワードに検索した結果

 …第1位の「Palm,Inc.」は無難なところだが、Googleの「Productページ」に比べるとやや貧弱だし、第2位の「PalmOS.com」や第3位の「ZDNet Palm Downloads」などもリアルと呼ぶにはちょっと疑問符が残る。現状ではやはりサンプル数の少なさが決定的かも。

 以下、CNET記事で商業的な結果が加わっているとイチャモンをつけられた検索サイトなどを見ると…

「msn search」で「Palm」をキーワードに検索した結果…別枠になりながらもランキング結果を示すような第1位〜第3位という数字がついている「FEATURED SITES」はもちろん、もっといかがわしい「Top 10 Most Popular Sites for "Palm"」を除いても、標準の検索結果と思われる「WEB DIRECTORY SITES」でさえ、なぜか商業系のサイト名称ばかりが並ぶ。そんな中でもっともあくどいなと思われるのが下記のページ!
  ●Compare Personal Digital Assistants(msn)
ランキング第3位を示すような表示がつきながら、自社の商品購入サイトであり、しかも、そこにはPalmOSデバイスと言えば「m105」だけで、あとはPocketPCの互換機ばかりが並んでいる。このページが「Palm」という検索後にふわわしいページであるとはとても思えない。さらにこのmsnのベスト10もどきには、「ヤシの木」(Palm)に関するページがいくつか混じっているのだが、まさかここまで意図的なのか?と思いたくなるほどのかなり無茶苦茶なランキングだ。とにかく、並んでいるサイトの順番があまりにも普通じゃない。



「Netscape search」で「Palm」をキーワードに検索した結果…ここはmsn searchほどの悪意はないが、検索結果がまったくと言っていいほど役に立たない!まずは「Partner Search Results」というスポンサー系サイトの結果が出て、続いて「Netscape Recommends」という自社の商売ページが出て、続いて登場する16479件もの「Reviewed Web Sites」があまりにもアトランダムな「Palm」関連なんで、まったく役に立たない。これは酷い!…と思ったら、検索ページの最後に「Googleで調べましょう!」みたいなリンクまでついてる。ま、実用性以前の検索ページだ。


 こーゆーのを見ると、Googleが検索サイト界でいきなりトップに出てきた理由もわかる。それにしても、実用性ゼロのくせに自社の商売サイトの宣伝だけはする「Netscape search」は問題外としても、「Palm」の検索結果の3番目で「PocketPC」を売り込もうとする「msn search」は酷いな。ま、ビジネスと言えばビジネスなんだが…。

 やっぱり当分はGoogleかな、と思う機長だ。

 


[1384] iPAL1552 Palm社の新しい顔触れ 2001-08-30 (Thu)

■David Nagel氏は,Palm OS部門トップにうってつけ。でも……(ZDNN)

 …正直、この記事はPalm社Apple社と比べたいために、かなり無茶な論調も見受けられるのだが、ところどころで面白い分析も見られる。「PalmはAppleのように,成長したら何になりたいのかを,なかなか決められずにいる会社だ」というコメントも、正しくはないが、本質の一部をついているように思える。現実には同社は成長後の姿を複数イメージしているが、それらがまだどれも確信にまで到っているようには見えないし、実際、順調には進んでいない。まだまだこれからだ。

■Apple出身者でいっぱいのPalm社OS開発部門(MacWIRE)

 …これは今に始まったことじゃなく、Donna Dubinsky(元Apple社員)が同社の前身にあたる会社(Palm Computing社)の采配を握っていた頃からPalm社の人間にはApple出身者が多く、そのことは時には尊敬語として、また時には諧謔的なニュアンスを込めて語られてきたことだ。

 だが、前述の記事にも通じることだが、Apple社にいたから素晴らしいとも、ダメだとも言えない。それはApple社の現CEOのかつての行動と現在の行動を比べるだけでもわかる。つまり、人間は成長する。当然、林檎だって成長する。たまには腐る場合もあるが…。

 


[1383] iPAL1551 死後の奇跡 2001-08-30 (Thu)

■マザー・テレサ、死後の奇跡が報告される(ロイター)

 マザー・テレサって人が生前、とっても頑張った方で、とっても立派な方だったということはしばしば聞く。だが、そんな彼女でも「聖人として認められるには、死後に、少なくとも1件の奇跡が起きたことが証明されなければならない」という。これは厳しい条件だ。

 そんな厳しい条件(たぶん「死後の奇跡」以外にも条件は多いんだろうネ)を乗り越えて「聖人」になった人が、これまでどれぐらいいるんだろう?と思ったら、かなりいた!

■聖人INDEX(その1)(その2)(その3)(カトリック百合ヶ丘教会ホームページ)

 この人数が、多いんだか、少ないんだかはよくわからないが、こんなにもいたことに驚く。あ、別に機長は宗教系の人ではないので、だからどう、ってことじゃなく、「聖人」になるのに比べたら「名球会」に入ったり「国民栄誉賞」を貰ったりするのは結構簡単なことなのかもしれない。どっちがいいとか悪いとか、そんなレベルじゃなく、ネ。だって、「奇跡」だよ、「奇跡」!

 ただ、思うのは、「聖人」になるための条件に「死後の奇跡」を加えたのって、なかなか粋な計らいなのかもしれない。その人のことを「聖人」に加えたい人たちは「死後の奇跡」を求めて、いつまでもいつまでもその人のことを忘れないだろう。ま、時には罪なことも起こるかもしれないが…。

 ちなみに、「聖人」のことをもうちょっと調べてみようと思ったら、こんな「聖人」も見つかった。


[1382] iPAL1550 ふたつのOSとインターネットという武器 2001-08-29 (Wed)

 最近、Palmの世界でもPalmOS以外のOSの話がチラホラと聞かれるようになってきた。そんなOSの代表格である「BeOS」「Linux」について、ちょうど手頃なガイドがある。あくまで、機長のような初心者向けだけどね。概要はわかる。
 
■ハマダのCLIEな日々〜#11 話題の「BeOS」について語る(ZDNet/PalmOS)

■リナックス誕生10周年:その誕生の経緯とオープンソースの未来(上下)(HotWIRED)

 前者の記事では「BeOS」が素晴らしいOSであるにも関わらず普及しなかった理由のひとつとして、後者の記事では「Linux」がボランティアだけでWindowsにも匹敵するようなOSに成長できた理由として描かれている「インターネットの価値」については、つくづくその通りだな〜と思う。「インターネット」最大の功績のひとつは、こうしたインターネットという武器を持つことで「熱狂」が「距離のハンディキャップ」や「コスト」を著しく削減して、大企業にも伍した戦いが、一時的とは言え実現できることにあると言えるかもしれない。
 
 さらに、そんな流れの中、Microsoft社のいわゆる「.NET(ドット・ネット)」計画のオープンソース化という動きまでが存在することに驚いた。

 

 Linuxと言えば、こんなニュースも!

■Sunの耳にLinux?(ZDNN)


[1381] iPAL1549 牛の涙。 2001-08-29 (Wed)

 日本のみならず、アメリカを中心に世界的規模で進行する不況の影響は、さまざまな形でPC系大企業にも影響を与えているが、かねてより噂されてきたこととは言え、かなり大きなニュースが飛び込んできた。

■Gateway,日本市場からの撤退を決断(ZDNet/Business&Money)

■日本ゲートウェイ,営業停止(ZDNN)

 ま、上記2つの記事にはタイトル通りの内容が書かれている。詳しくは日本ゲートウェイのサイトを見てもらうしかないが、残念ながらこのページには、あまり情報は載っていない。



 ところで、Gateway社のような大企業は、今回のように事業の一部から撤退することで、ピンチを切り抜けることも出来る場合もあるのだが、そこまで大きくない、事業=企業レベルの会社にとっては、それだけの方策で昨今のピンチを切り抜けることなどは出来ないようだ。だが、そんなピンチをチャンスと考える人間がいるというは面白い。

■今度は「株式非公開」を目指すドットコム企業(上)(HotWIRED)
■今度は「株式非公開」を目指すドットコム企業(下)(HotWIRED)

 「株式公開した後で株価がガムよりも安くなってしまった企業に関して、専門家たちはさらに非公開化がすすむだろうと予測している」というお話。もうちょっと丁寧な言い方をすれば、「ハイテク業界では、ほとんどの大企業も、落ち込みを続ける売上と急落する株価にあえいで」おり、彼らには「選択肢は2つしか残されていない。会社を閉鎖するか、事業に関して理解している集団、つまり現在の経営陣に売り渡すかだ」ということだ。

頑張れ、世界のドットコム! 

  

 そういえば、今日は不況関連のネタが多かった。

■米ほぼゼロ成長に 4−6月期GDP0.2%成長(asahi.com)
 …「米国の実質GDPは97年から4年連続で4%台の成長率を達成した。しかし、昨年7〜9月期に1.3%に落ち込んで以降、明確な回復の兆しはみえない。「IT(情報技術)バブル崩壊」の影響の大きさを示している」

■平均株価、1万1000円割れ寸前=バブル後最安値を更新−東京株式(時事通信)
 …「買い材料も乏しく、底割れ不安を抱えたまま神経質な相場展開が続くとみる市場関係者が多い」

■7月の完全失業率、失業率5.0%で過去最悪水準を更新(TechnobahnFinancial)
 …「現行方式による失業者数調査が始まった1953年来最悪の数字」

  


[1380] iPAL1548 Handspring社の新製品「Treo k180」と「Treo g180」? 2001-08-29 (Wed)

●追加情報アリ ●追加情報2アリ ●追加情報3アリ

 「iPAL1546 i705のカウントダウン」で、この月曜にPalm社はFCC(米連邦通信委員会)から「i705」リリースの認可を得た、と書いたばかりだが、その翌日の火曜日には、同じFCCが、Handspring社にも、とある認可を出したことがわかった、そうだ。

■Handspring to launch two PDA-cell phones(CNET)

 「Handspring社は2つの携帯電話機能付きハンドヘルドデバイスを発表する」と題されたこのCNET記事には、以下のような内容が書いてある。

【機長訳】

Manhattan/Treo k180
 8月20日付けでFCCに提出された文章によると、2つのデバイスのうち、コードネーム「Manhattan」と名付けられた製品名「Treo k180」は、キーボードを内蔵し、RIM社のBlackBerryに似ているという。



Shea/Treo g180
 もうひとつの「Shea」というコードネームを持つ製品名「Treo g180」は、これまでのPalmOSの標準であるGraffiti入力をベースにしている。


 
 それぞれ、同社のブラウザ「Blazer」を使ってネットブラウジングをすることが出来、同社の「VisorPhone」のように電話機能を持っているらしい。また、再充電できるバッテリとUSBやシリアルケーブルを使ってPCとのHotSyncが可能になってる。
 
 どちらの機種も、ケースカバーを開けるとその裏側に、電話機におけるスピーカーが内蔵されており、本体底部にはマイクが内蔵されていて、ケースカバーを開いた状態での通話が想定されているらしい。
 
 Handspring社はこれらのデバイスについてノーコメントの姿勢を貫いているが、7月のカンファレンスで同社CEOのDonna Dubinskyは年内にワイヤレスデバイスをリリースすると発表している。また、この火曜日以前に同社は、VisorPhoneの特別キャンペーン【追加情報】を参照)を始めて、VisorPhoneの在庫処分も開始している。
 
 ところで、月曜〜火曜の2日間で、FCCはPalm社に「i705」の、Handspring社に「Treo k180」と「Treo g180」の認可をしたことになるが、電話機能を内蔵しているHandspring社製品に対して、Palm社の新製品には電話機能はついていないようだ。(つまり、データ通信のみの意味。これはすでに噂されている通り!)なお、電話機能を持っているHandspring社製品はGMSに対応している。


【機長の感想】

 …まだまだ詳細は不明だが、とうとう画像まで飛びだしてきたHandspring社のワイヤレス端末は、Palm社に先んじて、音声通話機能まで内蔵してきたようだ。おまけに、2タイプのうちのひとつはキーボード内蔵と来たもんだ!ご存知のように、この種の通信端末は、そのまま日本語化するって訳にもいかないので、我々がその利益を享受できるのはまだまだ先の話しになるが、こうしてPalm社、Handspring社という、PalmOSプラットフォーム陣営の長男と次男が次々とワイヤレス端末への先鞭をつけていくという、この現状には満足している。ま、まだ触った訳でもないので、なんとも言えないが…。




【追加情報】

 なお、PDA Japanによると、「Treo」2機種については、以下の記事がすでに出ている。

■Handspring Gets FCC Approval for Two Wireless Handhelds(PalmInfocenter.com)2001.8.28

 …詳細な解説と3枚の画像つき。

■Treo: Handspring's upcoming wireless PDA? (VisorCentral)2001.8.28

 …こちらは、かなり詳細な画像が10枚以上も出てる。現在(日本時間午後4時半)はとても重くてなかなか開けない。ここの画像でフリップカバーの中央部が透明な窓になっていること、ジョグ的なボタンがついていることなどがわかった。(参照→●追加情報アリ

 さらに、「VisorPhoneの特別キャンペーン」については、下記に詳しく解説されており、Visorを購入するとVisorPhoneが無料でついてくるらしい。(たぶん米国のみ)

■ハンドスプリング、『VisorPhone』を無料提供 (CNET/Japan)2001.8.28

   

【追加情報】2

 えんすぅ〜ぱぁむ!に、Treoシリーズ情報専用ページが登場。最新情報が入り次第、随時更新するらしい。期待!

■Visor Treoについて...(えんすぅ〜ぱぁむ!)



【追加情報】3

 その後、このコラム中で紹介したVisor Centralの記事から膨大な画像が消えた。説明を読むと、「We have removed the other pictures from this article at the request of Handspring.」と書いてある。うちのサイトにはとくに苦情もお願いもないが、武士の情け、このサイトでもこれら詳細画像は削除させてもらった。(お知らせ感謝!>trentさん
 
 この「the request of Handspring」が本当だとすると、「iPAL1557 木曜日のミステリー」で書いた、Palm社Handspring社の大チョンボ(オプションがない場合、公式発表されることを知らずに、FCCに認可申請をしてしまったこと!)は真実ってことになる。ちょっと信じがたい大ミスだが…。

 ところで、新たに書き直されたVisor Centralの記事「Updated: The Treo surfaces」にはこんな記述もある。
 
「トリオ(trio)と発音するTreoという名前から考えるに、私の個人的意見としては、Handspring社の中にTVシリーズ「Star Trek」に出てきた通信機器「Communicator」を意識した人間がいたと思われる」



 …機長もまったく同感!なお、「TVシリーズ「Star Trek」に出てきた通信機器「Communicator」」については、Palm Tea Roomのコラム「スタートレックと科学技術」(2001.7.17)などを参照のこと。
 
 


[1379] iPAL1547 PalmでLinux〜ついに正式版へ 2001-08-29 (Wed)

 Palm Cityの「Headline News from international sites」によると…

■Linux OS for Palm Hardware Available(PalmInfocenter.com)



 …というわけで、Empower Technologies がLinuxWorldExpoでLinux DA O/S v1.0を発表」。これは「以前アナウンスされたことのあるパームで走るLinuxの完成版」らしい。また「台湾のメーカー2社と契約を結んだため、Linux DAがプリインストールされた形で出荷されるハンドヘルドが登場することになるとも発表」されたそうだ。

 今すぐどう?ってことじゃなく、選択肢が増えることは悪いことじゃない。

 


[1378] iPAL1546 i705のカウントダウン 2001-08-29 (Wed)

●追加情報アリ

■Palm's next wireless device on the way(CNET)2001.8.28

■New wireless Palm to debut soon? (PDA Buzz)2001.8.28



 どうやら、噂のワイヤレスPalmOSデバイス「i705」に、この月曜、発売の認可が降りたらしい。これで、Palm社が放つ本格的ワイヤレス端末(常時接続できるアンテナを持ち、ユニバーサルスロットと、SDスロットを持つ!)の発売がまた一歩近づいた。

 同じPDABuzzには、8月24日に発売が噂されていた同社の新製品「m125」はどこに行っちゃったんだよ〜?という記事も出ている。

■Where oh where is the Palm m125?(PDA Buzz)2001.8.27



   

【追加情報】

 あ、そうそう、最初の記事で「i705」のことを「i750」と書いてしまった。反省。ところで、上記のCNET英文記事の日本語訳も出た。

■パームが発売を予定する『i705』 (CNET)

 なお、同記事には、さきの機長訳で機長が「この月曜に、発売の認可が降りたらしい」と訳した部分について、「27日(米国時間)に規制当局の認可を得た」と訳し、その既成当局とは「米連邦通信委員会(FCC)」であることが書いてある。また、「i705の外観は、シルバーを基調に角に丸みを持たせ、ハイエンドの『m500』よりはむしろローエンドの『m100』シリーズに似ている。4つのボタンはそれぞれアドレス帳、スケジュール帳、『マイパーム』ポータル、電子メールプログラム『MultiMail Deluxe』に対応している。 赤と緑のライトで電子メールの到着、ワイヤレス接続の状態を知らせる…なんて一文も出てる。

  ← 日本語記事には画像がなかったが、最新版の英文記事には画像も登場した。PDA Buzzのよりはちょっと大きめ!

 さらに、Palmfanによると、下記のサイトには豊富な画像が出てる。

■Palm i705 Approved by FCC (Updated)(PalmInfocenter.com)

 ZDNet/Japanにも翻訳記事が!

■FCC,新ワイヤレスPalmにゴーサイン(ZDNet)

 


[1375] iPAL1545 ハンドヘルドデバイスの広い未来、狭い未来 2001-08-29 (Wed)

 前回の記事「iPAL1544 不思議な記事」を書き終えたところで、WorP@holicでこんな記事を見つけた。
 
■インタビュー今週の人〜PDA普及のカギ握る動画機能やビジネスユース(Bit By Bitニュース)

 これはIDC Japanのリサーチアナリスト・大石美智子さんへのインタビューだが、なかなか鋭いし、とても興味深いデータを得られた。こちらは、あくまで日本のハンドヘルドデバイス市場に特化したインタビューだ!
 
 あまりにも素晴らしいと思ったので、いくつかコメントを引用し、感想を書かせてもらう。
 


【日本国内でのPDAの普及について】
「PCコンパニオン(キーボードつきPDA)については、昨年の市場規模で20万台強でした。パーソナル・コンパニオン(ペン入力のPDA)の方はクラシックPDAを含め約70万台で、全体として90万台強といったところ」
「昨年9月以降、パームOSとポケットPCタイプで日本語に対応したものがわりと低価格で出始め、消費者にとってかなり選択肢が広がりました。まだ普及したとまでは言えませんが、ようやく市場が立ち上がるのかなという兆しが見えてきたのではないか」


【機長の感想】
 IDC社では、「ハンドヘルドデバイス」のことを「スマートハンドヘルド・デバイス」と呼び、さらにキーボードつきのものを「PCコンパニオン」、キーボードのつかないペン入力タイプのものを「パーソナル・コンパニオン」と呼んでいる。これは、他社とはちょっと違った分類だが、このインタビューを理解するためにはかなり重要なキーワードになる。
 データについては、PalmOSデバイスなど、ペン入力タイプのものは昨年一年間でおよそ70万台近く売れていたことにまず驚く。
 それにしても「ようやく市場が立ち上がるのかなという兆しが見えてきた」という表現は、やや甘めながらもかなり適切な表現だと思う。


【今後どの程度普及していくか?】
「2005年の見通しとしてですが、(中略)パーソナル・コンパニオンの方は約70万台から約177万台に増えると予測しています」

【機長の感想】
 2005年で2000年の2倍強というペースは、少ないような、でも、昨今の不況やその他の要因もかんがみると、ちょっとリアルな感じもする。

 
【世界との比較】
(日本市場では)だいたい年率20%増という感じで見ています。ただ、世界市場と比較すると、それほどの伸びではありません。世界的には2000年実績で1150万台で、これが2005年に6100万台に増えると予測していますが、これは年40%増という伸び率を見込んだ数値です」
「日本の場合、モバイルデバイスの市場にはいろいろな製品があるんですね。メール用の端末とか簡易型のウェブ端末、それにモバイルフォン
(携帯電話)もあり、これは世界で一番伸びています。競合するモバイルデバイスというのがたくさんあるんですね。これに対し、海外にはそういうものが余りありません。そういう意味で、日本の場合、他国よりPDAが特に伸びる要因がいまのところ見られないというふうに考えています」

【機長の感想】
 ハンドヘルドデバイスへの需要は世界と日本とで全然違うというのはiPAL-NEXTでもたびたび書いてきたことだが、ここまで違うとは…。年率20%と40%の差は大きい。その理由が後半だ。至極当然な理由だが、「日本の場合、他国よりPDAが特に伸びる要因がいまのところ見られない」は潔い!

 
【日本での普及の要因について〜ハードウェア篇】
(重量については、)通信機能付きで500グラムを切る(中略)あたりがキーになってくると思います。1キログラムですと、ノートパソコンとの差別化ができなくなってしまいますから、私自身は500グラムというところにこだわっています」
(サイズについては、)欧米の人は手のひらが大きいですから、(中略)アジア地域では小型化、軽量化に対する要求度は高いですからね。しかも、日本の場合は携帯電話が普及していますから、さらにPDAとなると、そういうニーズはより強くなります」
(値段については、)ノートパソコンの中にも10万円を切るものが出始めています。ですから、PDAが5〜6万円しますと、どうせなら高機能のノートパソコンの方がいいということも出てくると思いますので、価格面で差別化することは難しくなってきているのではないでしょうか。ただ、その中でも昨年、2万円を切るPDAが登場し、かなり売れました。そのへんまで下がってくれば、価格が決め手になってくることもある」

【機長の感想】
 基本的にはすべて大賛成だ!ただし、大石さんは「値段」については、「費用に対してどの程度の利益が享受できるか」という点で、(当たり前のことではあるが)10万円でも売れるハンドヘルドデバイスは出てくるのでは?と語っている。

 
【日本での普及の要因について〜ソフトウェア篇】
「やはり、動画が期待されます」
「音楽についてはデータの量から言っても携帯電話でも可能ですから、余り差はつかないでしょう。でも、画質と音声の処理ということになると、PDAの方が携帯より機能的に上だと思っています」
「やはり、コンシューマー向けとなると、動画かなという感じですね。ただ、動画をPDAで見るという文化ができるかどうかということがあります」
(携帯電話にも次世代携帯電話には動画機能もあるが、画面が)小さいですね。トリミングという面でも3G(第3世代)の携帯電話ですぐに実現できるかというのは疑問です」
(「動画の面で携帯電話と差別化が図れればPDAの普及が期待できるか?」という質問に対して)それがキーだと思います」

【機長の感想】
 この分析がもっとも素晴らしい!コンシューマ対応だと「動画」は絶対に必要だし、携帯電話との棲み分けのためにもどうしても必要な機能だが、「動画をPDAで見るという文化ができるかどうか」という点にちゃんと疑問を持っているところが、とても冷静な判断だと思う。

 
【すでに携帯電話を持っている日本人がハンドヘルドデバイスまでも持つための条件は?】
「携帯電話の方が先にインフラのようになってしまっていて、PDAがコンシューマーに浸透していくというのは難しいと思います。だからこそ、動画のような差別化できるアプリケーションが必要」
「もう一つはビジネスユース」


【機長の感想】
 後者の原因については、ビジネスマンがパソコンを仕事の現場で十分に使いこなせていない現状をその理由に挙げている。御意!


【ハンドヘルドデバイスと携帯電話の融合について】
「法律が現状のままであれば、やはりPDAメーカーと通信キャリアが組んでいく方向で、音声通信機能付きのPDAというのを実現していくのかな」

【機長の感想】
 やっぱり!


【コーポレートとコンシューマー】
「コーポレートとコンシューマーということで言いますと、現状ではコーポレート向けが出荷台数の10%強という感じで、主に特定業務、特定業種といった使われ方をされています」

【機長の感想】
 実は、この10%を舞台に今、各メーカーが熱い戦いを繰り広げている。


【米国でのハンドヘルド利用について】
「よくシリコンバレーから来る人は、PDA間でビームを飛ばして名刺交換するとおっしゃいますが、日本では絶対に見ないですよね」

【機長の感想】
 あはは、普通はそうだよね。


【これからの国内ハンドヘルドデバイス業界】
「まだ、参入していない企業でも進出方針を表明しているところはかなり出てきています。主だったところはほぼ出そろってきている感じ」
(企業間競争は)来年後半あたりからかなり厳しくなっていく」
「すべてがオンライン化し、ネットワークとの互換性を持つようになる」
「機能について、シンプルか多機能一体かということに分かれ、2極化すると考えています。
(中略)多機能一体のものは小型の端末ですべて完結してできるので、個人ユース向けと言えます。(中略)(一方、)ビジネスユースの場合は、さまざまな業務に対応する機能が必要になってきますので、周辺機器で拡張性を持たせるシンプルタイプのものが適している」

【機長の感想】
 シンプルか多機能一体か、という議論についても、機長は大いに賛同したい。別に、こうでなければならない、というのではなく、そういう傾向が強いはずだ、という話。

 
【ハンドヘルドデバイスは、携帯電話のように有料課金で儲けられるか?】
「通信キャリアを巻き込んで何かビジネスを展開するしかないと思います。いろいろな法規制があり、メーカーにはできないことがどうしてもありますから」

【機長の感想】
 そりゃそうだ。


【ハンドヘルドデバイスの未来は?】
「PDAをどうとらえるかというところなんですけど、私たちIDCでは、いまPDAというものを狭義でとらえていますが、この場合ですと、ビジネスにおける新規業務プロセスの提案がキーになってくると思います。そういうことが各方面で進めば、市場予測ももう少し上がってくると思います。
 また、広義にPDAをとらえた場合、例えばカセットテープだってネットワーク機能が付いて、録音したものをデジタルデータに変えるというようになってくると、これはこれでPDAと呼べるわけですが、そのように広い意味でPDAというものを解釈すると、かなり伸びると思います。パソコン以上に伸びる可能性があると思います。移動電話が固定電話を抜いたように、移動用PCが固定型PCを抜くという可能性は十分にあると思っています。」


【機長の感想】
 最後のコメントは、とても重要だと判断したので、ほぼ全文引用させてもらった。つーか、最後のに関わらず、今回のインタビューは日本語記事であるにも関わらず、大量の引用をさせてもらった。それは、どうしても、全文とは言わず、ポイントだけでも理解してもらいたいと思ったからだ。このインタビューのすべてが正しい、素晴らしいとは思わないが、機長は多くの点で共鳴した。だから読んで欲しかった。ただそれだけのことと言えば、それだけのこと。なんじゃ、そりゃ?

 


[1374] iPAL1544 不思議な記事 2001-08-29 (Wed)

■HPから『Pocket PC 2002』搭載ハンドへルド (CNET)

 とても不思議な記事だ。タイトルと記事の前半部分は、まさにHPからリリースされる新型マシンのことが書いてあるが、途中からハンドヘルド一般、そしてPalmOSについての言及が異常なほどに増える。やや作為さえも感じるような記事だ。
 
 ま、それはともかく、この記事には面白い表現がいくつか見受けられる。
 
「ハイエンドのプロセッサーと業務用アプリケーションを搭載したハンドヘルド機器の需要は、今のところあまり大きくないが、Pocket PCをライセンスする各社は、需要が生まれたときに備えて基礎固めをしている」IDC社のアナリスト、Kevin Burden談)

「Pocket PC機器に対する法人需要が1000台単位でひっきりなしにあるというわけではないのが現状だが、Pocket PC陣営はその時に備えて準備を進めている。そして需要は必ずある」(上同)

 そして、おなじみのPalm社は消極的なリーダーであったために企業のIT責任者からあまり評価を受けていないという理論へと辿り着いて、そこで、Palm社も新たな動きを始めた、という定番の表現で終わっている。ちょっと不思議な記事だ。
 
 この記事については、PalmfanのM.Hiroseのコメント(「HPから『Pocket PC 2002』搭載ハンドへルド」 2001.8.29)にも注目!
 
  


[1373] iPAL1543 新ライセンス〜AlphaSmart社〜 2001-08-29 (Wed)

■AlphaSmartがPalmOSライセンシーに(Palmfan)2001.8.28

Palmfanによると、「教育関連ソリューションテクノロジーで知られる,米AlphaSmart, Inc.が新たにPalmOSライセンシーに加わった」そうだ。

  ← 同社の看板商品である「AlphaSmart 3000」

 ■AlphaSmart Licenses Palm OS Platform(Palm社 Press Release)

■米AlphaSmart,Palm OSプラットフォームのライセンスを取得(ZDNet/PalmOS)

 


[1372] iPAL1542 BBSヘッドライン01/08/28 2001-08-28 (Tue)



■PanasonicのPalm? 投稿者:すとう  投稿日: 8月27日(月)10時58分00秒

 …「iPAL1537 Panasonic製のPalmOSデバイス?!」を参照。

■N700 投稿者:たけ  投稿日: 8月27日(月)21時32分34秒

 …まあまあ、この手の情報は、販売店内部での「伝達の表現ひとつ」でまったく違う意味に伝わるということも多いので、あくまで「噂」の範囲内ということで。つーか、こーゆー情報は間違いでも本当でもあんまり漏れない方がいいような気もするが…。

■たまには違うブランドケースも 投稿者:丸玉  投稿日: 8月27日(月)21時58分44秒

 …URLが出てるELLE.comの記事にある画像はPalmPilotというよりもPalm IIIかPalm IIIcだと思う。文章では「PalmPilot」になってるけど、これは向こうの慣用表現みたいなもの。さて、そんな記事の中では、「handango.comに行けば、PalmOSデバイスの液晶画面を鏡に変えてくれる有名なフリーウェアをダウンロードできる」とか書いてある。これだけ聞くと、なんかオシャレじゃんと思うけど、実際はかなりのキワモノソフトなんだけどな〜。(いや、まったく役立たない訳じゃないけど、下の画像みたいにキレイな「鏡」にはならないって!)

 

 さらに、shoppingのコーナー(Gifts)には、「Kate Spade Palm Pilot Case」なるものまで登場している。なかなか素敵な若草色(?)だ!ちょっと欲しいぞ。Palm V用。



 さらに、丸玉さんは、日本では珍しいRALPH LAUREN製のPalm V用ケース「Palm Pilot Holder」も紹介してくれている。マジで50ドル?!ちょっと驚く値段だな〜、確かに!

 

【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1371] iPAL1541 教訓から 2001-08-28 (Tue)

●追加情報アリ

■限定といってもちょっとあれじゃないですか?(With Palm Tonight...)2001.8.27
■やっぱり問題あると思う(With Palm Tonight...)2001.8.27

 上記記事など、多数のサイトで取り上げられている、昨日のPDA styleにおける「CafeglobeオリジナルのCLIE用ケース&ストラップ」の販売方法に、問題があったようだ。かなり客観的に見てもちょっとネ。しかも、問題はひとつじゃなかった。



 同サイトから見れば、革新的なチャレンジが裏目裏目に出たってことなんだろうが、失敗は失敗と認めて、斬新な企画性とユーザビリティが共存できるサイトとしてますます頑張ってもらいたい!「あそこはいろいろ面白い試みはするんだけどね〜」で終わってしまうのが一番馬鹿らしいじゃん?

 ところで、同製品については「29日15時より追加販売を行う予定」だそうだ。
 
 

【追加情報】

 上記のように、PDA styleが今回の事件でおかした間違いの第一点、「予約開始時間が守られなかったこと」については、すでに「29日15時より追加販売を行う予定」することで反省を行動に移していたが、もう一点のミスだった「そもそも特製ケース&ストラップをボランティアで開発した人達への優先予約」についても、「「Cafeglobe.comユーザー優先予約」が本日(8/28)15時より明日15時まで行われることになった」そうだ。(クリクラ!より)
 
 ミスはミスだが、早急な対応は評価できると思う。
 
 


[1370] iPAL1540 またまた、新しい顔〜David Nagel 2001-08-28 (Tue)

 ■米パーム、自社ソフト部門にAT&Tの最高技術責任者を採用(Wall Street Journal)

 With Palm Tonight,,,で知ったのだが、またまたPalm社に新しい顔が加わった。

 すでに、「iPAL1431 分社化の動き、加速へ」で紹介したCNETの記事でも推測されていたが、Palm社のソフトウエア部門の社長兼最高経営責任者(CEO)として、AT&T社の最高技術責任者(CTO)だったDavid Nagelを起用した。(彼は今年の7月頃にはPalm社の幹部として迎えられていたはずだ)

 前述の「With Palm Tonight...」では、ご丁寧にも彼の過去のインタビュー記事まで見つけだしてくれている。CNET名物のNewsmakersだ。

■David Nagel〜わが研究所へようこそ(CNET/Newsmakers)



 いきなり彼の風貌をmad scientistだと決めつけてから始まるこの記事では、彼がもともと、NASAからApple社を経て、AT&T社に入った経歴を説明している。この記事が出た当時は、彼はAT&T社研究所(AT&T Labs)の所長として迎えられた、まさにその時のことであったらしい。記録を見ると1998年2月。今から3年近く前、つまり、PCの世界においてはずいぶんと古いニュースだ。PalmOSの世界で言えば、まだPalmOS日本語版さえも登場していない時代の記事だ。

 さて、このインタビューそのものは、今から3年前のインターネット状況とAT&T社が果たしている役割を語っているに過ぎないのだが、彼がコンピューティングとネットワークという二つのジャンルに大いなる興味と可能性を見いだしていることだけはわかる。そして、技術者としての狂気の顔とディレクターとしての冷静な顔のふたつを同時に持っていることも、な〜んとなくはわかる。そういう彼の個性こそが、今のPalm社の、とくに(まもなく分社化される一方の)ソフトウェア部門のトップとして求められているのだろう、ということも想像に難くない。

 先日のJean-Louis Gasseeに続く、David Nagelの登場。数年前まであまりたくさんの顔が見えなかったPalm社に、その評価はともかく、顔らしい顔が続々と増えてくるのは、なかなか楽しいものだ。
 
  

 その後、ZDNet PalmOSにも記事が出た。

■米Palm,Platform Solutionsの社長兼CEOに,AT&Tの最高技術責任者David C. Nagel氏を指名(ZDNet/PalmOS)

 この記事によると、Nagelは「2000年2月からPalmの取締役会のメンバーも務めていた」そうだが、まだ入社はしておらず、入社は9月17日の予定。なお、入社後も「引き続き取締役会のメンバーを務める」そうだ。

 そんな彼は「AT&Tを離れるのは非常につらいことだが,ハンドヘルド業界をリードする企業を率いるチャンスはこれまで自分が培ってきた技能や興味とぴったり合致する。モバイル市場がワイヤレスコミュニケーションやマルチメディアの分野へと拡大し,ハンドヘルドデバイスが企業向けのソリューションとして定着する中で,Palmのプラットフォームの影響力を高める可能性に興奮している」と語っている。


[1369] iPAL1539 パーム総研#015 2001-08-28 (Tue)

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」9.15号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第15回目のテーマは「キーボード百花繚乱」だ!…最近、もの凄い勢いで増殖しているPalmOSデバイス用外付けキーボード各種をまとめている!

 

 同じくPalm絡みの「PalmStreet」(by 野田まゆさん)のテーマは「いつでもどこでもウェブをチェック!」と題して、国内Palm界の標準ウェブブラウザ「Palmscape(現Xiino)」のことを懇切丁寧に説明してくれている!必読!
 
 


[1368] iPAL1538 事実と噂。 2001-08-27 (Mon)

●追加情報アリ

 ■ドイツでPEG-N770Cが発表に(Palmfan)2001.8.27

 「iPAL1523 Nと数の洪水」「iPAL1526 CLIEにカメラモジュールが?!」「iPAL1529 Kamera-Modulについて」などで紹介したドイツ発売の新型CLIE「N770C」がついに発表された。いろいろな読者やサイト運営者の方に、そのドイツ語元記事の翻訳をお手伝いしてもらった割りには、結局、Palm OS4.1を採用しているという以外特徴の少ないドイツローカライズマシンだった。残念!(ドイツの元記事を書いた人は、ずいぶんと一人で盛り上がりすぎちゃったんだろうネ)

 ■Visor PrismIIの噂...?(Palmfan)2001.8.27

 結局、「N770C」には噂だけされて搭載されなかった「バーチャルGraffiti」がこの噂でも登場している。M.Hiroseさんじゃないが、よっぽど流行っているらしい。元記事は下記のものらしい。

■Rumor: Handspring to Release Prism II(PalmInfocenter.com)2001.8.26



 パッと観たところ、Edgeのカラー版だよね。Edge式のSpringboardスロットつきらしい。なお、画像はPalmfanによると、ユーザーが作成した画像ではないか?ということだ。もしもそうだとすると、これは画期的なことかもしれない。何がって、画像が見事に漏れなかったってことだから。でも、この噂そのものが「あくまで噂」って可能性もあるかも。さて…?
 
 

【追加情報】

 ■Sony Deutschland,「CLIE PEG-N770C」をIFA 2001で発表(ZDNet/PalmOS)




[1367] iPAL1537 Panasonic製のPalmOSデバイス?! 2001-08-27 (Mon)

 ハードウェアキーが4つに上下ボタン!中央には「Panasonic」のロゴが!もしかして、こ、これが!



iPAL-BBSに書き込みのあったすとうさんからの情報!Panasonic関連の企業、松下電池工業株式会社のホームページ「バッテリーワールド」に上記のような画像が!

 その真相は不明だが、iPAL-BBSのすとうさんの書き込みにある予想は以外と当たっているかも…?!

 


[1366] iPAL1536 どうしちゃったんだろう? 2001-08-27 (Mon)

■We Love Palm!(ふふふPalm)2001.8.27

 この記事にある動画、凄い!本当にどうしちゃったんだろうってぐらい凄い!何か嫌なことでもあったのか?ってぐらいに凄い!
 
 でも、かなり重い動画ファイルなので、ブロードバンドじゃない人は開かない方が見のためだ。

  ← ネタばれ防止のためちっちゃめに表示中!

 とにかく凄いこの動画、ふふふPalmのところで見るか、あるいはオリジナルのdetonate.netで見よう!ただし、普通のネット回線で見ようとしたら泣くよ。いろんな意味で!

※この動画の発見者であるLife with PalmPilotみちろうさんによると、「ブロードバンドじゃなくても ISDN なら十分楽しめます.見ないと損だよ.ある意味で先行者を越えるおもろさが炸裂してます」(2001-08-27「真に恐るべきもの」)だそうだ。

 


[1365] iPAL1535 絶対に目立つスタイラス 2001-08-27 (Mon)

■こんなん作りました(^^; Stylus(Joke Stylus)



 某所で知った、謎のスタイラス。Palm de COOL!もこのスタイラスに注目して、掲載しようとしたところでいきなり更新を停止した(更新の停止は、別にこのスタイラスのせいで、じゃないヨ!)といういわく付きの逸品だとか。ま、小難しいことはともかくまずは一見


[1364] iPAL1534 アンクル・ケン、死す 2001-08-26 (Sun)

■ケン・ティレル死去(1-800-F1News)2001.8.26



 中嶋悟や片山右京、高木虎之介をF1カーに乗せてくれたオジサン。Tyrrellチームのオーナーだった。愛称「アンクル・ケン」!嫌われ者、変人の多いF1の世界で珍しく敵の少ない人だった。



[1363] iPAL1533 IBM Inside? 2001-08-26 (Sun)

 「iPAL1532 決戦は11月」で紹介したNINTENDOの家庭用ゲーム機「GAMECUBE」について、こんな記事も出ていた。
 
■IBMが新ブランド戦略 - 第一弾製品は「NINTENDO GAMECUBE」(PC WEB)



 やや旧聞になるが、ちょうどIntelのキャンペーン「Intel inside」Palm社「Palm Powered」のように、IBM社が自社のブランドを他社製品においてもしっかり自己主張していこうということらしい。さまざまな分野で提携やOEM事業が複雑に絡みあうこれからの時代、こーゆーブランドの自己主張が増えていくのは面白いと思うが、あまりにもブランドロゴが入りすぎて、F1マシンのようになってしまうのも、ちょっと考えものかも。
 
例) ← クリックすると拡大画像が見られる、はず!

 


[1362] iPAL1532 決戦は11月 2001-08-26 (Sun)

■任天堂,GAMECUBEの米国発売を11月18日に延期(ZDNN)2001.8.24

■Xboxの日本発売はやはり年明けに延期か(ZDNN)2001.8.25/2001.8.24米時間

 この秋の、つまり今年のクリスマス商戦の主役とも言うべき2台のマシン。その発売スケジュールに大きな変更が出た。

 GAMECUBE
 
 前者のNINTENDO「GAMECUBE」については、世界初のリリースである日本発売は9月14日のままだが、全米発売のスケジュールを、当初予定していた11月8日(これは直接のライバルであるMicrosoft社の「Xbox」の発売日より3日早い!)から、絶対供給量が確保できないという理由で、予定よりも10日も遅い11月18日に変更した。

 ← Electronic Entertainment Expoにて(2001.5.17)

 Xbox
 
 一方のMicrosoft「Xbox」は全米発売こそ当初の予定のまま11月8日だが、日本発売を当初予定の今秋から来年へと延期した。これは「RPGやシミュレーションゲームを好む日本のユーザーに対し,十分なゲームソフトをそろえられない点」が原因だとか。詳細は8月27日発表するという。

 ← Electronic Entertainment Expoにて(2001.5.17)
 
 もともと「Xbox」の日本発売についてはココでも触れられていたように、来年にズレこむことが予想されていたが、「Xboxの成否は北米市場の結果で判断される」というビジネス戦略ポイントにすべてが集約されたようだ。そうなると、11月のゲーム機決戦はますます楽しみだ。とくに、ゲーム機をあくまでゲーム機と割り切って王国復活に賭けるNINTENDOはともかく、PCに替わる「SONYとの家庭内ネットワーク戦争の最前線基地」とも言うべき家庭用ゲーム機の普及に今後の社運を賭けるMicrosoft社の気合いがどこまで通じるのか?に大いに注目したい。

 PS2
 
 そして、今年11月のNINTENDO社 vs Microsoft社の直接対決の傍らで、SONYもすでに出荷済みの「PS2」のための「ネットワークアダプタ」(56Kモデムとイーサネットを両方搭載)「ハードディスク」(40Gバイト)という2つの周辺機器を全米発売して、PS2の更なる拡張と展開を狙う。(ZDNN「ゲーム3社が戦略発表」より)
 
 ← Electronic Entertainment Expoにて(2001.5.17)

 PCはもちろん、家庭用ゲーム機器で、そしてモバイルの舞台で、同時に拡張主義を続けるコンピューター世界のナチス帝国は、アメリカ司法省との戦いまで含めて、どこまで生き残り戦争に勝てるのか?!そして、家庭用ゲーム機の世界では先輩である日本のビッグ2、SONYとNITENDOはどこまでこの帝国の進出を阻止できるのか?モバイル世界の三国志と同様、見逃せない家庭用ゲーム機世界の三国志がまもなく佳境を迎える。


[1361] iPAL1531 BBSヘッドライン01/08/26 2001-08-26 (Sun)



■新Clieドイツで発表 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 8月25日(土)02時02分55秒
■Re: 新Clieドイツで発表  投稿者:白石  投稿日: 8月25日(土)13時35分30秒
■いろいろ 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 8月26日(日)10時35分32秒
■>クリエにカメラモジュール 投稿者:あおしま  投稿日: 8月26日(日)14時52分13秒

 …「iPAL1526 CLIEにカメラモジュールが?!」「iPAL1529 Kamera-Modulについて」を参照のこと。なお、カメラモジュールがメモリステーティックスロット経由のものなのか、シリアルポートコネクタ経由のものなのかは依然として不明のまま。つーか、もともとドイツ語サイトに登場した「あくまで噂」なので気楽に楽しみましょう!

■GENIO e550 投稿者:はじめ  投稿日: 8月25日(土)22時06分20秒

 「iPAL1529 並べてみよう!(iPAQ、N600C、GENIO篇)」を参照のこと。

【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1360] iPAL1530 悲劇の美術館 2001-08-26 (Sun)

 えんすぅ〜ぱぁむ!で見つけた以下のリンク。

■RESET GALLERY(PALMでちょっとね)



 …なんか、すっげえ懐かしい!


[1359] iPAL1529 並べてみよう!(iPAQ、N600C、GENIO篇) 2001-08-26 (Sun)

 以前、下記のようなコラムというか画像を作ってみたことがある。そう、PalmOSデバイスを始め、各種ハンドヘルドデバイスのサイズを比較した画像コラージュなのだが、

■並べてみよう!(iPAL-LONG COLUMNS 013)

 最近、各種新製品が登場したものの、面倒なのでほったらかしだ。そんな最近の新機種の参考になるかと思うのが、Soramimi Forestの下記記事だ。

■「GENIO e550」ですが、さっそく一通りの環境構築を完了しました(Soramimi Forest)2001.8.25

 「iPAL1527 みんな頑張ってるン!」で東芝の2万人リストラとともに紹介した「GENIO e550」を購入した同サイト主宰のはじめさんが、「iPAQ」と「PEG-N600C」とGENIO e550を3台並べてくれている。なかなか勉強になる!



 どれも、実際にご自身で所有&使用しているだけに、筐体サイズのみならず重量のこと、拡張性のこと、いろいろと参考になる。


[1358] iPAL1529 Kamera-Modulについて 2001-08-26 (Sun)

 これまでも、PalmOS関連情報について、フランス語なら、韓国語なら、中国語なら…と、いろんな方達にフォローしてもらってきたりしたのだが、「iPAL1526 CLIEにカメラモジュールが?!」で紹介した、ドイツで新発売の新型CLIE「N770」に関連した「カメラモジュール発売」のについて、Palm&Music User Group白石さんから、iPAL-BBSに書き込みフォローを貰った。
 
 それによると、
 
>2つめの段落の最初、カメラモジュール(Kamera-Modul)の話のところ、
>「さらに、オプションでカメラモジュールが販売される。」という感じですが、
>ちょっとぼかして書いてあるようです。

>sollenという助動詞が使われています。辞書には、sollenの色々な用法が出てきますが
>(義務・使命・運命・噂etc.)、「年内に議会解散総選挙(と政府首脳の談話)」と
>いうような新聞記事の定番の言い回しに使われたりするようです。
>これに近いような印象を文面から受けました。
>「(間接話法などで)話者、相手、他の誰かの意志を表す」sollenというやつ。

>わかりませんが、会場で関係者がそう言っていた、というニュアンスのように
>感じました。正式発表なのか、取材してこの記事の書き手が独自につかんだ情報なのか、
>この文面だけでは、よくわかりません……。

>ともあれ、カメラが出てきたら楽しくなりそうですね。

(from Re: 新Clieドイツで発表  投稿者:白石  投稿日: 8月25日(土)13時35分30秒)

 …というニュアンスであるようだ。つまり、まあ、「今すぐ出る」って感じじゃなく、そのうち「出るかもよ」ぐらいのニュアンスらしい。ま、慌てずに様子を見守ろうと思う。「音楽文献でないドイツ語は不慣れですが」という白石さん、感謝!
 
※それはともかく、へ〜、ドイツ語だとカメラは「kamera」なんだ〜?と妙に納得してしまった。

 


[1357] iPAL1528 最初は虫から 2001-08-26 (Sun)

■羽田空港70歳 開設第1便の乗客は虫だった(asahi.com)

 なんと、羽田空港開設時は、「東京−大阪間の航空運賃は、国鉄の特急3等席の約5倍の30円。庶民には縁遠い乗り物で、記念すべき開設第1便にも乗客が集まら」、結局「客室に乗り込んだのは、なんと6千匹の鈴虫と松虫」「中国・大連まで届けられた」という話には驚いた。

 ただ、それだけなんだけど、今じゃ、国際便すら一度は絶滅に近い状態になって、再び一部の国際線が飛び始めた、って状態。「歴史」というものを感じた。PalmOSデバイスだって、わずか5〜6年ほど前には東京の一部ショップでしか手に入らなかった。でも今は…!


[1356] iPAL1527 みんな頑張ってるン! 2001-08-25 (Sat)

 今月の初頭に、とあるハンドヘルドマシンが登場した。
 
■GENIO(TOSHIBA)



 8月4日に発表されたばかりのTOSHIBA社のPocketPC搭載のハンドヘルドマシン「GENIO-e」だが、そのおよそ20日後には、こんな記事がasahi.comに載っていたりする。
 
■東芝、2万人規模の削減へ(asahi.com)

 「グループ約19万人のうち2万人規模を削減」するという大規模リストラが、「昨年、半導体の売り上げで、四半世紀トップを維持していたNECを抑え、国内最大手(世界2位)に躍り出た」ばかりの東芝さえも襲っている。
 
 この記事は、「だから東芝は!」とか「だからPocketPCって!」とか、そんなことを言いたいための記事じゃない。言いたいのはひとつ。どこも大変なんだ、ってこと。実は、みんな大変なんだ!
 
 頑張ってね>東芝!

 


[1355] iPAL1526 CLIEにカメラモジュールが?! 2001-08-25 (Sat)

 iPAL-BBSで見つけた書き込みより!

■新Clieドイツで発表 投稿者:ベルマーレファン  投稿日: 8月25日(土)02時02分55秒

 …「iPAL1523 Nと数の洪水」で紹介したドイツで新発売のCLIE最新型「N770」の元記事を読んだと思われるベルマーレファンさんからの書き込みに、ちょっと聞き捨てならない表現があった!元記事はこれ。
 
 ●Bunt und Laut: Sonys neuer PDA Clie PEG-N770c(heise online)


 
 このドイツ語だらけでなんのこっちゃ?という記事を、上記のベルマーレファンさん読んで概略を書いてくれている。
 
 それによると、「IFA2001というベルリンで開催中の展示会からの記事」らしい。また、「カメラモジュールが製品オプションに加わった」らしい。そして「価格と発売時期は不明」とのことだ。

 それにしても、「カメラモジュール」とは?…これまですでにPalm社用やHandspring社用に製品化されている製品のCLIE版なのか?それは果してCLIEとどの部分でどんな風に接続されているのか?…と、謎は多い。まさか、CLIE初号機発表の日にすでにそのモックアップが展示されていた「MemoryStickスロットを使った外付けカメラ」がすでに開発されたとも思えないのだが…。さあて、どうなるドイツのCLIE?
 
 


[1354] iPAL1525 魔法のペン、着々と! 2001-08-25 (Sat)

 機長も注目しているanoto社のBluetooth対応ペンの新技術は着々と世界制覇を目指しているらしい。そろそろMicrosoftが同業種に参入の時期か?←嘘
 
■アノトと日立が提携、ブルートゥース・ペンのソリューションを共同開発(CNET)

 anoto社の技術についてはココを参照のこと。


[1353] iPAL1524 唯我独尊的技術 2001-08-25 (Sat)

 製品の技術進化が消費者のニーズを越えると悲劇が起こる、という話は何度かここでも書いてきた。ところが、その製品がもともと消費者のニーズとはまったく別のところにある場合、それはとても楽しいものになる。
 
■リアルすぎて怖いくらい――セガトイズの手型ロボット「芸手」(ZDNN)

 現在、高速通信環境でこのページを見ている人はこちらもどうぞ!
 
■「芸手」の動画(ZDNN)

 これほど無駄で楽しいものはないかもしれない。本当に無駄だ!
 


[1352] iPAL1523 Nと数の洪水 2001-08-25 (Sat)

 相変わらず速攻ニュースを飛ばしてくれているpocketgamesで、CLIE最新版発表のニュースが出た。
 
■N770発表!(pocketgames)2001.8.24

 …と書くと、いつの間に?!とみんなが絶叫しそうだが、正確な記事タイトルは「N770発表!」の前に「ドイツで〜」と書いてある。そう、これはドイツ版のCLIEらしい。OSはPalmOS 4.1。(画像つきのドイツ語記事はココ…でも、読めまっせん!)

 さて、そんなCLIEについてはこのところ、いろいろ眉唾物まで含めて、さまざまな噂が飛んでいる。これまで意図的なのか無意識なのかは不明だが、情報がドリフのボロ家コントみたく雨漏りしてたPalm社Handspring社とは違って、比較的秘密主義を守り通してきた(肝心のSONY style USAの早めにアップした情報が漏れちゃうというポカはあったけど…)SONY社にしては意外なほどの情報漏れだ。そういう意味では「ガセ」という可能性も拭いきれないが…。
 
■Rumor: Sony to Release N760C(PalmInfocenter.com) August 22, 2001…日本語訳「噂!SONYがN760Cを発表する?!」

■Encore un nouveau Clie prevu(PalmCity/Headline News from international sites)2001.8.20

 う〜ん、どれもこれもアルファベットと数字の組みあわせだもんで、おまけに国別に番号を変えたり、あとでリリースしたマシンの番号が若かったりとかするするものだから、だんだん訳がわからなくなってきた。う〜ん、今後、じゃんじゃん製品が揃ってきたら、どうするんだろう?間違いなく覚えられなくなる!
 
   


[1351] iPAL1522 ハイレゾ大王 2001-08-24 (Fri)

 CLIEハイレゾの有効活用に関しては本家SONY以上では?と思うPalm工作室の高橋大樹さんが、またまた自作を進化させた。

■Crs-Launcher 0.8(Palm工作室)…「Crs-MeDoc」と連携利用できるDOC専用タブが凄い!
■Crs-MeDoc 2.8.0 CLIEハイレゾ専用版(Palm工作室)

 このソフトについての詳細はKajikajiかじって!(2001.08.24「相性抜群!」)が詳しい!

 また、高橋さんのCrsシリーズの「連携っぷり!」については、クリクラ!(2001.8.24「Crs-MeDoc ver.2.8.0」)を是非一読して欲しい!

※あと、細かいことなんだけど、ちょっとしたご縁から、高橋さんからは新作やバージョンアップのたびに直筆(というか直キーボード)のメールを貰うのだが、これが素晴らしいんだ、いつも。じゃあ、そんな温情で彼のソフトを紹介しているのか?というと、ちっともそんなことなくて、本当に素晴らしい!素晴らしいから紹介する!温情なんかで記事を書いてたら「もっとお気楽更新」にならなくなっちゃうから!…いつもメール感謝です!>高橋さん

  


[1350] iPAL1521 Handspring社に関する噂。 2001-08-24 (Fri)

 最近、えんすぅ〜ぱぁむ!が凄い!とても適確にさまざまな記事を追っている。見逃せないメディアに成長してきていてる。
 
 さて、そんな同サイトで「01/08/24のひとりごと-(1) 『えんすぅ〜トピックスニュース-1』」に出いているAD-Visorの記事もまた、同サイトらしいHandspring社ネタであり、興味深い。
 
■2001.08.21 20:15 - SpringBoardがないVisor?(AD-Visor)
■2001.08.23 20:03 - SpringBoardがないVisor?続報 (AD-Visor)

 「iPAL1520 Panasonicが来週初めにもPalmOSライセンシーを獲得?」の直後なんでアレだけど、Handspring社が外部スロットをSDカードに切り替えていくかもしれないという、あくまで噂だけど…。
 
  

 上記噂に関しては、VisorConcerto「え”っ!Springboardがなくなるぅ?」2001/8/24 第307日目)でもコメントしている。これも注目記事。


[1349] iPAL1520 Panasonicが来週初めにもPalmOSライセンシーを獲得? 2001-08-24 (Fri)

●訂正アリ

 おなじみPalm Cityに、凄い記事が載っている。

■Rumor: Panasonic to Licence Palm OS, Make ARM-Based Handheld(PalmInfocenter)

 あえて訳すまでもなく原文の記事タイトルは「噂!パナソニックがPalmOSをライセンスして、ARMベースのハンドヘルドを作るらしいぞ!」てな感じか…。
 
 マシンの詳細はPalmCityの「Headline News from international sites」(2001.8.23)を観てもらえば、スペック表にまとめていあるのでわかりやすい。PalmOS 4.2搭載でバーチャルGraffitiエリアを持ち、Bluetooth搭載モデル(430ドル/非搭載モデルは360ドル)も出るらしい。
 
 噂の主軸としては「Panasonicが来週の早い時期にPalmOSのライセンスを発表する」かもしれないそうで、出荷時期は「2002年4月」とか。
 
 この噂には驚いた!もともとSDカードの縁もあって、PanasonicがPalmに悪い印象は持っていないどころか、一蓮托生的なイメージは持っているだろうこという予想は出来たし、過去に通信用の周辺機器や日本語入力ソフトを発表したりして、まさか?!と思ったことは何度かあったが、さすがにSONYがすでに頑張ってる分野に来るとまでは、なかなか予想できなかった。
 
 でも、この噂が本当ならばこれほど素晴らしいことはない。Panasonic vs SONYのライバルでさんざん盛り上がりつつ日本の西と東からPalmOSデバイス普及のために動いてくれることは、同OSプラットフォームにとって素晴らしい起爆剤となるだろう。しかも、両社とももともとコンピューターメーカーじゃなく、家電メーカーであるという点もPCではないモバイル端末という新しいメディアのためには素晴らしいことだ。
 
 この噂、本当になってくれたらいいな。「来週の早い時期」がとっても楽しみだ!

  

【訂正】

 この記事で、いきなり最初の紹介サイト名を間違えてしまった。すでに修正済みだが、「おなじみPalm Clipに、」と書いたのは「おなじみPalm Cityに、」の間違いだった。さらに、iPAL-NEXT名物の「40x40アイコン」(※1)のPalmCityのリンク先が古いリンク先のままになっていた。反省!関係各位に申し訳ない。(情報感謝>百鬼丸さんPOPじゃないマサ村上さん!)

※1)「40x40アイコン」とは…? こんな奴ね→

 恥ずかしい話だが、iPAL-NEXTではこういうミスがしばしば起こる。なんでそんなに思いっきり間違えてしまうのかというと、…前にも紹介したことがあるが、iPAL-NEXT更新作業をシンプル化するために、「T.Clip」というシェアウェアソフトを使っているからだ。これを使うと「40x40アイコン」がメニュー操作一個でスイスイ出来てしまう。HTML系のタグも全部これを使っているので、いまだに手書きでHTMLを書けない機長だったりする。

      ← こういう作業もスイスイと出来る!もちろん、普通のリンクも準備してあるので、よく使うサイト名や企業名については、ほとんどリンクタグさえ、意識しないで入力できる!だもんで、ミスも多い!

 さて、Panasonic製のPalmOSデバイスの噂については、With Palm Tonight...も参照!もしかしてPalmOSというのは誤報だったりして…という気もしてきた。さて、どうなる?!
 
■あれ?Palmなんですか?あっちじゃないんですか?(With Palm Tonight...)2001/08/24 (金)

    


[1348] iPAL1519 BBSヘッドライン01/08/24 2001-08-24 (Fri)



■IPAL1505について 投稿者:IWA  投稿日: 8月22日(水)01時31分22秒
■訂正 投稿者:IWA  投稿日: 8月22日(水)20時51分35秒

 …そうそう、うちのMacでは大丈夫らしい。

■google 投稿者:orfan  投稿日: 8月24日(金)03時36分59秒

 …先日、「iPAL1474 Googleの退行型進化」で、Googleの新サービス「Web Directory」を紹介したばかりだが、今度はついに画像検索まで始めたらしい。まだβ版だが…。
 
 ●Google Image Search BETA(Google)



 ところで、画像検索って何?…まだBETA版のためか日本語には対応していないが、例えば以下のようなキーワードで検索してみる。
 
●kicho …空手の型(KICHO)から黄色い蝶まで!
●palmairline …さすがにパーム航空関連が並ぶ。でも、半角スペースを挟むとずいぶん別のものまで引っ掛かる!
●palm …適度に椰子の木も混ぜながら、PalmOSデバイスのオンパレードだ!日本からはなぜか某UGが!
●Carl Yankowski …顔写真のオンパレード!おっと、サインまで!
●Jean Louis Gassee …さすがにPC業界でのキャリアが長い上に名前が特殊だから占拠率が高い高い!
●Palm m700 …さすがトップにアイツが登場!
●handspring …社名が特殊なおかげでシャットアウトゲームを達成している!
●Visor …ところだがVisorだと、やっぱりアイツが割り込んできた!やっぱり名前のユニークさというのは重要らしい。
●Jeff Hawkins …名前の平板さのせいで、割り込みが多い。野球部コーチのSteve HawkinsとJeff Hoffmanが入っちゃったのにも笑ったが、ズバリ「www.jeffhawkins.com」なんてサイトまであったことには驚いた!
●Donna Dubinsky …名前のユニークさではJeff HawkinsよりもDonnaの方が明らかに尖っている。中にはiPAL-NEXTの画像まで!
●CLIE …商品名のユニークさは大正解だった!完全試合かと思いきや謎の画像が…!もしかして喫茶店の名前を間違えてるかも?
●Muchy …日本人でハンドへル名が英語だとキレイに引っ掛かってくる。それにしても、いろんなmuchyがいるな〜!
●Tatsushi Yamada …かなりローマ字表記の難しい名前だが、やっぱりこの人は引っ掛かった!
●Bill Gates …やっぱりこの人は完全試合を達成している。若き日の写真からお墓まで!
●Steve Jobs …この人も完全試合!ほとんどファッションショーの世界。中には、最初のマシンを作ったガレージから最近失敗したマシンまである!
●koizumi …完全試合ならず!もちろんフルネーム(koizumi junichiro)なら圧勝だが、1枚だけ謎の写真が…。
●PAG-J …意外と完全試合間違いないと思ったここも完全試合ならず!



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[1347] iPAL1518 Palmいろいろ正誤表 Ver.1.6 2001-08-24 (Fri)

■Palmいろいろ正誤表 Ver.1.6(iPAL-LONG COLOMNS 014)

 いくつかネタがたまったので更新。久しぶりだな〜。新作は「Young」「漢城かおる」「Jean-Louis Gassee」「TAKE」「和囲麻雀」「PiloKey」…の、以上6項目。
 


[1346] iPAL1517 理想と現実と未来と過程… 2001-08-24 (Fri)

■【コラム】母体(With Palm Tonight...)2001/08/22 (水)

 …いつも最新の話題を爽やかな切り口で紹介してくれるえりえりさんの、ちょっぴり硬派なコラム。(硬派とは言え、彼女らしく優しい文章!)とっても納得できるものだ。とくに現在のように景気が冷え込んでくると、ついつい「幅広いユーザー層の開拓」よりも「確実にどんどん買い替えてくれるお馴染みユーザーさんの購買意欲」にばかり目が行ってしまう。それはそれでビジネス的には間違っていないのだけれど、実際値段さえ下げればVisor Deluxeが売れまくってしまうように、未来に繋がる本当の市場とはハイエンド競争の中にはない。
 
 それはちょうど日本のケータイ市場における「iモード」と「FOMA」の関係に似ている。iモードはユーザーの需要に企業が合せたから凄まじい勢いで広がったけど、FOMAは明らかにユーザーの需要なんかじゃなく企業の論理をユーザーに押し売りしようとしているから、ニュース記事の派手さほどにその未来像はパッとしていない。もちろん、未来のためには新技術の発明やコストダウンの智恵も必要で、そのための技術革新が必要なことだけは否定しようもないが…。
 
 そして何よりも痛感しているのは、20世紀のいわゆるパソコンが「特別な人のもの」から「一般の人のもの」に降りてくるまでの速度(まだ本当に降りきった訳じゃないけどね…)よりも、21世紀のモバイル機器が「特別な人のもの」から「一般の人のもの」に降りてくるまでの速度は速そうだ。明らかに身近な機器だし、値段も手頃だし。
 
 今、世界のモバイル界は世界的不況という逆風に苦しんではいるが、未来は確実にやってくる。それまでにどんな進化を遂げるのか?…については、それぞれたった今、目に見えているものだけを見ていてるだけではさっぱりわからない。極端な話、来年登場する企業が2年後には天下を盗っているかもしれない。それぐらいに発展途上のジャンルだということを、最近痛感するモバイル市場だ。
 
 あ、そうそう、PalmSpot.Netで見つけた以下の記事も、「ワイヤレス」という言葉の持つ魔法について、同じような分析をしている。確かに、未来は間違っていない。大切なのはそこまでのストロークだ、と思う。
 
■デベロッパーのワイヤレス熱は高まる一方(japan.internet.com)

  


[1345] iPAL1516 Apple社がエミー賞を受賞? 2001-08-23 (Thu)

 ニュース記事のタイトルだけを拾い読みしていて、正直ビックリした。なんと、あの、Apple社が、エミー賞を受賞したというのだ!
 
 え?!…いったい何がエミー賞に?…まさか、Steve Jobsの演技力か?まさか、あの真っ黒な衣装?…さて、その真相はこれだった。
 
■アップル、「ファイヤーワイヤー」でエミー賞受賞(Dowjones Newswires)

 という訳で、Macユーザーには「FireWire」というわかりやすく覚えやすい名前で、Windowsユーザーには「IEEE1394」というわかりにくく覚えにくい名前で知られる高性能シリアル・バスの開発した業績に対して、Apple社が米国テレビ芸術科学アカデミーから「2001年度エミー賞」(技術部門)を受賞したというのだ。なるほど、エミー賞の母体は単なるテレビ関係の団体じゃなくて、「芸術科学」のアカデミーだったのね?だったら、まあ、納得。
 


[1344] iPAL1515 アジアに日本は含まれるのか? 2001-08-23 (Thu)

■米Handspring,アジアで「VisorPhone」を今月中に発売(ZDNetPalmOS)

 さて、この秋には発売と言われていた日本はどうなるんだろう?

 ●参照=「iPAL1254 VisorPhone Japan?」

 


[1343] iPAL1514 賑わう手のひら 2001-08-23 (Thu)

■エヌフォー,PSION 5mx Pro日本語版を発表(Mobile News)2001/8/21

■シャープ,スリムになったキーボード付きザウルスMI-E21発表(Mobile News)2001/8/22

 

 …という訳で、ハンドヘルド市場もどんどん賑やかになってきた。それにしてもビックリしたのは英本社で製造中止か?という噂まで出た後だったたけに驚いた。一方のザウルスはハイエンドマシンとしての進化も続けながら、筐体を小ブリにしたりと、コンシューマ向けハンドヘルドマシンとして着実に進化しているようだ。
 
  


[1342] iPAL1513 bk4バージョンアップ 2001-08-23 (Thu)

 Soramimi Forestによると、機長も大好きなDatebk4がバージョンアップ。これまでβ版で試されてきていたハイレゾ用の週間画面が正式デビュー(Ver. 4.0e)した。

 

 ↑ 左から「Week表示(1週間)」「Day表示」


[1341] iPAL1512 末っ子なりの親孝行 2001-08-22 (Wed)

 本当に感謝したいのだが、PDAfrance.comなどという、これまでなら一顧だにしなかったサイトの情報も、最近ではPalm Cityさんのおかげで入ってきたりする。
 
■Encore un nouveau Clie prevu(PalmCity/Headline News from international sites)2001.8.20

 これによると、SONYからまもなく(9月末頃らしい)「N750C」というN700Cの後継機が出るらしい。筐体こそN700Cと同じだけど、「OSが4.5になり、6万5千色表示可能になります。また、グラフィティゾーンがHandEra330のように必要に応じて消えたり表示されたりするようになるとか。とどめは、CPUで66Mhzのメモリー16MB」というお化けなPalmOSデバイスだ。
 
 「オフィシャルな情報筋」からだというが、「あくまで噂」と割り切っておくべきだろう。だけど、この噂が本当だとすると、SONYの技術力はやっぱり他社よりも凄いのかな〜と思う。何も高機能デバイスを作れるから、という訳じゃなく、こんなデバイスをこんな凄い速度で作ってしまうこと、に機長は驚いている。
 
 それこそ、PalmOSデバイスの本質とはずいぶんかけ離れたマシンと言ってもいいこのSONYの次期マシンは、PalmOSデバイスの「総本家」や「元祖」が次のステップ(ワイヤレスデバイス)へと進化するまでの間、PalmCityの市長さんが「まさに、iPAQキラーという感じ」と書いているように、孤軍奮闘でライバルメーカーと戦ってくれることになる。心配するとしたらやっぱり採算の問題。これでデバイスの値段が上がりすぎたら意味がない。とくに、日本やヨーロッパと違って、やっぱり米市場ではハイエンドマシンならば売れるという環境にはないので、エンタープライズ市場に本格的に売ってでないまま、そこでどれだけまともな対決が出来るのか?という問題だ。
 
 でも、プラットフォーム内の個性の発揮という意味では、とても興味深いし、ハイエンド指向の強い日本やヨーロッパ市場において、この噂が噂に終わらないことには大いに期待したいのだが…。
 
 


[1340] iPAL1511 未来は誰のもの? 2001-08-22 (Wed)

■本田雅一の週刊MOBILE通信〜第113回:FOMAには夢ではなく実用的なサービスを期待(PC Watch)

 以前から機長が次世代携帯電話に厳しいのは、あくまでハンドヘルドデバイスの近未来をベースに考えると、FOMAなどの次世代携帯電話サービスがハンドヘルドデバイスにとって、明らかに脅威にならない方向へと進んでいると思ったからだが、上記のコラムでも同じような疑問が指摘されている。別にハンドヘルド云々から考えなくても、音声通信という携帯電話の本質から考えるだけでも、次世代携帯電話はあまり賢明ではない方向へと向かっているようだ。
 
 参照=「iPAL1130 その意地は…?」「iPAL1132 10分で500円払いたくなる映像って何?」「iPAL1136 面白いのでまたまたFOMA」…など
 
 携帯電話は音声サービスと、iモードという比較的安価で便利なデータ通信サービスのおかげで、これまで飛躍的な進化を遂げてきた。(実はPalmOSデバイスのアメリカ市場における飛躍的な普及台数の記録を抜いたのは、まさにそのiモード端末だったはずだ!)しかし、派手なだけでユーザを無視した技術論になった瞬間に、これまでの輝かしい歴史は一瞬にして雲ってしまう。同じことがハンドヘルドデバイスの近未来についても言えるのではないだろうか?…と思う。
 
 日本のハンドヘルドデバイスの場合、携帯電話ほどの普及もしていないだけに、ますます「派手なだけでユーザを無視した技術論」に頼りがちで、それだけは気をつけてもらいたい。極論として、低機能すぎたPalmOSデバイスがこれまでほど急激な売れ方をしなくなってきていることは事実だし、高機能デバイスへの希望が強まっているのも事実だが、今現在、世界的不況のために実は全体的に落ちてきているハンドヘルド需要の中で、不景気だろうがなんだろうが昔っから「高機能ならなんでも買いまっせ」って特殊な一部コンシューマだけが高機能デバイスを買っている。あるいは、スペックでしか選ばない企業担当者が購入を決意しているという側面も見逃せない。どっちかが真実か?ってことじゃなく、要はバランスだと思う。方法論はともかく値段さえ安けりゃ低機能デバイスだって売れまくったりする訳だから。

 で、結局、言いたいのは「ゼッタイに進化しちゃダメ!」ってことじゃなく、進化は誰のためにするべきなのか?企業のためなのか?出来る派手な記事を載せたい雑誌のためなのか?…ってこと。
 
 


[1339] iPAL1510 <明解>パーム人名事典#002 2001-08-22 (Wed)

 現在、全国の書店で発売中の「PalmMagazine」Vol.7には、機長の連載コラム「<明解>パーム人名事典#002」が載っている。第2回目の登場人物は、Muchyさんこと、牟田嘉寿さんだ!…飽きっぽい機長にしてはよくぞ続いた第二回目の連載!松原健治さんの素晴らしいイラストにも注目だ!

 

 なお、同誌の巻頭特集は「Palmラクラク仕事術」…仕事でPalmOSデバイスを使いこなすためのテクが満載だ。第2〜3特集は「Webクリッピング&チャンネル活用ガイド」「徹底研究!日本語入力支援ソフト」。速攻レビューとして、さっそく「PEG-N600C」を取り上げている。また、注目の記事としては「秋のG1戦線をPalmで勝ち抜け!!Palmで競馬」「Palm導入企業に潜入レポート第1回〜立教大学」など。
 


[1338] iPAL1509 PalmwareからPalmOSwareへ! 2001-08-22 (Wed)

 Palm社から、PalmOS用の「ソフトウェア情報」が届いたので、ウェブ等で情報を探してみた。
 
■ダズがPDA向けゲームブランド「DaDa」を発足,Palmデバイス用ゲームを毎月リリース(ZDnet/PalmOS)

■DaDa BaseBall(DaDa)

 まずはDazz社が新たに作ったPalmOS用ブランドである「DaDa Palm Series」の第一弾として、本格的野球ゲームだ。見ての通り大リーグを舞台にしたこのゲーム、なかなか完成度も高そうだ。



■DaDa Formula Racing(DaDa)

 上の野球ゲームとともにリリースされたレーシングゲーム。ほぼ、F1をイメージしたゲームだ。これまたなかなか完成度の高いゲームだ。



 また、e frontier社からは本格的なPalmOS用ゲーム「ぱぱっとパームОSシリーズ」の第一弾として、「PalmOS 麻雀」が発表された。カラー・モノクロ両対応、推定店頭売価1980円、9月7日の発売予定だ。
 


 他に、すでに「iPAL1461 ホロン×ホロン」でも紹介したHOLON社のケータイ風文字入力ソフト「Woote」(9月7日発売予定)や、かつて「ミニ定期便975 整理の時代?」で紹介したARCHITUMP社「Seton Notes」(9月7日発売予定)なども紹介されている。
 
 


[1337] iPAL1508 米国限定!Palm社のサポート新体制 2001-08-22 (Wed)

■Palm begins charging for extended tech support(PDA Buzz)

 「Palm社の技術サポート体制を拡張して有料化した!」というタイトルのこの記事によると、7月31日付けで、Palm社がサポート体制を変更したらしい。これによると、購入後60日間は無料のサポートを行い、以降は1件25ドルで行うことになるらしい。最新のm100/m500シリーズ購入者はすでにこの新サポート体制だが、旧来のm100/m500ユーザーは今年の10月30日まで、これまで通りの無料サポートを受けられるらしい。
 
 すでにPalm社のサイトには以下のようなリリースが出ている。ただし、タイトルの通り、U.S. only(米国のみ)らしい。
 
■Palm Customer Support Policies (U.S. only)(Palm社)

 


[1336] iPAL1507 Michael Maceの強がりと混乱 2001-08-22 (Wed)

■Palm CCO not concerned but confused about Talisker(PDA Buzz)August 21, 2001

 …PDABuzzに、「Palm社のCCOは、Tailskerのことを心配していないが、結構混乱している」という刺激的なタイトルの記事が載った。
 
【機長訳】

 「Tailsker」とは、 Microsoft社のWinodows CE 3.0の後継OSで、いわば「WinCE 4.0」だ。そのβ2版がリリースされたというのがこの記事の主要ニュースであり、これについてPalm社社のCCO(Chief Competitive Officer)であるMichael Maceは、「WinCEは恐れるほどのものじゃない。だって、その機能の多くはすでにPalmOSデバイスで実現されているしからだ。我々はすでに802.xxをサポートしているし、OSはとてもシンプルだ。そして我々の開発者はウィーザードなしにソフトの開発が可能だ」
 
 そう強気なコメントを語ったMaceだが、「WinCE 4.0」と次世代PocketPCであるコードネーム「Merlin」との関係性については混乱しているということを認めた。

 
 【機長の感想】
 
 …Tailsker(WinCE 4.0)とMerlinの関係性で、Maceが混乱しているというのは、やっぱり、TailskerがPocketPCのルールを破ってシンプルなハンドヘルドデバイスを作ろうとしているせいか?…その詳細については不明。
 
 なお、関連記事として、Tailskerβ2版リリースを紹介する記事がリンクされていた。
 
■Developers Receive Talisker Beta Version of Windows CE(COMPUTERWORLD)

 


[1335] iPAL1506 秋から加速する? 2001-08-22 (Wed)

■スランプ脱却をはかるハンドヘルドメーカー(CNET)20 Aug 2001

 …これからのハンドヘルド業界の近未来を予測した記事だ。PalmOSデバイスの低価格化に対応するように、PocketPC陣営で孤軍奮闘する「iPAQ」もモノクロ版を「当初の価格の半分以下の150ドルで販売」したり始めており、「OSの新バージョンによって、企業分野で事実上の標準を奪える」との自信さえ持っている。
 
 一方のPalmOS陣営では、ますます進む低価格化の中で、新製品を次々と発表してる。これらについて、米Needham社のアナリスト、Charles Wolfは「ハンドヘルドメーカー、とりわけパームとハンドスプリングは、市場の低価格層、中間層、高価格層をそれぞれ狙った、3つのはっきりとした製品シリーズを打ち出したほうがよいだろう」とか「この3つの分類以外のモデルを提供し始めると、消費者は混乱する」などと評している。
 
 最後はすでにワイヤレス時代への発表をしたPalm社、そっち方向に重点を移していくと宣言したHandspring社、そしてPocketPC陣営と、それぞれの新しい戦場について紹介している。


[1334] iPAL1505 やだねったら、やだね 2001-08-21 (Tue)

■webを閲覧しただけで感染するウィルスが登場 アプリケーションが利用不能に!(Scan/Net Security)

 …なんてことすんだよ?!やっていいことと悪いことがあるぞ!



 …って書いた途端に見つけたニュースがこちら。

■特定WebにアクセスするとPCに致命傷,Javaスクリプトで被害(ZDNN)

 …こっちはアプリケーションどころか、PCそのものの致命傷になるらしい。怖い時代になったもんだ。


[1333] iPAL1504 出る&下げる 2001-08-21 (Tue)

■パーム コンピューティング,「WORLD PC EXPO 2001」に出展(ZDNet/PalmOS)

 …というニュース自体はなんでもないが、このニュースを紹介したPalmfan(Aug,20.2001)によると、どうやらハンドスプリング社は参加企業にリストアップされていないらしい。うぬぬ?

 一方、そんなハンドスプリング社のアメリカ本社では、ついにVisor数機種の値下げを発表した。新機種発表間近か?

■米Handspring,Visorシリーズの値下げを発表(ZDNet/PalmOS)


[1332] iPAL1503 CLIE方面の進化 2001-08-21 (Tue)

●追加情報アリ

 第二回プログラムコンテストも盛り上がっているSONYのCLIE方面でいくつか大きな動きがあった。

■PDA Style 1周年スペシャル企画(PDA Style)

 …なんか、ようやくサイトデザインが落ちついたような気がする。これまではなんか、仮の建物に増設を重ねに重ねたようなイメージが強かったけど。デザインだけじゃなく、サイトの独自性もずいぶんとしっかり発揮されてきている。

■「CLIEネット相談室」オープンのお知らせ(S0NY)
■CLIEネット相談室(S0NY)

 …サポートという意味でも、新しい動きがあった。PalmOSデバイスはますます種類も増えて、ますますサポートが大変になってきている。そういう時代に、SONY独自でこれだけの体制を作ったと言うのは立派だ。また、その方法論に幅広い人材を求めているのも面白い。

 …両進化ともに、クリクラ!の解説が詳しい!

  

【追加情報】

 ZDNet PalmOSにも記事が出た。

■ソニーのオンラインショップ「PDA Style」がリニュアルオープン(ZDNet/PalmOS)



 上記のような新商品などを続々とリリースしながら、最終的には「「ケース&カバー」オープン記念企画として,ブランド名はまだ明かされていないが,東京を代表するブランドオリジナルのレア・アイテムが抽選でプレゼントされる」らしい。楽しみ!

 


[1331] iPAL1502 打倒!Birdisさん 2001-08-21 (Tue)

 大阪Palm IIIを観ていたら、同サイト主宰のNAS芹沢さんが作ったゲーム「PCCM Hi and Low」で、Birdis Land's パームなページBirdisさんが19点を記録した、との情報が!うぬぬ、許せん!負けてなるものか?!

 ← 機長の現記録

※あ、Blank Brain Palmsingoさんは17点だ…!

 


[1330] iPAL1501 もっとGoogle! 2001-08-21 (Tue)

■Googleが1日前の情報も検索可能に〜ニュースサイトや日記も含まれる(INTERNET Watch)

 WorP@holicで見つけたこの記事。たまたま、検索例題として「PalmのBe買収劇」を扱っているから、じゃなく、Googleファンとしては、同検索サイトの数少ない弱点とも言えた更新頻度に、何らかの新しいメソッドが加わったというニュースには素直に感動する!まだまだ期待したいところだが…。

 


[1329] iPAL1500 BBSヘッドライン01/08/20 2001-08-20 (Mon)



■月並みながら、おめでとうございます 投稿者:Lica姐  投稿日: 8月17日(金)00時43分02秒

 …なるほど。大阪イケショップのカリスマ店員さんは、仕事に専念する訳だ。一度大阪のショップにも行ってみたい。

■Be Inc 投稿者:Kojyo  投稿日: 8月17日(金)13時26分42秒

 …三国志という言葉には魅かれる!実際、PC世界の三国志がいろいろと姿形を変え、新しい役者達を生みだしながら、広い意味でのPCという新世界の歴史を粛々と形成しつつある、ような気も…。
 
 ← Steve Sakomanさん

■Palmによる買収を受けた、Beコミュニティの動き。 投稿者:川端  投稿日: 8月19日(日)19時34分03秒

 …気持ちはとってもわかるような。でも、そんな余裕がPalm社にあるかどうか?

 ●Save BeOS(Save BeOS Petition)

■Joe-Palm地ビールオフ in 牛久 シャトーカミヤ 投稿者:はせがわ(あ)  投稿日: 8月19日(日)23時30分35秒
■Re: Joe-Palm地ビールオフ in 牛久 シャトーカミヤ 投稿者:はせがわ(あ)  投稿日: 8月19日(日)23時32分03秒

 …前から思ってたんだけど、Joe-PalmさんとかSen-PUGさんのオフ会の名称って、ヨダレが出そうな名前が多すぎる!
 
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!

※あ、とうとうiPALナンバーが1500を越えた!


[1328] iPAL1499 まさか、あのオジサンも?! 2001-08-20 (Mon)

■富士通、1万6000人削減へ(asahi.com)

 「今年度の第1四半期(4〜6月)の連結決算で423億円の営業赤字」を出したため、「国内外のグループ約18万人の1割弱にあたる1万6000人の人員削減」「工場の統廃合で経営の立て直し」を計るそうだ。なお、国内の電機業界では、他にも「NECが4000人、松下電器産業が5000人の人員削減」を発表している。

 ← この人も最近見ないけど、まさか?!
 
 これらを小泉内閣言うところの「痛み」ととるのか、小泉内閣が「痛み」を伴っても改革すべき現況と見るのかは、判断の別れるところだし、宗教論争にもなりかねないのでここで判定しないが、このiPAL-NEXTでPalmが!Handspringが!とか騒いでいる以上のことが今、日本では起こっている。というか、同じことがアメリカでも思いっきり起こっている。とくにIT系産業は今、全世界的にもがき苦しんでいる。

 日本のPalmコミュニティで最近、ちょっと寂し目の情報(サイトの閉鎖とか)が流れたりする背景にも、Palm云々という以前に、そうした時代の流れが影響しているかもしれない。

 ま、結論から言うと、そのうち誰にとっても、ひとごとじゃなくなる!それぐらい厳しい冬の予感もチラホラ。でも、結局は、それぞれの人間が、それぞれの場所で頑張るしかない。そうすっと何かが変わる、…はず。

   

【追伸】  ← ところで、頑張ってね!


[1327] iPAL1498 AIじゃなくてIAな理由。 2001-08-20 (Mon)



■パームを全国民へ?(ふふふPalm)2001.8.20

 「BeIA」に特化したBe社の近年の動きを調べたリポートが興味深い。もともと機長などは「BeIA」がもともと「Bel(ベルエー)A(A)かも、と思っていたほどだったが、下記記事を読むと、本当は「Be(ビー)IA(アイエー)と読むらしいその「OS」らしきもののの意味というか、込められた想いがわかる。
 
■Beの提唱するアプライアンス3態(ASCII24)2000年2月28日

 衝撃的だったのは「BeIA」の以前のコードネームが「stinger」であったこと。これってば、Microsoft社の次世代携帯電話のコードネームじゃん!しかも、Linuxよりも扱いやすいコンシューマ用OSとして、日立やIntel、さらにはCOMPAQまでが(Internet Appliance用のOSとして)狙っていたという事実には驚いた!

■アプライアンスOS「BeIA」発表。Intelと日立が後押し(ZDNN)2000.2.7

 さらに、下記のずいぶん古いZDNet記事では「Internet Appliance」の端末例として「WebTV」なんかと並んで「Palm VII」を併記していることに驚かされた。そうか、「Palm VII」もそうだったのか?!ふふふさんなんかは、日本の「iモード」までも一例としてあげているが、たぶん間違っていないのだろう。

■インターネットアプライアンスに何を求めるのか(ZDNet)1999年11月11日

 そんな「Internet Appliance」(実はPalm社の元親会社で今も関連深い3Com社も、そう言えば出していたな〜)だが、具体的な成功例はまだない!その雰囲気は、理論上正しかったが具体的にはさっぱりだったMicrosoft社の「WebTV」(一般家庭への浸透には失敗したが、最近米国のホテルでよく見かける!)に似ている。
 
  


[1326] iPAL1497 盆地と平野の話。 2001-08-20 (Mon)

■素晴らしきpocketgamesのインチキくさい世界(ぱーむ盆地)2001.8.19

 いろいろサイトの紹介が楽しく続くこの記事の中で、機長がもっとも注目したのは、pocketgamesの主宰者・平野さんが、Tp535&Palm3ひらぱーさんのお兄さんだったとは…?!これからは高島兄弟みたく、平野兄、平野弟と呼ぶべきか?
 
  


[1325] iPAL1496 プレゼント 2001-08-20 (Mon)

■100万アクセスのスクリーンショット(iPAL-NEXT)

 先日のアクセス達成時に、読者の徳本さんからスクリーンショットを貰った。とくに告知していた訳でもなかったので、「いつもの粗品」だけ贈らせてもらった。一方、とあるサイトのスクリーンショットプレゼントは凄かった!
 
■100000アクセス記念イベントとして、裕峰さんのアート権をプレゼント(くりすたるあーと)


[1324] iPAL1495 大英帝国の憂鬱 2001-08-19 (Sun)

■悪化する立ち小便の被害=国際都市の地位危うい?−ロンドン(時事通信)

 紳士の国のはずが…。そのうち、国際監視団とか派遣しようか?それとも、壁に十字架とか書く?日本では鳥居とか書いてたけどね。
 


[1323] iPAL1494 共有するという概念 2001-08-19 (Sun)

■会費制タクシーを「地域の足」に 国土交通省が計画(asahi.com)

 不況のため需要の落ち込んだタクシー業界救済が目的らしいが、なかなか面白い試みだ。とくに駐車場の確保さえ難しい都心部ではマイカーを持つことさえなかなか難しいし、たとえ持ったとしても都市交通の異常なまでの渋滞の手助けになるだけだ。そんな中、タクシーを「共有」するというアイデアはとても面白い。


[1322] iPAL1493 こどもの玩具とおとなの玩具 2001-08-19 (Sun)

 あはは、と思わず笑ってしまったのは…
 
■mシリーズがなんと!子供のおもちゃになって登場。(PalmSpot.net)2001年8月19日

 該当リンクをクリックしてみるべし。
 
 ついでに、すでに「iPAL1488 今度は、m700とi725の噂。」でもお知らせした「秋には面白いものが見られるんですかね。m700とか、i725とか…。」(2001年8月17日)とか、「Palm対Pocket PCの争いについて、興味深いコメントが掲載されています。」(2001年8月17日)とか、PalmSpot.Netは記事選択がなかなかナイス!とくに、後者の記事はなかなか興味深い。

■Palm 対 Pocket PC―続編(Japan.internet.com)

 この記事では「Palm は Pocket PC と比較すると、ワイヤレスやマルチメディアの点で劣っている」と書いたあとで、Palmよりも「米国よりもワイヤレス産業が成熟した欧州で人気」のPocketPCの弱点についても触れている。そして「最大の問題は、Micorosoft が Java を冷遇していること」や、「Pocket PC は Palm よりも性能は良いが、性能の良さがダイレクトに価格に反映している」などを、その代表例としてあげている。

 この分析、なかなか鋭いと思う。だからPocketPCがダメってことじゃなく、シンプル機能ながら廉価販売に徹底できなかったこれまでのPalmOSデバイスと、多機能ながらそれなりの値段から降ろせないPocketPCデバイスの双方が、同じ未来に向かいつつありながら、その過渡期的状況から抜け出せないでいる。そこにチャンスもあるし、ピンチも待っている。
 
 だが、最終的に向かうべき方向はほぼ一緒になってきた。それは孤立した(あるいはデスクトップパソコンと時たまワイヤーで結ばれる)PDAとしての進化よりも、真のワイヤレス通信環境を持ってネットワークに常時接続できるPDAという未来像だ。ちょうど日本のiモードがもっと幅広い可能性を持った状態というか…。でもまだ、PalmOS陣営もPocketPC陣営もそこまでの進化の前に、様々な物理的問題がその前には立ちはだかっている状態にある。果して、本当の未来は…?
 
 ちなみに日本では、遠い未来像こそ同じだが、iモードというモバイル界の先輩のせいで、その発展過程は欧米とはまた違った進歩を辿りそうだ。実際、PalmOSだ、PocketPCだ、と欧米並に大騒ぎしていても、実はまだまだ、「もともと電子機器好きの特定の人々」が面白い玩具としてそれぞれを買い替えているのが現状と言ってもいいぐらいかもしれない。(もちろん、新しいユーザー層は地道には増えているが…)果して、そんな日本で両陣営はどんな戦い方をするのか?!やっぱり、パソコン同様、エンタープライズ(対企業)市場を制した陣営が最後の勝利者になるのか?!まだまだ戦いは続きそうだ。
 
 


[1321] iPAL1492 市場の反応は? 2001-08-19 (Sun)



 さて、「Be-Palm」事件の合間に株価はどうなっていたのか?…こうなっていた。

 まずはPalm社



 戸惑いの見えた8月16日から17日には復調傾向に向かっている。

 続いてはBe社
 


 元々の株価が凄い(0.45ドル)ところに、8月16日には凄い動きになっている。わずか1日で半分以下(0.20ドル)に下がっている!
 
 一方その頃、Handspring社は…?
 


 6〜7月の激減からはずいぶん安定して、8月に入ってからは穏やかな微増へと転じている。
 
 さあて、どうなるこれからの株価?!
 
   


[1320] iPAL1491 モバイルの行方 2001-08-18 (Sat)

 とにかくこのところ、数々の噂飛び交うPalmOS業界だ。

 PDABuzzの下記記事によると、いよいよHandspring社の2001年新学期向け新型機種2種が、来週月曜日の8月20日(米時間)にも発表されるらしい。かねてよりの噂通りならば、「Visor Ace」「Visor Columbia」が同時デビューを果たすようだ。また、かねてからの予想通り、旧機種の価格改定も同時にやってしまいそうだ。

■Rumor: Handspring to announce new PDAs next week(PDA Buzz)

 

 一方、pocketgamesには、なんとCLIEの次期マシン「N760C」の噂が…。後ろの記事には、さらに次期次期マシン「N860」の噂までも?!…そうか、CLIEも次期次期マシンには常時ワイヤレス接続を目指すのか?
 
■(噂)clie 760C(pocketgames)2001/08/17
■(噂)クリエN760C続報(pocketgames)2001/08/18

 

 ところで、CLIE User Club!でこんなニュースを見つけた。

■マイケル・デル氏――次にホットなのはワイヤレスのデバイスだ(ZDNet/Business&Money)

 「今最も重要なのはワイヤレスだ。今後1年から1年半の間にワイヤレス対応のデバイス(Gismo)が広範に出回るようになるだろう」という、Michael DellDell Computer会長兼CEO)のコメントが出ている。そうか、Dellまでもがワイヤレス対応デバイスに向かうのか?Palm社の「i725」と言い、SONY社の「N860」と言い、時代は一直線にモバイル進化の流れを集約し始めた。

  


[1319] iPAL1490 Let it Be! 2001-08-18 (Sat)



■Be、知的所有権をPalmに売却。年内にも会社を清算(PC Watch)

 このところ、エンタープライズ方面の動きばかりが目立って、一般ユーザにとっては、やや地味な印象の強かったPalm社にとっては、久しぶりにショッキングなニュースとあって、今回の騒動はネットでもお盆開けのトップニュースとして各種サイトで報じられている。
 
 そんな中、PC Watchでは明確に「Beの取締役会は、自社の業務の停止を決定しており、2001年第4四半期までに清算する見込み」と書いている。これは、不確かな【機長訳】では読み取れなかったニュアンスでもある。
 
 また、この記事には、かつてBe社が95年10月にリリースしたPowerPCをデュアル搭載したマシン「BeBox」の写真なんかも出てる。な、懐かしい。
 


 さて、この記事を始め、各社サイトで紹介されている、インターネット端末版パッケージ「BelA」を搭載したSONY社のマシン「eVilla」については下記リンクを参照。

■eVilla Network Entertainment Center(SONY)



 あ、そうそう、Be社の日本語サイトも見つけた。
 
■Be Japan
■BeOSの紹介
■IconWorld(Be)…私も個人的に大好きなBeOSのアイコンたち!

  

 


[1318] iPAL1489 祝!Mobile-Diary 2001-08-17 (Fri)

「Mobile-Diary」が10万アクセス達成を記念してURLを変更!

新URLはhttp://mobiletake.cool.ne.jp/」と、とってもシンプル。

祝!>TAKE(タケ)さん


[1317] iPAL1488 今度は、m700とi725の噂。 2001-08-17 (Fri)

 PalmSpot.Netに、とても注目すべきニュースがリンクされていた。それはPalmInfoCenterに出ていた以下のニュースだ。
 
■Rumor: A First Look at Future Wireless Palms(PalmInfocenter)

 もしも意図的でないとしたら、Palm社は長野県の田中康夫知事のガラス張りの知事室のような研究室を持っているのではないか?と思われるような、同社の情報漏れぶりは今回も明確だ。ただし、春の情報漏れが同系機種の在庫を大幅に増やしたのに比べると、今回の情報は別機能を持つマシンの情報だけに、余剰在庫の不安よりも同社の今後の健全なる計画を推測させてくれる。

 さて、「噂:未来のワイヤレスPalm2機種を初めて見た!」というタイトルの記事内容はだいたい以下のようになっている。相変わらず不確かな機長訳なので、各自原文で確認しながら読もう。

【機長訳】

Palm社が2つの次世代ワイヤレスハンドヘルドマシンを準備しているという情報が漏れてきた。

その情報源によると、今年10月のPalmSourceでは「m700」が発表され、11月には利用可能になるという。それは「Palm VII」のようにワイヤレスモデムムを搭載するが、無線音声通信機能はついていないらしいモノクロ液晶マシンになるらしい。当然と言うべきか、このマシンにはユニバーサルコネクタがついているようだ。

情報源はとある写真を見ることが出来たそうだが、それが「m700」であるかどうかの確証はないらしい。その写真に映っている「m700」には小さなキーボードがくっついていた。Palm社がそうした外付けキーボードをリリースするかどうかは不明だが、情報源が見たそれは、最近いくつかのサードパーティが発表したもののひとつだったという。

「m700」に関する詳細がおぼろげな理由は、情報源となった人間が「m700」の後継機となる「i725」に見とれていたせいだったらしい。このマシンが、ハンドヘルドと携帯電話を真の意味で統合した最初のPalmデバイスであることを示すように、Palm社は現在の「m」シリーズとは違う「i」シリーズと名前を変更するようだ。「i725」は「m700」のワイヤレスモデム機能に加えて、無線音声通信機能を持っている。

今のところ計画ではモノクロ液晶を搭載するらしいが、カラーバージョンも計画中だそうだ。

情報源によると、「i725」はm500シリーズに似ていないと語った。

「i725」は、Siemens社の携帯電話「SL45」に似ていて、よりサイズを大きくしたようなものらしいと情報源は描写した。トップの部分は同じように一般的な形状であり、同じような曲線でデザインされており、同じようにメタリック仕上げになっているらしい。なお、同筐体には伸びないアンテナがついていて、Palm Vシリーズよりも3mmほど分厚いらしい。

このマシンは2002年の春には利用可能になるらしい。



【機長の感想】

 さて、記事中で「i725」に似ていると形容されていたSiemens社の携帯電話「SL45」とはこんなマシンだ。
 


 という訳で、先日のHandspring社のワイヤレス通信端末開発のニュースと同様、というよりも、それよりもはるかに速いスピードで、Palm社は次世代の携帯端末に乗りだす。すでに噂が流れていた「m700」については「Palm VII」の後継機ということもあって、それほど驚くには当たらない情報だが、次世代端末である「i725」までが来春には使用可能になるというニュースはとても注目できる。
 
 彼らがないゆえその開発を急ぐのかというと、これが彼らの前に待っているからだ。
 
 ← スマートフォン向けWindows CEでコードネーム「Stinger」と呼ばれるOSのβ版を搭載したSendo社の「Sendo Z100 Smartphone」

 そう、Stingerがまもなく、今年中には各社から続々とリリースされる。これまでPalmOS vs PocketPCとして対決してきた戦いが、今度はデータ&音声機能を持った携帯電話端末として対決する。かねてよりiPAL-NEXTでも、ハンドヘルドの未来は、結局携帯電話の未来と一致する、とたびたび書いてきたが、そのハンドヘルド(OS)側からの挑戦が今年秋から、ようやく始まろうとしている。
 
 さて、すでにお気づきの読者も多いと思うが、今回紹介した「噂」の主人公である「m700」も「i725」も、アメリカでの発表&発売は、噂通りなら上記記事に書いてあったスケジュール通りに粛々と進行するだろうが、日本ではそのままのスケジュールという訳にはいくまいと思われる。なぜなら、ワイヤレス通信のシステムその他があまりにも違うからだ。果して、日本での展開はどんな風になるのか?iモードという(今はまだ)強敵もいることだし、アメリカとは違った進化がこれからやってくる。それはどんなタイミングで、どんな風にやってくるのか?
 
 ところで、日本にも、Palm好きの余り複数台のPalmOSデバイスを、それこそ数十台も所有しているヘビーユーザーがいる。そして、中には日本では使えないPalm VIIまで所有していたというツワモノもいるのだが、そうした人達がこの、日本ではただのワイヤードPalmマシンに変わり果ててしまう「m700」や「i725」まで買ってしまうのか?…そっちにもちょっと注目したい。ま、余計なお世話と言えば余計なお世話だが…。
 
 


[1316] iPAL1487 ティファニーでPalmを 2001-08-17 (Fri)

 今度はTIFFANY
 
 PDA Japanによると、Vis-a-VisでTIFFANY製のスタイラス「TIFFANY & CO. 1837 wallet stylus for PDA 」の販売を始めたららしい!14,800円。
 


 すでに、LouisVuittonGUCCICOACHなどがPalmOSデバイス用ケースを出している。次はどこだ?フェラガモか?

 


[1315] iPAL1486 一方、ハンドスプリングとソニーの動き 2001-08-17 (Fri)

 機長などが「Be-Palm」事件で大騒ぎしている間にも、PalmOSプラットフォームの各種デバイスを専門に扱っているサイトでは、その他の重要なニュースを紹介している。
 
 Visorの衣装部屋では、ハンドスプリング社絡みの、以下のような重要なニュースを紹介している。
 
■絶好調のVisor、その一方でハンドスプリングは体制縮小へ(@IT)

「ハンドスプリングは8月末までに、現在13名の社員数を大幅に減らし、同社が中心となってマーケティングや販売促進、ビジネスモデルの構築などを行っていた体制を改める。具体的には、同社の販売代理店である関東電子が、現在のハンドスプリングの流通体制を引き継ぎ、ハンドスプリングは米本社とのパイプ役に徹することになる」「製品供給自体はいままで通り行われ、店頭販売などへの影響はないという。サポート体制も最初からアウトソースされているため、エンドユーザーへの実際の影響もほとんどないだろうという。スプリングボード対応など、周辺機器開発に関するハンドスプリングからの開発支援体制についてはなんらかの影響があるようだが、現在サードパーティからの発売が予定されているような周辺機器などについても、おそらく発売に大きな影響はないだろう」という同社体制の推測記事が書かれている。

 ところで、「Be-Palm」事件絡みで、Visorの衣装部屋では、面白いスクリーンショットを載せている。(笑)確かに機長も昔からBeOSのアイコンの美しさは大好きで、自分のMac内でもその代表的ないくつかを使っていたりする。
 
 一方、クリクラ!では、「クリエ」プログラムコンテストの新しい企画「Grand Prix de CLIE」(グランプリ・ド・クリエ)開催について(2001.8.16)や、PDA styleリニューアルに伴う、同サイトのニューコンセプト「PDA PLUS」を紹介ししてる。(2001.8.17)

 ← 9月6日から投票開始!注目だ!

 最近、動きが鈍いじゃん?などと言われてきたPalmOSワールドだが、いろいろな意味で急展開を迎えて、だんだん楽しくなってきた。

    


[1314] iPAL1485 Be-Palm続報 2001-08-17 (Fri)



 PalmがBeを買った、という「Be-Palm」事件(←今、勝手に名付けた!)
 
 今未明(日本時間)にはさっぱり不明だった情報も、一夜明けてネットに続々と情報が出てきた。
 
■パーム、ビー買収でOS強化(CNET)

 

 この記事では未明のリリース(「iPAL1484 GasseeとKessler〜なんか「s」が多い」参照)では不明だったいくつかの情報が提供されている。
 
Palm社のスポークスマンであるMarlene Somsakのコメントが載っている。「ケスラーはここ数ヵ月ヤンコフスキーとともに、子会社化やより強力な『ARM』ベースチップへの移行促進でPalm OSを改善する戦略を練った。しかし、誰か他の人間がOSユニットを率いる必要があることで、ケスラーとヤンコフスキー、そしてパームの役員が全員同意した」そうだ。

 この記事では、リアルタイムの発言だかどうかは不明だが、「OS子会社を作り上げるには、パームからのさらなる出資、ハードウェア事業からのいっそうの分離、そして新リーダー、という3つの要素が必要だ」とか「パームのプラットフォームを次のレベルに引き上げられる、またとないチャンスだと思う。私はヤンコフスキ-にこのことを話した」というKesslerのコメントも載っている。

 そして、今後のBe社については「ビーには現在、57人の従業員がいる。パームはそのうち最大50人を雇用するが、若干名が買収手続き終了後ビーに残って事業の段階的縮小に取り組む」という前出Somsakのコメントや、「パームに財産を売却した後、出資者などへの返済義務を果たすと述べた。「残額はすべて、株主に返還する。(この買収が)株主にとって最良の選択肢だと思わなければ行なわなかった」」というBe社のCFO(最高財務責任者)であるP.C. Berndtのコメントも出ている。

 さらに、同記事では初めてBe社BeOSJean-Louis Gasseeのことを知りたい人達のための記事も紹介されている。
 
■「あと少し」の連続だったビーの歴史 (CNET)

 もちろん、これだけのニュースだとZDNetにも記事が出ている。

■Palm,Be買収でOS事業にてこ入れ(1)(ZDNet)
■Palm,Be買収でOS事業にてこ入れ(2)(ZDNet)

 ま、CNETの異訳記事だが、新しい情報も紹介されている。それは、Be社のインターネットアプライアンス用OS「BeIA」がSONY社の製品「EVilla」に採用されたことに絡む解説の中に登場する。
 
SONY社のスポークスマン、Gretchen Griswoldさんの「eVillaでは今後もBeIAをサポートしていく」が、「どのようにサポートを続けていくのかは不明」で、「PalmがeVilla用のOSをサポートするという選択肢も検討中だ」というコメントだ。

これについてPalm社では「BeOSをスタンドアロンのOSとして開発していく計画はない」と語り、さらに同社スポークスマンのSomsakは「ソニーからeVilla向けのライセンスを引き上げる計画はない。うまくOSを体系化できれば,ソニーがeVillaのOSを移行できるようにサポートを提供するかもしれない」とコメントとしてる。

 今回の大ニュースについては、以下のニュースにも注目したい。
 
■米Palm,Incと米Be社の技術資産を獲得(PalmFan)2001.8.17

 機長などは初耳だったが、Be社の買収劇についてはかねてからSONYか?Palmか?という噂があったらしいことなどの同サイト主宰M.Hiroseさんのコメント、また、大いに期待したいという同スタッフmaruさんのコメント、さっそくBeOSをPalmで体験してみないか?(下図参照=笑)という同Brianさんのコメントが載っている。
 


  


[1313] iPAL1484 GasseeとKessler〜なんか「s」が多い 2001-08-17 (Fri)



 謎の多かった前回の記事「iPAL1483 PalmがBeを買った。で、何をするつもりなのか?!」について、更なる続報が入ってきた。
 
■Palm Acquires Assets and Hires Key Talent From Be(Palm, Inc.)

 「Palm社はBe社から資産を獲得し、同社からキーマンを雇い入れた」と題するこのリリースは、前回よりも、さらに踏み込んだ内容となっている。
 

【機長訳・その1】

 8月16日にPalm社とBe社は提携し、Be社の知的財産と技術資産をPalm社が購入した。
Palm社は同時にBe社の技術者集団も雇った。これらの取引代金1100万ドルは、Be社株主の承認その他を受けて、Palm社の株によって支払われたそうだ。

 今回の発表は、PalmOSプラットフォームへビジネスに比重を移す中での、三番目の告知だ。
1)ARMチップ供給元を含むライセンシーの拡大(7月24日)
2)2001年末までにPalm Platform Solutions Groupを分社(7月27日)
 そして今回の発表により、開発ツールと、ユーザー指向のコミュニケーション、インターネット、マルチメディア技術の将来に向けてのPalm社の可能性が広がった。

 Palm社CEOのCarl Yankowskiは、以下のように語っている。
「Be社からの技術と人材には大いに注目しているんだ!」
「両社の素晴らしい技術者が力を合せて作る将来のPalmOSバージョンにとっても期待している。今回の提携は、PalmOsプラットフォームが、マルチメディアやインターネットの専門的な知識を必要とするより幅広い市場へと広がっていくためのきっかけとなるだろう」

 

 …まず、なによりも特徴的なのは、さらに踏み込んだ情報を書いたところ、「BeOS」という言葉がいっさい見当たらないかわりに、Be社からの人材供給と共同作業のことが強調され、さらに、一言も触れられていない「BeOS」のことなんか忘れるくらいに、ひとりの人間の存在感を強調していることだ。その男とは…


【機長訳・その2】

 一方、Be社のCEOであるJean-Louis Gasseeは、当面Palm社に助言を行うなどの関係を通して、両社の技術と人材の統合のために大いなる手助けとなるだろう。これは業務の完成のために効果的になるだろう。彼はまた、Solutions Groupから分社することが予定させれているPalm Platformビジネスにも戦略的な助言をしてくれるだろう。彼はPalm社の幹部会議のPalm Platform Solutions Group委員会に報告書も提出する予定だ。

 そんなGasseeは以下のように語っている。
「私自身、Be社の技術と人材をPalm Platform Solution Groupのために統合すべく、Palm社とは密接に仕事をしたいと思っている」
「Palm社に来たBe社のチームは、お互いの力と献身性が試されるさまざまな局面で共同作業を行うことに、とても燃えている。それはたとえば、優秀なOS、エンドユーザーや我々の開発者コミュニティに存在する高い価値を持った人材への気配りなどだ。」



 …かなり衝撃的な内容だ。もしも彼の仕事権限がこのリリースの通りであるならば、まるでApple社に舞い戻った暫定CEO時代のSteve Jobsのような職権をGasseeは握ることになる。
 こうして、Palm社は、そのタイプはともかく、Jeff Hawkins退社後、すっかり縁遠くなっていたカリスマという言葉の類義語を、とても特殊な形で獲得したと言えるかもしれない。が、一方で、我々PalmOSユーザーには馴染み深い人材の名前が同社の幹部リストから消え去ることになる。


【機長訳・その3】

 「Be社は、我々が提携して果たす仕事のための強力な手助けとなってくれる開発者たちに注目している。彼ら16万5千人のPalmOS開発者たちと一緒に働くことで、今回の我々の提携はPalmエコノミーを成功へと導くだろう」とYankowskiは語った。

 Palm社はまた、Palm Platform Solutions Groupのジェネラルマネージャーを勤めてきたAlan Kesslerの解任を発表した。Kesslerは、事実上8月17日に今後の予定も明らかにしないまま、Palm社を辞めた。

 「Palm社はエキサイティングな可能性を持った素晴らしい企業だ。そして私は、3Com社からスピンオフする前からこの会社に勤めてきたことを誇りに思っている」とKesslerは語った。



 …以前、このiPAL-NEXTでも触れてきたことではあるが、最近のPalm社のPalm Platform Solution Groupへの新しい人材の供給は、明らかにkesslerの存在感を希薄にしつつあった。そして、理由も今後の計画も明かされぬまま、彼はPalm社を去った。

 ← Alan!

 替わりに、最近名前を強調されることが多くなった人間の名前がある。別に最近出てきたとかそういう存在じゃない。ずっと同社の影になり背後に周り、大きな動き方をしてきた男がいる。かつてJeff Hawkinsのスピンオフに反対しながら、その後自らの手でPalm社をスピンオフさせた3Com社のCEOだ。少なくともIPO当時の株価が異常に高値だったことは記憶に新しい。

 
【機長訳・その4】

 「私は新しい挑戦に向かうための準備はできている」
…とEric Benhamouは語った。彼は重役会議の議長であり、Palm Platform Solutions Groupの幹部委員会のメンバーであり、また、Palm Platform Solutions Groupがその名前を永遠に使える名前に変更するまでの間、同社のCEOを勤めることになるだろう。彼はYankoskiや幹部委員会のメンバー、同委員会の議長であるDavid C. Nagelとともに緊密に仕事を進めるだろう。


 …そんなPalm社の大番長の存在に触れた後で、このプレスリリースは、長年同社のために尽くしてきた、「人徳と融和と努力の人」の功績を大いに讚えている。

 
【機長訳・その5】

 Yankowskiは以下のように語っている。
「我々はAlanが我が社のために果たしてきた貢献に感謝しており、彼の素晴らしい未来を願っている」
「PalmOSのための開発者は彼の指導の元、2万から16万5千にまで増えた。さらに彼はPalmOS 3.5と4.0の成功を導いた人間であり、いくつかの重要なライセンシーも獲得した」



…そして、リリースの最後は、企業が出すプレスリリースの常套句、つまり、輝かしい現在と未来を大いに謳い上げている。


【機長訳・その6】

 Platform Solutions GroupはPalmOS Platformを開発し、それをHandEra社、Handspring社、Sony社、Symbol社、そしてPalm Solution Group社を含むハンドヘルドコンピューター会社、さらにはKyocera社やSamsung社のような携帯電話会社にライセンスする。今年新たにライセンシーの獲得を発表したのは、アジア太平洋地域の中国語圏でPalmOSを普及させようと計画中のAcer社、そしてGPS業界の雄、Garmin社だ。すでに16000万台のPalm Poweredブランドのハンドヘルドデバイスが出荷されている。市場調査によれば、PalmOSは全世界のPDA市場において76%のシェアを占めている。
 

 …もちろん、最後の数字は、おなじみの「2000年度IDCの発表データ」だ。そして、「機長訳」というものは、これまでもたびたび断ってきたように、精度はきわめて低いので、みんな原文で確認を!
 
 
【まとめ】

 さて、正直機長はまだ、今回のPalm社の発表の真意がわからない。単なるハイレベルな技術者集団の獲得という意味なら、1100万ドル相当のPalm社の株で買うという買物は決して悪くない。あとは、GasseeというこれまでのPalm社にいなかった強烈な個性が、どんな風にPalm社の未来を導いてくれるかだ。Apple社を放逐される前のJobsがその天才的な閃きとともに現代経営者として多くの悪名を馳せていたように、Apple社時代のGasseeはそのきらめくような先見性とともに先走りすぎる常識外の実行力やカリスマ性が否定的な評価を彼に与えていた時代があったように聞く。
 
 だが、「士別三日即更刮目相待」だ!
 …しばしば「男子三日会わざれば刮目せよ」などと訳される中国「三国志」に登場する言葉。
 
 機長などは無責任に、この新しい登場人物の活躍を大いに期待したいと思う。もちろん、不安もある!ま、だから面白いと言えるのだが…。Palm社の思い切った一手(もしかしたら、人的資産だけ貰ってGasseeの意見を聞かない可能性だって十分にある!)を、まずは祝福したい!
 
 でも、株価がまだあんまり動いてないんだよな〜。明日ぐらいからかな?
 
 そして、Kesslerさん、お疲れさま!次はどこで会えるんだろう?
 


 う〜む、100万アクセスを越えてもっとお気楽更新」をするつもりだったのに、いきなりこんな大きなニュースは困るな〜(笑)


[1312] iPAL1483 PalmがBeを買った。で、何をするつもりなのか?! 2001-08-17 (Fri)



 さっぱり訳わからん!

 ぱーむ盆地で見つけたPALMSTATIONのこんなニュース!

■Palm Purchases BeOS(PALMSTATION)

 つまりさ、Palm社Be社のBeOSを買っちゃった」らしいのだ。

 最初は冗談かと思ったさ。そしたらちゃんとご丁寧にもPalm社Be社の両社からプレスリリースも出てる。

■Be Announces Sale of Intellectual Property and Technology Assets to Palm(Palm, Inc.)
■Be Announces Sale of Intellectual Property and Technology Assets to Palm(Be, Inc)

 ※「Intellectual Property」とは「知的資産」、「Technology Assets」は「技術的財産」ぐらいの意味か?直裁的には「BeOS」とも解釈できるし、広義では「Be社の技術者集団」とも「Be社のBeOS以外の何ものか?」であるとも言える。

 さ、さ、さっぱりわからん!上記PALMSTATIONの投稿には「要らないOSと要らない株を交換したのでは?」という推測(笑)も出ていたが…。マジでARMにBeOS積んじゃうつもりなのか?さっぱりわからんぞ〜!でも、Be社のボスであるJean-Louis GasseeがBeOSをただデスクトップパソコンの肥にだけしないための策謀を地下でずっと続けていたとしたら…、それはそれでとっても興味ある!かつてAppleに売ろうとしたように、どこかのハンドヘルドOSメーカーに売るために地下でこそこそと…。想像だけは膨らむが、何にも具体的なものが見えてこない。そんなニュースだ!

 ← この人が、Jean-Louis Gassee(ジャン・ルイ・ガゼー)さんだ!…元Apple社

   


[1311] iPAL1482 ぱーむのはなし×3 2001-08-17 (Fri)

【1】キーボードいろいろ

 Palm Tea Roomで見つけたPalmOSデバイス用キーボードに関する詳細リポート(by 塩田伸二さん)

■連載 Mobile Insider〜第7回 Palm系PDAのキーボード事情(@IT)

 1.Palm系PDAの文字入力方法とキーボードの種類
2.フルサイズにこだわった専用キーボード
 3.バラエティ豊かな各種キーボード

 

【2】All About PalmOS

All About Japanの「パソコン(PC/AT)」の分野で、ガイド役の中村伸さんが、「筆者も買ってしまったVisor情報〜Visorの大バーゲン」というコラムを書いている。他にも「Palm関連リンク集(暫定)」「Palmコンピュータ入門」も!それにしても、こんなに広いジャンルをよくぞ一人でまとめてるな〜!とひたすら感心!

お知らせ感謝さん 

【3】PowerOne続報

 「N600の話【総集編】〜(4)いきなりのまとめ」でも紹介したPalmOS 4.0搭載の新標準アプリ「PowerOne」(関数電卓)についてのリポートを長島さんからもらった。それによると、このソフトの開発元はINFINITY社だそうで、PalmOS 4.0搭載のモノとまったく同じものではないが、別バージョンの「PowerOne Personal」なるソフトがフリーウェアとしてダウンロードできるらしい。なお、このPowerOneには、「PowerOne Graph」「PowerOne Finance」「PowerOne Scientific」「FCPlus Professional」などのシリーズまであるらしい。

 


[1310] iPAL1481 感謝だらけ! 2001-08-16 (Thu)

 本当にたくさんの方から、百万アクセスのお祝いをいただいている。お盆休み中にも関わらず!
 
 メールをくれた方、自サイトで祝福の言葉を書いてくれた方、iPAL-BBSにお祝いメッセージを書き込んでくれた方、…本当にありがとう!それらすべてにお返事をすることが出来ないので、この場を借りて最大級の感謝の言葉を贈りたいと思う。
 
感謝!
 
 ところで、パーム航空の扉絵だけど、更新停止以来ずっと一緒だよんくみちょUpupさん
 
 

【追伸】マサトレの記事(2001.08.16.Thu.)マサトレさんが、先日突然活動を休止したPalm de COOL!「ホントに突然の休止だったことが伺えるような気がしました」と書いている。その証拠を見ると、確かに同感かも…。

 


[1309] iPAL1480 BBSヘッドライン01/08/16 2001-08-16 (Thu)



■おめでとうございます 投稿者:PaPa  投稿日: 8月15日(水)17時50分18秒

 …あ、PaPaさんの投稿時間から考えると、すでに8月15日の17時50分には100万を越えていたらしい!

■おめでとうございます! 投稿者:Wドリブル  投稿日: 8月15日(水)21時06分56秒

 …clie cafeの方も無理せず、素晴らしい更新を!

■おめでとうございます 投稿者:ちん@盆地  投稿日: 8月16日(木)00時15分27秒

 …お花、ありがとうございますちんさん

■広告です。 投稿者:日本デス川柳協会  投稿日: 8月16日(木)13時56分11秒

 …密かに注目しています日本デス川柳協会

■おめでとうございます! 投稿者:どんべえ  投稿日: 8月16日(木)21時46分47秒

 …名前の件、おいおい修正します。すまんです!どんべえさん

【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1308] iPAL1479 掌中の夢 2001-08-16 (Thu)

 ある意味、とっても下らないような、だけど、とってもPalmOSデバイス向きのソフトだ。FreewarePalmで見つけた。その名も「Deams v 1.0」…その名の通り、というか、まさか?!と思ったら、本当に「寝てる間に見た夢を記録するためのソフト」だ。専用サイトの長すぎるけど素敵なオープニングにもあったけど、時間がたつと忘れてしまう夢の記録をつけるために、PalmOSデバイスというメディアはなかなか最適だ。でも、一番笑ったのは「Dream Details」(夢の詳細)という設定の中に、Date(日付)なんかとともにQualtiy(眠りの質をDeep、Medium、Lightの三段階で選べて、しかもソートの対象にもなるらしい)なんてものまであったこと。その専用サイト同様、なんだか不思議な魅力を持ったソフトだ。フリーウェア。…僕は使わないけど、ネ。


[1307] iPAL1478 ちょっとだけ、記念に! 2001-08-16 (Thu)

 さて、100万アクセスと言っても、とくにイベントはない。これももっとお気楽更新」ゆえの省エネ戦略か?…多少はそれもある。でも、なんにもないのもアレなんで、実は数日前にこそっとでっちあげたLONG COLUMN(ま、iPAL-NEXTにしては、ちょっと長めの記事)があるので、それをアップロードした。

■iPAL-NEXT 100万アクセス記念〜林裕峰作品集3(iPAL-NEXT LONG COLUMNS)

 iPAL-NEXTではもうすっかりおなじみの巨匠、林裕峰先生の新作(+どんべえさんの小紋)を、心ゆくまで堪能してもらいたい。

 ちなみに今回の作品のキャンバスはPalmOSデバイスじゃない!てことはもしかして…?!


[1306] iPAL1477 とにかく感謝の100万アクセス! 2001-08-16 (Thu)

 という訳で、(読者の方からの報告によると)昨日の午後9時頃、おかげさまでこのiPAL-NEXTは、100万アクセスを記録させてもらった。まずは、
 
とても感

 何も、よりによって、アクセス数が一番少ないお盆休みの真只中にこんなことになることもないのだが、ま、なったものはしょうがない。読者の皆さんに、とにかく大感謝!

 思い起こせば…【話が長くなりそうなので以下略】…だったなぁと思う今日この頃だ。
 
 ま、そんな過去はともかく未来の話。
 
 実は、100万アクセスを機に、ちょっとだけiPAL-NEXTの性格が変わるかもしれない、という話だ。別に、いきなりPocketPC専門のサイトになるとか、政治結社になるとか、宗教法人に衣替えするとか、もちろんそんな話じゃなくて、このサイトの性格である「お気楽更新」というテーマをさらに進めようかと思っている。そういう意味では、もっとお気楽更新」になる。
 
 とは言え、これまでのiPAL-NEXTが「お気楽更新」が、別に「量」的に少なかったとかそういうことじゃなかったように、もっとお気楽更新」になったiPAL-NEXTの「量」がもっと減るかどうか、じゃなく、「質」的にいろいろ手抜きも増えるだろうな、ということだ。
 
 その理由は、別にPalmが云々とかそんなんじゃなくて、個人的な事情による。またまた忙しくなってきたからだ。今のiPAL-NEXTでもパーム航空時代に比べれば、ずいぶんとお気楽に書いてきたつもりだが、それでもちょっとは気を使って書いたりしてきたことも多い。それをもうちょっとばかし進めようと思う。それが私の言うもっとお気楽更新」だ。
 
 どこがどう変わるのか?…ま、今だって、仕事の合間の息抜き替わりに更新させてもらってるだけなので、パッと見はあんまり変わらないかもしれない。でも、目に見えない部分で、(これがもっとも面倒なことだったりするのだが)気を使うべき箇所を、もっと気楽に書かせてもらおうと思う。
 
 近い将来には、もっと劇的な構造改革(ちょっとだけ小泉人気に便乗中!)についても考えていたりするが、今はこんな感じで、こっそりと、軽〜く、ちょびっとだけ性格付けだけを変更させてもらう。具体的にどこがどう変わるのか?…については、私自身にもイメージはないし、ま、それは見てのお楽しみ、ということで。
 
 そんな七面倒臭い話はともかく、100万アクセス、本当にありがとう!それもこれも、いろいろな方に見に来てもらっているおかげだ。そして、これからも、もっとお気楽更新」のiPAL-NEXTをよろしく!

  

↑ あ、そうそう、ぱーむ盆地さんからお祝いのお花をいただいた。感謝!


[1305] iPAL1476 BBSヘッドライン01/08/15 2001-08-15 (Wed)



■jfile互助会なんてのが有ったのですか 投稿者:IWA  投稿日: 8月11日(土)03時13分35秒

 …はい、あったのです。>JFile互助会

■第11回L-Palmオフラインミーティング(2周年記念オフ)のお知らせ 投稿者:Robby  投稿日: 8月11日(土)21時37分49秒

 …いつの間にか巨大化して、いつの間にかKAIZOチームまで内部に出来つつあるというL-Palm。おそるべし、だ。

■Palmでアート 投稿者:増井  投稿日: 8月13日(月)09時59分43秒

 「iPAL1466 新しいPalm系アート」を参照のこと。

■中国でもPDAブーム? 投稿者:丸玉  投稿日: 8月15日(水)05時31分19秒

 …とっても珍しい情報だ。それにしても丸玉さん、「青山ミチ」「白川和子」って…(笑)

 ●ノキアとモトローラ、今度はPDA市場で火花散らす(中国情報局)

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[1304] iPAL1475 ペンギンの手のひら 2001-08-15 (Wed)

 とうとうZDNetでも「m125」の噂が登場している。

■次に登場するPalmは「m125」?(ZDNet)

 また、PalmSpot.Net経由のGEEK.comにはその画像らしきものが出ている。

■PICTURES OF THE PALM m125(GEEK.com)



 なんか、ずいぶんペンギンっぽい配色になったな〜。ま、フェースプレートがあるから、どんな風にも変えられるんだけどネ。あ、そっか、SDカードも当然のように使えるんだ?
 
 さて、PDA Japanに出てる庄司さんのコラムは今日もなかなか鋭く、PalmOSのこれからを見つめている。
 
■[夏休み特集 コラム] Holiday Japan 08/15(PDA Japan)

 そう、まさにPalmOSは今、過渡期にある。不況の影響もあってコンシューマ相手の廉価ビジネスに限界が出てきつつある中、米国でも日本でも企業相手のビジネスこそが死活であり、しかもそれは近未来のシェアを決定づけそうな勢いを持っている。
 

 だが、機長は思う。ハンドヘルドデバイスがこのまま、企業ターゲットにハイエンド戦争に突入していくと、やがてそれはコンシューマから手の届かない世界に行ってしまう。ちょうどパソコンやゲームマシンがハイエンド競争の末に辿り着く先を失ってしまったように。しかし、このままコンシューマ相手の廉価ビジネスだけを続けていたら経済的に行き詰まる。進むも地獄、留まるも地獄の世界だが、このジャンルはすでに巨大ビジネスとして動き出している。果してそれはどこに進むのか?…その難しい戦いもまた、傍から見ている分には楽しかったりする。絶対矛盾の壁を乗り越えて、頑張れ!>PalmOSデバイスたち

  

 ※うををを!あともうちょっと。お盆真っ盛りの今日、このままだとiPAL-NEXTは…。


[1303] iPAL1474 Googleの退行型進化 2001-08-15 (Wed)

■Google日本語版、ジャンル別検索に対応した「ウェブディレクトリ」を開始(INTERNET Watch)

 という訳で、我らがGoogle日本語版が新サービスを始めた。まだβ版らしいのだが、ディレクトリー検索機能「ウェブディレクトリ」だ。

 どんなサービスなのかは、上記記事で理解してもらうとして、簡単に言うと、Yahooなどでおなじみのディレクトリサーチの分類法に、Google名物の「「PageRank」技術を適用し、重要度順にサイトを表示」してくれるらしい。
 
 さて、それでは早速だが、Palm関連のディレクトリがどんなことになっているのか、実際にページをめくってみよう!

 まずは、このトップページから!

最初のページ(Google ディレクトリ ホーム日本語版)

 …ここで「コンピュータ」というディレクトリを選ぶと、

World > Japanese > コンピュータ

 …ここでもちろん「ハードウェア」を選ぶと、
 
World > Japanese > コンピュータ > ハードウェア

 …まず驚くべきことに、同ディレクトリに並んでいる「PDA」「パーソナル・コンピュータ」「周辺機器」という3つの下部ディレクトリの中から、もちろん「PDA」を選ぶと、
 
●World > Japanese > コンピュータ > ハードウェア > PDA

 …ここでは、「PalmOS」グループのサイト群と、それ以外のOSのサイト群に分割されていた。もちろんここで「PalmOS」を選ぶと、
 
●World > Japanese > コンピュータ > ハードウェア > PDA > PalmOS

 …ここに、Palm系のサイトがズラリと並んでいる!ちなみに、パーム航空は、Muchy's Palmware Review!(1位)Simple-Palm(2位)Palmfan(3位)に続く4位という、休航中のサイトとしては大変光栄な順位をいただいている。感謝!

 ついでに英語版で調べてみると…
 
Computers > Systems > Handhelds > Palm OS

 …真上のディレクトリ構造からして違ったりするのだが、同ページでは、Palm Computing Home Page(1位=でも、正確にはPalm, Inc.のホームページだよね)O'Reilly PalmPilot Center(2位)Palm Operating System(3位)Palm Pilot Gear H.Q.(4位=これも正確にはPalmGear.comだよね、今は!)Palm Boulevard(5位)など有名サイトがズラリと並び、日本版とは違って「PalmOS」ディレクトリの内部にもさまざまな下部ディレクトリが並ぶ。また、これらとは別にこんなディレクトリまでが存在する。
 
Computers > Systems > Handhelds > Visor
 


[1302] iPAL1473 大幅値下げ一週間の成果 2001-08-15 (Wed)

 8月5日頃から始まったハンドスプリング社によるVisor数機種の大幅値下げだが、BCNモバイル部門(ウィークリー)の8月14日集計分では、ついにその影響が如実に現れてきた。
 
 ベスト10には値下げVisorの5機種が並び、トップ1〜3位を独占している。さらには、ベスト20のうち8機種がVisorだ。
 
1位 Visor Deluxe グラファイト
2位 Visor Platinum
3位 Visor Deluxe アイス

4位 CLIE サテンシルバー
5位 CLIE ラベンダーパープル

6位 Visor Deluxe ブルー
7位 ザウルス アイゲッティ(シャープ)
8位 GFORT(NTTドコモ)
9位 Visor Deluxe グリーン
10位 CASSIOPEIA E-750(カシオ)

 …と言う訳で、ご覧の通りPalmOSデバイスが1〜6位までを独占している。ホンダ全盛期のF1を思わせるスターティンググリッドぶりだ。ちなみに話題の「iPAQ Pocket PC H3630」はなんと20位、「Zaurus MI-E1」は19位だったりする。F1ならミナルディチームみたいな順位だ。(F1のたとえ話がわかりづらくすまない!)ちなみに、8月14日付けのデイリーでも、Visorは1〜2位を独占し、都合5機種をランクインさせている。



※さて、「昨日から今日がヤマ」と機長が予想したiPAL-NEXTのアクセス数100万突破だが、さすがにお盆休み中ということもあって、動きが鈍い。ま、今日中には達成するのでは?と予想しているが…。


[1301] iPAL1472 Visor AceとVisor Columbiaの噂。 2001-08-14 (Tue)

●追加情報アリ

 「iPAL1468 8/24+20」で、なぜこのタイミングでPalm社から「m125」が発表されようとしており、しかもその情報がまたしても漏れてしまったのか?…と書いたが、もしかしたらその真相かもしれない最新情報が飛び込んできた。つまり、Handspring社の新製品発表の噂だ。
 
■Rumor: Handspring to announce new PDAs next week (PDA Buzz)

 この記事、「噂:来週、Handspring社が新型PDAを発表する!」というかなり刺激的なタイトルだ。しかも、ようく見ると「new PDAsと、PDAが複数になっているのも注目。
 
 さて、記事を読み進めると、この「new PDAs」はどうやら、少し前に噂されていた「Visor Edgeカラー版」でも、もちろん「新しいワイヤレスコミュニケーター」でもない。
 
Visor Ace…この、ウルトラマンみたいなネーミングのマシンは、どうやら「Visor Deluxe」の後継機らしい。

Visor Columbia…続いてこちら、珈琲館のメニューにも似た名前のマシンは、なんでも「Visor Platinum」の後継機らしく、「16MB of RAM」を搭載しているらしい。

 さらにこの記事では、これら新製品の発表と前後して、今月8月19日には、「Visor Platinum」の値段が199ドルに、「Visor Edge」の値段が299ドルに下げられるだろうと予測している。このタイミングはPalm社の新型マシンと噂される「m125」(予価250ドル)を大いに意識した値段&タイミングと言える。
 
 ただ、この値段改訂に関しては、日本人としては8月初旬の日本法人のVisor機種の大幅値下げ「 iPAL1443 どっちに飛ぶのか、ハンドスプリング?」参照)が思い出される。普通に考えると、そうか!日本市場では何らかの理由により、この米国市場での値下げを先取りしたのか〜?!とも取れるのだが、どうやら違うらしい。まず、「Visor Edge」に関しては日本法人ではまだ大幅値下げを実施しておらず、今回の噂が本当だとすると「Visor Edge」の日本での値下げが保留された原因こそが8月19日に行われるというHandspring社の値下げにあったとも言える。一方の「Visor Platinum」に関してはすでに日本でも大幅値下げが実行されており、しかもその値段は米国市場で噂される値下げ幅よりもはるかに大きい。これらのことから、8月初旬の日本法人の値下げが米国市場とはあまり関係のない動きだったことが想像に難くない。
 
 さて、このタイミングで、周囲の予想とは裏腹に、Handspring社がまたまたモノクロマシンを出してきたことに関しては、近頃Compaq社などが荒らし回っている米国法人市場を除けば、まだまだアメリカでもハンドヘルド市場の主戦場は廉価モノクロ機種にあること、さらにHandspring社が目指すのが高級機というよりも国民機であるからも理論的にも整合性があり、それほど違和感はないのだが、今回のAceとColumbiaという2機種の噂は、果してどんな結末に落ちつくのか?!
 
 それにしても、今回もまたPalm社とHandspring社、両社のリーク合戦は意図的なのか、無意識なのか、凄いな〜!もっとも、まだまだあくまで噂の域を出てないんだけどね。
 
 

【追加情報】

 この記事は速報的な意味もあって、かなりアバウトな論評で終わっている感が否めないが、さすがPDA Japanのコラム「out of PDA-JAPAN 08/14 」(庄司さん)は、なかなか鋭い分析のオンパレードだった。

 Palm社「m500のセールスが振るわない」ために「カラーのm505と低価格のm125で利益を稼ぐっていうあたりが本音」では?…とか、「ユニバーサルコネクタ不足」のためにモデムなどの周辺機器整備が遅れて「ハードを売ることに目を奪われ、環境なきハードというのはいただけない」とか、Handspring社「モノクロ廉価版のリリース」するのは「カラー機が間に合わないということと、米国市場の停滞から廉価デバイスでの収益改善を計る」ためでは?…という分析はとっても鋭い!…などと、PDA Japan風に同コラムの概要をまとめてみた。


[1300] iPAL1471 トンパサイト 2001-08-14 (Tue)

■「トンパ文字」で遊ぶ『超漢字トンパサイト』オープン(CNET)

 ここで紹介されているサイトがこちら。
 
■超漢字トンパサイト(パーソナルメディア)

 だから何?…って質問されても困る。トンパ好きなので書いてみただけ。
 



[1299] iPAL1470 ドメ変告知 2001-08-14 (Tue)

 「全国PalmUG連絡会」(PUG-J)のURLが変更になったそうだ。旧URLは10月に入るといっさい仕えなくなるそうなので、関係各位は早めにリンクなどを変更しよう!

旧URL…http://pugo.fishbone.tm/pugj/

→新URL…http://pugo.fishbone.jp/pugj/

※古いURLは新URLと似てるけど、実は「.tm」が「.jp」に変わるという、かなり大きな変更だ。

 なお、同時にPUG-Jの世話人さんである瓜生さんが主宰する「PUGO」のURLも「http://pugo.fishbone.tm/」からhttp://pugo.fishbone.jp/」に変更された。関係者は要チェック!
 
 

※今日から明日がヤマと見た>100万アクセス


[1298] iPAL1469 絵日記でもよんでみようか 2001-08-14 (Tue)

 たまたま、リンクのお知らせを貰ったので拝見したゆみぞうさんのサイト「絵日記でもかいてみようか」が、なかなか楽しい。Palm系のサイトと呼ぶにはプレーンな、まさにタイトル通りの絵日記サイトなのだが、とにかくイラストが必見!とても楽しい。
 
  


[1297] iPAL1468 8/24+20 2001-08-14 (Tue)

■Palm m125: spec. slips out(The Register)

 上記のThe Registerの記事によると、すでに各所で噂されているPalm社の新製品「m125」がどうやら8月24日には発表されるらしい。ま、こーゆー場合、普通はアメリカ先行だが、過去の例もあるので日米同時なんてこともあるかもしれない。ないかもしれない。
 
 微妙な細かい差異をすっ飛ばせば、このマシン、m500タイプのユニバーサルコネクタとPalmOS 4.0を搭載したm105というか、だいたいそんな製品らしい。価格は250ドル。
 
 なぜ今?という疑問は残るが、まあ、Palm社の全製品をユニバーサルコネクタに変更していくためにはそろそろ、ということもあるのだろう。そうすることで周辺機器ベンダーとの新しい関係性も築きやすくなるからか?…でも、モノクロのビギナーマシンとしてはHandspring社がかなり値下げ路線を突っ走ってる(アメリカでは日本ほどじゃないが…)今、なかなかセールスポイントを見いだしにくいマシンではある。m100シリーズ名物のバリエーション豊かなフェースプレートが使えるのは素晴らしいことだが、サードパーティを使えばVisorの入門機でもこうした外観上のカラーバリエーションは可能だし、何かあっと驚くオマケでもつけてもらえると差別化は容易になるのだが…。
 
 ただ、今、Palm社は予想外の財政的ピンチの中、「ARMチップ/PalmOS 5.0時代」への大いなる過渡期にある。そんな同社を象徴する製品とは言える。それにしても今回の発売前情報漏れぶりは、やっぱり「わざと」なのか?と疑いたくなる今回の報道ぶり。「わざと」ならいいけど、でも、なんのために?

  

 ところで、先週の大幅値下げ以来まさに無敵というか、8月10日には1〜2位を独占した上にその他4機種、合計6機種がベスト10を占めていた「BCNランキングのモバイル(デイリー)」のVisor勢だったが、8月13日になっていきなり、それまでベスト20にも入っていなかった「m105」が第一位に躍り出た!m125発売の噂とともに、どこかで値下げでも始まったのか?とは言え、Visor旋風はいまだ衰えず、ベスト10に値下げ対象マシン4機種を送り込んでいる。


[1296] iPAL1467 携帯王国 2001-08-13 (Mon)

 PDA Japanで見つけたリンク記事。

■60歳代のケータイ平均所有率41%〜NTTドコモがシニア世代のケータイ利用実態を調査(携帯24)

 「首都圏30キロ以内」という調査エリアなどに多少なりとも作為を感じたりもするのだが、やっぱりこの数字は凄い!

 「60歳代の約4割が携帯電話・PHSを所有」「過去1年以内に携帯電話・PHSを使い始めた人が全体の35%」「メールを使う人が17%、着信メロディーを利用している人が全体の24%」など、興味深いデータが並んでいる。

 60代の皆さんの視力を見くびる訳じゃないが、あんな小さなモニタ&小さな文字でもメール使う気になってるんだろうか、と余計な心配までしてしまう。う〜ん、それにしても恐るべし携帯パワー!

 


[1295] iPAL1466 新しいPalm系アート 2001-08-13 (Mon)

 「 iPAL1455 SAYONARA, KAIZO」「iPAL1465 仕事の出来るお父さん」で、アート/KAIZO系のPalmサイトの連続終了(ひとつは「更新終了」、ひとつは「放置」)を紹介したら、iPAL-BBSに、まったく新しいPalm系アートの紹介があってビックリした。

 紹介者はおなじみ!CSL増井俊之さん。現在、東京は初台にあるNTT InterCommunication Center(ICC)で開催中の「企画展「John MAEDA: Post Digital」前田ジョン デジタルの先へ」では、PalmOSデバイスの液晶画面を使った、まったく新しいアート展が開かれているらしい。夏休みだし、行ってみる?
 
■「企画展「John MAEDA: Post Digital」前田ジョン デジタルの先へ」(ICC)
 


※似てるけど、こっちと間違わないように!こっちにもmuseumとかはあるんだけどね。

 


[1294] iPAL1465 仕事の出来るお父さん 2001-08-13 (Mon)

がんばってね!>仕事の出来るお父さん

 

↑ 本当に美しかったクリアボタン。まるで化粧品売り場のブランドモノ口紅みたいにきれいだった!



↑ Daiya HPアートのもうひとつの顔、グラフィティエリアCollection。

 

↑ JFileデータ作家としても名作を続々と!

 …個人的な事情はしょうがない。パーム航空だって、そんな理由で終わったわけだし。でも、Palm de COOL!DaiyaHP…と、アート/KAIZO系Palmサイトの連続終了はやっぱり残念!いつか帰ってきて、とまでは言わないので、どこかの世界で頑張って下さい!

ありがとう!>DaiyaHP


[1293] iPAL1464 二十歳の岐路 2001-08-13 (Mon)

■IBMパソコン発売20周年を祝う(CNET)

ここに出てくる「1981年に登場した米IBMのパソコンが革命的な機器となったのはなぜだろうか? 1つの理由は、付属の技術マニュアルだった」とか、「なぜ『Ctrl』、『Alt』、『Delete』キーを同時に押すことでプログラムを再起動できるのか? 理由はない。ブラッドレーが「イースターの卵」的な隠されたコマンドとしてプログラマー向けにコマンドコードを挿入したところ、ある雑誌がこの秘密を掲載し、それが一般ユーザーに広がった」…などの話は、パソコン創成期の神話としてとても楽しい話だが、これらのコメントが登場した「IBM初のデスクトップ・コンピューター発売20周年を祝う」イベントに出席した人々の中には、20年前の感慨に浸りつつも、迫り来るパソコン業界の新時代に向けて新しい動きを、楽観的に、あるいは悲観的に歩みつつある人間もいたようだ。

 CEOであるMichael Capellasさんが同イベントに出席したCOMPAQ社では、企業としての新しい形態を模索しつつある。
 
■コンパックのIBM化戦略 (CNET)

 同社は、「ただのハードウェア企業」からの脱却を模索している。
 
 また、さきのイベントにCEOであるTed Waittさんが出席したGateway社は、もっと切迫した事態に直面している。
 
■規模縮小で生き残りを図るゲートウェイ(CNET)

 海外市場の撤退を始め、かなりシリアスな現状にある。
 
 もちろん、世界的不況の影響もあるだろうが、その誕生以来20年たったパソコン業界は、大きな岐路に立っているようだ。

  


[1292] iPAL1463 間違いが許されない翻訳 2001-08-13 (Mon)

 「翻訳」というテーマのCNETニュース二題。
 
■翻訳してしゃべる携帯電話向けサービス「EZweb」で開始(CNET)

 かなり前から噂されてきた、音声読み上げに対応する携帯電話向けの英日/日英/日韓の自動翻訳サービスがいよいよ始まるらしい。基本機能としては、テキスト入力した言語をリアルタイムにテキスト翻訳してくれるらしいが、注目となるのは「「朗読」ボタンをクリックすると、サーバー側でリアルタイムに生成した音声データをダウンロードして再生。流暢な発音が聞ける」という機能!8月9日からEXwebで始まるこの機能が実現すれば、外人さんの前でも携帯電話で日本語を入力すれば、携帯電話から外国語の言葉が流れる。これは素晴らしい!でも、携帯電話向けのサービスだけに、この機能が一番欲しい海外ではこの機能を使いようがない。Oh, shit!

■犬に人間の言葉をしゃべらせる携帯端末『バウリンガル』 (CNET)

 こちらもある意味「翻訳」の話だ。ただし、犬の言葉を人間の言葉に翻訳してくれる機械だ。犬の首輪などに装着して使うらしい。開発したタカラと組んだのは、テレビなどでもしばしば見かけるこの人の会社、日本音響研究所
 


 いろいろ面白いことを考えるな〜。犬の鳴き声から判定した感情を、言葉としてディスプレーに表示することも可能だが、スピーカーから音声として流すことも出来るらしい。音声のバリエーションがどの程度あるのかまでは不明だが、「ムカつくっす!」とか、いきなり犬に言われたら驚くだろうな。将来的には「離れた所にいる愛犬から電子メールのメッセージが届く『バウリンガルメール』(仮称)、感情分析システムを搭載して犬の「通訳」をしてくれる室内型ロボット『DR-01』(仮称)も開発中」だそうだ。。嬉しい反面、動物とつきあう面白さが半減するような…。う〜ん、複雑な気持ちだ。
 
 …ところで、EZwebの喋る翻訳サービスにしろ、犬の鳴き声判定装置にしろ、万一、翻訳結果が間違ってしまったら取り返しがつかないことが起きそうな…。ま、そんなことはないと願うばかりだ。


[1291] iPAL1462 明日はどっちだ?欧州篇 2001-08-13 (Mon)

 With Palm Tonight,,,で見つけた記事「●これを見る限りではRIMをターゲットにしてるのかな」(2001/08/12)で紹介されていたZDNetの記事が、なかなか興味深いので、機長抄訳を載せる。

■Handheld chiefs look to new markets for growth(ZDNet/UK)

 記事タイトルは「ハンドヘルド業界のエース達は成長のために新しい市場を意識している」てな感じか、この記事では、最近のハンドヘルド業界を簡単にまとめつつ、US Bancorp Piper Jaffray Conferenceなるイベントに出席した同業界トップ達のコメントを紹介している。ただし、イギリス発信のニュースなので、普段のアメリカや日本発信のニュースとは、いささか違ったニュアンスであることは否めない。

【同記事の機長抄訳】
…例によってかなりいい加減な訳なので、原文で確認を!

今、ハンドヘルド市場は大きな転換期にさしかかっており、同市場のトップ企業は出荷シェアを落としている。また、キラーアプリの姿も見当たらないのが現状だ。だが、US Bancorp Piper Jaffray Conferenceにおいて、同市場で活躍する3つの企業のトップ達は強気の発言を行った。彼らはハンドヘルド市場がアメリカ市場で、その飛躍的な伸びをゆるやかなものにしつつある現状を認めながら、ヨーロッパ市場など、新しい市場の開拓を始めたばかりであると語った。

US Bancorp Piper Jaffray社のアナリストであるWilliam Crawfordさん「ハンドヘルド市場の混乱が収まって再び成長を始めるためにはもうあと1年ほどかかるだろう。その時、これまでは別々のマシンにおいて達成されてきた音声通信とデータ通信の2つの機能は、ひとつのデバイスにおいて実現されるはずだ」と語った。

 この点について、Handspring社のCEOであるDonna Dubinsky「だが、現状では、ひとつのデバイスで複数の機能を実現しようとする試みはうまくいっていない。その結果、欲しいアプリケーションを選ぶ際に、あまりにもたくさんの選択肢の中から選ばなければならない。ひとつの機能に特化したデバイスは、その他の機能ではあまりうまくいかないからだ。パーソナル・コンピューティング(データ通信)の未来は、つまりパーソナル・コミュニケーション(音声通信)の未来でもあります。これからは、ひとつのデバイスで、この2つの要素が実現される必要があります」と語った。
 
 一方、Palm社のCEOであるCarl Yankowskiさん「データ通信と音声通信が、ひとつのデバイス上において共存するまでの間、各ハンドヘルドメーカーはそのブランドイメージを消費者に固く印象づける必要がある。その意味では、PalmOSブランドはかなりいい線に来ている。とにかく、孤立したブランドが社会的に認識されることなど考えられないのだ。でも、我々は企業セールスの分野において、マーケティング的に必要なアグレッシブさに欠けていた。これからは、Microsoft社のファイルを手軽に扱えるDataViz社のソフトをm500シリーズにバンドルするなど、我が社は攻撃的に企業セールスの分野でも頑張っていくつもりだ」
 
 さらに、RIM社のCFOであるDennis Kavelmanさんは、「英国のBT Cellnet社やイタリアのData SpA社、Lotus社など、欧州の主要企業と提携して、ヨーロッパ市場やNotes経由の市場で販売規模を倍増させるかもしれない」と語った。


 …さて、以上が記事の抄訳だが、RIM社の具体的な戦略、Palm社の最近発表したばかりの企業戦略とこれまでの自己反省とともに、Handspring社の今後の展開がおぼろげながら見えてくるようなコメントだ。

    


[1290] iPAL1461 ホロン×ホロン 2001-08-12 (Sun)

 HOLON社という会社から、Palmで携帯電話スタイルの日本入力を実現するソフト「Woote(ウーテ)」が出るらしい。機長は携帯電話スタイルの入力があんまし速くないのでアレだけど、携帯電話スタイルの入力に慣れたユーザーには福音かも。本当は液晶画面よりはシリアルポート接続の外部キーボード(携帯電話型)の方が速そうな気もするけど。つーか、どうせなら、iアプリで、携帯電話をPalmOSデバイスの外付けキーボードにしちゃった方が、そっち派には便利かも。



 さて、機長はHOLON社といえば、Graffiti練習ソフトの「グラフィティスナイパー ゴルゴ13」が気に入っている。
 


 ま、たまにこの手のゲームをやると、しばらく使わないまま忘れていた特殊記号なんかのGraffitiを思い出すので、これはこれでありがたい。それと、やはりタイムを刻んでいくのは快感!でも、こんなゲームにはまっていたら、確実に誰かにバックを取られるだろう。それじゃ、スナイパーとしては失格だ。


[1289] iPAL1460 パーム総研#014 2001-08-12 (Sun)

 現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」9.1号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第14回目のテーマは「パーム社の復権」だ!…最近、暗いニュースと明るいニュースが交互に飛びだしてくるような同社の近況をまとめてみた!果して、パーム社はどっちに行くのか?!

 

 同じくPalm絡みの「PalmStreet」(by 野田まゆさん)のテーマは「置き換えソフトで予定管理の達人に」と題して、機長もイチオシの標準予定表の置き換えソフト「Datebk4」を詳細解説!意外と面倒くさがられる「Preferences」画面までどういう風に設定すればいいのか懇切丁寧に説明してくれている!Macユーザーのみならず、全PalmOSデバイスユーザーに便利な特集だ!必読!
 
 


[1288] iPAL1459 真夏のひなまつり 2001-08-12 (Sun)

 噂ではMLの登録者数が3桁近いという、女性だけのPalm系ユーザーグループL-Palmが、創立2周年記念オフとして「第11回L-Palmオフラインミーティング」を、8月25日(土)に開催するらしい。女性らしく、アクセサリーやメイク、料理にこだわる同UGの今回のテーマはなんでもドイツ料理らしい。申込〆切は8月15日24時まで。詳しくは下記リンクを参照。

 ●第11回L-Palmオフラインミーティング(2周年記念オフ)のお知らせ(iPAL-BBS)



 ※iPAL-NEXTがついに99万アクセスを記録!ををを!あと1万で100万アクセスだ!本当にいつも見に来てくれてる読者の皆さん、感謝、感謝、感謝!


[1287] iPAL1458 BBSヘッドライン01/08/10 2001-08-10 (Fri)



■ありがとうございました 投稿者:大西@京友禅Palm  投稿日: 8月 6日(月)02時48分43秒

 …そうそう、チャットルームを開設したくりすたるるーむがまもなく10万アクセスだ!

■PowerOne 投稿者:角健太郎  投稿日: 8月 6日(月)12時17分33秒

 …「iPAL1446 ぱわーわん。」で紹介した「PowerOneという関数電卓」についての、「まるごとPalm」角さんによるフォロー記事。どうやらこのソフト、デビューはPalmOS 4.0からで、てことはN600なんかよりも先にm505に搭載されていたらしい。同マシンの発表会では「「今回は、なんとカラー用にチューニングしたソフトをつけました! (バーン!)」といって発表」していたらしい。

■PowerOne電卓 投稿者:よねさん  投稿日: 8月 6日(月)18時53分10秒

 …上記と同じく「PowerOne」はm505に搭載されているよ、という報告とともに、EPSON社のリストモバイルの紹介。機長の場合は、このサイズの液晶だとどうしても、携帯電話と比較してしまう。どっちが便利か?って。液晶サイズと操作性のバランスはとっても難しい。

■宣伝 投稿者:IWA  投稿日: 8月10日(金)02時18分42秒

 …ふふふPalmでは、とうとうJFileのJ.J.Lehtoさん(元F1レーサー、じゃないよ)までもが、JFile互助会に入会してしまったほど異常な盛り上がりを見せる「JFileデータ」の世界。そんなJFileデータ界の新しい潮流が紹介されている。

■リキッドオーディーオのこと 投稿者:えりえり  投稿日: 8月10日(金)18時01分44秒

 …「iPAL1457 手のひらに音楽を!〜Palm, Inc.篇」で紹介したLiquid Audio社の音楽フォーマットが、すでにm100用MP3プレイヤー「porteson MP3 Player for Palm m100」で使われている、というWith Palm Tonight...えりえりさんからの情報。



【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!


[1286] iPAL1457 手のひらに音楽を!〜Palm, Inc.篇 2001-08-10 (Fri)

 WorP@holicで見つけた下記のニュース。

■Liquid AudioがPalmにライセンス供与,Palm機で音楽のダウンロードを可能に(IT PRo)

 CLIEやVsiorだけでなく、Palm純正ブランドでもLiquid Audio社と組んで、本格的な音楽再生が可能に!というお話。でも、ひとこと。「CDと同程度の音質を持つ音楽ファイルのストリーミング再生やダウンロード,購入が可能」って、重くない?すんげえ重そうだし、課金もハンパじゃないような気がするんだけど、どうなんだろう?重くなけりゃ、これほど素晴らしいことはないんだけど…。

 Liquid Audio社と言えば、ちょっと前にこんなニュースが飛びだして、驚いたけど、まさかPalmと組んでくるとは?!もちろん、今回Palm社と組んだのは米国の総本家の方!


[1285] iPAL1456 おっと、いつの間に?! 2001-08-09 (Thu)

 何が驚いたと言って、いつの間にかPALMLINKPALMLINK BBSが出来ていた!2周年記念事業の一貫らしい。

 ところで、ココを見ると、値下げしたVisorが連日売れまくっているようだ。1−2−3独占だ!何はともあれ、価格破壊には意味があったらしい。

※さて、iPAL-NEXTが98万アクセス!本当に本当にありがとう!あと2万アクセスだ!


[1284] iPAL1455 SAYONARA, KAIZO 2001-08-08 (Wed)

 そうか、始まりは1999年4月だったのか?日本のPalm系サイトではもっとも海外で注目されたもののひとつであると言っても良かったサイト「Palm de COOL!」が、その偉大なる2年余の歴史の幕を閉じた。これまでに、サイト主宰者モーリーさんSANAIさん、そして彼らに共鳴した、本当にたくさんの人たちが見せてくれた数々の夢、「KAIZO」(改造)の名を海外にまで広めたその素晴らしい夢の数々はかの地に永久保存となった。



↑ 電車の中でもTapStepMusicというゲームをやりたいという理由で、Palm IIIにイヤホンをつけてしまった!(1999.11.17)



↑ 幕2Kのイベントでは、Palm IIIを使ってBGMを演奏!(2000.02.20)





↑ ある意味、一時代を築いた「Knight Rider」(2000.02.27)



↑ 本当に便利だった「NOKIA Patchin'」!(2000.05.25)



↑ 豪華作家陣による超大型プロジェクトだった「彩雲昇龍」!(2000.12.04)

 …他にも、同サイトには本当にたくさんのKAIZOの夢が詰まっている。

ありがとう!>Palm de COOL!

 彼らが残した夢の数々はこの本でも見ることが出来る。そして追体験することも出来る。





さようなら!


[1283] iPAL1454 珍しくゲームレビューを書いてみる。 2001-08-08 (Wed)

 とある、PalmOSデバイス用のゲームを紹介する。

■PCCM Hi and Low(大阪Palm III)

 ゲームの完成度はお世辞にも素晴らしいとは言えない。でも、しっかりと完結している。バランスも悪くない。複雑なゲームを期待すると裏切られるが、ある種の「エスパーゲーム」だと思うと、なんだかものすごく意地になるくらいハマってしまう。そんな不思議なゲームだ。ちなみに機長の現在の最高得点は11点。
 
 

 このゲームを作った作者は誰あろう?日本最大のゲーム系Palmwareレビューページ「大阪Palm III〜遊ぶゾウ!」の管理人・NAS芹沢さんだ。機長が知るかぎり、おそくらこれが彼の作った生まれて初めてのPalmwareのはずだ。彼のサイト大阪Palm IIIの開設三周年記念作品だそうだ。
 
 だから意外と最初は、彼の作った生まれて初めてのPalmwareをナメていた。実際にアイコンをタップしても、彼が普段紹介しているような賑やかなエンターテインメントな画面は登場しない。とってもとっても地味なソフトだ。ところが困ったことに、機長はハマってしまった。

 このNAS芹沢さんが作ったゲームにハマった瞬間、機長は心の中で叫んでいた。「よっし、Aだ!」とか「3かぁ〜、行ける行ける!」…などなど。あるいは「次の結果で明日の運勢が決まる!」とか「あと2回はチャンスが続くだろう!うん、きっと続く!続くはずだ!えいっ!」…などなど。

 ゲーム自体は、本当に地味で真面目でつつましやかだ。でも、そのシンプルさゆえに、プレーする自分の中に物語が生まれる瞬間がある。この快感は複雑なゲームばかりやっていたのでは味わえない、なんとも言えない快感だ。やっぱりバランスがいいのかな〜とも思う。でも、処女作でそこまで煮詰められるものなのだろうか?(無理じゃないかな、とも思う)

 珍しく、ゲームレビューを書いてみた。

 祝!>大阪Palm III開設三周年


[1282] iPAL1453 動画×動画 2001-08-07 (Tue)

■ドコモはテレビの幻想を追い求めるのはやめるべきだ(ZDNet/Mobile CHANNEL)

 機長はこれまでもたびたびドコモの動画配信の意図がわからないし、同社が方向性をそっちに絞ってくれてるかぎり、ケータイvsハンドヘルドという手のひらやポケット内での似たもの闘争で当面ハンドヘルドデバイスの未来は明るい、というようなことを書いてきたつもりだが、上記の記事にはとても親近感を覚えた。
 
 ただ、同記事で扱っている「“非公式動画サイト”市場」というのなら、マーケットとして成立するかどうかはともかく、「アリ」かもね、と思う。ただ、あの画面サイズのままでは映して意味のあるものは結構限られるかもしれないが…。
 
 ところで、動画がらみの情報として、いつも鋭い視点で自由にモバイルワールドを斬っているWorkPadでござる!の「とある指摘」について触れておきたい。
 
■第245話<Palmの前に買うべきもの その11>(Palmどたばた物語)H13.8.7

 上記コラムの中に下記のような記述がある。
 
「CLIE'2.5号機は「AV機能」を削除したモデルだと認識していたから、このページでこのCLIE'の特集コーナーで「テレビ録画(動画)」について説明していることに違和感を感じた」

 ここで筆者のilovemacさんが書くところの「CLIE'2.5号機」とは「PEG-N600C」のことであり、「このページ」とは「SONYのPEG-N600CのHP」のことだ。詳しくは上記リンクを辿ってもらうとして、音声機能のないPEG-N600Cの解説に「「クリエ」で広がる、手のひらテレビ生活」というタイトルのページがあり、そこには「録画番組を「メモリースティック」で持ち出し、外出先で再生」とか書いてある。そのくせ、小さなフォントで「※音声再生は行えません。映像のみ」と書いてあるのはどうよ?…というのが筆者の主張だ。
 
 まったく同感だ。そりゃあ、同ページの記述に間違いはないよ。テレビ録画は出来るんだから。でも、音声無しでテレビの録画を見たい人が地球上にどれぐらいいるんだろう?まったくいないとは思わない。でも、でも、これはあまりにもあくどいだろう!「女の子はよりどりみどりです!」と大声で店に呼び込まれて、店内に小さな貼紙があって「※でも、ひとことも会話したり、いっさい触っちゃいけませんよ!」と書いてあるようなものだ。
 
 実を言うと、正確には、同PEG-N600Cのページには、ちゃんと音声機能が使えないことを意味する言葉が書いてある。
 
「野球やサッカーなどを見たり、気になる著名人やシーンを仲間に見せたりと、音声にとらわれないテレビの楽しみが広がります」

 これもかなりおかしな表現だ。確かにこの巧妙な文章の中の「野球やサッカー」は音声なんかなくても最低限の試合内容がわかるからまあよしとしよう、「気になる著名人やシーンを仲間に見せたり」はただの見せびらかしだから音声なんかなくても周囲は驚くだろう、ぐらいの意味と解釈してまあよしとしよう。が、ハッキリ言おう。「音声にとらわれないテレビの楽しみ」を広げたい人ってどんな人?機長にはさっぱり浮かばない。

 とくにハンドヘルドデバイスはまだまだこれからのメディアだ。一番の味方は「使ってみたら便利だった!」だし、一番の敵は「買ったけど失望した!」な訳だ。そんな時、「テレビ録画が出来るのか?それじゃあ!」とこの製品を買ってしまった人の失望感を、同社はどんな風に解消してあげるつもりなのだろう?「今は出来ませんがまもなく対応します」というSONYお得意の「とにかくリリースは急ぐぜ戦略」の一貫だというなら話はまだわかる。でも、PEG-N600Cに音声機能がつく可能性が永遠にないのだとしたら、こういう宣伝方法はとても良くないことだと思う。とくに、特殊なVAIOと一緒じゃないと使えない機能なだけに、万一ユーザーが勘違いすると、取り返しのつかない失望感もしくは怒りとなる。インターネット時代、この怒りがネットに流れたら、これを取り消すのにどれほどの出費が必要になるか?未来は売ってもいいけど、決して来ない未来は売って欲しくない。即刻このページを削除するか、あるいは、「※音声再生は行えません。映像のみ」という文字を48ポイントぐらいの大きなフォントで表示するようにして欲しいと思うがどうだろう?
 
 あまりにあまりな話だったので、動画ついでに書いてみたが、気づいたら、本題よりも長くなってしまった。
 
※それどころか、ilovemacさんの原文よりも長くなってしまったかもしれない。申し訳ない!

 ↑だから、大きく書けってば!
 
 


[1281] iPAL1452 Compaq躍進も、Palmの逆襲が始まる! 2001-08-07 (Tue)

●追加情報アリ ●追加情報2アリ

 しばらくPocketPC寄りの数字や、PalmOS寄りの数字など、それぞれの陣営にとって有利なデータが各種、作為的にタイミングを変更しながら流されてきた感じのあるハンドヘルド市場だが、またまた新しい数字が発表された。
 
■Handheld June quarter sales lower(CBS MarketWatch)

 この記事によると、ハンドヘルド業界のトップランナーであるPalm社は、前四半期から今期の第2四半期にかけて、なんとシェアを21%も落としたというのだ!
 
 元データは、Gartnerグループのリサーチ会社であるDataquest社が発表したもの。これによると、まずはハンドヘルド市場そのものの出荷合計が第1四半期の3,600万台から第2四半期には2,800万台へと、およそ800万台も販売台数を落としたという。
 
 そんな中、業界最大シェアを誇るPalm社が前期の50%から今期は32%へと21%もシェアを落とし、逆に、iPAQが絶好調のCompaq社は前期の8%から今期は16%とシェアを倍増させた。一方、業界第二位の座を長らく保ってきたHandspring社が前期の16%から今期は11%とシェアを5%も落とし、結果、Compaq社にシェア第2位の座を奪われた。以下、Hewlett-Packard社は4%から7%へとシェアを伸ばし、BlackBerryでおなじみのRIM社は4.6%から4.1%とわずかにシェアを落としている。
 
 ただし、アメリカ国内に限ると、Palm社は依然40%のシェアを、Handspring社は17%を維持、Compaq社は16%のため、ここでは依然3位のままだ。
 
 とうとう、Palm社とHandspring社にとって最悪だった時期、Compaq社にとっては最良の時期の第2四半期のデータが出てきた恰好だ。アメリカ国内に限ってはまずまずのPalmOSデバイス陣営だが、全世界トータルではかなり数字を落としている。
 
 ところで、忘れてならないのは、このデータがあくまで出荷数を元にしたデータであること。実際に売れたかどうかの数字ではない。「iPAL1346 5月期のシェアでPalm社、思いっきり復活!」でも紹介したように、小売店での販売実数ではまだまだ頑張っているPalmOSデバイスだが、「greater growth in the corporate sales market(企業セールスでの飛躍的な販売台数)が含まれているらしい出荷台数では、かなりCompaq社に追い上げられている。がんばれ!>PalmOS陣営!
 


【追加情報】

 上記と同じ元データであるDataquest社の他、Context Institute社NPD Intelect社のデータに基づくZDNetの記事が出た。
 
■Pocket PC,好調な伸び――だがPalmの首位はまだ安泰(1)(ZDNet/PalmOS)
■Pocket PC,好調な伸び――だがPalmの首位はまだ安泰(2)(ZDNet/PalmOS)

 ここでは、上の記事では触れられなかったいくつかのデータが紹介されている。
 
●去年に比べれば伸びているハンドヘルド製品の売上!
「米国の小売り市場におけるハンドヘルド製品の売上は,第1四半期から第2四半期にかけて7%下落した。だが前年同期比では50%の伸びだという。またContextの調べでは,欧州市場における今年上半期のハンドへルド製品の売上は,前年比65%の増加を見せている」

●米国市場でHPが激増、RIMも微増!
「米国市場でのHandspringのシェアは21.7%から17.3%に下落,Compaqのシェアは7.4%から16%へと拡大している。HPも躍進を遂げて3%から8.4%にシェアを伸ばした。RIMのシェアも7.6%から8.2%に拡大した」

●欧州市場でのCompaq社の驚異的な伸び!
「Contextの調べでは,欧州市場においてはPalmの第2四半期の出荷台数は前年比37%減。かたやCompaqは917%の伸びを示したという」
「Contextによると欧州市場での今年上半期の累計では,Palmの出荷台数は前年比で38%の増加を見せており,欧州PDA市場全体の中で,Palmは49.4%のシェアを占めた。Compaqがシェア21%でこれに続き,さらに11%のPsionがその後に付けている。4位はHandspringでシェア6%。第5位はシェア5%のHPだ」

 さらに、同記事では、記事タイトルにもなっている「だがPalmの首位はまだ安泰」の論拠をいくつか並べている。
 
●データ的に「出荷」の数字である限り、Palmにとってはもっともつらい時期だった!
「Palmは在庫の問題を抱えていたため,第2四半期にはさほど製品を出荷しなかった。われわれは“セルスルー”に目を向ける必要がある。この点では全体的に,前年対比で引き続きかなりの伸びが見られた」(NPDのアナリスト、Stephan Bakerさんのコメント)
「Palmが“過渡期の問題”と呼ぶ問題が(第2四半期の)出荷台数に影響を及ぼしたことは明らかだ。Palmは新たな製品の出荷のために,旧来モデルの在庫を処分するのに必死だったのだから」(Contextのアナリスト、Jeremy Daviesさんのコメント)

●第2四半期の終わりに登場したm505が絶好調だ!
「「Palmがm505をリリースしたのは第2四半期も終わりにさしかかってからだが,それでもこの製品は(第2四半期のこの分野の売れ筋商品の)4位につけた」とBaker氏。実際,第2四半期に最もよく売れたハンドヘルド製品トップ10のリストで,Palmは7つのポジションを確保している」

●Palm社のビジネス戦略が始まった!
「Palmはまた,勢いを盛り返そうと大がかりなビジネス戦略の転換を図っている。7月後半,同社はPalm OS専門の子会社の設置を発表した」

 …と、かなりPalm社に好意的な分析結果が並ぶ。しかし、Compaq社はまったく侮れない存在であることを最後に強調している。
 
 そんなPalm社のビジネス戦略を象徴するニュースがCNETにも出ている。
 
■『Palm』でプレゼンテーションに備える(CNET)

 これによると、米DataViz社の製品パッケージ「Documents To Go Professional Edition 4.0」には、「Word」や「Excel」はもちろん「PowerPoint」で作成したファイルも見られる「Slideshow To Go」というアプリケーションが入っており、「Palm機器の小さな画面でプレゼンテーションの流れや発表用の原稿を確認し、スライドを見ることができる」そうだ。Palm社では、この「Documents To Go Professional Edition 4.0」を同社の主力商品であるm500シリーズにバンドルさせる計画だそうだ。

 Palm社がついにビジネス戦線に本格的な参入を目指す!
 


 

【追加情報】2

■米Gartner,2001年第2四半期のハンドヘルドの出荷台数が第1四半期を下回ったと発表(ZDNet/PalmOS)

 今回、Gartner Dataquest社が発表したハンドヘルドデバイスに関するデータをちゃんと表にしている。わかりやすいのでBookmarkがわりにリンクしておく。


[1280] iPAL1451 Handspringの夢。 2001-08-07 (Tue)

 ついさっき、日本のハンドスプリング社についての生の声を書いたばかりだが、今度はアメリカ本社の声が聞こえてきた。

■Handheld and Hopeful〜Money-losing Handspring sees potential in expanding market for wireless devices(San Francisco Chronicle)

   ← DonnaとRob

「ハンドヘルドと希望〜資産を減らしたHandspring社は、拡大するワイヤレスデバイス市場のポテンシャルに注目している」と題されたSan Francisco Chronicleの記事だ。

 この記事には、同社のカリスマであるJeff Hawkinsを除く「Palm's all-star team」(初期Palmを作ったオールスターチームの意味か?)のメンバーたちが登場して、Handspring社の現状を地元紙ゆえの気安さなのか、かなり開けっ広げに語っている。
 
 最初に登場するのは、日本でも馴染みの深い、同社のソフトウェアとインターフェースのディレクターであるRob Haitaniだ。彼はまず「今、Palmを作っていたあの頃と同じ気分なんだ」と語っている。彼が「Palmを作っていた初期の頃と同じ気分」と語ったのは、彼らが今まさに新たに挑戦しようとしているワイヤレスデバイスについての情熱だ。かつて失敗だらけのハンドヘルド市場にPalmPilot(当時はPILOTという商品名)を製作し、それを引っさげて飛び込んだ時の情熱で、彼らは数百万人の人間がインターネットにアクセスするための新しい方法を開発しているというのだ。
 
 現在、Handspring社はハンドヘルドデバイスの世界で、Palm社に継ぐ業界第2位のシェアを占めているが、その過程における価格戦争や供給過多と主力商品の伸び悩みのために、第4四半期の損失は6700万ドルに登り、全社員のうちの9%のレイオフという現状を迎えている。そして、同社の新COOであるEd Colliganは、もっとハッキリと、そのサイズのためにカラー液晶と拡張スロットを犠牲にした「VisorEdge」の開発を失敗だったと認めた。さらに、時代はすでに動いていた。Microsoft社の製品がパワフルなデバイスをリリースし、SONYがエンターテインメントなマシンで注目され、携帯電話会社が複合マシンを次々とリリースしてきた。そんな中、そのサイズがデカすぎて値段が高すぎた製品である「VisorPhone」は各種企業の期待に添えなかったため、最初の定価である299ドルから、最近99ドルに値段を落とした。

 こうした失敗について、同社CEOであるDonna Dubinskyはいともあっさりと認めている。(VisorPhoneに)競争力がなかったことを隠すつもりはありません」そして、これに呼応するように業界ウォッチャーたちは言う。「Handspring社の用心深いリーダーシップはまだ健在だ」と。さらに、記事は数百万単位のPDA市場を自ら作った由緒ある血統が今、Handspring社を悲劇から救って、業界のリーダーに浮かび上がろうとしていると書いている。そして最後に、Donna Dubinskyはこう締めくくっている。
 
「我々は、新しいコミュニケイターデバイスの分野で、現在の沈滞ムードから立ち上がるつもりよ!」

 …さて、以下は機長の感想だ。
 
 この、全世界を巻き込んだ不景気の中、かなり新しいジャンルであるハンドヘルドデバイスの世界でも、とても厳しい状況が続いている。だが、彼らならやってくれそうな気がする。そう、かつてハンドヘルド不毛の地での失敗から、素晴らしい成功(PalmPilot)を導き出したように。
 


[1279] iPAL1450 戦略的価格破壊 2001-08-07 (Tue)

●追加情報アリ

■価格破壊は止まらない!? Visorシリーズの大幅値下げについてハンドスプリングに聞く(ZDNet/PalmOS)

 正式な発表が遅れたためにいろいろ物議を醸したハンドスプリング社の思い切った値段改訂について、とうとう同社(ハンドスプリング広報,藤島眞知子さん)からのコメントが発表された。

 それによると、今回の値段改訂はかなり戦略的な意味が深いらしい。機長も「iPAL1443 どっちに飛ぶのか、ハンドスプリング?」で書いたように、モデル機がシステム手帳と競合する値段設定をするというのは、かなり意味のあることだと思う。とくに、今のところハイエンド路線とは違う方向を向いているように思われる同社の製品が、PocketPCよりも「紙」をライバル視するというのは理にかなった戦略と言えるかもしれない。

 なお、もうひとつの噂である新機種については「ノーコメント」ということだ。う〜ん、どうなんだろう?ちなみに、一部では在庫限りと噂されたりもしたが、「今回値下げが行われた機種に関しても,在庫限りの値下げではなく,この価格で販売を続けていく」ということだ。

 ところで、今回の思い切った価格改訂の成果は?というと…

■9,800円のVisor Delux,在庫一掃の売れ行き(ZDNet/PalmOS)

 どうやら、まずは大成功ということらしい。機能で勝負するか、値段で勝負するか?…今回のハンドスプリング社の思い切ったチャレンジにより、ハンドヘルドの世界にも新しい地平が広がるかもしれない。まるで、外食産業におけるマクドナルドや吉野家のように!

 

【追加情報】

 さらに続報が続いた。

■今回の大幅値下げは日本市場のみ - 日本市場に対し柔軟な対応を図るハンドスプリング(ZDNet/PalmOS)

 このニュースの要旨はタイトルの通りだ。実際、BCN調べのモバイル部門ランキングで、8月3日までベスト20以内にハンドスプリング社の製品は「Visor Edge メタリックシルバー」(14位)のみが一台だけ滑り込んでいたのだが、8月6日にはベスト20位以内にカラーバリエーションも含めて9台滑り込んでおり、1位と2位を占めた新製品「PEG-N600C」以下の3位から5位までを「Visor Deluxeグラファイト」「Visor Platinum」「Visor Deluxeアイス」の値下げ3機種が独占している。さらに8月7日にはベスト20位中に8台が滑り込んで、(おそらくは値下げのために)1位に復活した「WorkPad c3」に続いて、「Visor Deluxeアイス」「Visor Deluxeグラファイト」が2〜3位を占めて、PEG-N600Cの2カラー(4位と7位)を挟んで、5〜6位に「Visor Deluxeブルー」「Visor Platinum」、8位に「Visor Prism バリューセット(C@rdH"64petit同梱)」が滑り込んでいる。値下げしたVisor機種はすべて売れまくっており、逆に値下げ前までベスト20位以内にいたものの、今回値下げが見送られた「Visor Edge」シリーズはベスト20位から完全に姿を消している。(おそらくは値下げにより)復活第一位を獲得した「WorkPad c3」もが証明しているように、日本ではどうやら、値段が下がると売れるという現実は、かなりリアリティのあることらしい。

 


[1278] iPAL1449 ランドセル? 2001-08-07 (Tue)

 「iPAL1398 子泣きジジイ?」で紹介した、ハギワラシスコム社「PEG-N600C/700C専用CF型データ通信カードアダプタ」が同社から正式に発表された。
 
■クリエとデータ通信カードを接続『Communication Card Adapter』の発売について(ハギワラシスコム)

■ハギワラシスコム,PEG-N600C/700C専用CF型データ通信カードアダプタを発表(Mobile NEWS)



 前回「子泣きジジイ」なんて書いちゃったせいか、発表された画像は見事に角度が厚みを誤魔化してるような…。でも、CLIE初のCFアダプタには期待!かなり欲しい!でも、その前に、厚みがどれぐらいなのか、ちょっと知りたいような…。

 


[1277] iPAL1448 仕事以外で楽しいのは? 2001-08-06 (Mon)

■PalmデバイスにはPocketPCに負けない利点がある - モバイルビジネスソリューションセミナー(ZDNet/PalmOS)

 上記記事に「現場の営業マンはPocketPCの導入を望んでいることが多いが,上層部は多くの機能を備えたPocketPCを営業マンが仕事以外のことに利用するのではないかと危惧する場合もあり,その意味でPalmデバイスは好意的に受け入れられることが多い」という、大塚商会マーケティング部の係長、矢田伸一さんのコメントが出てる。

 うん、「現場の営業マンはPocketPCの導入を望んでいることが多い」かどうかは知らないし、確かにPocketPCには機能が多いが、仕事以外のことで利用する、たとえばゲームの数だったらPalmOSの方が断然多いような気も…。

 ま、それはともかく、多機能を欲しがるコンシューマーの声と、ビジネスユースでは肝心のシンプルな機能性、この二つを同時に追求するというのは、そうそう簡単なことではないが、是非とも完遂して欲しいぞ!>PalmOS


[1276] iPAL1447 夏のいろいろ。 2001-08-06 (Mon)

 いくつかBookmark替わりの短信。

■次のVisorは?(AD-Visor)2001.08.05 21:15

 Visor各機種の値下げに絡んで、いくつかのショッキングな噂が並んだ同サイトに、ようやくホッとするような新しい噂が出ていた。「VisorPro」という新製品の噂。Deluxe筐体に16MB化したPlatinum、Prismと同じ充電方式を詰め込んだ製品だとか?そのための値下げなら、かなり合点がいく。それにしても同サイトの黒バックの記事群は迫力がある。ま、あくまで噂の話だからネ。
 
■MacのiTunesで作成したMP3データをCLIEのAudioPlayer2でアーティスト名、曲名を正しく表示させる方法(CLIE User Club!)2001.8.5(日)

 PEG-N700CでMacintoshな母艦を持つユーザー限定の情報だが、とても役立つ!
 
■PalmComputing Platformの日本市場への導入事例(Palmfan)Aug,6.2001

 PalmOS日本語版の開発を行ったBawne Global Solutions社ケーススタディリポートが紹介されている。うむうむ!
 
■Xiino Xip 10β1日本語版リリース開始(PDA Japan)2001/08/04

 どうやらZipフォーマットで圧縮されたファイルをPalmOS搭載機で解凍出来るらしい。これは面白い。
 
   


[1275] iPAL1446 ぱわーわん。 2001-08-06 (Mon)

iPAL-NEXTのLONG COLUMNS「N600の話【総集編】〜(4)いきなりのまとめ」に載せた下記のスクリーンショット。



 これの正体がわかった!
 
■色々新しい情報が・・・(たきのVisor・Clie日記)2001/08/05 (日)

 どうやら「PowerOneという関数電卓」というらしい。たきさんの話はアメリカ発売のN610の話なので、N600とはまた別の視点からのリポートになっている。

 ← いつの間にかサイト名が変わっていることに気づいた。以前は「たきさん」が男性じゃなかったことに気づいて驚かされたことも!
 
※ところで、iPAL-NEXTが97万アクセスを達成。あともうちょっと…。いつも感謝!